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2015年10月25日 (日)

隣の耕作放棄地の雑木を伐採しました。チェーンソーは強力な武器となります。でも結構トラブルも多いですが。

ウチの隣に接している柑橘段畑が十数年前に、耕作を放棄してしまい、それまで栽培していたみかんの木を全て伐採。その後ずーっとほったらかしにしてある。その所有者に、このままでいると、雑木が生い茂り、それが成長して高木になって影を作り、ウチの柑橘類の木に影響を及ぼすと苦情を言ったら、「そしたら適当に切ってください」と。

雑木の生長は早い。特に晩秋に葉が真っ赤に色づくハゼの木が多いのだが。しかしこのハゼの木は、アレルギーのある人は木の下を通っただけでかぶれる人もいる。オイラも幼少の頃、山で遊んでいるとき、このハゼの木に触れて、顔中や手が被れ、医院に行って静脈注射で治した記憶が数回ある。この木をウルシの木という人がいるが、これは間違っていて、ハゼの木が正しい。まぁウルシ科なのだが。高齢者になってから、オイラはかぶれなくなったようだ。

Llkkjj晩秋になると真っ赤な葉となり美しいのだが。

柑橘の木に日照が不足してきたようなので、思い切ってこの隣地に接する境にある雑木を本格的に伐採することにした。午後2時ごろから5時ごろまで、これ昨日で3日目となる。・・・・・

一番困るのが、蔓(ツル)系の植物で、クズ・アケビ・ウベなどが生い茂る。蔓の太さも年月を経ると二本指ぐらいの太さになる。これらが無数の生い茂って、だんだんウチの柑橘の木に触手を伸ばしてくる。

低木もあるが、高木となると10m超近くか。これに多くの大枝・小枝で構成されているので、倒すと、景色は一変する。もちろんチェーンソーを使ってだが。これはすばらしい兵器なのだが危険な道具でもある。段畑なのでとにかく足場が悪い。回っているチェーンソーにちょっとでも触れようなら、すぱっと切れる。骨も一発で切れる。大変注意と経験と知識が必要なのだ。初心者は説明書をよく読み、よく事前練習をしてからしないといけない。

Dscf3923_rチェーンソーの横においてあるのは、ペットボトルを利用して、潤滑用チェーンオイルと25:1の混合燃料を小分けして持参する。まぁ20分ぐらい戦えば両方が無くなり、補給しなければならない。これはオイラの2代目のチェーンソーだ。終了時には燃料を全て抜く。そうしないと点火プラグがぬれて次の時エンジン始動がなかなか掛からないことがある。

そのような強力な武器なので、この作業をしている間は、まさに無敵の英雄のような痛快な気分になれる。しかし最中のトラブルもよく発生する。倒した木の大枝を切断するとき、一般には上から刃を入れるが、木に圧力が掛かっている場合、切断部に刃を捕られ、にっちもさっちも動かなくなることもある。こうなるとエンジンを止めて、切り口を広げ取り出す。このような場合には下から刃を入れると良い。上から攻めたり、下から攻めたり大変なのだ。

また大木の場合には、倒したい方向の側に欠くように刻みを入れ、開いた口のようにして、その反対側から本格的に刃を入れていく。こうすると刻みを入れた方は口が閉まるようにその方向に倒れて行く。それでもうっかりすると、刃が挟まって取れなくなることもある。これを繰り返すとチェーンが緩み外れてしまい、再取り付け仕事が待っている。

まぁなんだかんだ言っても、これがないと斧か手動のこぎりだ。とてもじゃないが時間は掛かるし、体力も消耗する。

Dscf3927_r倒した切り株の表面には、除草剤の原液を塗っておく。雑木は強いので、この切り株からまた芽を出してぐんぐん成長していく。数年で5mを超える成木となる種類が多い。

Dscf3924_r この中に芯となっている木を伐採する。この木に寄生しているのが蔓系の植物で、まるでこの木を包むように成長している。

Dscf3934_rとりあえず中に入って、芯となる木を伐採しました。もう全体的に枯れていくのみです。これも安易に中に入れない。蔓が体に幾十も巻きつき、進入が容易ではなく、チェーンソーで切りながら進んで行く。

Dscf3929_r まだ左側上部は、高木が繁殖しています。みかんの木に掛かるはずの日照が遮られてしまっています。

Dscf3936_r 伐採によって、日差しがよく入るようになり、また風通しもよくなりました。問題はこればかりではありません。この中の空間に猪やハクビシンなどが住まいとして繁殖しているのです。風通しもよく雨もしのげる空間となるからです。今日は作業していたら、少しガサガサと動くのでみたら、昼間ほとんど出てこない猪の子供(ウリ坊)が、「どうしようか、どうしようか」と迷った顔をして出てきて、そして逃げていきました。

猪は、段畑の石垣を崩す被害を多くやらかします。ミミズを狙って地面を掘っていくことが多く、そのとき石垣を崩してしまい、以後そこを通り道としているようです。今年は重要な石垣をモルタル+砂利を混ぜたペーストで補強しました。

柑橘栽培はこのように、意外な作業が多いのです。

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