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2015年2月 8日 (日)

日本には地政学や軍事学がない為に、冷静な外交を行なえる場面が少ない。ましてメディア界はピュアーな高校生の議論で席巻される。

ここのところ、アイシル問題が続きますが。今日の日曜日のお約束。新報道2001、サンデーモーニング、報道ステーション・サンデーの3番組を録画でチェックしました。昨日はちらりTBSの報道特集も観ました。このごろテレビ番組をライブで観るのは、疲れます。あのどうでも良いような五月蝿いCMや、その番組の中に入っている他の興味のない件について付き合わなくてならない苦痛からです。録画だと、CM飛ばしや、他件飛ばしで短時間に観ることができますからね。

あの偏向番組サンデーモーニング(サンモニ)も、アイシルの件については、まるでお通夜状態で、今までの発言のほとんどが裏目に出てしまったのか、何を言っているのかほとんど印象に残りませんでした。安全なお花畑で、上から目線で政府批判をするという、毎回の論調が、実際の案件が起こったときには、何も役に立たない論調になってしまう。年に数回でもありがたく河野洋平さまをコメンテーターに頂くという今時不思議な番組だ。

寺島実郎・浅井慎平・西崎 文子・萱野 稔人(かやの としひと)・岸井 成格(きしい しげただ)そして総元締めの関口宏。まぁ、毎日曜日、反面教師としての偏向意見に感謝というか、呆れ果てるというか、まぁ、刺激を与えてくれます。

そもそも・・・・・

日本には、地政学という学問・軍事学という学問がありません。あっても最近のことで、内容も大変浅いです。たとえば英国には植民地学というもにが未だにあります。これは、日本が敗戦してGHQの占領下に入り、それまであった地政学や軍事学の学問などは、大学やその他教育機関から排除され、その流れが今日まで続いています。それも本来の国との争いや民族間の争いに対応した歴史的本流な内容のものではありません。

地政学(、英: Geopolitics: ジオポリティクス、独: Geopolitik: ゲオポリティク、仏: Géopolitique: ジェオポリティク)

地政学とは地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を巨視的な視点で研究するものである。

イギリス、ドイツ、アメリカ合衆国等で国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的とした。「地政学的」のように言葉として政治談議の中で聞かれることがある。

歴史学、政治学、地理学、経済学、軍事学、文化学、文明、宗教学、哲学などの様々な見地から研究を行う為、広範にわたる知識が不可欠となる。また、政治地理学とも関係がある。

1980年ごろ、政治学者:倉前 盛通(くらまえ もりみち)の「悪の理論 ゲオポリティクとは何か」を読んだことを思い出す。今はぼんやりとした記憶しかないが、結論としては、日本のメディア界、政治家、評論家 など、この地政学を学んだことのないのがほとんどなのだ。これは憲法9条の精神から日本では講座を持ってはいけないこととなっている。合わせて軍事学もだ。

もし大学でこの種の講座や学科を本格的に開けば、”憲法9条が命”の左系メディアや左系議員、左系運動家が、プラカードを掲げて、反対デモをするだろう。これは究極的には戦争に勝つための戦略学にもなるが、戦争を未然に防ぐ戦略学にもなる。あるいは敵の戦略を防ぐ為の学問にもなる。

少なくても、米国・英国・フランスなど主要国の官僚たちの多くが、これら地政学に類するものを若い時に学んでいる。そして、メディア界でも、国会議員たちも少なくても入門としての地政学の類は学んでいる。

ところが、日本では学んでいる人はごく少数なので、今回のように中東の紛争に日本が巻き込まれると、これに対する見解は、ピュアーな高校生が発するような議論となってしまう。要するに、朝日新聞・毎日新聞の記者ら、民主党・社民党・共産党議員ら、大学教授や専門家ら、総じて掴みどころのない議論や政府批判をおっぱじめる。地政学の類を学んでいないからだと思える。

もちろん、米国のニューヨークタイムズやワシントンポストもおかしな幼稚な記事がよくあるが、あれは多分地政学的にプロパガンダされた記事だと思う。日本のように地政学に無知ではなく、ある種工作的に記事を作っているとも云えることが多い。まぁ、ニューヨーク・タイムズと朝日新聞はつるんでマッチポンプをやっているが。

今日の”報道ステーション・サンデー”は、あの長野智子と若いのが、共同通信の後藤謙次と朝日新聞の星浩と議論していたが。安倍首相の発する「積極的平和主義」とはなんでしょうと。3者とも「平和を守る為に武力行使を認める」という方向の解釈に持って行きたくてしょうがないようだった。当初「能動的平和主義」だったのを、聞こえを良くするために安倍は「積極的平和主義」という言葉に変えたとか。後藤だか星だとかが言っていたが。

