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2015年4月 1日 (水)

今季はミカンの苗木を15本植えました。自然は時間と共に滔々と流れて行きます。

今日は10時頃から雨が降る予報でしたが、一時パラパラぐらいで、再度ローカル予報を見たら、雨雲はどんどん変更されているようで、午後には明るくなってきて、このまま雨とはならないようです。雨を期待したのは、30日と31日にみかんの苗木を植えたので、ここで多量の雨を期待したからです。

樹齢40年以上となったミカンの木、結構腐って枯れてしまうことが多いです。あのカミキリ虫が木の下部幹に穴を空け、そこに卵を産み付ける。これが続くと木の中が腐ってくるわけです。そこにアリが出たり入ったりで腐りがさらに進みます。ミカンの木は必死になって多くの小さなミカンを鈴なりに成らせますが、もうその頃はなす術がありません。アリや小さなデンデン虫も発生してきます。そして枯れて行き、撤去と相成ります。
その跡が寂しくなってしまいますので、空いているところに、新しい苗木を植えています。今回は一斉に植えてしまえと、青島A-22という苗木を15本直接送ってもらい、2日間掛けて植えました。ただし何事もなく全てが順調に成木になるわけではなく、その場所や苗木の良し悪し、植える人の熟練度、その後の手入れなどで、失敗してしまうことも多くあります。
とりあえず、参考までにその模様を紹介します。・・・・・

植えるポイントには、1ヶ月ぐらい前に、穴を掘って元肥をします。牛糞類・苦土石灰を半々と現地土を混ぜ、埋め戻して置きます。苦土石灰は柑橘類が大好きなアルカリ性を保つためです。

Dscf3390_r 宅急便で苗が届き、ミカン倉庫まで運搬

Dscf3391_r あけると苗木が15本です。ビニール部は水漬けとなっています。

Dscf3397_r これをとりあえず水に漬けて置きます。さらに粘土などがついていることもあり、水洗いで毛根を綺麗にします。

Dscf3392_r 穴を掘り、ちょうど接木部分が地上に出るぐらいの位置の深さに決めて(横倒しの竹の位置)、毛根をスカート状に広げます。

Dscf3393_r その上に元肥土で覆い、足で軽く踏み留めます。

Dscf3394_r そして十分に水を充填します。

Dscf3395_r さらに、元肥土を地盤と同じ位置まで埋め戻します。

Dscf3396_r 次に苗の支えとして竹棒を打ち込み、それと苗枝とをしっかり結びます。風などで、苗木が揺れ、毛根が動くのを防ぐためです。さらに蒸散防止の為に、下部の葉や細枝を撤去します。

Dscf3403_r その後、夏場など苗木の周りの表土の乾燥を防ぐためにガラ袋を藁の代りに敷きました。毛根が地表に近いので、土の乾燥で成長が阻害されます。さらにこれが風などで飛ばないように土を被せました。根元の雑草防止にもなります。これで終了です。

この苗木が一人前になるには7年以上掛かると思います。そしたらオイラは**歳だが。まぁ、「明日、世界が滅びようと、私は今日リンゴの苗木を植える」とかなんとか言った偉人がいましたが、そのような心境でやっています。昔、亡き父親が言った言葉「やめるのなら、いつでもやめられるからね」  

自然は時間と共に滔々と流れて行きます。

Dscf3398_r 近くの、ケン坊の畑のソメイヨシノの桜が満開でした。

Dscf3406_r さらに近くに「中野かじかわ公園」というのがあるのですが、しだれ桜やソメイ桜が満開でした。

Dscf3410_r こんな見事な桜ですが、誰も鑑賞に来ておらず、寂しく咲いていました。やはり人ごみがないと返って人気がないのかもしれませんね。ここでピクニックをしたら良いと思うのですが、眼下の町内の人たちもあまり関心がないというかなんと言うかです。来年はここで楽しんでもらいたいのですが。もったいないですね。

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