ニュージーランド(NZ)漫遊の旅 2 日本と少々違うところ
NZは、人口的には450万人と大変すくなく、その内訳は
ニュージーランドは多民族国家である。2013年の国勢調査では、人口の約74%がヨーロッパ系の白人で、次に多いのが、先住民族マオリ人で、約14.9%である。3番目に多いのは、アジア系の約11.8%で、2001年の国勢調査では、6.6%であったのに対して急増している。太平洋諸島系は約7.4%、その他が約1.2%である。
印象としても、本家の英国より英国らしい。南島などは、ほとんどが白人で占められていて、肉体労働者もほとんどが白人の若者といった具合。若い女性も長い金髪を振り振り、すらっとした体型でまるで妖精が歩いているようだ。もちろん20歳後半になると、その体型はみごと崩れるが。2013年10月に英国を縦断しました。スコットランドのエジンバラから中部の湖水地方、そしてロンドンとその近郊、約2週間いました。その時感じた人間空間より、NZの方が英国らしかった。
イギリス漫遊 -1 イギリスは寒かった. まずは、スコットランドのエディンバラからスタートしました。2013年10月17日 (木)
また本場英国より、我々観光客には大変親切で、素朴純粋な国民性を感じました。押しつけがましい親切ではなく、こちらへの返答として親切に対応してくれました。・・・・・・・
このスレていない純朴さはどこからくるのだろうかと考えました。やはり大自然と常に接して、その中で生活をし、余計な刺激が少ないことで自然体で生きていることではないのだろうか。
宿泊はほとんどモーテルでしたが、そこで例によってなるべくテレビを見るようにしていました。英語の理解力が足りないこともありましたが、まったくどのチャンネルもオイラから見るとつまらない番組ばかりでした。地デジは12チャンネルぐらいありましたが、時々やるニュースも、項目を並べるぐらいで、例えば日本の熊本地震についても、1分以下で、その後のエクアドル地震は2分ぐらいといった具合です。また南島と北島を移動していますので、その都度テレビ番組の内容が変わっていました。
昔の映画やTVドラマ番組、ラクビーの中継、クイズ番組、マオリ語番組、建物改造番組、ガーデニング番組、宣教師番組、1局英国のBBC番組をやっていましたが、EU国、米国、日本、カナダなどと違って、内容的に質素だったと感じました。ダニーデンのでんこさんに聞いたら、衛星放送も受信できるが、それには別におカネが掛かるので、それほど一般的ではないと言っていた。たしかに、各家々の外観を眺めると、UFアンテナはあっても、衛星放送受信アンテナを付けている家は少なかった。またケーブルテレビもあるらしいが、大都市中心部に限られているようだ。
規模の大きいホテルにも泊ったが、そこでは謳い文句がNHKが映りますと。しかしNHKのロゴの先がただいつまでも受信努力中を表す渦巻きが回っているだけで、とうとうNHKを観ることが出来ませんでした。そこでハタと考えた。たしかにテレビ番組は資本不足の結果なのかもしれないが、他の国のように、テレビメディアによって余計なことを煽られたり、洗脳されてたりしていないのではないか?例えば日本のようにただ下品に笑わせるような視聴率稼ぎ番組はなかった。今や必要なことはインタネートを通じて入ってくる。NZはテレビ全盛になる前に、ネット社会に移行したのではないか?
