今、ヨットは良い風を受けて、熱海に向かっている。「敗戦レジーム」から脱却して、日本は普通の国家に一歩づつ進んでいる。ゆがんだ憲法は解釈で対応するのがまず一歩。
昨日は涼しくなる午後4時ごろから6時半ぐらいまで、二つの畑で、主に雑草の露草を枯らせようと、50倍の強さで除草剤を撒きました。小学生のころ、ホタルをカゴに入れるとき、この露草を入れるというのが定番で、別名ホタル草と言っていました。ところがこの露草というのは畑に蔓延ると始末に負えない。とにかく繁殖力は旺盛で、茎が地面に這ってその都度節ふしで小さな根を張る。20帖分ぐらいの広さで、数ヶ所が占領されていた。花は小さな青色で可憐なのだが。
一般に除草剤は100倍希釈ぐらいなのだが、コイツの場合は50倍ぐらいの希釈でなければ効果がない。背中にに噴霧器を背負って、ハンドルを上下させながら、圧力をかけて噴霧するわけで。タンクは15Lで満タンだからなんだかんだで17キロを背負って行う約2時間。まぁトレッキングの練習にはもってこいってわけだ。
ハマ坊から9時ごろ携帯電話で、朝6時ごろ横浜ベイサイド・マリーナを出航して、もうすぐ東京湾を出ると。良い風が吹いていて熱海に午後3時着岸の予定が早くなりそうだと。・・・
風がまったくなかったり、気象が悪いとポンポン船にするわけで。以前も伊東から下田まで、気象があまりよくなく、ポンポン船に切り替えた。ヨットセーリングは、陸上は猛暑でも、海はすこぶる涼しい。進む音も、夜、波の静かな海岸にいる時のようにザワザワ、サワサワという音しか聞こえない。クルーは今晩ウチに泊まって、明日早朝に下田に向かう。オイラも便乗する。
さて本題
安保法制案が衆院を通過して、来週から参院で審議となるのだが。九条真理教の信者たちの喚きがますます大きくなる。一つの思い込みとはこんなになってしまうのかと毎回びっくりしてしまいます。
これは余談ですが、大昔サミーデービスJrのショーを確か武道館?だったか、観たのですが、あまりにもすばらしく、最後は立ち上がって賞賛の拍手をしました。40年も前の話です。その時活字だったか、テレビでの話しだったか、この立って拍手をする習慣は欧米から来たのですが、この行為を「スタンディング・オペレーション」としていたと記憶してしまい、この40年間、間違った言い方を頭に入れてしまいました。もちろん正確には「スタンディング・オベーション=Standing ovation」なのですが。
恥を欠いたのは、数ヶ月前、孫二人が参加した音楽会で、ジージとして感激して、拍手となり観覧のウチの一族に「ほら!スタンディング・オペレーションだ。立って拍手をしよう」と号令をかけたのだが。皆??で白けていた。その後、安倍首相の米国で演説での皆立ち上がって拍手。テレビの報道で「スタンディング・オベーションに終始しました」。あれれ?オペレーションではないの?早速グーグル翻訳で調べた。「Standing operation=立ち操作」さらに調べた。ス タ ン デ ィ ン グ ・オ ベ ー シ ョ ン ス タ ン デ ィ ン グ ・オ ペ レ ー シ ョ ン?
