« 北朝鮮の刈上げ大将の金正恩君。どうも調子が悪いらしい。様々な憶測が飛び交っている。果たして真相は? 今やパククネは雪隠詰め状態に! | トップページ | 小渕優子はやはり神輿に乗せられた姫だった。民主党の、低次元な政局「うちわもめ」にはうんざりしてしまいますね。 »

2014年10月15日 (水)

今回の中東紛争のもう一つの顔はクルド民族問題だ。数百年以上前からの、この国を持たない民族に幸あれ!

昨日は台風一過で晴天でした。前記事でも指摘しましたが、この台風19号は発生時には900hPsという超大型でしたが、現在日本の太平洋周辺は海水温が低いので、上陸に近くなるころには急速に衰え、単なる中型台風になるのではと思っていました。その通りでしたが、小学生の孫の学校は台風による休校を前日に決め、この晴天時に台風休校となりました。その結果、母親の娘から、5歳半になる弟も一緒に、車で山を超えて20分ぐらいにあるサイクルスポーツセンターに調教師役としてのお努めとなりました。

兄の方の自転車乗りは完成ですが、この弟は今調教中。前回、近くの公園での練習ではかなり良い線まで行きまして、今回を迎えることとなりました。しかし、間違って一段下の小さい自転車を選んだため、足とペダルがタイミングよく乗らなくて、失敗の連続。座りこくって、泣く、喚く、「もうできない!」の連続でした。どうしようかと迷ってしまいました。なんたって1回2キロコースですからね。それでもなんとかスタート場所に戻って、公園で練習していた同サイズに選び直し、騙し騙し再度2キロコースに導き、そしたらノンストップでこの2キロコースを制覇することが出来ました。後ろから「いいぞ!すごーい!」と賛美の囃し立てをして鼓舞しました。孫は自分でも大変自信をもったようです。鼻の穴が拡がっていました。

さて、こんな平和な日本ですが、シリア、イラクとその周辺はますます悲惨な事態となっています。クロアチアも今だ解決の方向にはいっていません。今回のイスラム国(ISIS)問題とクルド民族問題は同時進行のようですね。

まず日本人はこのクルド民族について、オイラも含めてあまり馴染みがなく、ぼんやりとした捉え方しかありませんでした。世界で最大の人口を擁する「独自の国家を持たない民族集団」です。その人口を総合すると2,500万人~3,000万人とも云われています。

もともとは遊牧民から発生して、生業が牧畜でした。主に中東のクルディスタンにいた山岳民族ということになっているそうです。話を100年前の近代からとしますと、その頃まで中東の地はあのオスマン帝国の支配下にありました。シリア・イラク・イランも含めてです。その中にクルド語を話すクルド人も含まれていました。

昨年11月にイスタンブルに滞在して、第一次世界大戦後崩壊したオスマン帝国の継承国であるトルコ共和国の歴史や様々を肌で触れてきました。

イスタンブル漫遊-1 ムスリムの世界にチョコッと触れて来ました。それとトルコで日本のインターネット・サイトの閲覧禁止規制があるのを発見した2013年11月20日 (水)

この記事のシリーズは、イスタンブル漫遊-9まで続きます。

このオスマン帝国は、1299年に建国され、滅亡したのが1922年。約600年以上栄えた国でした。今のギリシャもその一部になっていました。まさに歴史的に、イスラム教の最大国家でした。

(画像上クリックで拡大)

Japaneseottoman1683_r

このオスマン帝国の時代にも、配下にした各民族との紛争は頻発して国内問題には頭を痛めていた。そこで汎スラヴ主義拡大の脅威に対抗するためドイツに近づき、1914年に始まる第一次世界大戦では同盟国側で参戦したが、ドイツ帝国と共に連合軍に破れ、連合国のイギリス・フランスの指揮のもとに、国土は分割され、今のシリア・イラク・イランなどが、連合国の引いた線を国境として誕生した経緯があります。その時アナトリア東部において、クルド人独立国家構想もありましたが、それを実現する民族の力があまりにも弱く、この地方を中心として、トルコ共和国・シリア・イラク・イランなどに民族が分断された歴史を辿ってきました。

しかし、トルコでもイラクでも彼らクルド人は民族としてのアイデンティティーは失っておらず、自治区のような形態の中で生活していますが、まぁ、その時々で本国政府に反旗を翻すこともあり、嘗て、イラクに於いて、サダム・フセインは国内クルド人を抑えるために化学兵器を用いて、数千人が虐殺されたこともありました。ハラブジャ事件

