民進党が解党する方向に決まりました。「雌鶏啼いて、国滅ぶ」がまた始まりそうです。
今日正午に臨時国会の本会議で衆議院が解散、そして10月10日公示、22日投票の運びとなりました。テレビのワイドショー番組、ネットで内情を知るしかないが。まぁ猫の目のように政局が変わります。朝はモーニングショー、昼は”ひるおび”の番組を観たのですが。
昨年2016年7月14日告示、7月31日投票日の都知事選、小池、鳥越、増田がメインで争い、結局小池が圧倒的な差を付けて都知事となりました。オイラとしては、鳥越なんてやからが都知事なる事なぞ許せませんでしたし、増田という事務屋のようなカリスマ性のない人物も相応しくないと思い(オイラ過去15年間東京都民でした)、小池に温情的な記事にしました。当時、石原慎太郎が増田の応援で、彼女の事を「小池は大年増の厚化粧」と揶揄して、それは何でも言い過ぎだと感じました。しかしその後、都議会の百人委員会に元都知事として追及され、仕返しをされましたが。
それから1年、どうやらこの揶揄は多少当たっていたように感じます。今回の政局では彼女はモンスターになってしまったようです。それを反安倍マスメディアが応援する構図が続いています。小池に関しては「雌鶏啼いて国滅ぶ」の展開になりつつあります。・・・・・・・
政治家として男性と女性では、感性が大きく違います。つまり女性だから、酷くても、ここまでなら許され、それを男性がやったら皆から蔑まれ、とても出来ないということがあります。これは日本に限らず、世界各国の政治家共通です。
元民主党の田中 眞紀子、自由党の森ゆうこ、民進党の蓮舫、同じく山尾志桜里などなど、元気は良いのだが、あそこまで男性は自己主張が出来ない。真似したら陰で取っ組み合いのケンカになる。まぁ男でも、山本太郎や民進党のクイズ王、小西洋之など少し狂ったのがいるが。
そこに小池百合子はすっぽり嵌ったようだ。女特有か、言うことがどんどん変わっても、平然として、さらに言うことを変える。さらに、おとなしい細野、若狭をフルに使い回して、とうとう「希望の党」の代表で、都知事と二足のわらじを履くと(今ここ)。また公示までに都知事を辞職して衆院に立候補するとの噂が出ている。まぁ確率はまだ低いが。
彼女に投票した都民は完全に騙され、舐められたことになる。豊洲・築地問題の解決、東京五輪の成功、その他東京都の問題を解決してくれる、旧態だった都議会を刷新してくれると思ったから、彼女に投票したのだろう。決して国政で頑張ってくれなどとは夢にも考えていなかったわけで。現在の状況でも、都民を裏切っている。
さらに、民進党の政党助成金の繰越金、民進党の組織力を乗っ取って「希望の党」に流し込もうと、前原と共謀したことになる。まぁあの民主党から民進党に名前を変えた、その民進党の崩壊がとうとう現実になって来た。それも公になったのは、このたった1・2週間でだ。
午後から行われた、民進党の両院議員総会の内容が出てきた。
民進・前原誠司代表「候補擁立せず希望の党に公認申請し全力で支える」 両院議員総会で衆院選対応示す:2017.9.28 14:40
民進党の前原誠司代表は28日午後の両院議員総会で、10月10日公示-同22日投開票の日程で行われる衆院選の対応について、同党公認候補を擁立せず、小池百合子東京都知事が代表を務める「希望の党」に候補予定者の公認を申請し、希望の党を「全力で支援する」との文書を配布した。
「総選挙の対応について」と題した文書の全文は次の通り。
一、今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。
二、民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。
三、民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。
前原代表は、民進党全員が「希望の党」に移籍が出来るような話で終始しているが、希望の党側、少なくとも若狭に至っては、民進党の合流ということではなく、相応しいか、相応しくないか、面談(試験)調査をすると。つまり旧社会党系、また同じような考え方の人はシャットアウトだと。
希望の党・小池代表 入党条件は憲法・安保
野党第一党の「民進党」と小池都知事が立ち上げた「希望の党」が、事実上の合流に向けて最終調整を行うなか、27日午後10時すぎ、希望の党の小池代表が“入党の条件”について次のように述べた。
希望の党代表・小池都知事「極めてリアルな安全保障政策についてこれるかどうかということだと思います」
Q:民進党でも旧社会党系とかは一緒にできない?
