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2017年3月 2日 (木)

金正男暗殺の、その後のあれやこれや。この事件は北朝鮮の無理強いで消されてしまうかもしれない。

ここのところ、前記事のようにミュージカル映画「La La Land」のサウンドトラックをYoutubeで聴いているせいか、その旋律が耳に焼き付いてしまい、ニコチン中毒のようにまた聴くということ繰り返しています。まだ映画を観ていないですが、いろいろな曲の旋律に統一性があるのか、一発でこれの旋律を覚えてしまいます。

さて、3月となりました。昨夜から今日いちにち静かな雨になりました。昔から3月は「ひと雨ごとに春が来る」と言われていますね。柑橘園の木の枝の剪定も終わり、その切り取った枝を拾い集めて焼却場に集めるのですが、これが時間が掛かるのです。大変な量となります。こちらの方が、剪定作業より1.5倍ぐらい時間が掛かります。昨日完了しました。

これから4月に来る苗木のために、植穴を掘り、元肥えを入れて置きます。これ約1カ月前までにしておかなければなりません。ヨウリン500g+苦土石灰2㎏+たい肥土として牛ちゃんパワーを混ぜた土。苗木6本なので6か所用意しなければなりません。黄金柑2本・麗紅2本・なつみ2本それぞれ2年生の苗。苗木も全て順調に成長してくれると良いですが、これある程度までの雑草駆除や水遣り(灌水)に気を使って、まさに子供を育てる気分でやらなければなりません。苗木を枯らしてしまった事が沢山あります。

さて本題ですが、13日に犯行が行われたクアラルンプール空港内での正男暗殺事件ですが、15日にそれが判明して世界に伝わり、日本のテレビでは連日推理解説並の報道が毎日続いています。・・・・・・

もう16日間、テレビの報道バラエティー番組が毎日です。つぎつぎにマレーシア警察の発表が出て、とにかく正男の死因はVXガスに依ることが解剖で判明したと。当初この発表が遅れたのは、照合するVXガスのサンプルが、マレーシアには無かったからだと。日本ではオウム真理教のサリン事件で、当然そのサンプルはあるのですぐ判明するのですが。

産経新聞 「金正男殺害」に関する記事まとめ

また、正男のパスポートには、本人名前は金哲(キム・チョル)となっていて、金正男(キム・ジョンナム)ではないことから、これを特定が未だにできない。マカオにいると云われる息子、金 漢率(キム・ハンソル)がマレーシアにきてDNA鑑定をしないと確定が出来ない。まぁDNAなら、2001年に日本の羽田空港で偽造パスポートで入国しようとして発覚し、3日後に田中真紀子外務大臣がビビッテ超法規的に強制送還をしたことがあった。それも旅客機1台貸し切って。

で、この時送還するにしても、正男の指紋とDNAはしっかり取ってあるはずだ。これを使えば一発で確定するのだが、やはり国が違うと法的には通用しないのだろう。今回の暗殺事件はまさにスマホ携帯電話で連絡が出来るようになった今の世相だから可能だったと言えよう。この二人の女性は正男が金正恩の長男だったとか、北朝鮮の体制がどのようなものかなぞ、一切知らない、「夢見るねーちゃん」だったのだろう。

何をしでかすか分からない若造による金正恩王朝国家を隣国としている日本国民は笑い事ではない。中国の庇護のもと、この国はやりたいことをやってきて、今やモンスターとなってしまった。国際的に人道主義が闊歩している中で、米国がもはや重要部を狙って壊滅することも出来なくなって来てしまったのが、オバマ政権までの政権だ。ベトナム戦争・イラク戦争で米国は世界中から非難され、莫大なカネを使って、自国の兵士の血を流し、世界平和を守るなんてやってられないよ!と。だからシリア政権が反体制派を化学兵器を使って惨殺しても、とうとうオバマ政権はシリア攻撃が出来なかった。現在のまだ続いている混乱は、それが大きい原因の一つだ。IS壊滅の必要性は分かるが、それをやると民間人の人質も惨殺することになる。イラク戦争の再来だと。世界の人道主義、人権主義のメディアが批判の総攻撃をする。

だから、それが出来るのが、そんなものに躊躇しないロシアのプーチン政権だ。うるさいジャーナリストは暗殺して眠らせる。報道規制も出来る。そのついでに、クロアチア・シリアに覇権を及ぼしている。トルコも言論規制ははるか前から行っていて、2013年トルコのイスタンブルに滞在して、インターネットカフェでネットをして、いつも覗いている日本のサイトを開こうとしたら、少し過激なサイトは閲覧が出来なかった。

イスタンブル漫遊-1 ムスリムの世界にチョコッと触れて来ました。それとトルコで日本のインターネット・サイトの閲覧禁止規制があるのを発見した。2013年11月20日 (水)