これ英語に翻訳すると「Aggressive pacifism」となる。Aggressiveというのは、様々意味合いがあるが、攻撃性の強い積極性が妥当だと思う。あとに続くpacifismはもちろん平和主義だ。これは、オイラの解釈では、「日本は今まで一国平和主義が強すぎた、だから軍事攻撃以外で、平和主義の見地から日本として出来る人道支援をもっと積極的に関わることによって、世界で重要な名誉ある地位を占めたい」という意味合いの主張だろう。これ憲法前文の通りじゃないか。その中には、今や何が軍事で、何が非軍事か境界が定まらなくなっているハイテク製品の分野でも、支援をしましょうということになる。

・・・・・・われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

なにも、カービン銃やバズーカ砲を支援しようというわけではない。今のアイシルには相当中国からの武器が破格値で行き渡っているという情報もあるが、中国のようなことは論外なのだ。この長野智子も後藤謙次も星浩も結託して、日本政府批判にもって行きたいのがミエミエだった。ただ夜10時からの”古館伊知郎の報道ステーンション”より、知能的に番組を作っているだけなのだが。

それにしても、テレビ朝日は、朝日新聞の「江戸の仇を長崎で討つ」ではないが、各関連番組は総じて、安倍政府批判を偏向的に再度やり始めた感がある。さらに朝日に追随してきた毎日新聞系のTBSは、報道特集などで、シリアに行こうとして政府からパスポートを取り上げられたフリージャーナリストを庇うがあまり、これは憲法違反だと。バカ丸出しだね。過去同じような事例で判決は、これは憲法に違反しないと判例が出ている。また、悲惨な状態をジャーナリストは独自で伝える使命だあると。別に国民視聴者はそこまで望んじゃいないのにね。この時代、様々な外国メディアが動画を送ってきてゲップが出る程だ。

毎回のTBSの偏向”報道特集”。愚かな視聴者に、正義とは何かを教えてやると、上から目線で愚論を展開。

それより、惨殺されてしまった後藤健二に、大枚の報酬を約束して危険なところに行かせた、テレビ局よ、その契約書(10分200万~300万円)なりがあったら白状せんかい!テレビ朝日とNHKが怪しいと噂が出ているが。後藤の預金口座は当然日本政府関連が調べていることと思うが。もしテレビ朝日からの送金が見つかったら、放送免許取り消しだってありえる。彼が殺された今、その道義的責任は、(もしその話が事実なら)テレビ局と番組ディレクターが執るべきだろう。どこかの週刊誌のスクープに期待するところだが。

まぁ、テレビ番組では後藤健二は、「かわいそうな子供を主眼に取材して戦争の悲惨さを・・・・」と長時間取って彼をいつまでも持ち上げるが。いまに彼は英雄に祭り上げられるかのようだ。もちろんそれが悪いとは言わないが、もっと議論とすべきは、この地域の全般と、これからどうなるか、これからどうするかということで、それに対応する地政学的議論が弱すぎる。

人間、射殺されようが、殴り殺されようが、爆破されようが、首を跳ねられようが、焼き殺されようが、死ということではまったく同次元だ。ただアイシルの戦法に嵌まって、これら動画を見せられ、どうしようと腰を抜かしたような扱いをすることは、まさしくアイシルの戦略が成功するということだ。まして細野豪志の質問ではないが、後藤の細君にアイシル側?から取引の連絡が入った後に、安倍晋三は総選挙告示としたなんて、全然方向角度の違うことを平然とのたまう彼の脳味噌ってどうなっているのかと思う。まったく結果論全開で、程度の低い、”たら・れば議論”をいつまでやっているのか。こんな二人の為に優先して留意せよだってことだ。

次世代の党を除いて、これは安倍政権の責任だと糾弾する。まさに地政学が皆無な愚かな議員たちだ。三島の有権者よ、彼(細野)の愚かさに気がつけよと言いたい。

まぁ、及第点を取ったのは、フジテレビの新報道2001でこの番組は、他と比べて客観性を押し出した番組つくりをしている。ただ何で日本ユニセフ大使と云われているアグネス・チャンを出したのか理解不能だが。彼女ただ感情的に後藤健二とは以前何回か会議で会ったことがあると。今にも泣きそうな顔をして同情心を煽るのだが。ただちらっと接触しただけだろうに。そんなに尊敬していたのなら、以前から彼について何かの表明はしていたのか?終始泣きそうな顔をして、イスラム教についての教育が必要だと。イアシルがイスラム教に名を借りた匪賊であるのにね。オウム真理教が、インド仏教の名を借りた匪賊であったのとそっくりじゃないか。

