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2014年12月20日 (土)

オバマの声明、米国とキューバが国交回復・経済制裁解除?だって。ロシアなど産油国は大変な事態になってきた。そして中国経済はますます酷くなりそうだ。

中間選挙で、民主党とオバマ政権が敗北してしまった矢先、オバマは最後っ屁とするのか、あのキューバと国交を回復するとの宣言で、またもや米国内は大騒ぎになっている。

【ワシントン】米、キューバ両国政府は17日、外交関係を完全回復させ、50年以上にわたった敵対関係を終わらせる方針を発表した。中南米諸国など各国はこれを歓迎しているが、一部共和党議員は批判している。

オバマ政権のキューバ国交回復方針が大統領選に波紋2014 年 12 月 19 日

オバマ大統領は、11月の中間選挙で民主党が、下院に続き上院でも多数派の地位を失った後、行政権限で新たな政策を次々と打ち出している。オバマ氏は、移民制度改革や気候変動の問題で政治的遺産を残そうと努めおり、共和党は大統領による行政権限の行使への批判を強めている。連邦法で規定された貿易政策を撤回できるのは議会だけだが、オバマ氏はキューバとの外交関係を樹立することで、貿易制裁を事実上骨抜きにしようとしている。

まぁ、1962年キューバ危機以来、50年間以上米国はフロリダ州の海を挟んだすぐ隣にあるこのキューバとは国交断絶で経済制裁をし続けてきた。キューバはそのとき以来から、経済進歩は止まったかのように現在に至っている。オイラの従兄の長女がフランス人と結婚していて、パリ郊外に住んでいたが・・・・・・・

今年始めにあった法事で彼から聞いたのだが、2年程前からその長女家族は、旦那の仕事の関係で、キューバのハバナに行って住んでいると。旦那の仕事はフランス系のホテル開発企業らしく、ハバナでの建設開発に従事しているらしい。

米国と国交断絶でも、結構欧州からの観光客は多いらしく、ハバナ中心に先進のホテルが次々造られているとのこと。今年は長女家族を訪ねてハバナに行くんだと楽しみにしているようだった。街を行き交う自動車も、新型車も多いが目玉は1960年代ロックンロール時代のキャデラックやシボレー・ベルエアー等が堂々と走っている景観はそれだけで観光になりそう。1950年代・1960年代にタイムスリップだ。

高校時代の左翼がかった友人が、大学生のころ青年海外協力隊でキューバに行き、サトウキビ畑でボランティアだったが、あまりに辛く、自分達のやっていることに矛盾を感じたのか、短期で逃げて帰って来たと。現在左系弁護士になってブルジョアな生活らしいが。

ここに来て、キューバに援助してきてくれてた原油産油国ベネゼラが、原油価格の下落でそうも行かなくなり、財政的にきつくなっていた。このオバマとの交渉は約1年前から行われていて、間にローマ法王も入っていたとか。共和党の方針が今一わからないが、来年になって議会が反対した場合、オバマは反対を押し切ってまで国交回復・経済制裁解除までいくのか、事態としてはまだ未定ではある。

それにしても、キューバ国民は我慢強いね。未だにインターネットの普及はなしで、国際的に普通になってきた文明の恩恵にはあずかっていないと聞いている。米国のこれまでの悩みはそんなキューバから逃れたい国民の一部が、海を越えフロリダ半島に密入国して米国に不法難民化がますます増えてきていることだ。米国内における人権問題の一部となっている。経済制裁を解除して、キューバが経済的に豊かになれば、そのような不法難民も減るだろうという考えからが大きいそうだ。

これは日本について言える。今はまだ良いが、韓国経済が奈落の底に落ちた場合、韓国からの密入国は大幅に増えることになる。まして南北でまたドンパチが始まったら、一斉に海を渡って、この嫌いな日本を目指すことになるかもしれない。今いる在日朝鮮人は、W2戦後に済州島での国内内乱で日本に逃げてきたのが大半だ。

さて、ロシアが追い詰められているようで。なんといっても、ここに来て原油価格のあまりにも急激な下落だ。ロシアのGDPの大半は原油と天然ガスの輸出となっている。ここ数年中東で紛争全開になってきて、原油価格が一旦上がったが、それが一転急激な下落だ。その理由として様々挙げられているが、原油価格の上昇で成金ウハウハになってきたロシアに対してウクライナ問題での裏の制裁と言うこともできる。ともかく欧米からの経済制裁としても強まっている。

プーチンは、12月18日の年1回の共同記者会見で、「ロシアは蜂蜜や、きのこを食べて平和に暮らしている熊さんなのに、そこに狩人(欧米)が来て鉄砲で脅している」だって。まぁ、この辺の言い訳は中国や韓国と変わらない。「最悪のシナリオは、このルーブル安、原油下落という経済苦境を脱するのに二年かかる」とした。「しかしながら資本規制は見送る」と。

以下は原油価格の推移だが。

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リーマンショックの2009年1バーレル40ドル付近だったのが、2011年から異常に上昇して推移していたが、今年5月ごろを100ドル以上を頂点として真っ逆さまに落ちてきて、WTI価格では19日14:30では56ドルだ。まだまだ下がり続けそう。つまりロシアが原油輸出での売り上げが、約半分になってしまったのだ。それもたった半年で。決済は月遅れとなるので、この影響はこれから本番となる。

