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2016年4月28日 (木)

ニュージーランド(NZ)漫遊の旅1  NZの全般について

しばらくこのブログの更新を中断していました。

ニュージーランドに行くことになった。2016年3月29日 (火)

4月9日から24日まで、ニュージーランド(NZ)の南島と北島を漫遊してきました。ちょうど日本では春真っ盛り、NZでは夏が終わって初秋・中秋のころという気候でした。時差は、NZは4月から夏時間は終わり、日本より3時間早い。為替レートは1nz$=約75円。昔のように空港で両替の時代は終わり、ほとんどがカード決済でした。それでも用心用に現金は現地ATMから引き出しました(nz$200)が現金は余りました。現金両替は手数料が高く空港での表示はnz$1=¥82.40でした。カード決済でのレートはnz$1=約76・77・78円と動いていました。NZはほとんどがカード決済の国です。日本は未だに現金決済が主流ですが。

義理の従兄になるサム・ニールが、クウィンズタウンの近くに豪邸を所有をしており、さらにその近くにワイナリーをいくつか所有していて、サム・ニール印のワイン「Two Paddocks」という銘柄の高級ワイン(赤と白)を生産していて、NZだけではなく世界中に販売しているとの事。まぁ日程的には、彼は映画撮影の仕事で米国に行っていて、留守なので会えなかったが、その辺を見て回ることが出来ました。

またオタゴ(Otago)地方で一番大きいダニーデン(Dunedin)には、オイラのメル友のでんこさん夫妻がいるので、そこを訪ねることも出来ました。

位置的に見れば、大陸から離れた列島ということでは、大変日本と似ているのですが、ほとんどが大自然の中、羊と牛のPaddocks(放牧場)ばかりで占められていたという印象です。

これから、NZに行かれる方の参考としても、今回の体験談を披露致します。・・・

さて、全般的な話から始めます。

このNZには、先住民として9世紀頃、ポリネシア人が開拓者として入植してきました。ポリネシア人とは太平洋の島々に住む人々の総称です。この人々をマオリ人と云います。ハワイ・タヒチ・サモア・トンガなどから海を渡って来ました。ちなみにオーストラリアの先住民だったアボリジニ人は、系統的には別の人種で、やはりオーストラリア大陸と近くの島々で暮していた人々です。

最近の研究では、このマオリ人の遠い先祖には、DNA的には台湾の高砂族の血も交じっているとか。分類的にはモンゴロイド系であるが、モンゴロイド系では例外的なまでに、大型な体格と彫りの深い顔立ちをしています。力士だった曙太郎もポリネシア人です。

ポリネシア人は体重に対する筋量と骨量の比率が他のあらゆる人種を大きく上回る。こうしたことから、『地球最強の民』(最も強い身体を持つ人々)などと称されることがある。

今やNZの国技と云ってもいい、ラグビーなのだが、ほとんどの主力選手はこのマオリ人で、または混血人で、白人ではあの馬力が出ないそうだ。テレビでは毎晩3つのチャンネルでラグビーの試合の中継をしていた。

また、どの国のポリネシア人も最近は肥満が多い。これは最近の傾向だそうだ。

住民の肥満率において、世界上位10カ国のうちの4カ国をポリネシア系諸国が占めるとの結果を報告している。 具体的には、クック諸島が世界第3位、トンガが世界第4位、ニウエが世界第5位、サモアが世界第6位という結果であり、第8位のクウェートと第9位のアメリカ合衆国を除けば、全てがポリネシア及びその周辺の島国で占められた

何故太ってしまったのか?

太平洋諸島のポリネシア人、ミクロネシア人、メラネシア人は食べ物の少ない環境で何千年も生きている人種ですので、私たちが普通に食べている物を食べたら太ってしまうのです。島々への西洋人の到来を迎えるまでは、彼らの主食は脂肪分が極めて少ないものであった。ほとんどが果物、野菜、魚などといったもので構成されており、たまに野生の豚が使われる程度であった。野生の豚は常に走り回っているため、その脂肪分はかなり低めだ。摂取済脂肪のほとんどは何かしらのエネルギーとして消費されていた。絶妙なバランスのようなものが保たれていた。