このクルド人についての居候先なのですが。

Kmud23

なんと、トルコには1千万人を超えるクルド人が生活しているようで。トルコで最大のクルド人口を抱える都市はイスタンブルであり、2007年の時点で約190万のクルド系住民が居住しているとのこと。イスタンブルに滞在した時、なにか違和感のある人達を見て、ロマ(ジプシー)人なのかと感じましたが、多分クルド人の移住民だったかもしれない。

まぁ、主なるトルコでの拠点は東部及び南東部となっていて、今回のシリア・イラク内におけるイスラム国への天敵的存在のようだ。シリアと国境を接するトルコ南東部は、クルド人地区となっていて、その国境というのが大変長く(5千キロとか)出入り自由なところがほとんどなので、トルコに入って、この地点まで来て、シリア・イラクに入って行くコースがしっかり出来ているようだ。さらに例えばトルコはガソリン代が世界一高い。滞在したときGSの表示を見たら、日本円で1Lで250円相当だった。そこで価格が1/3以下ぐらいのシリア・イラク側からホースを引いて、ガソリンの不法輸入をしているとか。

さてトルコは、とうとうこの問題に足を踏み入れなくてはならなくなったようだ。イスラム圏国家としてはこのトルコだけが、NATO同盟に参加している。いままで係わりたくなかったのだが、とうとうイスラム国の拡大を止める連合国と歩調を合わせる行動に出てきた。

連合国の戦闘機用の基地を解放したり、国境線近くまでトルコ軍が出張って来た。中心はクルド兵が多い。もしトルコの国境線を超えてイスラム国が出張れば、今度は集団安保で、NATO連合軍が堂々と反撃できる体勢となる。まさにイスラム教圏内での紛争の激化という事態が本格化した。クルド系兵には多くの武器が渡ることになる。これが逆にトルコの心配するところ。

本来ならこの期に乗じて、クルド独立国家を創ることが願望なのだが、今の時代になってそこまで可能なのか、大変難しいことだろう。

Flag_of_kurdistansvgクルドの国旗。現在はトルコ領のクルディスタン地域の旗。

実現には、少なくとも、トルコ・シリア・イラク・イランが、領土の一部を提供し合って、そのための国土の提供をする必要がある。但しその領地内で国家として成り立っていけるのかどうなのか、大変難しい問題だ。

嘗ては、同じような流浪の民族となって、あちらこちらの国に居候をしていた、ユダヤ人を救うべく、第2次世界大戦後、今のイスラエルに人工国家をやはり連合軍が作って入植させた。(映画;「栄光への脱出」が有名)しかし元から生活していたパレスチナ人との軋轢は今も続いている。

同じようにロマの人達も、各国への居候の移動民族だ。もちろん当然各国から差別を受けながら生活をしているのだが。大から小まで世界にはこのような民族は様々いる。フランス人から聞いたのだが、ロマの人達は、子供を学校に通わせず、教育をさせないので、常に”負の連鎖”の中で生きている。パリにいる女性スリ集団はほとんどロマ人だと。まるで罪悪感なくスリ・カッパライに挑んでいるかのようだった。オイラも、もう少しでやられるところだった。

まぁ、歴史的には嘗てのオスマン帝国の相続人国、トルコ共和国にも責任の一端はあるわけで、このクルド人問題はトルコがリーダーとなって解決の努力をしていく責任があるのかもしれない。

トルコ人もクルド人も中東の各国人も、人種的面影はよく似ていて、オイラ日本人にはほとんど区別が付かない。滞在で、幼児や年少はまるで天使のような顔をしていたことはしっかり記憶に残っている。

320kh Hndazas3

Lokmgcd Lmjn21

しかし、大人になると、その面影は一切無くなるのが残念と言うか、なんと言うかだ!

|

« 北朝鮮の刈上げ大将の金正恩君。どうも調子が悪いらしい。様々な憶測が飛び交っている。果たして真相は? 今やパククネは雪隠詰め状態に! | トップページ | 小渕優子はやはり神輿に乗せられた姫だった。民主党の、低次元な政局「うちわもめ」にはうんざりしてしまいますね。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 北朝鮮の刈上げ大将の金正恩君。どうも調子が悪いらしい。様々な憶測が飛び交っている。果たして真相は? 今やパククネは雪隠詰め状態に! | トップページ | 小渕優子はやはり神輿に乗せられた姫だった。民主党の、低次元な政局「うちわもめ」にはうんざりしてしまいますね。 »