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2016年5月 4日 (水)

ニュージーランド(NZ)漫遊の旅 4 テカポ湖とプカキ湖とマウント・クック

荒涼たる大地の中の2車線道路を制限速度100㌔で飛ばしました。やがて道路の前方に一瞬大きな反射板のような光景が見えました。まるで超大な太陽光パネルが前面反射をしているかのようで、びっくりしてしまいました。これは実は、テカポ湖の水面が太陽光に反射してそのように見えたのです。一瞬でしたからちょうど角度が合ったのでしょう。

モーテルは大規模でいくつもの棟に分かれていました。レセプション棟(受付フロント)でチェックインを済ませ、部屋のある棟まで車を進めさせ、一旦部屋に入りました。雨こそなかったのですが、強風に見舞われ、多分風速は30m前後か、体をもって行かれるほどでした。また運が悪かったのか、湖面が見える良い部屋を確保したのですが、湖岸までの空地を何か建設するためなのか、工事中で、強風のお陰で土埃が舞い上がっていて、湖面を眺める雰囲気ではありませんでした。・・・・・・・・・

Dscf4175_r_2 泊ったモーテルの客室棟です。

Dscf4178_r テカポ湖(Lake Tekapo)の湖岸。強風の為白波が。

Dscf4179_r 橋を渡っての散歩道(風で飛ばされそうでした)

Dscf4176_r 湖岸に建つ「善き羊飼いの教会」

こんな強風が吹くのは年間でも珍しいそうです。ここを起点としていく種ものトレッキングコース(ウォーキング・トラック)が用意されています。

さらにここが有名なのは、NZでも一段と夜の星空がはっきり見え、マウント・ジョン天文台というのもあり、マゼラン星雲・南十字星をはっきり見ることができるそうです。ところがこの強風で、さらに雲も掛かったりの状態なので、天文台を介しての星空ツアーは断念しました。

夕食は客室棟の近くに、湖畔レストラン(Kohan Restaurant)がありガイドブックでは日本人が経営していて、鮭を養殖していて脂がのった鮭の刺身主体の鮭丼が最高だと。まぁあまり期待をしないで行ったのですが、100人以上は入る客室が満員状態、スタッフはほとんどが日本人。そのうちの一人の若者に聞いたら、なんでもワーキングホリデーで来て、そのまま数年というのが多かった。そして味はというと、マグロの中トロのような味で最高でした。また牛のたたき料理がつまみとして最高でした。

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034_r ここでダニーデンビールだとの説明を見て試して飲んだのですが、炭酸がきつくなく、コクがあって気に入りました。SPEIGHT’S(スペイツ)Gold Medalというビールです。

Dscf4180_r_2 翌朝は風が止んだので、客室テラスで湖面を見ながらスーパーで仕入れた朝食を摂りました。

マウント・クック国立公園

次にテカポ湖から、プカキ湖の西側に沿って、マウント・クック国立公園に行きました。地図道路をピンク色に示してみました。延長約104㌔です。

Photo

プカキ湖を右に見ながらホテルに向かいました。

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プカキ湖の湖岸です。道路から逸れて眺望用パーキングがありました。トイレは皆無です。なぜか、中国人旅行者達十数人と遭遇。聞いたら北京からだと。同じくレンターカーを借りての個人旅行でした。

やがて、ホテルに到着しました。

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ここを起点として、多くの登山コースやトレッキングコースがあります。まさに大渓谷で、平地を屏風のように荒々しい山が囲んでいます。

ここから、フッカー渓谷(Hooker Valley)のトレッキングコースがあり、往復4時間コースなのですが、これが一般コースだそうで体験しました。そんなに山坂があるわけでもなく、途中3本の吊り橋を渡って、終点がフッカー湖となります。多くの白人とすれ違いましたが、顔が合うとお互いニコっと笑って、挨拶です。中国人も多くいましたが、彼らは恥ずかしいのか、慣れていないのか、白人の様とは違います。

カミさんは、登山靴やリュックを用意して、完全装備でやる気マンマン。最後まで貫徹しました。途中放棄したら、今後オイラに何を言われるか分かりませんですからね。まぁオイラから見れば、このトラックは、ハイキング・コースの類で、道のほとんどは小砂利敷きがされていますので歩き易いです。往復4時間トラックです(速足で3時間)。

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Dscf4196_r 途中このような吊り橋が3か所ありました。

Dscf4209_r これが最後の吊り橋だったか?

