シンガポールからマラッカに娘同伴で行ってきました。マラッカは発展の途中です。 3
ホテルの客室では、タブレットにWI-FIのパスワードをセットして、日本のネット情報を見ていました。ところでテレビなのですが、シンガポールでは、まず一般のテレビチャンネルで国内ニュースとCNNやBBCをみることができました。チャンネルをどんどん進めて行くとFM放送に変わり音だけになりました。
CH10だったか、NHKのニュース特集番組をやっていて、昨年までブラタモリに出ていた、桑子真帆と男性がキャスターをしていました。この番組は日本にはなく、海外用かも知れません。
シンガポールのテレビ事情
シンガポールでテレビのチャンネルをひねると、英語有り、中国語有り、マレー語有り、と様々な言語が耳に飛び込んできます。シンガポールならではの多言語放送の世界です。 とはいえ、日本に比べると非常にお堅いお国柄。暴力的なシーンやヌードなどの性に絡んだシーンは、すべて国が事前に検閲してカットしています。 ちなみに、シンガポールのテレビの受信方式は、日本のNTSC方式とは異なるPAL方式です。 シンガポールのテレビ放送は、合計7チャンネルありますが、場所によっては、シンガポールに隣接するマレーシアのテレビ放送(TV Satu、TV Dua、TV Tiga)も受信できます。
フジ坊の話では、特別契約をすれば、もっと日本のTV番組を観ることが出来るらしいです。NHK地上やBSなのですが。またマラッカはもっと見れるチャンネルは少なく、テレビで例の金正男の暗殺事件についての情報は少なかったのではと思いました。もちろん新聞がありますからね。
最後の3日間は、シンガポールからリムジンバスで、国境(入江)を超えて、マレーシアのマラッカに行きました。・・・・・・・・
朝7時に娘同行の3人で、リムジンバスの出発ターミナル(小さいが)に着いて、そこで手続きと朝食をして8時にバスが出発しました。予約は事前にネットを通じてしてあり、ここで搭乗チケットに変えます。コースは各ホテルまで行ってくれるリムジンバスと、マラッカのバスターミナル直行とがあり、前者は往復66S$(約5,500円)後者は往復50S$(約4,200円)。バスターミナルに降ろされても、そこからホテルまで徒歩かタクシーになりますので、前者を選びました。
すぐ、シンガポール側のイミグレーション(出入国管理所)に到着してそこで出国の手続きをして、マレーシア側に出発です。
さてマレーシアについてですが。 マレーシア
東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家で、イギリス連邦加盟国である。タイ、インドネシア、ブルネイと陸上の国境線で接しており、シンガポール、フィリピンと海を隔てて近接する。ASEANの一員。
人口の6割をマレー系、3割を華人系、1割をインド系が居住する国家である。居住の形態は、伝統的にはそれぞれのエスニシティが集団で居住する形式をとっていた経緯があり、また政治の支持基盤も民族毎であるという特色がある。
国家元首たる国王は13州の内9州にいるスルターン(首長)による互選で選出され(実質的には輪番制)任期は5年。世界でも珍しい、世襲ではなく選挙で選ばれ、かつ終身制ではない国王である。
因みに州旗というのがあって、国旗と州旗両方を掲げます。
次にマラッカについてですが。 マラッカ
マレーシアの港湾都市。マレー半島西海岸南部に位置し、東西交通の要衝マラッカ海峡に面する、ムラカ州(マラッカ州)の州都である。
マラッカ王国があって、1511年~ポルトガル領マラッカ、1641年~オランダ領マラッカ、1824年~イギリス領海峡植民地、1941年~1945年日本統治、1945年~マラヤ連邦という複雑な歴史を持っている。
日本と関係するのは、あのイエズス会フランシスコ・ザビエル がインドのゴアからここにたどり着き、東洋での布教の根拠地とした。それから1549年には日本に来て、初めてキリスト教を日本に伝えたことが有名だ。彼の出身はスペインの北部バスク地方だ。
世界遺産にも登録されるマレーシアの美しい古都『マラッカ』の魅力
次に、マレーシア側のイミグレーション(出入国管理所)です。今度は入国になりますので、形だけでも荷物検査がありました。両方で約1時間ぐらいかかりました。
高速専用道路の両側は一面広大なヤシ畑が続きました。土地は大平原でした。例によってバスの最前席を取りました。
ところで、自動車の走行は日本と同じ左側通行です。英国がそうなように、過去英国の影響が強かった国は、この左側通行が多いです。シンガポール、マレーシア、タイは陸続きで同じです。インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドも同じです。フィリピンは違います。これ日本人がレンタカーを借りる時、大変便利で安心です。ハワイ、米国、カナダ各地、フランスなどでレンタカーを借りたこともありますが、緊張します。特に右折、左折の時、その先の道路に車がない時、つい日本流の左側車線で走ってしまい、対向車も自分も驚いて、修正したことが何度かありました。左側通行連合国でも作ったら面白いですね。
