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2015年8月10日 (月)

「戦争はしない」は自己矛盾だろう。攻め込まれたらどうするの?無責任な言論が持て囃されるピュアーな日本メディア

ウチら地方は雨がふりませんね。予報レーダーでは少し恵みの雨の可能性があったのですが、今は変更されそれも無くなりました。6日にみかん苗木約50本に水遣り(潅水)をしたのですが、雨が降らないとそろそろ再度やらなくてはなりません。別に枯れるわけではないのですが、成長が著しく遅れるようです。時間としては大して掛からないのですが、タンク(300L)に水を入れ、現場まで行き、エンジンポンプで潅水するので設営は大掛かりになってしまい、気軽にというわけには行かないのです。昨年はこれをサボったので、以後の成長が大変遅れました。天気予報を見ると13日と14日に雨が降りそうですが、これを当てにして外れてがっかりするかもしれませんので、今日か明日実行しようと、自分に元気付けているところです。

さて、参院で安保法制の審議が行われていますが、使われる言葉「戦争」とはどのような戦争なのか混沌としています。戦前のように海外を侵略して植民地にするとか、保護国とするとか、日本人はもう懲りてそんな発想の時代ではありません。またその必要も皆無です。世界中で人権意識が高まり、ロシア・中国など独裁国家以外は、あえてこれに挑戦する国は大変少なくなりました。しかしこれは最近になってからのことで、戦前までは、特に先進国では、数百年に渡って植民地争奪の覇権争いが極普通の姿だったのです。日本は遅れて参加して、手痛いしっぺ返しを喰らったわけですが。ただ、これから先はやはりどうなるか、空想的平和主義のままというわけにはいきません。だから自衛力という対抗手段としての抑止力を各国同等に持つわけです。・・・・・・・

戦後70年という節目で、今夏は戦争の悲惨さを訴えるメディアが盛り沢山ですが、それを援用して、「二度と戦争は反対だ」とか「日本を戦争の出来る国にするな」と今回の安保法制を「徴兵制になる」とか「戦争法案だ」と見当違いも甚だしい。デモで野次れば、メディアは取り上げ、特に横文字被れのSEALDSとか自称している学生中心デモ。

ベトナム反戦や70年安保の時も、やたら米国の若者をまねて、横文字反戦デモが流行った。ヒッピー風俗も米国の物まね。反戦フォークソングもその中で大流行した。花と音楽があれば世界は平和になると。今はフォークソングじゃ古臭いのか、ラップのような。

SEALDS(シールズ)の正体

過去振り返れば、「かっこいい」と新しい世界に入って遊んでいる子供のようにしか映らない。多分安保法制案など熟読したことがないだろう。いわゆるファッションなのだ。オイラの半世紀前の時代と大して変わらない若者行動の一環だと思うが。さらに、この法案で法的抑止力を整備して欲しくない、中国など特定アジアの工作員がスポンサーになっている可能性は大だろう。以前はソ連だった。これはソ連崩壊後、機密文書で明らかになっている。もちろんおバカな学生たちは知らないだろうが。これも以前と同じなのだが。

彼らの主張で抜けているのは、日本が攻め込まれた時の戦争はどうするのか?ということだ。本格的戦争でなくても、事変で一部領土が侵略されたり、確信的にニセ難民として、国内に送り込まれた場合だ。もちろんその場合には民間人の振りをした兵士も混じっているわけで。これを便衣兵というのだが。憲法9条を厳密に守れば、竹やりで応戦して殺されてもしかたがないと。森永卓郎は、それで日本人全員が抹殺されても、日本民族は美しい理想的な9条を守って、なんと美しい民族だったと賞賛される方が良いと(TVタックルで)。コイツは頭が狂っている。

これまで、日米安保条約は日本の一国平和主義(個別的自衛権)を原則としてきた。米国が日本を守るが、その守っている米国がもし襲われても日本は守らなくて良いと。だから装備している武力も、その場合の想定は無しだった。領土外での兵站は原則出来ないことになっていた。軍事に関しては、日本に有利な片務条約で甘えてきた。

