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2015年1月12日 (月)

パリで「報道の自由を守れ」の集会とデモが歴史的規模で行われた。これから本格的にキリスト教Vsイスラム教過激派の宗教戦争になるかもしれない。

この連休に三女夫婦が泊りがけで来てくれ、正月休みに行ってきたタンザニアの土産話とビデオや画像を見せてくれた。タンザニアでは本格的サファリツアーに参加して、野生動物を楽しんだようだった。このタンザニアは大昔英国の植民地で、港から多くの住民が狩り出され、奴隷として欧州・米国に連れ出された悲惨な過去をもっている。その影響からか、現地語はスワヒリ語だが、英語が楽に通じるそうだ。大変すばらしい海岸(タンガ)があって、魚介類やそこでシュノーケリングを楽しんだとか。

今回のパリで起こった二つのテロ事件。風刺週刊誌社で12人が無差別射殺、同時にユダヤ教の人達用の販売をしていた店舗に黒人が押入り、4人のユダヤ人を無差別射殺。結果は両犯人は逮捕される前に、フランス警察に射殺をされたのだが。

11日付けのフランス・英国・ドイツ・スペイン・カタールのTVニュースを今朝のワールドニュースで観たのだが。パリの共和国広場を中心に約160万人が「報道の自由」を掲げて、デモと集会、フランス全土で350万人が同じように抗議をしたと。確か英国BBCだったか、これは世界規模で行われ、米国やいくつかの都市名が並び最後に”TOKYO”もだって。ネットでその東京でこの件に対してデモがあったのか調べたがなかったようなのだが。多分そうあってほしいという飛ばし報道だろう。

まぁ、この報道された参加者の数もどの程度正確なのかわからない。確かに写真では大規模な数は確かなようだが、果たして160万人なのか100万人なのか70万人なのか神のみぞ知る。完全に11日の抗議デモは、官製がリードしたデモの色彩だ強い。・・・・・

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さらに、EU国を中心に各首脳も急遽参加した。今や支持率が20%台に落ち込んだオランド大統領を助けるがごとくに各首脳たちが集まってくれた。これでオランドも汚名挽回となるのかどうなのか。

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諷刺週刊誌の方は、例のムハンマドを滑稽な漫画で風刺していたことを、憤慨しての背景としてアルカイダの組織が絡んでいたことが判明したし、もう一方はISIS(イスラム国)が絡んでいたが、射殺されたのはユダヤ系フランス人ということで、ユダヤ人が狙われたことになる。オランドの横にいるのは、イスラエルのネタニアフ首相も駆けつけたようだ。

パリで大規模行進、世界の首脳が参加 仏紙襲撃

(CNN) フランスで先週起きた連続テロに抗議する大規模な行進が11日、パリ市内で実施され、世界各国の首脳らが参加した。国連の仏代表部によると、参加者数は同国史上最大規模となる370万人以上に及んだ。

行進にはオランド仏大統領に加え、キャメロン英首相やメルケル独首相、ラホイ・スペイン首相らが顔をそろえた。対立関係にあるパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相もともに駆け付けた。現場からの写真は、メルケル首相がオランド大統領の肩にそっと頭を寄せる場面をとらえている。

行進は午後3時にパリ中心部の共和国広場を出発。多くの人がそのまま夜までとどまった。この中には仏イスラム評議会(CFCM)のブバクール会長の姿もあった。 参加者らは、事件で襲撃された風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の名前を取った「私はシャルリー」というスローガンなどを掲げ、手をつないで歌うなどしてテロへの抗議と連帯を示した。

今回の報道で知ったのだが、イスラム系フランス人とネイティブ・フランス人との対立は知っていたが、ユダヤ系フランス人もフランスでは対立の対象になっているらしい。イスラエルにはこのユダヤ系フランス人が移民申請をしているが、政府はこれを認めなかったらしいが、今回のテロ事件でネタニアフ首相は枠を決めて迎い入れる方向にしたと。パレスチナ問題などで、イスラム系フランス人によって、ユダヤ系フランス人は迫害を受けているとか。さらにいまだにフランス人はユダヤ系を差別している事実がある。なぜ今でも、そんなにユダヤ系が嫌われるのか、日本人には理解できない。

