ギリシャ危機も大変だが、もしかして中国危機のほうがもっと大変かも。朝日系・毎日系はあまり報道しないが。
ウチの地域では、ここ3日間雨が降りっぱなしです。みかんの苗木(約50本)には恵みの雨なのですが、テレビのBS放送を自動録画設定にしてあって、朝午前中のNHKのBSワールドニュースが7時~8時と8時~9時、BSフジの午後8時~10時が衛星用アンテナに雨が掛かって、ほとんど見られないか、録画ゼロ状態です。ちょうどギリシャ問題で欧州からの報道に飢えている中なので残念です。しかたがないので、日本の報道番組で我慢しています。
9月にフロリダ州に行くことになって、例の米国入国の事前手続きESTAの登録記録を調べたら、2年間の有効期限を過ぎていたので、先ほど申請したのですが、昨年11月から記入項目が変更され、今度は両親の名前も記入しろと。オイラ成人の67歳だ!なんで未成年みたいに両親の名前を記入しなくはならないのか?とモニター前で怒ったのだが。調べてみると、これは米国内で事が起きたとき、アチラが本人確認に使うための隠語のように使うらしいと。親の名前を忘れて、または間違える人はほとんどいないからね。もちろん分からない人はunknown でも良いらしいが。$14のVISA決済で完了しました。これ昔あった米国入国の機内で渡される入国カードの代わりだから仕方がない。
さて、ギリシャの危機は7月5日国民投票で6日にその運命が決まると大騒ぎですが・・・・・
ちまたでは、ギリシャはもう新ドラクマを刷り始めているだとか、数ヶ月前には噂が飛び交っていましたが、なんと人を馬鹿にしているというかなんというか。
輪転機「既に壊した」=新通貨発券できず―ギリシャ財務相 時事通信 7月2日(木)22時1分配信
【アテネ時事】ギリシャのバルファキス財務相は2日、国内にはユーロに代わる紙幣を印刷する輪転機がなく、「通貨を発券する能力はない」と説明した。オーストラリアのABC放送での発言として、AFP通信が報じた。
バルファキス財務相は、ギリシャがユーロを導入する直前の2000年に、将来のユーロ圏脱退の可能性を排除するため当時の通貨ドラクマの輪転機をすべて処分する必要があったと主張、「輪転機は当時壊した。今も持っていない」と述べた。
バルファキス財務相ってコイツでーす。↓
もうここまで来ると嗤ってしまうね。EU・ECB・IMFのトロイカ船団からユーロが融資で入ってこなければ、ギリシャから完全に現金はなくなってしまうことになる。チプラス政権のギリシャはもはや嘘つき村のようなものだ。まぁギリシャに累計42兆円も貸し込んだトロイカ船団も悪いのだが。まぁその過程にはイロイロな思惑が働いていたのだろう。どの道、かなりの額の債権放棄をしなくてはならないだろう。その責任は?責任者は?しかし誰もいないということになりそうだ。みんなギリシャ国民と国家が食べちゃって、排泄されてもうないのだよ。今はもっとお代わりをくれと。まるで餓鬼のような国家と国民だ。日本は関わらないほうが良いのだが。
そして、中国だ。困ったタヌキは目で分かる。上海総合の株バブルは異常になっている。そろそろ中国もなんらかの手仕舞いをしないと大崩壊に進むかもしれないことが判明しつつある2015年6月17日 (水)
このギリシャ危機で6月29日の株式指標は、世界中で株が下落した。しかし、次の30日には持ち直したのだが。但しそれは中国の上海総合を除いてで、その後も中国株は孤独に下がり続けている。5000P~4000P台、そして今日なぞは4000Pを軽く割ってしまった。4月中旬の発表では上海証券取引所の時価総額は約665兆円だったが。本日7月3日の引けは、(画像上クリックで拡大)
3686.92Pで今日も-5.77%だ。仮に最高値を5000Pと設定すると、73.72%になっている。たった1ヶ月でだ。まるでジェットコースター並み。オイラも株バブルだとは思っていたが、こんな短期間で下落するとは思わなかった。上海証券取引所の時価総額は175兆円がすっ飛んだ。
この件について、日本の報道はほとんど報道しない。相変わらず中国に都合の悪いことは報道しないからね。おい!古館よ、この急落ぶりを報道したらどうなんだい!