オバマはもう米国は世界の警察官になっていることは出来なくなったと見解を明言している。数年先はオバマから次の大統領に変わるが、たとえ共和党の大統領になっても、米国の厭戦気分は変わらないだろう。だから米国は、もう米国に甘えるのはいい加減にしてくれと、日本の番犬ではないと。ウチの若い衆がアンタの為にも血を流しているとき、アンタは捨て身で助けてくれないのか?と。それも限定的な範囲での安全保障でいいんだよと。それが嫌なら、日本が攻撃を受けたとき、助けるポーズはするが、捨て身になって助けないかもしれないよと。日本側で数千人が死んでから重い腰を上げるかもしれないよと。

椿三十郎は1人で何人も相手にして切り捨てたが、実際にはこんなことは出来ない。仲間がいなくては、相手を負かすことは出来ないし、それが相手に対して事前の抑止力となる。国も同じで今や1国で戦争には対処できない時代となっている。欧州にはNATO(北大西洋条約機構)の29カ国の安全保障がある。ここには個別的自衛権と集団的自衛権などといった区別はない。各国の自衛権を守るための機構なのだ。もちろんある事変や戦争に対して、参加するかしないかは、各国の裁量に任されている。

経済用語で「合成の誤謬」というのがあるが、個々が正義だと思って勝手に実行し、それがマスになって合成されると、すべてが間違った方向に行ってしまう。「戦争は悲惨だから、二度としない」「戦争に関することはすべて排除する」と思想的に個々がなり、その方向に行くと、抑止力なしのこれほど侵略し易い国はないということになる。それでなくても、日本は韓国に、ロシアに領土は奪われ、中国からは恫喝され資金や技術を上納させられ、さらに領土を狙われている。エスカレートすれば、中国が一番欲しい沖縄本島諸島さえ危なくなってくる。反対派は、そのようなことは絶対ないと信じているようだが、だから工作されているといわれるのだ。ソチ五輪後すぐロシアはクリミヤ併合をしたが、誰もこれを予想出来なかった。

興味を感じた話があるのだが、日本人が作り上げてきた思考は、世界の中では珍しいということ。これは功罪という次元での話しとは関係ないのだが、大変参考になる。

平和と平等が世界の常識だと盲信しているのは日本人だけだ  2015-08-03

・・・・・・・平和と平等は美しい概念であり、世界中の人たちがこの概念を一緒に追求していると日本人は信じているかも知れない。また経済優先も日本人にとって当たり前だ。 しかし、現実はそうではない。

平和と平等、あるいは経済優先は、あくまでも日本独自のものであって、日本でしか通用しない。日本で受け入れられたとしても、世界では決して受け入れられないものだ。 このように言うと多くの日本人は仰天するはずだ。

「平和であることや、経済を優先することや、平等であることがなぜ受け入れられないのか分からない」 なぜ受け入れられないのか。

それは、世界は「そんなもの」よりも、もっと大切なものがあると考える国も多いからだ。平和や平等や経済よりも、大切なものなどあるのか。実は、ある。

平和よりも、大切なもの。イスラム教徒に聞けば、それは「神であり、宗教である」と答えるだろう。その点に関しては、絶対に妥協はない。 イスラムを侵す者があれば平和より闘争が優先されるのだ。 経済よりも宗教的戒律が優先される。そして、コーランは人間が平等など一言も書いていない。 平和よりも、経済よりも、平等よりも、イスラムが大事であり、重要であり、神聖なのだ。 イスラム教徒の人口は全世界で約15億人。 すなわち、日本の12.5倍の人口が、平和を優先しないし、経済を優先しないし、平等であることも是としないということだ。すなわち、「価値観が違う」のである。

ところで、人口10億人を抱えるインドではヒンドゥー教が主流となっており、ここにシーク教やイスラム教やジャイナ教が絡んでインドが構成されている(仏教はインドでは少数)。 これらの宗教もまた「平和よりも大切なものは、神であり、宗教である」と考えている。人間が平等だとも考えていない。要するに、ここでも日本人の価値観とは違う価値観がある。 日本の人口の約8.3倍の人口が、日本人の持つ価値観とはまったく違う価値観を信じているということだ。

キリスト教はどうか。キリスト教は平和主義だろうか。 キリスト教が平和主義だったら、中南米は侵略されなかったし、アジア・アフリカは植民地にされなかったし、日本は核爆弾を2発も落とされたりしなかったはずだ。 彼らはキリスト教を信じない異教徒は虐殺しても構わないという特異な意識を持っている。イラクやアフガニスタンに対する扱いを見ると、今もまたそういった意識を心の中で持ち続けている可能性がある。 キリスト教徒の人口は世界で約20億人。 すなわち、日本の約16.7倍の人口が、平和を優先しないし、経済を優先しないし、平等であることも是としない。すなわち、価値観が違う。

