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2015年7月18日 (土)

新国立競技場問題、とうとう、安倍首相の鶴の一声で大きく流れが変わった。民主党よ!お前らこの問題で偉そうなことが言えるのか?

昨日17日に安倍首相は森喜郎と対談をして、その後「新国立競技場建設は、以前の計画は白紙撤回して、新たな公募からやり直す」と宣言した。森喜郎が責任を回避した発言をしようとも、大元は彼であったことは確かだろう。森は心筋梗塞の血栓だったというのは誰でも認めるところだ。

台風の雨の影響もなくなり、BS放送の録画が満足に出来るようになり、昨夜のBSフジのプライムニュースの録画も見れるようになった。まったくBS放送は雨降りに弱い。番組後半、森喜郎が急遽出演で、今回の顛末の言い訳をしていたが。体格が示すように彼はもともと大雑把で、繊細さがなく、知見の高さもない。別の会見で「「私は当初からあんな生牡蠣をドロッと垂らしたようなデザインを見せられてへーっ、こんなのは嫌だなあと思ったけどね… 」まぁ、こんなことを正直に言えるところも、彼のユーモアというか人気の源になっているのも確かなのだが。・・・・・・・

オイラは、このザハのイラスト(パース絵)は真上からドローンで撮ったら、かなり卑猥な形になるのではと、ひとり想像して心配したりして。大昔ある大病院の設計を助手としてしたのだが、浴場の内壁を、大判の大理石張りとしたのだが、この場合輸入された大きな大理石の塊を幾つにもスライスをする。安藤大理石だったか関が原石材だった会社は忘れたが、当地で検査したときは、まったく気が付かなかったが、現場で張ったのを、卑猥な目で見ると、どうしても模様がアノ形が連続しているように見えてしまう。もう直しようがないので、そのまま知らん顔をしていた。偶然とは良くあるものだ。まぁ、こんな話はどうでも良い。

新国立競技場構想は、そもそも民主党政権のころが発端で、国際コンペ、”国際デザインコンクール”の審査員の選定から、応募条件・設定、さらにザハ案決定に至るまで、皆民主党政権下だった。もちろん審査委員長を安藤忠雄に決めたのも民主党政権下だ。特にザハ案の安藤忠雄による決定は、あの2012年11月の解散日の一日前だった。「16日に解散しましょう!」の野豚首相の一声。当時の担当の一部文科大臣は田中真紀子、名目的には彼女がデザインを決定したことになる。

国立競技場の選考期間の文科大臣は、 予算要求が中川正春氏、予算化は平野博文氏、デザイン採用は田中真紀子氏といずれも民主党政権下。

その後総選挙があって、自民党の圧倒的勝利によって、安倍政権になったが、この件に関して引継ぎがなく、以後水面下に潜ってしまった。この水面下で様々な攻防が行われたわけで、当初のザハ案は、具体的になると尻尾のようなところが、高速道路を跨いで、新宿御苑の方まで延びていて、まず現法規的に瑕疵があったり、高さや様々な条件をクリアしていないことが問題となり、改善案をザハ側に監修してもらい、それだけで13億円も報酬を与えてきた。いい商売だね。

まず、コンペ最優秀賞で賞金○○億円+自分の案の瑕疵に対しての監修代13億円。どの道今回のデザイン決定以後はザハは担当しないので、13億円余分に仕事と報酬を得られたわけだ。もちろん以後は必要に応じて、アドバイスの仕事はあったのかもしれないが。そもそも、デザイン以後は、基本設計・実施設計・施行監理となるのだが、日本での調達する建材や厳しい法規には、ザハ側はほとんど知識も経験もないので、あとは使い物にならない。国際的にはこれが常識なのだ。かえって邪魔になる。まぁカネだけに絞れば、ザハ側は良い儲け商売をしたことになる。

昨夜、あの報道ステーションや今朝のTBSのあさチャンを録画で観たら、安倍首相は、15日の安保法制の採決で支持率が下がるので、急遽16日の昨日、この今や全国民から不評を買っている新国立競技場について大幅な進路を変えたと揶揄していた。まったく左系メディアはプロパガンダが大好きだね。彼はこの問題には1ヶ月前から調査を命じ、さまざまな角度から検討させていた。工期の問題については、予定していた1年前のラグビW杯の場所変更を森喜郎に納得させた。当初は横浜スタジアムで行う予定から出発したのだから、それほどの抵抗は示さなかった。さらに森は「もともとあのデザインは生牡蠣のようで好きではなかった」と。

