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2015年12月11日 (金)

とうとう応急処置をしたレールが寿命となり、専門業者に新しいレールに入れ替えてもらいました。

11月29日から今季のみかんの収穫を始めました。昨日で全体の7割がたを収穫しました。しかしです。その始めた翌日、上段のみかんをモノラックの荷台(トロッコ)2連に乗せて中間まで来たところ、ストップしてしまいました。エンジンは快調なのですが、全体が動かない。調べると、荷台には、車輪がついているのですが、その車輪が傾き外れているのです。

ちょうど数年前に2本のレール(40年経過)の底が錆び破れ、噛み合わせの蛇腹が奥に引っ込んでしまって、噛み合わせができなくなり、このレールを変えてもらおうと、以前修理してもらった伊東農機という沼津の業者に連絡を取ったのだが、当時相当忙しかったらしく、小さな仕事と見なしたのか、「そちらに行くとき連絡するよ」だった。最初は待ったのだが、一向にその気配がない。

なんとか応急処置をしようと、考えたのが、補強としてステンレス板を差し込んで、溶接留めにしようと。アーク溶接機を購入して本格的に溶接をした。まぁこれでアーク溶接の技術を身につけたわけだが(これ結構面白い)。しかしミカンを満杯したコンテナは約20キロ、これが1台に3つで60キロ、4つで80キロ。前荷台には運転操作の時オイラも乗ることがあるので、70キロ+40キロの場合もあり、ステン板がその加重で溶接が剥がれたり、湾曲したりで何度もやり直していた。・・・・・・・

初めてのアーク溶接にチャレンジしました。2014年12月11日 (木)

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ところが、これを何度もやり直していたら、どうやらレール基材(50×50)の側面下部が膨らんできたらしく、これらも脱輪の原因だろう。これ荷台の脱輪はその場で車輪を正常に戻せない構造になっている。その為には車庫のレール先端までいって一旦架台の車輪をレールから抜いて、再度入れ直さなければならない。この荷台一台も結構重い。ヒイヒイ言いながらなんとか戻した。

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もうボロボロ状態というかなんというか。

もうなんとしてでもレールを替えるしかない。で、また業者と連絡を取ったら、なんとか都合をつけてみるとのこと。まぁいつになるのか分からないので、とりあえず収穫だけは進めた。モノラックはその問題の地点(行程の中間)の手前で止め、上段のみかんは収穫コンテナをレール上を滑らして、ここまでたどり着く方法だ。これ結構重労働なのだ。そしてここで集積して貯蔵庫までは運転で運ぶ方法をとった。

そして、上段のみかんの処理がほぼ終わった昨日、突然電話があり今から行くと。午後にやって来た。沼津からの業者なのだが、75歳前後、一人は山道を上がる時多少ヨロヨロする。大丈夫かと感じたが、作業に入ると凄い。二人とも数十年のベテランだ。動きにほとんど無駄がない。

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嵌め繋ぎなので、途中でレールを切断したほうが仕事が速い。

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手前のレールとそこから3本目のレールを交換したのですが、その間の2本のレールも外しました。この方が仕事の手順が良いようです。

Dscf3994_r 繋ぎはこのように嵌め繋ぎ

Dscf3998_r 旨く嵌らないと、チェーンを掛けて、両レールを引っ張り締め上げることでピッタリ隙間なく繋がった。

Dscf3999_r 当然支柱もやり直したヶ所もある。

約2時間内で収まり、ついでに荷台の車輪にも問題があって、そこをも直してくれた。感謝感謝です。さすがはプロフェッショナルですね。

これで、ここ数年続いた、2本のレールの問題とそのトラウマが解消しました。これで安心してモノラック運転が出来るようになりました。

ウチのみかんの成木は、現在35本ありますが、おのおの表年と裏年が混ざっています。1本の木で大体コンテナ4個~6個分、1個には17キロ前後のみかんが入ります。

あと全体の3割前後残っていますが、来週には知人がみかん狩りとBBQの予定なので、あとはゆっくり収穫する予定です。今季はスーパーエルニーニョの影響か、温暖化が原因なのでしょう、みかんが成ったまま腐ってしまったのが1本の木で10個前後ありました。例年このようなことはなかったのですが。しかしそのためか、大変コクのある甘いみかんになっているようです。

収穫したみかんは、まず貯蔵庫にコンテナのまま積み上げ、予措といって風と通しを良くして、みかんの皮を乾燥させます。その後、中にある箱棚に移し替えます。棚は14段で14列あり、1箱には10キロ前後入ります。

12月の末ごろからは、入り口の鉄扉を閉め、湿度80%前後、温度5℃前後を保つようにして、1月後半のJAへの出荷まで貯蔵します。JAの引き取りは、もちろん良いみかんが条件なので、その2/3ぐらいが出荷の対象となります。全部で1000キロ前後で、JAからの出荷代金は10万円はるかに下の金額です。

農業なんて手間ひまと収入金額を考えたらやっていられません。1年手を掛けて。こんなものですよ、みかん栽培なんてものは。先代親の後をついで老後の趣味と健康と自家消化と知人への贈答の為にやるしかないのです。言わば道楽のようなものです。だから常に生産従事者年齢は年金などでカバーされていて、暇のある60歳・65歳以上なのです。やがて、跡継ぎがいない場合は、耕作放棄地となり、さらにこれが雑木林となっていきます。

テレビでは若者に田舎で農業を・・・なんてやっていますが、少なくともみかん栽培で生活費をなんて無理ですよ。

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コメント

突然ですが、初めてコメントします。私は静岡市在住の中年です。
モノラックのメンテを調べていてたどり着きました。
親が死んで百姓素人。
農業なんて手間ひまと収入金額を考えたら・・・・・・・同感です。
青島みかん多分3t弱収穫予定です。
頑張ってください。

投稿: aoao | 2015年12月18日 (金) 22時00分

コメントありがとございます。
収穫が3tというのは、ウチの3倍ですね。
一人でやるのは大変ですね。人を雇ったら
赤字にプラスさらなる赤字。

幸いなんとか他の収入で喰っていけるので、健康を維持する為の体力増強手段と考えています。亡き父が丹精込めて育て、資金投下したみかん畑なので。先祖の残した遺産(レガシー)のようなものです。

柑橘類の栽培知識を得ることもだんだん楽しくなりました。例えば、マラソン大会に出場するため、ゴルフの為、テニスの為などと、暇と体力を使う延長線上に、この柑橘栽培を置いている次第です。

お互い頑張りましょう。体が動かなくなるまで。

投稿: オイラ | 2015年12月21日 (月) 10時18分

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