・・・中間は本文を読んでください。・・・・

・・・・・世界の人々が言う「平等」とは、「機会が平等であること」を意味している。 全員が同じ収入や、全員が同じ生活水準であることを世界の人々はまったく望んでいない。

「スタートは平等であるべきだが、結果は平等であるべきではない」というのが欧米先進国の考える平等なのである。だから、欧米では「一億総中流」のような考え方はない。 ひとりひとり個人の能力も嗜好も目指す目的も生き方も時代も何もかもが違う。 だから、結果は違って当然で、結果を同じにする平等とはむしろ個人の自由を奪うものであると考える。

「機会の平等」であって「結果の平等」はまったく違うものであることを日本人は思い至っていない。 現代の日本的倫理観は、あくまでも現代日本の「正義」なのである。世界に通用しないどころか、世界の多くの民族を激怒させるものだ。 そして、これが異質だと気がついていない日本人は、非常に危険な民族であると思われても仕方がない。

だからこそだが、世界中ほとんど国は、日本の憲法9条のような条文はないし、これからも作らない。このような条文を作って教条的に守ったら、これこそ外から侵略し易い国になってしまうからです。スイスは永世中立国でどことも安保条約は結んでいませんが、国民皆兵で各家にはその武器を置いて、さらにシェルターまで造ってある国です。新麦は保存して古い保存麦から食料にします。だからかスイスのパンはあまり旨くないとも言われます。

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コメント

2015年9月3日には、「抗日戦争勝利記念行事」を開く予定になっていて、世界中の指導者をそこに招待し、「日本という国は悪い国なのだ」と喧伝することになっている。

中国共産党は別に日本軍と戦って勝ったわけでも何でもないが、中国では勝ったことになっていて、ここでも歴史の改竄が行われている。

中国はそうやって世界中に自分たちの都合の良いプロパガンダを喧伝して回り、日本を追い落とそうとしている。これが、中国のやり方なのだ。

嘘、騙し、恫喝、捏造、偽造、すり替えを多用して、ありとあらゆる手段で相手を策略で追い落とす。これを「超限戦」と呼ぶ。典型的な中国の手口である。

投稿: | 2015年8月11日 (火) 10時15分

中国が日本にとって最も危険な国というのは真実。しかし中国共産党が日本軍と死闘を繰り広げたのは事実。初期の中国首脳陣は抗日戦争を指導した将軍達で、習近平の父親もそうだ。中国国歌「義勇軍進行曲」は抗日の歌である。このような事実をよく知り、直視していないと誤った中国観と中国対処が生ずるだろう。現在の中国共産党(党員1億弱)の中国国民に対し主張できる正当性は抗日線を戦ったことのみとも言われている。決して日本が安心できる状況にないわけで、安倍氏が安保法制・TPPなど日本の目先の不利益を冒してでも積極的な理由であろう。仮に中国軍に日本が占拠されれば、瞬時に円は無効になり、全日本人の財産・人権など無保護になる。

投稿: | 2015年8月11日 (火) 18時08分

>しかし中国共産党が日本軍と死闘を繰り広げたのは事実

国民党軍ではなくて?
中共軍の前身である八路軍は地方で私服でゲリラ戦というか農民の村襲って略奪三昧してて、治安を保つために日本軍が苦労したというのはありますが、それを死闘といえば、当時いくつもあった強盗軍閥はみんな死闘という事になっちゃいますが。

投稿: 通りすがり | 2015年8月25日 (火) 21時49分

満州事変から1937年の日中戦争までは蒋介石の中国国民党軍と戦い、第2次国共合作が始まってからは、共産党とも闘った。長征で共産軍は数千人にまで減っていたが、以後劇的に増加し、第2次大戦集結時何百万人にもなっていた。彼らは対日戦争を行い、終結してからは国共内戦で勝利した。

投稿: | 2015年8月26日 (水) 22時39分

九月三日に北京では「抗日戦争勝利」の軍事パレードが行われる。日本軍と戦ったのは蒋介石率いた中国国民党であり、当時、共産党は陝西省延安の洞窟に隠れて息を潜めていた。
その党が、抗日戦争勝利とは片腹痛し。

投稿: | 2015年8月27日 (木) 10時28分

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