総工費と工期に関しては、確実な煮つめが済まなければ、安倍首相としても軽率な発言は出来ない。だからそれまでは、質問にたいして、今の延長で進むような発言をするしかなかった。また今後首相のやらなければならない仕事は、様々な案件が溜まっていて、目玉の安保法制が決着したので、順次案件処理として、この問題の決済をしたのであって、安保法制の目くらましのような発言をしているヤカラは、アホかバカか中国の外患誘致者だ。

安倍首相はどのように決断するのか、興味があったが、もう1回コンペをやり直すことから始めると。やはりこれが正解だ。ガラガラポンが正しい。以前のコンペの他の作品をとの思いもあったが、そもそも民主党政権時代の公募条件で、審査員も民主党とつながりのある人物で、まして審査委員長が安藤忠雄。巷の噂では、安藤とザハとの関係を訝る人もいるようだ。ありゃ、出来レースだよと。

もちろん、ザハ案に瑕疵がなく、工事費も工期も無理なく納まれば、あえて問題ではないが。まぁこれで、自民党政権が続く限り、安藤忠雄が様々な有識者会議に呼ばれることもなくなるだろう。今回の彼の失態は、あの記者会見で暴露された。膵臓と脾臓を取ってしまったとか言っていたが、本当なのか?本当だったら、もうそろそろだろうが。

過去、オイラの仕事でも、30億円規模の設計監理をしたとき、入札(見積もり合わせ)で揉めに揉め、元請け、下請けがごちゃごちゃになってしまい、再度白紙からやり直したことがあった。

さて、今回の事業費は1,800億円とかが出てきたが、いくら建設費が上がっているとは云え、過去の世界の事例と比べても高すぎる。追加分を含めて1,000億円を明示すべきだ。散々ザハ案で積算を積み重ねてきたので、より的確な積算が出来るはずだ。不明確な積算が多い場合、ゼネコン側は大幅な安全率を見るのが常識だ。

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基本設計・実施設計においても、時間が掛かるのは設計の立ち上がりで、現場の調査や工法の調査などだ。ところがこれらの大半は終了しているはずだ。だから違うデザインとなっても、基礎的な設計の上に新規の設計が積み重なるということになる。まして大昔の鉛筆なめ舐め、計算尺の時代ではなくCADの時代で、様々なディテールの保存が積み重なって、汎用に転用出来る時代だ。多分基本設計・実施設計はまったくの新規より半分の時間で出来ると読むのだが。

工期の問題も、日本建築施行界の総力を挙げて造れば、十分期日には賄うことができるだろう。アテネやソチやリオとは全然違う高度な工事管理体制が日本にはある。あとは、森喜郎は、組織委員会会長を続けたいのなら、今までのように表には出ないことだ、存在だけでも大きすぎるからね。おまけに体もデカイ。ラグビーW杯のことだけに専念するべきだ。

そして、各組織の各責任体制を明確化して、その上に総合トップリーダーを明確化することだ。なるべくそのリーダーは自己顕示欲の少ない性格の人材が良い。

一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の動画

森山高至氏(建築家・建築エコノミスト)はよく頑張った!

発端は彼のブログから始まった。

安藤氏と森氏がOKすれば計画の変更は簡単だった 新国立競技場建設計画迷走の責任はどこに

 

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コメント

建設計画が白紙撤回された東京の新国立競技場をデザインしたのは、イラク出身の女性建築家ザハ・ハディド氏(64)。2012年ロンドン五輪では水泳センターを担ったが「野心的なデザインの結果、工費が3倍に膨れた」(英紙ガーディアン)と批判されるなど、過去にも物議を醸してきた。

 水泳センターは波形の屋根が特徴。見た目は美しいが工費は見積もりを大幅に超過し、建築を簡素化しても約2億7千万ポンド(約522億円)にかさんだ。

 英市民団体「納税者連合」のアンディ・シルベスター氏は17日、日本政府の白紙撤回について「ロンドン五輪ではそのような勇気ある決定がなされず、市民は高額な請求書を押しつけられた。日本はロンドンの失敗から学んでいる」と評価した。(共同)

投稿: horamiro | 2015年7月20日 (月) 18時49分

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