きな臭くなってきた国際情勢、習近平の中国、いよいよ黄昏を迎えるのか?経済は完全に行き詰っているかのようだ。
昨夜、四国の徳島⇒兵庫を通過した台風20号は日本海に抜け、今日はまた真夏日、猛暑日となった一日でした。ここ南熱海では、自家製雨量計では122ミリの雨量でした。まぁ柑橘類の育成にはちょうど良い台風でした。テレビで観たのですが、あの淡路島の風車塔、風速60mにも耐えられるはずだったが、今回の38mで根こそぎぶっ倒れた。素人が見ても、あの基礎構造のお粗末さに気づくはずだ。構造計算と設計の間違い?、施工の間違い?地盤調査の間違い?とにかく、どこの設計事務所、どこの施工会社がやったのか、開示してほしい。認可した役所もだ。
国際情勢に目を移すと、米国トランプ大統領は、数十年に一度のデカイ台風のようなもので、世界はまさに翻弄されています。そしてその台風の目は、共産党独裁国家である中国に襲い掛かっています。中国は、2001年WTO(世界貿易機構)に加盟して、その好いとこ取りの運営で、2010年にはGDPでは日本を抜き、世界第2位となり、現在は日本の2.5倍のGDPだと云われています。
軍事費を膨大に膨らませ、睨みを効かせ、先進国の知的財産を盗み、国内産業を後押しし、南シナ海に人工島を造り、それを堂々と軍事基地化し、AIIBで一帯一路戦略で、悪徳貸金業のように、どっさり余分に高金利で貸付け、返済できなくなれば、その現場を押さえ植民地化。まぁこれは、嘗ての植民地時代、英国、オランダ、フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツ、米国もやったことがある、スキームなのだが。まぁ、いまの時代だから派手に武力で侵略ではなく、インテリヤクザのように、融資焦げ付き担保押さえだ。スリランカ、パキスタンなどなど焦げ付き担保押さえは、どんどん増えて行く。
オバマの8年間、これはなんとかしないと、中国の横暴なやり方に世界は席巻されるとの心配があったのだが、口先番長のオバマは、何も出来なかった。そこにトランプが戦車に乗ってやってきた。・・・・・・
特に2013年から国家主席となった習近平は、江沢民派、胡錦濤派を締め付け追放し、王岐山を副主席にして、がっちりトップの座を確実なものにした。そして中国の覇権をさらに広げるために、党規約に「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」と自分の個人名を入れ、具体的にはAIIBの基に一帯一路構想の実現。本音では、国内での膨大に造りすぎた在庫と労働力をこれら地域で展開してさばくスキームだ。
2018年3月11日、全人代は、国家主席と国家副主席の任期を2期10年とする制限を撤廃して習近平思想を盛り込む中華人民共和国憲法改正案を賛成2958票・反対2票で成立させた。まさに習近平を皇帝のような存在とした。民主国家ならこの採決も信じないことはないが、一党独裁の中国では、始めからデキレースで採決結果は100%操作されている。しかしこの反対2票とはどのような人物なのか。まぁこれも格好づけだろう。
習近平らは「中国製造2025」という国家目標値を立て、2025年には、中国は世界一のAI、ITを使った産業大国で米国を出し抜くと。ますます、先進国の知的財産を盗んで、発展しますと宣言をしたようなものだ。母国を空洞化して中国で生産している、米国、日本などの企業には、朝令暮改の規制で、いかに搾取するかが、地方行政の仕事となっている。中国で得た利益は海外に持ち出させないという規制もそのうちのひとつ。また必ず企業内には、共産党の分子を雇用しなくてはならないとか。
2000年に数ヶ月上海で、ある日本企業の顧問で滞在したことがあるが、昼間会社内で居眠りをしている社員がいるので、スタッフに聞いてみたら、彼は共産党員の社員として雇用されたものだと。つまり堂々たる政府筋の工作員なのだろう。中国と15年ぐらい取引をしているポン友のイサ坊に、今夏BBQをしながら聞いたら、とにかく中国人はバレルような嘘を恥じらいもなく堂々と付きまくると。日本人も嘘は付くことはあるが、それでも原則は恥をもってするが、彼らにはそれはまったくないと言っていた。オイラもその滞在中に感じた。
以前から、中国経済の実態は嘘の統計、例えばGDPなど粉飾決算やりたい放題で、なにが本当で、なにが嘘なのか分からないほどだと、世界中の専門家から指摘があったが、その報いにジワジワとボデーブロウのように効いてきた。国家として、地方行政として水増しした粉飾決算をしても、なんの罪の意識がないのだ。誰も住まない鬼城、採算が絶対合わない地下鉄事業、ほとんど利用されていないテナントのいないモールセンターなど、常識的に採算性のない物件に膨大に資本投下された。
中国経済は、バブル崩壊でデフォルトすると毎年云われてきたが、それは民主国家の中での見解で、ほとんどが国有、国営企業で、言論弾圧の独裁国家だ。中央銀行に補填の人民元を増刷して、なんとか保ってきた。その結果、国、地方行政、国営企業、民間企業、家計、シャドーバンク、P2Pでの債務の合計は、IMFの公表や、宮崎正弘の話では、円換算で3000兆円以上の規模だと。まぁ、これさえフェイク公表なのでなにが実態すら分からない。そもそも習近平が打ち出した、一帯一路戦略も、南シナ海覇権も、終身国家主席に憲法改正も、「中国製造2025」構想も、これらの迫ってきたデフォルトからの脱却の苦肉の策だと云われ始めている。
今回のトランプによる貿易戦争開始は、今中国を叩くのには絶好のチャンスだという戦略なのだろう。決してトランプの思いつきではなく、CIAなどの分析からの助言を得てやっている。
まず鉄鋼・アルミニウム30億ドル⇒7月6日の発動340億ドル⇒8月23日160億ドル⇒9月に発動予定はなんと2000億ドル、これらに25%の関税をかける。現在中国からの輸入が5055億ドルなので、そのうちの約半分計2530億ドル分に25%という高関税が掛けられることになる。対して中国は報復として米国からの輸入1299億ドルの内、計530億ドルに関税を掛けると。まさにセミの小便規模でしかない。
このままで行けば、米国、日本等が進出し中国GDPの貢献や雇用をサポートしてきた外国企業は撤退して、母国に帰るか、他の後進国に移すか、ともかく中国内での産業の空洞化が始まる。いや、もはやそれは始まっている。WTO違反の制限管理された人民元為替市場でさえ、人民元安が続いている。これがもし自由為替市場となったらどうなるのか?楽しみだ。
中国の長老政治家からの評判はますます悪くなっている、習近平だ。中国メディアは、この習近平の動向を一面では伝えない日が多くなってきていると。暗殺未遂は十数件勃発で夜も禄に眠れない日が多いとの噂だ。自分に似ているディズニーの熊のプーさん映画は、中国内では上映禁止、ネットでは強制削除だと。
この画像を載せてしまったので、このブログは中国では閲覧できないかも(笑)
ともかく、習近平の中国にも、今度こそ黄昏が訪れるかもしれない。その時は世界中が中国発の金融危機に襲われるかもしれない。
一粒で二度美味しいオイラのブログ 今日の動画
お時間のある方は是非ご覧下さい
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