まぁそれが現代では西洋人と同じものを食べるようになったことが原因だそうだ。しかし、その西洋人も、超肥満はこのNZにもごろごろいる。特に20代後半の女性は、尻が異常に膨らんで、あのスリムな妖精のような体型は消え去る。

さて、そんなこんなでマオリ人がNZで暮しているところに、1642・43年にオランダ人がここを発見して調査をし、さらにその100年以上後英国人ジェームス・クックが島全体の詳細な調査を行った。そのころ、英国や欧州、米国もマッコウクジラに良質な油脂があることから、捕鯨遠征の競争の時代だった。日本に来たペリーの船団も捕鯨遠征だった。電気もない時代、闇を照らすランプの油脂が貴重品の時代だ。

それに応じて、英国を中心として、欧州各地からここへ、移民が押し寄せた。1830年代前半にはロンドンに植民地会社が組織され、移民はさらに増えていった。やがて当然先住民のマオリ人と2度に渡る戦いがあったが、近代武器を持たないマオリ人は鎮圧された。やがて1907年には英国連邦内の自治領となって独立国となった。

NZの内陸はほとんどが放牧地となっており、遠目に見るとゴルフ場が延々と続いているみたいで大変美しい草地が続きますが、英国のスコットランドから入植した当時羊毛が盛んな頃で、それまであった原生林を切り倒し開墾して、羊牧場、牛牧場にしてきたわけで、これ、大変大きな面積が必要で、草を食い尽くすと隣の放牧場に移す。これを繰り返す必要があるので、全土が放牧場になってしまったようだ。また雑木などの苗も羊や牛が食い尽くすので、延々と草地のままが現状なのだろうと思った。とにかくNZの人口より、羊や牛の数の方が多いと云われることの実感を得ました。

現在NZは、英国連邦王国の一つで、オーストラリアやカナダと同じで、立憲君主制国なのだ。実態として国王は英国国王のエリザベス2世で、そこからニュージランド総督が派遣され国王の代理をする。また政権与党は中道右派のニュージランド国民党で首相はジョン・キー首相。

人口は約450万人、国土面積は日本の約7割、GDPは1,618億USドルで日本の約3.8%となっている。首都が北島の南端にあるウェリントンで、最大都市は北島のオークランド。

都市ランキングとして

Nztoshi2Nz

さて今回のNZ漫遊の旅ですが、道路交通が日本と同じ左側通行なのと、昨年フロリダに行くのに国際免許を取ってまだ期限あったので、レンターカーを借りて漫遊をすることにしました。自分で運転して行くのは正解で、鉄道はまったく一部しかなく、ツワーバスは本数が少ないので大変不便です。NZは後発の国なので、鉄道も人口が少ないので未発達で来て、そこに一気に車社会となりました。

成田から空路11時間でオークランド空港に到着。そこからドメスティック・ターミナル(国内線)にバスで移動して、そこから空路約2時間で最初の出発地クライストチャーチに到着しました。空港で予約済みのレンターカー会社(Ece)に専用電話を掛け、迎えに来てくれと。やがて、迎えの車が来て、空港敷地近くに構えるEceレンタカーの事務所に到着、手続きをして出発をしました。オプションでナビゲーション(1日当り10$)も借りました。日本では今や車内にナビゲーションは組み込まれていますが、車が日本からの中古車が多く、ハンディー型のナビゲーションしかありません。これ慣れるまでに時間が掛かりました。もちろんすべて英語です。

Dscf4185_r 場所を指定するのに、キーワードか住所かZIPコードを入力するのですが、例えばキーワードにホテル名を入力しても出てきません。住所を入れても、番地全部を入れることが出来ません。まぁアバウトでしかダメなのです。日本では電話番号入力もできますが、電話番号検索はありません。ナビゲーターは当然カミさんなのですが、少し方向音痴なところもあったり、メカに弱かったりで、このクライストチャーチの街の中を、練習を兼ねてグルグル回りました。カミさんが検索入力と進路の読み上げ。オイラ叱咤激励をしながら何とか両者慣れて行きました。Dscf4186_r 電源はタバコ火付け用ソケット

カミさんと約2週間のNZ漫遊の旅でした。

続きは次回の記事で!

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