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このフッカー湖が最終地点で、石積で囲われた休憩所

Dscf4212_r 湖には氷河のかけらが浮かんでいました。湖の奥地点が氷河の末端で、そこから押し出されて大きな破片となり流されてくるのです。

086_r その氷河の最後の姿です。

093_r NZで一番高い山、マウント・クックです。標高3,724m。この場所は、ちょうどこのマウント・クックの裾野に位置しています。

地形的には、日本列島とNZ列島は大変よく似ている。同じ火山国だからでしょう。例えば関東平野や長野に人が住んでいなかった5千年以上前は、きっとこのような荒涼とした地形も多くあったのではと思いました。英国人などが入植してきたのが200年前ごろ。彼らは羊と牛をこのNZにもってきて、これら草食動物の飼育によって、低地は雑木林がほとんどなくなり、飼育用の草原だらけになったのが現在のNZの風景だろう。幸い気候的に雨が大変多いので、砂漠地帯にはならなかった。まぁそれでも一部サバンナ的風景も多く見つけた。しかし人間が遊ぶのには大変良いところでした。

次にここから、クウィンズ・タウンに向かいました。

NZ漫遊の旅の記事はまだまだ続きます。

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コメント

 NZ漫遊の旅、楽しませていただいてます。
まだMt.クックには行ってないので、ぜひ行かなくては。
 ところで、私のお勧めビール、よっぽどお口に合わなかったようで、申し訳ないことです。逆に私がスペイツを飲むと、甘すぎて、歯が融けてしまうように感じるのです。たぶん普段甘いドリンクなど一切飲まないからだと思いますが、人の感覚の違いに今更ながら驚いているところです。ともかくNZのクラフトビアーは日本では受けそうにありませんね。

投稿: でんこ | 2016年5月 5日 (木) 16時36分

でんこさんコメントありがとう。
でんこさんお勧めのビールも大変美味しかったですよ。ただそのビールの名前を忘れてしまいました。

ビールの飲み方として、クラフトビールはコクがあるので、日本の一般ビールの「ぐいっと」ではなく、チョビチョビ飲むのが正解ですね。だからNZの人はおしゃべりをしながら、ゆっくり味わいなが飲むのではと考えました。日本で受けると思いますが。

投稿: オイラ | 2016年5月 5日 (木) 19時05分

 正におっしゃるとおりです。
 つまみもなしでちびりちびり。
 ワインを飲むような感じです。
 オイラさんが飲まれたのはEmerson。これはスペイツと同じくキリンの系列です。
 またクラフトビアー大手のMOAというブランドは数カ国に輸出していますが、日本にはまだのようです。なかなかおしゃれなので、日本にも輸出されたらEmersonより受けやすいかもです。
http://www.moabeer.com/beer-and-cider/#range-overview

投稿: でんこ | 2016年5月 6日 (金) 09時55分

MOAビールについて

熱海にはMOA美術館というのがあります。経営主体は世界救世教という宗教団体ですが、けっしてその宗教色を出した美術館ではありません。MOA=モアではなく「エム・オウ・エイ」ですが。

ところで、MOAというのはNZで既に絶滅した大きな鳥だそうですね。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%A2

このビールを熱海を中心に流行らせたいですね。

投稿: オイラ | 2016年5月17日 (火) 11時14分

 そうなんですよ、可愛そうにモアはマオリに食べ尽くされて絶滅しちゃいました。オーストラリアのエミューより大型だったそうです。
 NZピジョンも食べられて、ほぼ絶滅しかけましたが、何とか保って、今はダニーデンでは普通に見かけます。
 大あほう鳥はご承知の通りです。

 ビールのMOA,MOA美術館に置いてもらいますかね?

 そうそうオイラさんが疑問にもたれたように、NZにはマオリ族の前にいた民族があるんですが、今ちょっと見つけられません。もしかしたら、その人たちがオーストラリアのアボリジニに似ていたのかも知れませんね。

投稿: でんこ | 2016年5月17日 (火) 17時26分

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