とうとう英国はEU離脱が決定になりました。政治統合なしのEU連合は絵に描いたモチだったことが証明されたようで
今日は英国のEU離脱か残留かの国民投票の開票に翻弄された1日でした。大方の見方としては日本でも、なんだかんだといっても最終的には残留が勝利するだろうと。実はオイラも最終的に残留に決まるだろうと。朝食後ワールドニュースの録画を見て、その後NHKの画面下にでてくる開票結果を眺めていた。
午前中は離脱が51.数%、残留が48.数%。おや離脱が頑張っているねと。どうせ午後には逆転するだろうと。テレビの解説では、最初は地方の開票所からので、これらは離脱派が多いところだから、当然離脱が多くなりますと。しかし後半になると残留が多い都市部の有権者の多い開票所からのが加わりますから、逆転することでしょうと。
しかーし、午後になっても得票率の%は変わらない。もしやと思い始めた頃、12時40分ごろ、BBC放送が、離脱勝利確実表明をした。テレビのスタジオ内も動揺してきた。その後も開票は進み、最終的に離脱が51.9%、残留が48.1%とで終結、離脱が決定した。最後まで逆転は一切なかった。・・・・・・・
歴史的な場に遭遇したような気になって、その時々の為替レートを保存した。
以下が午前9時41分
午前10時49分
午前11時49分
13時24分
15時35分
やはりイギリスポンドが、152.9円から140.8円まで一気に下がった。ユーロは118.7円から113.7円と約5円下がった。わずか6時間でだ。まぁ瞬間風速のようなものだが。
それを受けて日本の株式市場は大幅安を付けた。上海総合指数は1.3%下がっただけで通常運転でした。
時間的には日本が早く、これから欧州へ、米国へと続く。今でも覚えているのが、リーマンショック時でのダウ平均で終値が777ドル下がった。さて今度はどうなるか。事が英国とEUに関連したことなので、そこまで下がるとは思えないが。
5月26日の伊勢志摩G7サミットで、議長役の安倍首相が、「今世界経済はリーマンショックと似た状態だ」と述べたのだが。もちろん来年4月に決まっている消費税10%の増税を回避することを理解してもらいたいためであったが。これは原油の大幅安によるブリックス国の財政混乱、中国のイカサマ統計による過剰な融資残高が不良債権化する恐れ、そして英国のEU離脱の動きなどを注意深く見た予想だったが、国情の関係もあって、具体的に指摘することは出来なかった。
「リーマンショック前と似ている」 安倍首相の見解に批判の声も 2016年05月27日
毎日新聞によると、首相はこうした説明を踏まえて「リーマンショック直前の洞爺湖サミットで危機の発生を防ぐことができなかった。そのてつは踏みたくない」と強調。そのうえで「世界経済は分岐点にある。政策対応を誤ると、危機に陥るリスクがあるのは認識しておかなければならない」と話したという。
安倍首相は2017年4月の消費税率10%への引き上げについて「リーマンショックや大震災のような事態が発生しない限り実施する」と、これまで繰り返し発言していた。現在の経済情勢がリーマン前と似ていると指摘することで、増税先送りの口実とする狙いが透けて見える。
それを受けて、メルケルは、「Abeさん、そりゃ考えすぎだよ、オホホ」と
しかし、G7の首脳の間で見解が一致しているわけではない。朝日新聞デジタルによると、26日のサミットの昼食会でドイツ首相のメルケル氏は、ワインを傾けながら、安倍首相に冗舌に反論したという。
メルケル氏は財政規律を重視する立場であり、リーマン・ショックのときには、各国で協調した危機対応も経験した。会合後、記者団に対してメルケル氏は「世界経済は、そこそこ安定した成長を維持している」と釘を刺した。
国内でも反論する声がある。民進党の岡田克也代表は同日夜、記者談に対して「いや、驚きました。安倍さんの発言に。リーマンショック前と似た状況にあると訴えられていますが、一体何をもってリーマンショック前と似た状況なのか全く理解に苦しむことです」と強い口調で批判した。
また、生活の党の小沢一郎代表も「お得意の茶番劇の開幕」と公式Twitterで切り捨てた。
安倍首相が今回の英国のEU離脱の可能性をどこまで予想していたのかは分からないが、もし離脱になったら予想不可能な世界経済が起こる可能性は掴んでいただろう。たとえその可能性が40%であっても、大事として国政を運営しなければならない。
岡田や小沢のような今や政権の足を引っ張る発言しかできない、いつまでも懲りないノータリンには、先を読む力が皆無だったということが、これひとつとっても証明できるというものだ。
おい!民進党デマノイ(山井和則)よ。この化け物波は、EU離脱派のジョンソン元ロンドン市長をギャグっているんだよ。船にはG7の面々。安倍首相も乗っているのが見えないか?。お前は脳がないのに妄想だけは逞しいね。
完全にEUから英国が離脱するには、様々なルールの改正などで、2年は掛かると云われている。もちろんそれ以内でキャメロン首相は辞任し、新しい首相のもとで行われる。英国人はもうこれ以上、ドイツのメルケルとフランスのオランドがハグしながらチュ、チュの場面を見せられ、EUの無責任な閣僚・官僚のもとに、英国の政治を決められるのに、うんざりしているのだろう。
英国は腐っても鯛だ。英国連邦王国のオーストラリア、ニュージーランド、カナダなど16カ国、英国領、そして米国、日本、など友好国を抱えている。さらに、この英国のEU離脱に刺激をされて、難民は押しつけられるは、貧乏国を助ける為にカネをもっと出せなど、いやけがさしてきて、英国の後を追う国も発生する傾向だ。その先は、フランスも離脱すれば、ドイツが、貧乏国を一手に引き受けなくてはならない。そのドイツもドイツ銀行が相当不良債権を抱えていていつ炸裂するかもわからない。ドイツがお手上げになれば、EUは消滅することになる。そうなると世界はリーマンショック以上のクライシスを迎えることになる。
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コメント
EUの貧乏国の人々は、どちらかというと、英語を勉強してきた人が多い。もはや英語は国際語ですからね。だからこれら国々の人々はノービザで働ける英国に集中してきたわけです。例えばルーマニア住民が、働くために未来に向かって外国語を勉強するとしたら、フランス語?ドイツ語?オランダ語?イタリア語?スペイン語?中学生英語を覚えて英国に殺到するわけです。年間十数万人も。さらに中東や北アフリカからの難民もです。
おかげで学校、病院、生活保護、などなど大混乱状態となっているのです。「多文化共生」なんていう綺麗事の言葉が、実はお花畑の戯れ事だったことを、身をもって知った、洗脳から覚めたということだろう。
投稿: 加油加油 | 2016年6月26日 (日) 11時55分