さらに、例の中国主導のAIIBだが、6月29日に批准の調印式をしたのだが、57カ国が50カ国になってしまった。
南沙問題で揺れているフィリピンを筆頭に、タイ・デンマーク・マレーシア・ポーランド・クウェート・南アフリカが署名を見送り、国内手続き後としたようだ。これもテレ朝系では一切この件は報道しない自由とか。
まぁ結局は予想通り、中国が議決権を握り、否決権までもつという結果だ。つまり中国の息の掛かった国には融資をするが、気に食わない国には融資することを否決するということだ。中国は不動産バブル崩壊でこれからは、建築・土木資材が在庫の山となっている。設備機械も国内向けはゲップが出るほど有り余っていて、外資はどんどん引き上げている。これらを使って、中国以外の新興国に融資を合わせて吐き出そうというのがミエミエだ。麻生にしろ安倍晋三にしろ、お見通しなのだ。米国もだ。カナダもだ。
だいたいADB(アジア開発銀行)で一番カネを借りているのが中国で、全体の融資額の二十数%だと。まず普通はそのカネをある程度返済してから、このようなことを始めるのが常識なのだが。
散々、バスに乗り遅れるとAIIBに入れと論陣を張っていた、朝日新聞・毎日新聞・日経新聞よ、どの道AIIBは債権を発行するのだから見本を示す意味で最初に買ったら良いだろう。
実際には中国は見かけだけで、外貨準備は相当減っていると(中国の統計は嘘発表が多すぎる)。そこでその準備として昨年から、中国株をPKOも使ってせっせと上げ続け、一般ピープルにも信用取引が出来るよう規制を変え、利下げをして、影銀行のケツを引っぱたいて、理財商品をばんばん売らせ、不動産投資と同じビジネスモデルで仕組んだのだが、ここに来て大暴落だ。
これ一年半前の上海総合指標2000Pに戻ったら、上海証券の時価総額は40%に落ちることになり、約400兆円が吹っ飛ぶことになる。不動産投資より株式投資の方が実態が分かり易い。もちろん中国政府はなんとか防ごうと躍起になるのだろうが。不法なありとあらゆることをやるのだろう。
これは、ギリシャ危機どころではなく、中国危機の方が大事だ。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
この写真、説得力がありますね。
中国のニュースサイト・中国証券網によると、7日夕までに上海と深センの 両証券取引所に上場する217社が株式の売買を8日から停止すると発表した。
| 固定リンク
« とうとう、ギリシャデがデフォルト日を迎えました。まだまだ今後の負債は山のように溜まっています。 | トップページ | 晴天の霹靂、ギリシャは国民投票で大差でNOを選んだ。衆愚政治、大衆迎合政治はこんな破壊的なことまでやることが出来る見本だ »
コメント
2015年07月03日
上海株の更なる暴落
今日の朝11時時点の上海株は7%を超える暴落を見せています。
安値 3629 -7.2%
これで6月12日の高値である5178ポイントから率にして30%の暴落を演じたことになります。
この30%の下げでとりあえず下げ止まるのか、それともここからさらに3000ポイントを下回る水準にまで下落し高値から50%程の下落になる2500ポイントまで一気に下落するのかわかりませんが、「山高ければ谷深し」というのは相場の格言でもあり、上海株が典型的なこの道を辿るかも知れません。
投稿: lelolelo | 2015年7月 4日 (土) 10時51分
日本のマスゴミは報道規制を敷いているのか、NHKも他の民放もほとんど、中国の株価暴落について報道しませんね。中国にとって都合の悪いことは、報道しないという念書をとらされていますからね。まさに報道しない自由なのです。
投稿: lelele | 2015年7月 8日 (水) 11時12分