前記事でも指摘したが、これは単に”報道の自由”の次元以上にキリスト教国=EU諸国とイスラム教の跳ね返り集団との宗教戦争で、1500年以上前から繰り返し行われてきた戦いが、オバマ米国大統領が、「世界の警察官を辞める」と呟いたことから、ISISやアルカイデやタリバンがまたイスラムの旗を掲げて跋扈し始めたことにも繋がる。

このままでは、残虐な過激な集団による破壊攻撃がこれらキリスト教系国に今回に類するようなテロ攻撃を続ける恐怖の再来だ。英国、ドイツ、フランス、スペインなどの民主主義国家の一番弱いところを突いてくる。

日本のルーピーの言葉ではないが「歴史を学べば、学ぶほど・・・」で、いかにイスラム教とキリスト教の争いが酷かったのか。さらに欧州は世界に先駆けて産業革命が成功して、オスマン帝国などイスラム教国を滅ぼし、さらにアフリカ、インド、東南アジアの国々を植民地にして、その中には当然イスラム教の民族もいたわけで、それらの上に君臨して、搾取をしまくって、現在の欧州の都市が成り立っている。

まぁ、日本もちょこっとそれを真似しようとしたが、先進の欧米にすぐ潰されてしまったのだが、しかしこの日本の大東亜戦争後に、それまで植民地にされていた国々は刺激され、独立を勝ち取って行った史実がある。

第一次大戦で、ドイツ帝国と組んだオスマン帝国は、今のトルコ以外は、戦勝国の英国とフランスなどの連合軍により、利権争いを経て、シリア・イラク・イランなど人工的国境を引かれて分割され、産出する原油を管理されて来た。その後中東戦争が始まって、もはや当時の連合国の思うようにはならなくなったが。

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オスマン帝国の最大の時の領地(1683年時)ほとんどが後世の原油の産出地だった。

だから、イスラム圏民族とすれは、かつてスペインはイスラム王朝に占領されていたが、それを奪還した、これをレコンキスタというが、今はイスラム圏がキリスト圏からの逆レコンキスタ運動をしていると云える。

EU諸国はこの壮絶だった歴史の流れを十分理解しているからこそ、現在のイスラム国を建国するんだというISISやオサマ・ビン・ラディンが組織立ち上げをして、彼の死後も残影を引きずっているアルカイダが関連していたらしいといわれる今回の事件に対して、フランスを中心として立ち上がったわけで、キリスト教国家は団結していることをイスラム教過激派に見せつけるアピールであったと思う。

今回の風刺週刊紙「シャルリー・エブド」って本来2流週刊誌的な存在だったらしく、日本で言えば”日刊ゲンダイ”のように売らんが為の過激・刺激の強い記事で商売をしていた週刊誌だったとか。捏造記事や偏向記事も多かっただろう。

また、イスラム教徒にとって、ムハンマドを絵にすることは禁忌であり、まして漫画でムハンマドの顔を書いて茶化すということは、無理やり豚肉料理をイスラム教徒に食べさすぐらいな無礼なことだっただろう。以前からこの会社は狙われていたようだ。大昔、日本人の作家がイスラムを茶化したことを本に書いて殺されたことまであった。最近では米国でムハンマドを主人公にしたドラマ映画を作って、脅され上映中止に追い込まれたことがあった。

そもそもこのイスラム教には厳格な戒律があり、一般民主主義者から見れば、とても理解出来ないことが多すぎる。一日に5回メッカの方角に向かって拝礼しなくてはならない。女性は

イスラム教の聖典クルアーンによれば女性は顔と手以外を隠し、近親者以外には目立たないようにしなけらばならないことから、イスラム社会では女性は頭をふくめた体を隠す服装をすることが多い

