ついに来た!FIFAの幹部を中心に贈収賄のカネが乱れ飛んでいた20年。ここに米国司法当局のメスが入った。
3月決算のオイラの法人の法人税確定申告が27日に終わりました。税理士を雇うほどの規模ではないので、財務諸表作り(会計ソフト)から確定申告書作りまで全て自分でやります。エクセル法人税は前年の項目を一部データー移行ができるので、これを使っています。国のeTAXは使いません。そして書類を纏めて税務署に提出です。もちろん法人税は0円で、しかし法人県民税(2.1万円)と法人市民税(5万円)は納めなくてはいけません。
納税の為、市役所の前のカン坊のお店の前を通りかかったら、本人がいたので傍の喫茶店でヨタ話。彼とは組織的な関係がなくなったので、ここ数年会うこともなかった。人間関係はそのようなものだ。会う口実がないというかなんというか。30代40代のころは、熱海の繁華街で夜に他の仲間と共によく飲んだものだ。なんでも最近老人会の会長になったと。オイラ嗤ってしまったのだが。50代になって糖尿病を患ってから、あのスケベのカン坊の姿は見る影もなくなってしまったかのようだ。あと残りの人生もあるので、お互い健康に留意しようと元気付けあった。
IOC(国際オリンピック委員会)にしても、FIFA(国際サッカー連盟)にしても、国際的な組織というのは、世界政府がないので、今までも贈収賄、いわゆる汚いお金が動いて、開催地の決定や放映権利の決定、スポンサー企業の決定など、過去から胡散臭い噂はさんざん出ていた。自分たちは汚い運営をしておきながら、選手たちにはフェアープレイをしろなんて喜劇でしかなかった。今回米国がFIFAの幹部たちを逮捕したのは、昨年よりFBIが米国内の汚職やマネーロンダリングを調査している内にここに繋がったとも報道されている。
FIFAの本部はスイスのチューリッヒにある。世界最大の国際競技統括団体だ。有名なFIFAワールドカップの主催団体。オイラここ30年スポーツ観戦には興味がないので、テレビでさえ、短時間しか観ない。野球・ゴルフ・テニスそしてサッカーなどなど。テニスの錦織などはニュースで目に入る程度だ。ただ今回の問題は事件として興味がある。なんたって、実行や未実行の贈収賄金額の総計が180億円を超えるとか。
最初はNHKのBS、ワールドニュースで知ったのだが。画面に出てくるその疑惑の副会長たちのツラが、いかにも悪さをしそうな面構えで感心してしまった。・・・・・・
FIFA、絶えぬ疑惑 副会長ら逮捕 金権体質に批判2015.5.27 23:37
国連をしのぐ209カ国・地域が加盟する巨大組織についに司法当局のメスが入った。長らく「金権体質」批判が繰り返され、利権がらみの噂が絶えなかった組織の「暗部」が、一気に噴出した格好だ。
最近では2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会、22年W杯カタール大会の招致に絡み、買収疑惑が浮上。カタール人理事らの不正な資金提供による集票や、アフリカや北中米・カリブ海連盟選出の理事に賄賂が渡ったことなどが指摘され、「黒い噂」が取り沙汰された。
不正が横行する一因は理事会が持つ決定権にある。W杯開催地をはじめ、多くの重要案件を決める理事会のメンバーは会長、副会長を含めわずか25人前後。贈賄側は標的を絞りやすく、不正の温床になりやすい側面がある。
五輪開催地が100人あまりの国際オリンピック委員会(IOC)委員による投票で決定されるのとは対照的だ。逮捕を受け、FIFAの広報担当者は「難しい局面だが、不正をなくすいい機会だ」とコメント。ブラッター会長もすでに、26年W杯開催地の決定方法について、全加盟国での投票を示唆するなど改革への意欲をにじませてはいる。
このタイミングでの逮捕劇は、FIFAが改革路線に舵を切るよう、司法当局がクギを刺したようにもみえる。29日の総会では会長選挙が行われる。ブラッター会長の5選が濃厚とされるが、「金権体質」批判が噴出するのは明らかで、不正撲滅へ待ったなしの状況が待ちうける。(榊輝朗)