・・・・・・・トルコでも、ネット規制が行なわれていた。これ、不思議なことに、ネット規制が行なわれているのは、韓国、中国を批判したような記事や、差別的と思われるような記事に限ってなのだが。トルコの政治などモロモロをどぎつく批判したものなら、それでも理解できるが、なぜか、中国や韓国、それも朴槿恵(パク・クネ)大統領を題材にした記事が多かった。

夕食の前の時間があるとき、近くにある、インターネット・カフェで愛読しているサイトを見ていたら、一部の記事が見られなくなっているというネット規制が掛かっていた。中国本土では、Yuutubeは規制で見ることは出来ないし、その他日本の記事でも規制が掛かっていて見ることが出来ない事例が多いことは、実体験で分かっている。しかしこのトルコでなぜ?・・・・・・

・・・・・・・これ、どのような理由で閲覧禁止制限を受けるのかまったく分からない。またこれはトルコ政府が指示しているのか、またはトルコ政府の知らないところで、行なわれているのか?とにかく韓国・中国にとって都合の悪いものが多い。また、それらに関係のないものも含まれている。また日本の国内問題も含まれている。

そもそも、トルコ内で、日本のサイトを閲覧する人がどのくらいいるのだろうか。せいぜいトルコに住んでいる日本人ぐらいだろう。日本からの観光客でオイラのような物好きにネットを見てやろうなんてのは、ほとんどいないと思う。

考えられることは、このような事は、この繋がっているプロバイダー企業なら出来る。果たしてトルコ政府の規制なのか、中国系韓国系の組織の仕業なのか。多分これらのサイト主は知らないと思う。オイラのブログは全く問題はなかったが。 欧州だとか、北米だとかはどうなのだろう。なにか国際的な組織が、裏でインターネットを支配し始めたような気がしてならない。日本国内ではそのような事はないが。偶然とは云え、面白い発見が出来た。

中共にも何度か行ったが、このオイラのブログは問題なく閲覧ができましたが、Youtubeは禁止で、埋め込んだYouyube画面は、白く空欄になっていました。日本では問題なく過激なサイトを閲覧できますし、少なくともG7の国々は閲覧に問題がありませんが、ロシア・トルコ・中共などは日本のサイトでも一部は閲覧規制になっているところは多くあります。

さて、米国はトランプ政権になってどうなるか。特に北朝鮮に扱いは?28日に行った大統領演説では、何を言い出すか皆心配していたが、まあまあ及第点をとったようで、皆安堵した。選挙前には、トランプは、北朝鮮と会談をしても良いと言って、皆を心配させたが、12日の中距離ミサイル発射、そして13日の正男の暗殺を踏まえたかのように、「もうすでに遅い、北朝鮮に軍事力行使も辞さない」と言っている。

今、北朝鮮が特に嫌がる、米韓軍事演習が始まっている。この中には、金正恩殺戮演習まで項目に入っている。正恩もだんだん真相が分かってくれば、金玉がチジミ上がってくるだろう。オイラも過去を見れば、30歳代、40歳代である程度成功をすると、舞い上がることが多い。何でも可能だと生意気になってしまうことが多い。まさに金正恩はその頂上に上がっているのだろう。

今回の暗殺事件の関係者4人は北朝鮮に逃げ帰ったらしいが、やり方が悪かったとブチ怒られ、拘束され消去になるかも。生きていればやがての時点で真相を白状するかもしれない。北大使館に保護されている二人も、北に無事帰っても、消去。また家族と一緒マレーシアにいたリ・ジョンチョルも・・・・

北朝鮮国籍のリ容疑者を3日釈放、国外退去へ マレーシア法務長官「証拠不十分」2017.3.2

強制送還となり、家族そろって北に帰ることになりそうだ。当然やり方悪かったと無慈悲に家族ともども強制収容で、本人は消去ということになりそうだ。金正日の時代なら、そこまでは行かないだろうが、正恩は嘗ての皇帝ネロのような残虐性を秘めている。

さらに、この事件は、金正男ではなく、金哲(キム・チョル)という男が犯人不明で殺されたということにされてしまうかも知れない。独裁国家は国外事件であってもそのようにさせる力を持っている。最悪は国際裁判だが、金正恩が健在なら、カエルの面に小便だ。国際的な圧力を掛けるしかないが、そうなると中共が反対する。これが現実なのだ。

【歴史上で一番の“暴君”って誰なの?】歴史に名を残す暴君 三選!

確実云えることは、この北朝鮮の金正恩王朝は、歴史上に残る暴君となり、最後は中国が放った刺客によって暗殺されるか、米国のスナイパーに暗殺されるかもしれない。

マレーシアもなまじっか北朝鮮と仲良くしていたことが、今回仇となったという顛末ですな。友は選ばなければいけません。3月にシンガポールに用事で行くことになっているが、マレーシアにも足を伸ばそうかと思っている。

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