・・・・・・・このように、スタンディングオベーションとは、自らの感動や賞賛の念を素直に表した行為である」。 スタンディングオベーションをスタンディングオペレーションと間違えないようにね。
なーんだ、この間違いはオイラだけじゃなかった。これ40・50年ほど前には、マスコミの一部の英語通が、間違って発信していたのをオイラも記憶して、そのまま60歳超えまで引きずっていたという顛末だ。中学生英語ではなんとなくオペレーションの方が受けいれ易いからね。
オイラから見れば、戦後の自虐史観もこれと同じように見える。
戦前の日本政府・軍部の行為は、歴史上最悪なことをしたと。そもそも戦勝国が日本占領時に軍部の反発、国内テロなどが発生して、占領を難しくすることを防ぐために、軍隊の放棄をさせるために、数週間でGHQは新憲法草案を作り、施行させた。国会ではGHQによる暗黙の脅迫がされた中でこの憲法が決議された。これを新憲法に対する国民の総意とはいうが、民法にもあるように、脅迫を持っての契約は無効なのだ。だから歴史上、他国の占領中に創られた憲法は、占領が終わり政治的に開放されたら、その憲法を改正するか、新たなる憲法を作るというのが常識なのだ。
しかし、当時は共産主義勢力と民主主義勢力、米ソ対立の真っ只中。ソ連・中国からの工作と工作員がその中で対米国という立場で暗躍していた。もちろん米国等陣営も同じ様な工作はあって、水面下の対立は激しかったといえよう。一般国民はその上で振り回されていた。日本共産党、日本社会党などは共産主義側勢力に組み込まれていた。
だから、米国の核爆弾は危険な汚い核、ソ連・中国の核は平和で美しい核という愚かな主張が出てくる。この9条を正確に読めば、攻め込まれても戦力で防戦できない縛りになっていて、この9条がいつまでも愚かな論戦の主題となっている。今回の法案反対の憲法学者の半分以上は、自衛隊すら持つことは憲法違反だと考えている。もちろん安保条約も憲法違反だと。
翻って見れば、「戦後70年戦争に巻き込まれなかったのは9条があったからだ」と左翼系は論陣を張るが、ソ連に、北朝鮮に、中国に本格的な悪さをされなかったのは、日本各地に米軍が基地を置き、いざとなれば米軍と自衛隊が徹底的に抗戦をするという明確な抑止力が働いていたことは明白だ。
しかし、憲法9条との整合性の矛盾に対して、個別的自衛権は憲法で保障されているが、集団的自衛権は、権利があるが憲法上行使は出来ないと、内閣法制局は左系勢力に対抗するために解釈の方便を使ってきた。面白いのはこの内閣法制局出身が、この法案は憲法違反だと言い始めた。これは「過去の俺達の方便はどうしてくれるんだい」という声が聞こえそうだ。なんのことはない、内閣法制局の弁は、政局対策だったということがよく分かる。
自衛隊設置⇒憲法9条違反、日米安保条約⇒憲法違反、PKO創設⇒憲法9条違反、特定秘密保護法⇒憲法9条違反、安保法制⇒憲法9条違反←いまここ
なぜ、世界中の国が自衛権について、個別と集団を分けていないなかで、たった一つ世界でGDP3位の世界平和に貢献すべき日本は、他の普通の国にしてはならないのか?そんなに日本国民は海外覇権を狙い、海外を侵略し、弾圧しそんな残虐な国民性だからか?欧州の国々、北米の国々、中国、韓国、北朝鮮は、そんなことをしない善良なる国家・民族なのか?韓国・シンガポールなどは今でも徴兵制があり、ドイツ・米国は最近まで徴兵制があった。ドイツは兵器を売ってGDPを挙げている。スウェーデンは武器産業、これが国家存立の商売だ。
これこそ、戦後最初はGHQの国民誘導で植えつけられた自虐史観であり、その後左系勢力によって育てあげられた自虐史観なのだ。この結果特定アジアの国々から、韓国までにも下手に見られ、罵詈雑言をかけられても、「穏やかに、穏やかに」という外交しか出来なかったわけだ。だからこそ、法的抑止力を持たなくてはならない。この安保法制もその一つに過ぎない。これはあくまでも憲法解釈に過ぎない。民主党が本当に反対なら、政権を獲ったときに解釈の変更をするのはそんなに難しくない。結局倒閣の口実探しの一貫だろうが。
著名なる有名人も口角泡を飛ばして反対をしているが、彼らが本当に戦後からの日本に置かれた立場を正確に論理的に理解しているとは思えない。しかし面白いのは以前から目星を付けていた人物が、やはり反対活動の前面に出てきていることだ。そう民主党政権になる前から、その後に渡って、やたらにテレビに出演していた面々だ。このごろはお呼びの回数も減っている。
煩悩の塊だった女作家が、行くところがなく今東光に拾われて尼になったが、原発反対、戦争反対、安保法制反対で気勢を上げている。寺の女住職90歳代にしては裕福な華麗な人生をおくっているようだ。未だに煩悩を払うことが出来ないようだ。同じように旧社会党の総理だったのが、元気に元気に奇声を上げている。「俺の談話を軽率にした」と。総理のとき、お前のお陰で阪神大震災では、自衛隊出動が遅れ、多くが焼死した。そうだよ社会党は自衛隊は憲法違反で存在を認めなかったからね。自衛隊も相手が社会党の党首の総理じゃ、積極的に行動が起こせなかったわけだ。
戦後70年にして、安倍晋三の胆力によって、「敗戦(戦後)レジーム」からの脱却の一部が今、目の前で行われている。
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