そもそも、米国の司法がなぜ今回の逮捕劇を演出できたのか?どうやら米国内に関係する案件には、たとえスイスの本部のある組織でも、米国の法律では訴追権があるらしい。国際司法裁判所というのもあるが、今回のような案件は程度が低すぎて馴染まないのかもしれない。
逮捕自体は米国司法省の要請により、スイスの司法当局が汚職の疑いで逮捕した。それもまるで映画のシーンのようだったと。チューリッヒ湖畔の高級ホテルに27日早朝寝込みを襲って、副会長を含む7名を逮捕した。
公訴は米国で行われ、これら逮捕者は米国に移送されることになるが、とっかかりとしては、米国銀行でのマネーロンダリング(資金洗浄)から始まりそうだ。汚職疑惑については、過去20年からのさまざまな疑惑の”総合商社”となりそうだ。もちろん素直に米国に身柄移送に応じるほどヤワではない。
6人が米への引き渡し拒否、1人応じる2015.5.28 13:30
国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、スイス司法当局は27日、米国の要請に基づき逮捕した副会長ら7人のうち6人が、米国への身柄引き渡しを拒否して争う姿勢を示したと明らかにした。残る1人は応じる方向という。
現職の副会長2人が拒否しているのかどうかは不明。拒否している6人について、スイス当局は米国に対し、正式な身柄引き渡し要請を40日以内に行うよう求める方針。期限内に要請がなければ釈放される。
残る1人については、近いうちに米国に移送される可能性がある。 米司法省と米連邦捜査局(FBI)は7人について、米国への身柄引き渡しを求める方針を明らかにしている。(共同)
そして、話はどんどん拡散して大きくなって行く。
さらにFIFA元会長を逮捕 トリニダード・トバゴで 南ア猛反発2015.5.28 11:14
【ニューヨーク=黒沢潤】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で起訴されたジャック・ワーナー元副会長(トリニダード・トバゴ出身)が27日、自国で出頭し、逮捕された。
同元会長をめぐっては、米司法省が同日、南アフリカが招致した2010年ワールドカップ(W杯)に関し、南ア側に1千万ドル(約12億円)の賄賂を要求した疑いがあると発表していた。
元会長は、すでに起訴された14人のうちの1人。南アW杯の開催地を決定する理事会で、理事を務めていたという。起訴資料によれば、元副会長は数人と共謀し、スイスにあるFIFAの銀行口座に南ア側から金を振り込んでもらった後、ニューヨークにある自身の銀行口座に送金してもらっていた。
南ア・サッカー協会は「全く根拠のない事実」と全面否定している。
スイスの司法当局は27日、18年(ロシア)と22年(カタール)のW杯招致をめぐっても捜査を行うと表明。リンチ米司法長官は、捜査を理由に大会開催を妨げる考えのないことを示す一方、スイスでの捜査には積極的に協力する意向を表明した。
さあ、これに対して、2018年にモスクワで開催が決まっているロシアのプーチンが怒った。2018年の開催が覆されることにはならないだろうが、ロシア側が賄賂を渡した疑いにも行くかもしれないという恐れもある。
プーチン氏の批判「的外れ」 米国務省報道部長が反論2015.5.29 09:46
【ワシントン=加納宏幸】米国務省のラスキー報道部長は28日の記者会見で、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、ロシアのプーチン大統領が2018年ワールドカップ(W杯)のロシア開催を阻止するため米国が圧力をかけたとの認識を示したことについて、「米国がFIFAの内部手続きに影響を及ぼそうとしたというのなら的外れだ」と反論した。