希望するかどうかもわからないが。
希望の党代表・小池都知事「そういう方はそもそも来られないのではないでしょうか」
面白いことになった。「そもそも来られない方」って旧社会党系グループや、特に散々安保法制や組織的犯罪処罰法改正に大反対の論陣を張って来た民進党議員ははねられるということなのか。また狂信的に憲法改正反対を訴えてきた者達も。これ、小池が面接するのか?さて現在の民進党内の派閥は
2017年9月に行われる予定の民進党代表選挙の際の報道では、産経新聞が、旧細野グループが約15人、菅グループが約5人、前原グループが約20人、大畠グループが約15人、旧社会党系グループ(赤松グループ)が約20人、江田グループが約10人と報じている。
何か、菅直人やその系統、 赤松グループ、江田グループの面々が小池らの前で揉み手しながら面接を受けている光景を想像すると嗤ってしまうね。
今回参議院については、民進党のままだが、この中に一昨年の都知事選で鳥越俊太郎を応援した面々もいるのだが、これら報復の対象になるのだろうね。
民進党議員、左から⇒辻元清美、小宮山泰子、神本みえ子、阿部知子、勿論蓮舫も。
希望の党・細野氏「民進党は歴史的な役割を終えたと判断した」前原誠司氏に敬意示す2017.9.28 15:55:
国政新党「希望の党」の細野豪志前衆院議員は、民進党の前原誠司代表が衆院選で同党から公認候補者を立てない方針を固めたことについて「民進党という政党が歴史的な役割を終えたという判断をしたのではないか」との考えを示した。その上で「組織のトップとしてつらい判断だと思うが、決断自体に敬意を表したい」と述べた。 国会内で記者団に語った。
昨年2016年3月27日 に民主党から民進党に党名を変更し、党のロゴマークも、ブーラメンイメージor性戯48手の「立ち位背後攻め」イメージに変えたのに・・・短い期間でした。公にはなりませんでしたが、ここまで大騒動にならず、両院議員総会で、子供パンダの名前のようにシャンシャンと解党の方向に決まりました。参議院については、総選挙後に解党ということになるのでしょう。マスメディアは伏せていたが、問題がここまで深刻になっていたことは、国民はほとんど知らされていなかった。だからビックリなんですよ。
これなら、民進党からまた党名を変えれば良いと思うのですが、民進党内で左派と右派は犬猿の仲になっていて、修復不可能な状態になっていたのでしょう。左派を追い出して、まとまる方法に飛びついたのでしょう。さて残された議員はどのように行動するのか、これからですね。そもそも昨年蓮舫を代表にしたことがきっかけで、ここまで尾を引いたことではないかと思います。まさに「雌鶏啼いて、国滅ぶ」でしょうか。
これからまたしばらくは、政界再編成の混乱が続きそうですね。
希望の党が絶望の党にならないように! まぁ、なりそうなんだが。
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コメント
希望の党に特に入れてはいけない極左な民進議員
(現職衆院議員のみ)
横路孝弘(北海道1区)
金子恵美(福島1区 比例)
枝野幸男(埼玉5区)
落合貴之(東京6区 比例)
長妻昭(東京7区)
菅直人(東京18区 比例)
西村智奈美(新潟1区 比例)
黒岩宇洋(新潟3区)
古川元久(愛知2区)
近藤昭一(愛知3区)
赤松広隆(愛知5区)
松田直久(三重1区 比例)
中川正春(三重2区)
辻元清美(大阪11区)
小川淳也(香川1区 比例)
高木義明(長崎1区 比例)
憲法改正反対、集団的自衛権反対、移民受け入れ賛成、外国人参政権賛成等の意見が顕著な議員
投稿: | 2017年9月29日 (金) 10時26分
小池は、都知事として何もやってない。
豊洲問題もオリンピック競技場問題も、単に引っ掻き回しただけ。
ズルズルと引きずり回して、最初から想定可能な結論を尤もらしく持ち出す。
つまりハッタリしかない。
そして、この程度の事しかしていないのに、知名度と都知事選の成果をバックに、国政に出ようとしている。
結論=小池は都民を利用し、捨てた。
こんな奴を支持できるはずがない。
投稿: | 2017年9月29日 (金) 11時15分