正月の恒例の3つの特別番組を再生CM飛ばしで観ました。
今年も元旦朝真夜中からのテレ朝の「朝まで生テレビ」、元旦の18時からのBS朝日「新春討論5時間スペシャル」、昨日7日の日曜、TBS「サンデーモーニング」を録画して、時間の余っている時に監視の意味で再生視聴をしました。
朝ナマは、1987年開始の第1回目から、ほとんど毎年元旦版はほとんど観ています。当初はこの手の企画は初めてで、素直に楽しんでいました。しかし、司会の田原総一朗はもはや末期ですね。今年84歳です。入れ歯のせいか口元はフガフガ、堪え性が衰えたのか、「うるさい!」と怒鳴るは、テーブルを叩くは。
「僕は三人の総理をやめさせた」、「この中では、僕だけが戦争を知っている」って口癖自慢するが、1934年生まれだから終戦時は11歳、滋賀県彦根市の小学5年生だ。ここは空襲にも会っていないし、食料も事欠かなかったはずだ。オイラ小学生の頃の脳力を思い出すが、それでなくても戦争を知っているなんて知見はなかったはずで、戦争の知識はほとんど後知恵だろう。
また「西ドイツに行ったと時は驚いた、徴兵が嫌な者は、兵役につかなくても、ボランティアで済ますことができる」って突然言い出す。もうオイラには、これらの彼の発言は耳にたこができる程だ。僕は実は凄い人脈を持ち、あんた達より優秀なんだと、自分自慢は事欠かない。・・・・・・・
そんなこんなでも観ているのは、パネラーの中に、よくぞ言ってくれたと思われる見識のある者が混じっていて、一方通行の発言ではなく、バズセッションが行われるからだ。「いや、その発言には異議がある」などと、討論が行われることで、視聴者は見識が広がる。十数年前まで田原が上手く相手の本音の意見を引き出して、それなりの効果はあったが、今や田原はこの討論の独裁司会者でしかない。
出演者もこの番組に出してもらっている恩義があるのか、番組中に田原に反旗を翻すことなく番組は進んで行く。まぁ数々のパネラーはこの番組に出演して、謂わばNHKの紅白に出演したのと同じように、論客の登竜門のような存在だった。あの辻元清美や福島瑞穂もここから巣立っていったようなものだ。パネラーの人選は、田原と番組プロデューサー、ディレクターなのだろう。さらに、穏やかに番組を進めるのではなく、必ず問題発言をしそうなパネラーを混ぜることで、番組への注目度を上げる目論見、今で言うと炎上させる工作を行う。
2018年元旦朝まで生テレビは、
今回はその工作が酷すぎた。昨年衆院選開票日夜のやはり田原総一朗司会で、選挙特番討論会をやっていたが、この村本大輔というタレントがまったくトンチンカンな発言をしていて、不愉快になったが、まさか今回の朝ナマは? やっぱり出演していた。お笑いタレントらしいが、ここで一気に全国的に有名になろうとしたのか、生意気な小学生並みな発言で終始し、出演者全員白けていた。
彼の発言で、非武装中立論なのだが、「もし外国が攻めてきたらどうする?」の問に「自分は殺されても良い。相手を殺さないで済むからからだ」と。場内白けっぱなし。
だが、これ10年くらい前、あの森永卓郎や室井佑月も同じようなお花畑発言をテレビ番組でしていた。森永は「それで殺されても、日本は憲法9条を守って抵抗しなかったと世界から称賛されるだろう」とまで言った。彼は、自分の親、兄弟、伴侶、子供まで殺されることは頭にないようだ。未だにテレビで稼いでいるが。つまりテレビで炎上するような発言をして、自分の知名度を揚げる営業発言だ。まったく卑しいタレントどもだ。まぁこうやって記事に取り上げることが、さらにコヤツらの知名度を揚げる助けをしているという矛盾なのだ。
元旦18時からの
BS朝日 【新春討論 5時間スペシャル 未知なる時代への選択 いま、日本を考える2018】
ここのところ毎年元旦にやっている。田原総一朗はここでは司会者ではなく、パネラーとして出演していて、司会は 小松 靖 (テレビ朝日 アナウンサー)と本間 智恵(テレビ朝日 アナウンサー) だった。第一部は長谷川 幸洋と青木 理が混じっていたが、その終盤に小松が青木に、批判ばかりしないで、どうしたら良いのか言うべきだと。すると隣にいた室井が、小松に食って掛かっていたのが嗤ってしまった。青木は弁解にならない弁解に終始していた。小松はなかなか言うべきことを言ったと感心した。朝ナマの司会で田原総一朗の後継にふさわしい。
次の第2部は小林よしのりと川村 晃司が入れ替わった。小林よしのりは漫画の世界にいれば良いのに、先々選挙に出たいのか、やたらここのところ炎上するような発言に力を入れているようだ。彼は今回の朝ナマには弾かれたようで、そのお株を奪った村本には、恨み骨髄な批判をしていた。まあ、村本と比べれば、小林の方が、よりマトモという次元の低さなのだが。川村はまだテレビの世界にいるんだね。巷では川豚と蔑まれている。
最後にサンデーモーニングの正月特別番組なのだが。相変わらず一方的な発言を繰り返し、偏向的プロパガンダに勤しんでいますね。この回はあまり難しい問題に取り組んで、発言者達も何を言っているのか解らないという状態でした。
サンデー・モーニング特集「揺らぐ世界」への共感と違和感 2018年01月07日 22:29田中弥生
そろそろ記事作成が疲れてきましたので、上記事をご参考に。このBLOGOSは本文よりコメントのほうが面白いことが多い。
とにかく結論として、田原総一朗は晩節を汚すことなく、老害を晒すことなく、降板せよ。
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