孫に引かれてスキー場参り。
3月初旬、中2の孫に春休みにどこかへ遊びに行くか?と聞いたら「ジージ、スキーに行きたい」と。孫は昨年始めて、学校関連で斑尾にスキーに行ったらしく、今年は学校のクラブ活動のクラッシック演奏部の関係(コントラバス担当)で、昨年のように日程が取れず、できればジージに甘えようと心密かに待機していたようだ。
オイラはスキーは中学生から始めて、高校・大学・成人・家族持ちと、当時スキー流行の波に乗って、平均年1回~2回ぐらい通った。当時「私をスキーに連れてって」の映画もあったりして空前のスキーブームだった。特に成人から家族持ちの頃は、チェーン持参で自動車で通った。もちろんスキーバスの時もあったが。猪苗代湖・菅平・蔵王・野沢・湯沢・苗場・ニセコ・テイネ・志賀高原・清里・赤倉・妙高・白樺湖・・・・。
1991年にはカナダのカルガリーからバンフ国立公園でロッキー山のスキー場3ヶ所滑ったのを自慢にしている。娘達の成長を見ながら最後に家族スキーをしたのが1998年。もう20年前で、今やその当時のスキー・スノボー時代は去り、オイラの頭からスキーは無くなっていたのを、孫が呼び起こした。この際人生最後?のスキーをしてみるかと。・・・・・・・・
孫の日程とオイラの日程を図り、4月1日~4日までとした。さりとて、いまさら自動車を運転して雪道をというのも疲れる。やはり電車にしよう。スキー板と靴は健在だが、現場で借りることにした。さてどのスキー場に行くかだ。そうだ、オイラの高校の同級生タカ坊が、白馬村の別荘地に居を構えていて、さらにスキーのイストラクター(先生)をしているではないか。
彼は、東レに退職まで在職して、特に中国の青島や、東南アジアに企業進出する際の工場や事務所建設の設営関連を担当していて、現地言語はペラペラだと聞いていた。学生・職場時代スキー部だったので、退職後の余年は、この白馬スキー場の近くに居を構え、得意の各国語でスキーのインストラクターをしながら、また夏季はトレッキングのインストラクターをしながら生活するという人生を送っている。
そうだ白馬スキー場にしようと決めた。しかし、白馬スキー場は20数年前、地元の団体でバスを仕立てて行った限りで、白馬のどこのスキー場に行ったのか記憶がない。改めてネットで調べてみるとスキーエリアとしては広大だ、まず白馬八方尾根、ここは昔から上級者のコースとして有名だ。白馬栂池スキー場、白馬五竜スキー場などなど。
タカ坊にメールをしていろいろ詳細を聞いたが、ホテル予約等は自分で決めるしかなく、白馬五竜スキー場エリアを海外旅行のホテル決めでよく使うbooking.comで調べたら、一番上にあった白馬サンバレーホテルアネックスというのがあり、昨年出来た新館だそうで、迷わず予約をしてしまった。Hakuba Sun Valley Hotel Annex(白馬太陽谷酒店新馆)とあり、どうやら中国人の経営のような。さらにこれはキャンセル不可で、キャンセルの場合全額没収のようだ(visa予約)。試しに電話をしてみたら、日本語片言の中国人従業員だった。まぁ、面白いから体験してみようと覚悟を決めた。
ところが、昨日このホテルからメールが入り、4月1日から食事提供は朝・夕全て休業となり、料金に含まれていた朝食付きは無くなったと。その分3日分代金から6000円値引きしますとあった。つまり食事は全て外で勝手に食ってくれだった。このホテルは大糸線の飯森駅の方で、「いいもりゲレンデ」がすぐそこにあるのは良いが、回りには食事をする店がない。さらに4月1日からそのゲレンデは閉鎖とのこと。ここから少し離れた「とおみゲレンデ」の中央施設にレストランがあることを発見した。ここは神城駅から上がったところ。結局4月1日からなので、この「とおみゲレンデ」を起点にすることになった。ここではスキー道具・スキーウェアもレンタル出来るようだ。もちろん、白馬駅の近くに行けばいろいろな飲食店があるが、かなり遠く、タクシーかシャトルバスの利用となる。まぁそのへんは現地にいってから確かめることにしよう。
この辺の各スキーゲレンデはシャトルバスが走っていて繋がっている。だから時刻表を見ながら利用することが可能らしい。熱海から新幹線で長野駅、そこから西方面に高速バス(約70分)でこの辺のエリアにたどり着くことが出来るようだ。ネットでこれらの時刻表から決定した。やはり4月以降は春スキーが出来るとしても、様々閉鎖が相次ぐようだ。まぁ仕方がない。
仕舞ってあったスキーウェアーを着てみたら、20数年前より太ったのか、体が入らない。その孫が一昨日、家に夕食目当てで来たついでに着せてみたら、なんとピッタリだった。そのままあげることにした。このスキーウェアーはバブルの頃買ったもので、高額だった記憶があるが。オイラのウェアーは、全て現地で借りることにした。孫といえど、中2になって足は27センチ、身長1.7m、手はオイラより少し大きめ、頭のサイズもオイラより大きい。体のサイズは全て負けてしまった。これから、まだまだ大きくなりそうだ。恐ろしや!
タカ坊とのメール交信で、タカ坊は午前2時間、午後2時間、主に外人相手のマンツーマンでスキーを教えているそうで、やはり歳のせいで結構疲れるそうだ。スケジュールの都合で一緒には滑れないとのこと。孫は昔取った杵柄でオイラが教える予定だ。孫は昨年ボーゲンはマスターしたとのこと。孫がクリスチャニアからパラレル・クリスチャニアの辺まで行けると良いが。
先程、タカ坊からメールが来て、4月1日に夕方ウチのホテルに来て、珍しい料理を出す店に連れていってくれるとのこと。当初はウチのホテルのレストランで食事をしようと誘ったのだが、逆に連れていってもらうことになってしまいました。やはり旧友は良いものだ。3月になって特に山にある柑橘園で足腰を鍛え上げていて、逆に20年前より強靭になっているかもしれません。ただ動きは鈍くなっているような気がします。ケガの無きよう注意しながら、孫とどんな珍道中になるか、楽しみです。
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