そこで、2007年1月からこんにちまでの為替レートの推移をネットソフトで作ってみた。

ロシア・ルーブルの1ドルに対しての為替レートの推移は

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19日の時点で58.25ルーブルと昇り竜のようにルーブル安となっている。価値が半分になってしまった。09年から13年の平均の半分だ。原油価格50%下落、ルーブル50%下落となると、合わせて25%、輸出額の70%(化石燃料)が75%の損失ともいえる。さらにあらゆる輸入価格は2倍となってしまっている。また外貨準備しておいたUSドルはどんどん減ってきて、ドル建て輸入品は買えないこともありえる。だからプーチン云わく「経済苦境を脱出するのには2年かかる」ということなのだろう。

因みに対ドルの日本の円の推移は

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日本の円安は、日銀の国債買取から来ていて、外的要因でもないし、日本の国債は、ほとんどが国内機関が持っているので、そんなにヘッジファンドに掻き回される心配はない。07年から比べれば、円のレートは元に戻ったということだ。あの円高は異常であったかもしれない。この間に円高により国内企業は海外(特に中国)に進出して国内企業の円高空洞化にさらなる拍車が掛かった。オイラ最高値で150万ほどUSドルに換え、今為替利益は約70万ほどになって大儲けなのだ(これ秘密)。

ついでに、ユーロの対ドルでは以下のようになっている。

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まぁ、ユーロ危機が相次いで、このように細かく乱高下が甚だしい。今もユーロは問題解決に至ってなく、ギリシャはますますユーロ離脱に拍車が掛かっているとか。やがてユーロ構想はファンタジーに終わるか、財政統一のユーロ国になるか、どちらか一つだろう。

おまけで韓国だが。

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ウォン高だとブイブイ騒いでいるが、それほど大騒ぎするほど、対ドルではウォン高とはなっていない。ただ08年リーマンショックから極端にウォン安になり、そこで輸出で日本を凌ぐほどの大儲けがあって、そこから09年にだんだんウォン高に推移して、今年なかばにはさらにウォン高傾向になったが、今はウォン安に動いている。ただ韓国は財閥企業でもっていて、GDPの4割以上を輸出に頼っている。これが劣化した2代目・3代目社長になりつつあって、ほとんどの分野が鈍化してきている。あまりにも反日が行過ぎて、これまでの資金・技術援助は日本が控えるようになってきたら、このザマだ。来年は再度のIMF頼りになるかもしれない。日本は韓国が擦り寄ってきても無視するべきだ。

さて、ロシアと同じく成金国家となった中国なのだが、

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基本的にUSドルにペッグしていて、乱高下は少ないが、ダラーっと牛の舌のように元高の傾向だ。円に対しても同様となっている。今日の相場では対ドルで6.22元となっている。07年と比べると約18%の元高だ。中国との商売をしているイサ坊は大変だね。中国から輸入の商品原価が18%も高くなっての為替損が発生していることになる。イサ坊の取引相手の会社はオイラも何度も会ったことがあるが、良い人達ではあるが、自分とこの商品をその分値引きはしてくれない。結局日本での取引会社に値上げを認めてもらうしかないのだ。その分国内での販売価格は上がることになる。

来年は、中国の不動産バブル崩壊が本格的になり、地方政府のデフォルト、影銀行のデフォルト、救済の為の元札の増刷による高インフレ化、相変わらずの高官の汚職問題、軍部の独走など大きな話題を中国は提供することになりそうだ。

ロシアは人口が少ない分だけ、小回りは効きそうで、さすがのプーチンも少しやりすぎたとおとなしくなるかもしれない。相棒の中国も元気が無くなってきているからだが。どうも、2015年の世界情勢はすべての国が曲がり角を迎えるようなことになりそうだ。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の音楽動画 

クリスマスが近づいてきましたね。

孫もサンタさんからのプレゼントを信じて 

楽しみにしているようだ。 

親は実は嘘つきだったことを知る第一関門がこれだ!

 

クリスマスソングのオイラの究極はやはりこれだね! 

後ろで踊っている二人が可愛い!

画面を全画面にして楽しみましょう。

翻訳すると、こんなこと、生涯でオイラ言われたことはないが・・・・

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コメント

原油価格が60ドル程度にまで下がると、一部のシェールオイルは採算が合わなくなり、増産ペースが鈍化します。そうなると需給が引き締まり、原油相場が均衡する可能性があります。しかしこれは、一面に過ぎません。

 サウジはむしろ、他の産油国に戦いを挑んでいるように思えます。ベネズエラやイランは社会保障費などのバラマキを強めており、原油価格が100ドルを超えなければ、財政収支を均衡させられません。アルジェリアやナイジェリア、イラクの財政均衡価格も軒並み100ドルを超えています。つまり、原油価格下落で先に音を上げるのは、米国ではなく他のOPEC諸国なのです。

 サウジの財政均衡価格は90ドル前後なので、同様に苦しいのは事実です。しかし、原油高の時代に政府資産を積み上げてきたことが奏功しています。この資産を取り崩せば、数年間は財政赤字に耐えられるからです。

投稿: | 2014年12月22日 (月) 11時11分

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