突然襲った、熱海市伊豆山の土石流。原因の一つと考えられる、近くの山頂に出来たメガソーラーについての考察。 人災かも!
熱海市伊豆山の街の中を一気通貫した土石流。あまりにも衝撃的で、全国に報道された。オイラの地域は熱海市でも南熱海の方で、今回の現場から直線距離で7.5キロ南に下った方。お互い山裾を抱えた謂わば扇状地なのだが、オイラの方はゆったりなだらかな扇状地、伊豆山地域は急峻な扇状地といったところか。2日に傍にある伊東線の鉄道の法面(のりめん)の一部が、線路の地下を鉄砲水が発生して、法面の一部(巾5m前後)が崩れて、伊東線は運休となった。この法面にはあじさいを一面に植樹してあり、あじさい通りと名付けられている。重機と作業員20名程で復旧作業をしていた。以前あまりこのようなことはなかったが。
そして次の3日午前10時半ごろ、今度は伊豆山地区で、土石流が発生し、約130棟の建物が流されたり、損傷を受けたりした。現在報道では安否不明者が20名と出ているが、こんな少数ではないと思う。ほとんどが泥流の下に埋まっているのではないかと思う。事務所でネットサーフィンをしていて、その場面の動画サイト、またLINEで動画が送られてきて知った次第。こりゃ凄いというのが第一印象。その日はLINEの友達や電話で知り合いから、「大丈夫か?」が数々来た。四国の高知の知人からも。NZのダニーデン住まいのでんこさんからも。NZでもこのニュースは報道されているようだ。まぁ、あれだけ派手にTVで報道されれば、連絡の一つもしたくなるだろう。オイラの手製雨量計では、6月30日から雨が激しくなり、3日まで一時豪雨となっていた。総雨量は300ミリ前後降ったことになる。今まで台風時でもこのぐらいの総雨量は降ったことはあり、そんなに珍しいことではない。・・・・・・・・
これがその場面の衝撃動画 山津波
じつは、ここ数十年、この地域でこれほどの土石流は発生していなかった。もちろん熱海市内は、数え切れないくらい、ハザードマップ上には、土石流危険地域指定ヶ所はある。山が迫っている地域だから当たり前なのだが。まぁ、小さいがけ崩れは何度もあったかもしれないが、今回程山から海まで土石流が届くというのは、数百年に1回あるかどうかだろう。また伊豆大島で過去にあった総雨量500ミリの大災害。これほどの雨量ではなかった。
そこで、グーグル・アースで上からこの地域を眺めて見た。そしたらちょうど近くにある伊豆山神社の山側をはるかに登ると、本宮社があるのだが、ここは数年前、東京から熱海の別荘マンションに滞在に来るイサ坊と一緒に伊豆山神社にお参りした際、行ってみようと登ったところだが、この付近で地肌が見えている場所が2つあった。一つは長細い地肌、もう一つが扁平四角の地肌。かなりの面積だと思う。
これは2枚とも同じ場所だ。左写真は最近のもの。右側写真は2017年当時のもの。左写真には太陽光パネルが敷き詰められている。これが伊豆山メガソーラーだった。つまり、右側は山の頂上を造成中、そして左写真は、造成が終わって太陽光パネルを敷き詰めた2020年頃のものだ。また扁平四角形の地肌が見える場所は何なのだろう。ネットで情報を集めていたら、とんでもないシーンの画像があった。その扁平四角形の土地が、ずっぽり崩壊し土石流となって下に崩壊しているのだ。ここは何だったのだろう。最近の写真でも草木が生えていない。現役の土砂捨場として利用されていたように見える。何もしなければ、5年~10年で雑木林になってしまうはず。
左側にそのメガソーラーの一部が写っていて、本宮社近くの扁平四角形の土地が土石流となって下に崩壊している。いわゆる円弧すべりが発生したのだ。これが街を襲った土石流の出発点(起点)のようだ。テレビ報道で何かおかしいと感じるのは、土石流があれば、航空からのビデオでその出発点から経路をたどって街なかまで映すはずなのに、ここだけしか映さない。まぁ、天気が良くなれば、ドローンを飛ばして検証をすると思うが。
その結果、このように黄色で示した流れは土石流で実際確証済み、そして赤色の流れは大量の雨水の流れという推定だ。これがふもとで混合され、膨大な泥流となって街下に土石流となって下ったのではないだろうか?これまであった森林を伐採すれば、まず地面での保水力は大幅に減少するはずだ。まして太陽光パネルを敷き詰めてあるということは、膨大な量の雨水は地面に吸収されず、そのまま下方に流れて行く。また黄色で示した流れも、メガソーラー側からの雨水の溢れの影響を受けないはずがない。2つの濁流が合わさって今回の異常といえるような土石流(山津波)が起こったのではと考える。天気が良くなったら、その検証をしっかりやってほしい。