その上で、ラスキー氏は、今回の事件によって「米露関係に影響があるとは思わない」と語った。 米司法省による起訴の目的はあくまでも汚職追及にあると強調し、米当局が汚職に関心を持つことが不適切であるとするような指摘については「理解しがたい」と述べた。
日本では今、あの2002年の日韓共同開催について不正はなかったか?イタリア・スペイン・ポルトガルの試合に、審判が何度もミエミエの韓国に有利な進行をしていたが、あれは審判が買収されていたのでは?というクレームが出ていた。本来最初は日本開催だったのが、なぜ韓国が共同開催にもっていったのか?まぁ未だに疑惑は晴らされていない。
水曜の午後、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。国際サッカー連盟(FIFA)の幹部が次々と汚職容疑で逮捕された、というのです。 汚職の規模も少なくとも1億5000万ドル(約185億円以上)で、まさにケタ違いです。
腐敗の根は深く、逮捕された7人は1990年代初めから賄賂を受け取っていたといいます。そこで気になるのは、日韓共同開催となった2002年ワールドカップ(W杯)の開催地決定に不正はなかったか、ということです。
開催地をめぐって日本と韓国は激しく争いましたが、共同開催という「ウルトラC」で決着しました。当時からさまざまな黒い噂が流れましたが、FIFA内部にメスが入ることはありませんでした。 FIFAは肥大化し過ぎたようです。ここで出直さねば、サッカーに未来はないでしょう。(編集長 乾正人)
今回の逮捕劇とそのニュースが5月27日で、今回のFIFAの会長選挙が30日という慌しさだった。現会長は責任を取って辞任かと期待したが、とんでもない。堂々と選挙に挑み、再選された。このゼップ・ブラッター会長はスイス人で1998年からずっと続けてきて、今回再度会長ということになる。今年18年目。まさに絶対的権力だ。絶対的権力は絶対的に腐敗すると昔から云われている。
FIFA会長選、ブラッター氏が5選2015.5.30 02:34
【ドレスデン(ドイツ東部)=宮下日出男】スイス・チューリヒで総会を開いている国際サッカー連盟(FIFA)は29日、会長選挙を行った結果、現職のブラッター会長(79)=スイス=がアリ王子(39)=ヨルダン=を破り、5選を果たした。副会長2人を含む多数の連盟関係者が起訴される前代未聞の汚職事件で体制刷新の声が上がる中、ブラッター氏が会長にとどまったことに対し、組織の自浄能力を疑問視する声が高まる可能性がある。
選挙はFIFAに加盟する209協会が各1票を持ち、代表者による秘密投票で行われた。いずれの候補も当選に必要な3分の2の票(140票)が得られなかったが、過半数(105票)で当選を決める2回目の投票を前にアリ氏が辞退し、ブラッター氏の5選が決まった。
ブラッター氏への反発を強めている欧州勢は、大半がアリ王子に投票したとみられる。だが、アフリカ連盟(FIFA加盟54協会)やアジア連盟(同46協会)などがブラッター氏を支持したもようだ。 ブラッター氏は29日、投票前の演説で、「FIFAを正しい方向に戻そう」と述べ、組織の信頼回復に向けて団結を呼びかけた。
アジア連盟の日本はこのブラッターに投票した模様。まぁ今回の汚職に一切関わっていないとは云えないだろう。関連スポーツ企業の代理仲介業者との関連も疑われる。なにか全て同じ穴のムジナかもしれない。2022年に開催が決まっているカタール開催については、贈収賄の調べが進み、カタール側にも逮捕者が出て、莫大なカネが動いたと発覚すれば、変更ということもありえる。その時は日本も立候補する余裕が出来る。東京オリンピックの次にワールドカップ?こりゃ忙しくなるかもしれない。
FIFAは
歴史が一番古い欧州サッカー連盟が、どこまで納得するか未だに未定だ。英国キャメロン首相は会長選挙前には、ブラッターは辞任すべきと声明を出している。
反ブラッター派のイングランド協会会長「これが終わりではない」2015.5.30 08:36