10年くらい前だったか、日本ユニセフ協会の大使として「可哀想な子供を救うために、命を掛けてソマリアに行ってきます」と。しかし行ったのは、それほど危険のないソマリアランド共和国だったと。そもそも、本人は香港の英国国籍で子供はカナダ国籍が、何で日本ユニセフ協会の日本大使なのか不思議なことだ。そして上から目線で時々日本批判なんだよね。日本ユニセフって、国連のユニセフとは関係ない組織だと聞いているが。まぁ、こうやってテレビで目立つことが、彼女にとって最重要で、カネ集めの広告塔の価値発揮だ。

まぁ、他の論客はアグネスの話は無視して、本論を続けていたが。

もう戦後70年だ。もう今年を区切りとして、戦後の「日本人は悪い、危険だ」といった贖罪観から、またGHQ憲法を一切変えることが出来なかった日本人から、普通の国家として成り立って行くべきだと考える。地政学、軍事学という学問も復活して、冷静に外交を行なえる普通の国になるべきだろう。そもそも日本人は最高クラスの民度の高さなのだから。

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コメント

正直、軍事学地政学が一般の総合大学において学部として新設されないのは右左というイデオロギー上の問題というよりも、単純に実利的に不要だと考えられているからだと思いますよ

例えば軍事学というのは過去の理論がすぐに「死ぬ」学問です(というか軍事学が学問として教えられている国は日本以外でもおそらくほぼない)。
現代において、浸透戦術や縦深攻撃などについて学んだところでそれらを活かすことは不可能です。常に最新の技術や兵器に基づいた最新の戦術や作戦しか意味をもたらさないのです。
で、そういった最新の研究というのは実は大学などの教育機関は不得手です。経済学とか社会学とか法学、文学などの純文系的な学問であれば別ですが、少しでも技術が介在してくると最新の研究の舞台は大学なではなく産業界になってきます。

例えば工学部とかそうですよね。建築学の場合は分からないですが、大抵の工学部の場合は大学よりも産業界の方が研究や研究材料が豊富で大学は仕方なく産学協同というチームを作って対処しています。

というような背景があるので、軍事学を大学でやる意義は少なく、士官学校で実際の将官が経験的に身につけていけばいいよねという流れになっているわけです。
スポーツにおいて戦術を考えたり編み出すのが大学のスポーツ科学部でないことと同じですね。
クラウゼウィッツもジョミニもナポレオンもマンシュタインも全員軍人です。

地政学の場合も同じで、正直感覚的にも国際関係の中で地理的な影響が及ぼす力は縮小していることは感覚的にも分かると思います。
昔は日本を攻めるのにわざわざ昔はサイパンを陥落させて橋頭堡にしていていましたが今はミサイルもしくは空母で攻撃できるのです。

という風に地政学及び軍事学の必要性はイデオロギー的な否定ではなく実利的な面から否定されていることは分かります。
私は趣味で軍事学を少しだけ齧りましたが、それでもほとんど網羅できてしまいましたしそもそも代表とされる理論自体が理論自体に価値があるというよりも実現自体に価値があるようなものばかりで(例えば第二次世界大戦時に戦局を分けた諸兵科連合というドクトリンはただ単純に戦車や歩兵を同じ指揮の下で運用するというものでこれはこの考えが斬新だったわけじゃなくこれを実現する権力が重要だったわけです)学問としての価値については疑問が残ります。

あ、あとちなみに基本的には時代が古ければ古いほど軍事理論的な作戦や戦術の体系や陣形、指揮系統などが重要ですが時代が経れば経るほど技術的な部分が重要となっていきます。
例えば第二次世界大戦中のドイツは兵器や武器の技術は実はそれほど高くありませんでしたが電撃戦というドクトリンで一時的に作戦勝ちしました。
しかし結局は英米ソ連のマンパワーと技術力の前に敗れたわけで、これがかつての陣形や指揮系統や作戦によって戦争の勝敗が決まっていた時代からの過渡期のように思えますね。

という意味で広義の軍事工学に意義はあっても軍事学や地政学の役目はほとんど終わっていると思います。

投稿: | 2017年5月 1日 (月) 06時34分

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