大昔、ペンション3軒集合の建設の設計で敷地面積が3000㎡を超え、開発行為許可申請をしたことがあるが、その時山の雨量計算をした。その山の斜面の角度、地質、などで総合的に豪雨時にどれだけの雨水が発生し、それにあった排水計画をしなければならなかったという思い出がある。基本は宅地造成に絡むものだったが、それ以外にはゴルフ場建設だった。しかしこのメガソーラーは、建築物でもなく、工作物でもない。実際この設計はしたことがないが、山の場合、ほとんどが太陽光を全面拾うため、山の頂上に造成されることが多い。当然森林伐採、切土盛土もあり、土地の形質を変えることになるが、重要なのは、雨水の流れが変わり、また排水しなければならない量も多くなる。ところがこれに対する規制が追いついていないことが、重要な問題なのだ。因みにグーグルアースでこのメガソーラー造成の敷地面積を計測すると、約2万3千㎡となった。そうとう大規模な造成だった。300ミリの総雨量だとすると、ここだけで、300L/㎡☓23000㎡=6,900,000L(690万リットル)=6,900㎥の雨水が全面に除草シートを敷いているはずだから、ここから保水なしで両側下方(あるいは盛土側)に流れたことになる。これだけの量の雨水が集まれば、今回の土石流発生も納得がいく。大量の水を含んだ火山灰は、濁流となって建物を破壊、飲み込みをしながら海まで到達した。
このメガソーラ造成工事は5~6年間は行われていただろう。そして今も。崩落したところは、盛土された場所だったと。推定すると、このメガソーラー造成は山の分水嶺を切土盛土して平地にする。地盤の安定を考えれば、切土の方が莫大に多くなるはずだ。すると当然残土が大量に発生する。その残土の捨場だったのでは?距離も大変近い。主目的が宅地造成するためのものではなく、上部にあるメガソーラーの造成での残土を捨てるための場所だったのではと誰でも考える。さらにここも先々太陽光パネルを設置出来るという往復ビンタで儲かることになる。とすればこれは天災ではなく人災だ。テレビ報道では、すぐ近くのメガソーラーについては、一切「報道しない自由」で扱っている。後日聞いた話しでは、事業主は韓国系の会社が絡んでいるとの噂がある。また、静岡県内でかつて跋扈してきた「エセ同和系会社」の関連という噂も。おかしい、非常におかしい匂いがする。
7月7日付けの追伸
とうとう「同和団体」の名前が出てきました。「新幹線ビルディング」⇒「自由同和会神奈川県本部」⇒「ZENホールディングス」(メガソーラー関連)以下がソース
熱海・伊豆山の土石流発生ポイント、谷を埋めた時点の所有会社代表は自民党系同和団体神奈川県本部会長、現所有者は麦島善光氏(ZENホールディングス創業者)2021-07-06
以下は削除された場合のコピーサイト
【闇深】熱海土砂崩れ、土石流の発生場所に衝撃の事実判明・・・
追記:
この地域をグーグルアースで、過去に遡って見ると、2017年6月にはだいたいの造成が完了し、2017年8月に最初の太陽光パネルを敷き始めているのが写っている。2018年8月の撮影では全面敷つめられ造成地の半分が完了している。2020年12月の最新版では、その南半分はそのままになっていて(土色)、残土処分地としているような気配を感じる。因みに2014年4月の撮影では、このメガソーラーの造成工事は行われていなかった。グーグルアース画面左下に「1985」となっているところをクリックすると、画面左上に年代選びのバーが出てくる。皆さん試して下さい。
【LIVE】熱海土石流現場 上空から取材(2021年7月5日)※途中から音声なし
7月8日 追記
だんだん解明に近づきつつあります。奥が深そうですね。
熱海伊豆山土石流メガソーラーと産廃場の所有者判明
7月10日 追記
平成19年(2007年)の台風4号の時にも土砂崩れで問題になっていた。
【速報】 熱海市土石流 崩落の盛り土を したのは 「同和系列の会社」
熱海市議会会議録より
◎浅見修水道温泉課長
新幹線ビルディングそのものがですね、同和系列の会社でございまして、ちょっと普通の民間会社と違いますので、その辺でそういうふうな回答が来たんだというふうに考えております。
意味深い答弁だ。つまり当時市は日和って強い処置がとれなかったというように取れる。
7月10日 さらに追記
よく分析された動画を見付けました。ソーラー施設は、開発が許可されない保安林だった。この最終権者は、川勝静岡県知事だよ。斎藤熱海市長かも。
【熱海土石流】川勝知事が違法許可か?開発出来ない保有林にメガソーラー!!再生可能エネルギーが土石流災害や森林破壊を引き起こす!!林野庁が保安林解除を迅速化していた?【メディアが報じない保守系News】
7月17日 さらに追記 色々ザクザク出てくる
【熱海土石流⑦】メガソーラー規制逃れ!「麦島氏の計画」全貌を解明する
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