このNZに来る観光客は、やはり隣のオーストラリア人が一番多いのですが、今や中国人がそのあとを数では追っているようです。ひと昔前はアジア人では日本人でしたが、中国人の数の多さに隠れてしまったようです。NZでも中国人に対してビザの緩和をしたのでしょう。どこに行っても、中国人の団体と一緒になりました。もちろんオイラと同じようにレンタカーで回っている個人旅行も多かったです。
とかく日本のマスゴミでは、中国人は日本の良さに惚れて日本にこれだけ多く訪れているというのも半分嘘で、今まで海外に行けなかった層が、ビザ緩和で国外に行けるようになったのです(その数は膨大です)。大昔の「何でも見てやろう」なのです。またEU国へはテロの不安が多く、結局台湾、NZ、豪州、ポリネシア諸国そして日本に押し寄せているに過ぎない。また中国の経済バブルの影響です。中国政府は国民が海外で使うカネを制限し始めましたから、まぁご盛んなのは今年までかもしれませんね。
大きいホテル、空港も案内版には英語と中国語表記が併記されていました。まぁ、今や日本人はある程度英語表記を理解できるが、中国人は中国語表記でなければ理解出来ない旅行者が多いということなのだろう。
米国、カナダと違ってNZやオーストラリア、EU国はチップがないので助かります。米国、カナダでは合計金額プラスその15%~20%ですから、食事などは結構高くつきます。レストランで食事の場合、会計はどのようにするのか興味がありました。ほとんど日本と同じでした。ウェイトレスに「チェック、プリーズ」というと伝票も持ってきてくれ、それを持ってレジのあるところに行き、支払いです。ほとんどクレジットカードが原則で、端末器にカード暗証番号(Pinコード)を押して決済です。昨年フロリダにいったのですが、米国ではこの支払末端器システムはほとんどなく、昔通りのサインでした。NZではほとんどがこのやり方のカード決済でした。ただしところによっては、クレジットカードの場合、2%プラスなってところもありました。EU国もほとんどこれです。
また一般レストランでは、テーブルでメニューから希望の品を選んでおいてレジに行き、そこで注文と決済をして、番号札を持って自分のテーブルに立て待っていると、料理が運ばれてくるというシステムです。これ知らないといつまでも来るあてのない注文聞きを待つことにになります。
しかしさすがに都心部の老舗レストランでは、そのような目印番号札はなく、ウェイトレスがそのテーブルとお客の記憶を頭に入れ、テキパキ料理を運んで来ます。まぁこれは日本のレストランとまったく同じです。日本のレストランと同じと言えば、世界に誇る水の美味しさと豊富さで、テーブルには必ず水が提供されます。大きな水瓶が置かれ、セルフなのですが何杯も飲める。上品な店ではレモン片が入っている場合もあります。
料理に関しては、魚料理、貝料理、牛肉料理、ラム料理、豚肉料理などなど食したのですが、当初なにか一味たりない、あまり旨くないのです。理由は健康優先なのか、ほとんど塩気を抜いているらしい。テーブルに置いてある塩と胡椒で自分で調整することが原則なようです。よく英国料理がまずいというのは、ほとんど塩味などの味付けがされない料理をそのまま食べたのだろうと思います。中年になり肥満体ばかりなので、塩気を取りすぎると血管や心臓に悪いですからね。オイラばんばん塩胡椒を掛けました。そのような意味では、日本の醤油は塩気が多いのでマイナーな調味料のようです。
アルコールに関しては、ビールとワインです。NZワインの種類の数は多かったです。スーパーでも100種類は並んでいたような。ビールも個性のあるビールが多く、オイラには
このSPEIGHT’S(スペイツ)Gold Medalが最高においしかったので毎回呑んでいました。コクがあって、炭酸がきつくないのです。これダニーデンで製造されています。 NZビール
NZ内の交通は、都心部以外は、片側1車線の2車線道路で、時速100キロ/時です。日本だと制限速度70キロ前後の道路を100キロですから緊張します。また原則的に両側にはガードレールはありません。目印ポールが間隔を空けて立っているだけですから、よそ見して道路を外れると、道路の外に突っ込ん行きます。100キロで突っ込んだら迫力のある事故になります。まぁそのような事故現場は、今回の走行で1回だけ見ただけですが。路肩の草原にひっくり返っていました。もちろん急カーブや危ない個所は、80や50や35キロといった具合に制限速度が落ちます。また時々橋の場合、2車線が1車線となり先に入った方が優先となります。
有料道路が一切ないのでその分助かりました。また土地のウネリに沿って道路が作られ、トンネルは一切ありませんでした。岩石が迫る路肩も、擁壁工事はほとんどされていなく、切り崩した岩石がむき出しで、時々それが崩れ、復旧工事個所を数か所遭遇しました(片側交通で)。
特に日本と違うのは、交差点ではやたらに右回りのロータリーが多く、慣れないとちょと戸惑います。ただ全般的にNZの運転者は交通ルールを非常によく守ります。これ紳士的に守らなかったら事故続発でしょう。道路を走っていて、必ず目にするのが、猫ぐらいの大きさの死骸です。これはもともとオーストラリアに生存していたポッサムという有袋類です。
面白いことに、オーストラリアでは保護動物なのですが、NZでは害獣ということで駆除の対象だそうです。夜行性なので夜道路を渡る時に自動車に跳ねられ、道路上に死骸となり、それを大型鳥が食べて始末をするという循環です。さらにこのポッサムの毛なのですが、中が中空になっていて保温性が抜群だそうです。同じような毛は、白クマやアルパカも同じような毛で、一般の羊毛にこのポッサムの毛を織り込んで、NZの特産の毛皮として生産販売をしています。
ポッサムセーターが約200NZ$=約16,000円。マフラー、靴下、ブーツなどがあり、結構高額です。ウチのカミさん、1着買いました。あとマヌカハニー(蜂蜜)、いくつかランクがあって、活性強度39+印は1缶数万円と高価ですが、ウチは10+ぐらいのを土産用にスーパーで買ったようです。
さて、次回記事では移動した順番に印象を記事にします。
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