午後1時半ごろラマダ・プラザ・マラッカ(Ramada Plaza Melaka)ホテルに到着しました。出発から5時間半掛かりました。ところで英語ではマラッカ(Malacca)ですが、現地ではマレーシア語でムラカ(Melaka)となります。Melakaとしてマラッカと海外では呼んでいるそうです。
とにかく、マレーシアでは、シンガポールから来ると、ホテル代、飲食代、買い物ほとんど日本円換算で半分ぐらいの価格で驚いてしまいました。半分ぐらいから1/3のこともあるとか。1マレーシア・リンギット(MYR)or(RM)=25円です。シンガポール・ドルをMYRに両替しました。
部屋から眼下を見下ろすと、ちょうど28年前シンガポールの高層ホテルから眼下を眺めたような景観でした。右の画像は旧街区保存地区だそうです。
ホテルの客室のトイレなのですが、画像左にシャーのようなものが付いていました。マレーシアは国民の大部分がイスラム教徒、ムスリムで、このような人達は大変清潔好きだ。これはあちら式ウォッシュレットなのだ。トルコのイスタンブルでは、トイレ内に水の噴射口があって、後ろ壁にバルブが付いていて、それを回すと勢い洗浄水が出てくる。基本は左手の指で拭いて、それを水で洗うというのが伝統的作法でした。インドネシア・フィリピンの田舎でもそれが普通です。つまりペーパーを使うのは、最近になってからです。これをしないと、尻が不潔で落ち着かないとか。
また公衆トイレでも、手洗い所で小便でも、しっかり手を洗うのは、ムスリムが多いです。オイラ、ちょんちょんで済ませてしまいますが。戒律に常に身体は清潔にというのがあるのかもしれませんね。
ここがオランダ広場。中共観光客が群れていました。また様々な露天商や輪タクがガンガン曲を鳴らして賑やかでした。ここから山に上がっていくと、セントポール教会。この裏を降りて行くと、イベントエリアとなっていました。
運河のような川のような、この両側が整備されていて、これらを眺めながらクルーズする船に乗って眺めました。ちょいドブ臭い所もありましたが、いたって爽快でした。
二日目の夕食は最近出来たばかりのシーサイドレストラン。娘がネットで探してくれ、そこまでホテルからタクシーでいきました。このマラッカも海へ海へと埋め立てが進んで、グーグル・アースで見ると埋め立てだらけです。ここはまだ一般のガイドブックにはないようです。長屋式の各レストランが連なっていて、各看板には番号が表示されています。タクシーの運転手はお勧めは8番店だと。
これら各店から呼び込みが集まって、ウチの店に来いとしつこく誘います。
マレー語なのでチンプンカンプンです。まぁ事前に8番の店で決めていました。
食べるテーブルは店の前のシーサイドエリアです。夕方から夜にかけてどんどん客が集まってきました。大変賑やかです。会計をぼられるかなと心配したのですが。もともとシンガポールの半額くらいなので、豪華な食事が日本価格より安く食べられました。
これホテルでの中華の昼食のメニューです。RM30=750円この範囲でした。
彼は、泊ったホテルのレストランのウェイターのようなマネージャーのような訳が分からなかったのですが、何度も何度も直角にお辞儀をして、追加のコーヒーや、頼んでもいない菓子を持ってくる。じつはサービスなのですが、すぐ客になつく習性があるのか。タクシー待ちをロビーで腰掛けてしていると、グラスにレモンの輪切りの入った水を持ってきてくれたり。多分このホテルの名物男かもしれません。仲良くなったところでお別れでした。
各地の写真は沢山撮りましたが、ネットでの観光ガイドとダブりますので省略します。ただ街の中の道路が狭く、車がやっと行き交っている状態で、歩道も狭くちょと危険なところもありました。食べたり、吞んだりは、シンガポールより断然マラッカの方が安く楽しめます。料理の種類も豊富でした。食後道路脇で、ドリアンの実入りパックを売っていて、これが食後のシメにはちょうど良かったです。
また、川縁のレストランでは、ムスリム夫婦が隣にいて、熊のような様相の旦那が東京に行ったことがあると。英語力がオイラとどっこいどっこいで、様々な話をしました。やはりアルコールは絶対飲まないと。また豚料理も一切食しないと。一緒にカメラに収めました。
昼ごろホテルにバスが来て、今度は逆コースでシンガポールに向かい、夕方ホテルに到着し、同行した娘と別れました。翌日タクシーにてチャンギ空港に行き帰途となりました。タクシー代は日本よりはるかに安かったです。
これで、今回の旅は終了です。
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