これが、フランスやEU国では学生は禁止にする方向で対立が激しくなってきている。因みにこの件についてなのだが、

アバヤ :アバヤはアラビア半島の伝統的な民族衣装で黒い布で目と手足の先以外をすべて隠している。

ヒジャブ: ヒジャブはスカーフのような布で頭髪を隠すものである。もっとも一般的な服装である。

ヒマール :ヒマールはへジャブより、隠す範囲が広がり、背中まで隠す。

ブルカ: ブルカはアフガニスタンで用いられている民族衣装で目の部分も網状になっていて完全に隠れている。

ニカーブ :ニカーブは目だけ見せるものである。色は黒が多い。

チャドル :チャドルはイランに多い服装である。顔だけ出して体全体を隠す。

ブルキニ :ブルキニは近代になってから登場したムスリマ向けの水着である。イスラム教の戒律に合うように全身を覆うタイプの水着になっている。

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フェミニストの田島陽子や福島瑞穂にこれについての見解を聞いてみたい。

また、豚とアルコールは絶対食してはいけない。ラマダーン月の定日には断食をしなくててはならない。因みに2015年は6月18日~7月16日までだそうだ。この間は日没より日の出の間に食を摂らなければならない。それ以外の日中は食事や水も禁忌だ。

そして、イスラム過激派が悪どく利用しているのが、聖戦=ジハードを殉教として自爆テロなどに利用することだ。さらにこの殉教として聖敵を殺し自分も死ねば、天国で永遠に幸せに暮らせるという危険な教義を持っていることだ。もちろん一般のイスラム教にはないが、イスラム教過激派はこれを使う。

体に手動爆弾をまとい、群衆のなかで自爆する。これは防ぎ様がない。中には子供さえ利用して武力とする。もともと根底に様々な戒律を守るご褒美として、現世で勤めを果たせば、死後に天国で最高の暮らしが出来るという教義の派生なのだろう。男の場合には、7人の処女美人に囲まれ、♪酒も飲めるし、ねーちゃんも綺麗♪らしい。そしてこれを次々実行している。9・11の同時テロもそうだし、シリア・イラクの戦闘もだ。

ただし、トルコのイスラム教徒は大きく違う。人口の9割以上がイスラム教だが、政教分離の世俗主義と云われていて、上記のような戒律はない。女性の服装もモスク内以外では自由だし、アルコールも原則自由で、繁華街のカフェバーではグイグイやっている。国内には豚料理を食べさせるレストランはないが、海外では食することも躊躇しない。1日5回の拝礼もしないのが多くなったと。

オイラ一昨年1週間と少々、トルコのイスタンブルに滞在したので、トルコ式イスラムの世界肌で感じてきました。この漫遊記を連載の9記事でまとめています。

イスタンブル漫遊-1 ムスリムの世界にチョコッと触れて来ました。それとトルコで日本のインターネット・サイトの閲覧禁止規制があるのを発見した。2013年11月20日 (水)

イスラム教でも、トルコのようなイスラムなら、ほとんど問題にならないのだが。

シリアの内戦が始まって、ここ数年でシリア国民の犠牲者は16万人で、隣国への避難民は数百万人だと。そのなかでISISや反するクルド民族との戦いはやがて、トルコを巻き込むかもしれない。皆イスラム教の分派同士の戦いが行われている。これがEU国内に大量に流れ込んでくることになったらまさに悪夢なのだ。

多分EU諸国は、今年中に元凶のシリア政府の崩壊とISISの崩壊のために国連を動かして、壊滅作戦にでるのではないだろうか。NATO軍の戦闘開始だ。オバマもここまでくれば、臆病なチキンと見られたくない。ロシアもロシア正教国でイスラム過激派とは対峙する立場だ。さて今後どうなるか興味がある。

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コメント

仏で370万が集まった本当の理由は移民問題だろな。

こんな事でもないと差別主義のレッテル貼られるから声を上げられないんだろう
欧州各国の移民動画みたけどもう手遅れだろ相当ヤバイわwマジで

投稿: | 2015年1月13日 (火) 09時54分

襲撃ではないが、朝日新聞社長の前で、野村秋介が抗議の上、銃自殺をしたことがあった。
これも風刺画(虱の党)が原因だった。

投稿: | 2015年1月13日 (火) 13時57分

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