■ダイク・イングランド協会会長の話「これが終わりではない。ブラッター会長がFIFAを改革できるかは疑問だ。彼の続投に非常に驚いている」
■デラニー・アイルランド・サッカー協会会長の話「これはブラッターの終わりの始まりだ。4年の任期を全うするとは思わない。すごい勢いがあった。アジアやアフリカも引き込まなければいけない」
■グラティ・米国サッカー協会会長の話「選挙の結果には失望したが、意義ある改革を推し進めていくだろう。われわれの目的は透明性と説明責任のある統治で、ゲームの最善の利益が焦点だ」(共同)
まぁ、これから先、どのように落ち着くかは、今や誰も分からない。捜査当局の米国司法局がどこまでFIFAを丸裸にするのかそれ次第だ。ちなみに米国では、サッカー人気はイマイチで、マイナーなスポーツとなっている。FIFAなんてどうでも良いと。野球、アメフト、アイスホッケー、バスケットなどで忙しい、忙しい。
| 固定リンク
« セントラル・ワシントン大学での谷山雄二郎の講演の日本語文字起こしです。さあ反日メディアはどうする? | トップページ | オイラの宗教観のモヤモヤが少しほぐれました。宗教には、信じる宗教と感じる宗教がある。 »
コメント
2002年のワールドカップ日韓共同開催には
いろいろ事情があった模様です。
当時のFIFA会長アベランジェ氏の腹は
日本開催で決まっていた模様ですが、
直前の会長選挙でアベランジェ氏の任期の長さに
UEFAが業を煮やし、反対票を投じる事を決め
プラッター氏を押した模様です。
アベランジェ会長の弱みに付け込んで
当時の副会長、韓国現代財閥の五男
チョン モンジュン氏が多額の金をばら撒いて
日本開催がほぼ決定していた2002年大会を
韓国でも試合を行う日韓共同開催に持ち込んだ
と聞き及びます。
当時、現代財閥は隆盛でしたので 金はばらまき放題。
アベランジェ会長も日韓共同開催を認めざるを
得なかったと聞き及びます。
IOCのサマランチ、国際陸連のネビオロ、
FIFAのアベランジェはアディダスのダスラーと
ISLなる利権会社を作った悪人で在ると思っています。
ISLなる会社には、日本の広告会社電通も1枚噛んで
いますが、主導権は無く 各団体の言いなりだったのでは
・・・・。
1984年のロサンゼルス・オリンピックはアメリカ政府が金を出さなかった為、色々なスポンサーをつけて
経費を賄わなければ為らなかったが、
この方式が成功を収め、ロス・オリは巨額の黒字を出した。
これに味をしめ、ISLは各競技にスポンサーをつけ
テレビの放映権を吊り上げていったと思われる。
その後、ISLは各種スポーツに手を出して
結局は破綻する事に為るが、オリンピック。サッカー
ワールドカップではこの方式が生き残っている模様。
投稿: わんこ | 2015年5月31日 (日) 05時21分
やっぱりね!ブラッターも黒だったことがばれそうな状態に!
【ロンドン時事】幹部の汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長(79)は2日、スイス・チューリヒのFIFA本部で記者会見して辞任を表明した。新会長を選出する臨時総会の招集を求め、自身は立候補しない。臨時総会は12月から来年3月までに開かれる見込みで、後任が決まるまでは職務に当たる。
ブラッター会長は5月29日の総会で5選を果たしたばかりだが、2日に声明を読み上げ、「選挙は終わったが、FIFAは変わっていない。根本からの見直しが必要だ。FIFAとサッカーのために最善のことだけを望みたい。ファンや選手たちを含む全てのサッカー関係者の支持を得られていないと感じた」と辞任の理由を説明した。
会長選で敗れたヨルダン協会会長のフセイン王子が、後任を選ぶ選挙に立候補するとの見解を、ヨルダン協会副会長がAFP通信に明かした。
投稿: hahaha | 2015年6月 3日 (水) 14時01分