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2014年10月25日 (土)

ウチの甘柿が盗まれた。ソーラー発電施設が窃盗にやられて大変なことになっているらしい。ソーラー発電バブルはもう弾けているらしい。

みかんがだんだん色付き始めました。ウチのみかんの段畑には、2本の甘柿の木があります。2週間ぐらい前に甘柿が沢山実っているのを確認して、10月の終わりごろ収穫しようと思っていました。そのときはまだ黄色くなっていなくで、まだ硬めです。そこで今日行ってみてびっくりしてしまいました。その甘柿がすべて無くなっていました。甘柿泥棒にやられたのか?調査すると、柿についている枝を切った気配はありませんでした。

前回見た時に、鳥(なんと言う野鳥かわかりません)が実を突っついた跡があるのが数個ありました。鳴き声が「ミテミテ!ミテ、ミテー」と聞こえます。これら野鳥が食べてしまったのか?しかし待てよ!そうであるなら多少実の残骸がヘタに残っているはずだ。台風の風で実が落ちてしまったのか?しかしそうなら地面に実が落ちているはずだ。ところが一つも落ちていない。

Kmnsatade 柿にはこのヘタが付いている。・・・・・

この二つの柿木を見上げると、このヘタだけは残っている。もし人が盗んだとすれば、このヘタを残して枝を切るはずだ。どうも泥棒ではないらしい。イノシシに喰われたのか?大きい方の木は5mぐらいあるので、とてもじゃないがイノシシということもない。だいたいイノシシは木に登れない。

このごろ見たことはないが、数年前まで時々猿がここまで降りて来て見つけたことがある。すると猿が犯人なのか?猿であればヘタを残して実だけ食べることになる。また高い木に登ることができる。ちょうど実に甘みが付いて一番食べごろを狙って数匹の猿が泥棒をしたということになりそうだ。因みに渋柿なら猿は狙わない。昨年は甘柿が裏年だったので、ほとんどならなかった。今年は楽しみにしていたのに。

泥棒と言えば、例のメガソーラー、太陽光発電施設でとんでもないことが連続しているらしい。ソーラー発電所:狙われる銅製の送電線 メガ盗難 滋賀2014年10月25日

滋賀県内のメガソーラー発電所7カ所で7月以降、銅製の送電線が盗まれる被害が8件相次いでいる。10月17日に彦根市で約4200メートル(総重量約4トン)の盗難が発覚するなど被害総額は3200万円を超えた。

柵などを乗り越えて切断した送電線を持ち去る荒い手口だが、多くは周辺に人家がなく敷地も広いため防ぐのは困難。県はホームページに掲載していた所在地一覧表を非公開にするなどの対応を取り、窃盗容疑で捜査している県警も「被害が県外へ広がる可能性がある」と警戒を呼び掛けている。

県警によると、被害に遭った発電所は建設工事中を含め、いずれも運営する事業所などの職員らが常駐しておらず、侵入者を検知する赤外線センサーなども設置していなかった。防犯カメラを設置していた箇所はあったが台数が少なく、犯人の特定につながる映像は残っていないという。現場には複数の足跡が残っており、県警は同一グループによる犯行との見方を強めている。・・・・・

太陽光パネルの裏側は多くのケーブルが走っている。

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これらを盗むわけだが。当然発電は停止状態となる。

盗難が相次ぐ背景には新興国による需要増などのため、2004年ごろから金属価格が高騰して高止まりしていることがある。一般社団法人「日本銅センター」(東京都)などによると、銅線などに使われる電気銅の単価は、買い取り価格の指標となるロンドン金属取引所の数値を参考にした20日現在の国内価格で1キロ当たり760円。250円前後だった03年10月の3倍以上に跳ね上がっている。  

大阪市内の金属買い取り業者の男性は「ここ数年は銅やステンレスなどが安定して高値で取引されている。持ち込まれた金属が怪しい場合は通報するように警察から言われているが、どれが盗品か判別が難しいケースもある」と話す。

とにかく、野立ての太陽光発電施設というのは、ウチのみかん段畑と同じで、周りには民家もなく敷地はせいぜいどこにでもあるようなフェンスで囲まれている。夜間の警備員なんてものはおかない。また監視用の録画ビデオ設備なんてものもない。だいたいそんな監視カメラを置けば、それ自体盗まれてしまう。これが都会とノッパラの違いだ。

この施設の中には、銅線ケーブル、ステンレス製品など宝の山だ。ましていまだにこれらの買い入れ価格は高値で推移しているとか。

これ2012年にドイツのロマンティック街道をバスで移動した時記録したのだが。

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同じような太陽光発電の野立て施設だが、頑丈なフェンスで囲まれてもいなく、泥棒さんには、「それ!盗んでも良いよ」っていっているかのようだった。やはりドイツでも同じような泥棒はいる。ましてドイツは貧しい移民をどんどん受け入れて、治安はますます悪くなっている。実際いくつかで窃盗にあっているそうだ。装備品を盗まれたら、発電は簡単にストップしてしまう。

特にドイツは、このソーラーバブルは崩壊してしまい、買取価格も引き下げられ、高値の時契約した事業者だけが、既得権益として発電を行っているが、それでもこの施設の周りに、他者が入れないような、堅固なフェンスを設置したり、監視カメラを置いたり、夜回り人員を置いたりしたら、経費が掛かり過ぎてとてもペイしないとか。

ソーラー発電は広大な面積を必要とするので、このことがリスクとなってしまう。サポートするには、膨大な保安設備費と経費が掛かってしまう。ドイツでは総合的にこのソーラー発電の固定価格買取制度は失敗で、10年・20年契約のおかげで、これからますます電気料金の増額(以前の2倍になってしまったとか)や、財政負担の増額で首を絞められて行くという見通しになっているそうだ。

2012年菅チョクトという欠陥首相が、退陣する条件として”固定価格買取制度”を成立させ、この太陽光発電の買取価格だけ高額にした。まさに孫正義や利権のほしい知事やらが寄ってたかって成立させた。あと中国筋や韓国筋も関係していた。まさに民主党政権、菅チョクト政権とはなんだったのだろう。当時でも先進のスペインやドイツはこの固定買取制度バブルは崩壊しつつある最中だった。そんなことはオクビに出さず、CM料が入ると、マスメディアは、このソーラー発電を煽りまくった。

最近になって、電力会社は、契約申請だけで承認された物件については、拒否する体制になった。そもそも、発足から当時から、具体的に敷地や設備を確保していなくても、申請だけで認可がその時点での買い取り価格で認可が降り、その権利が売り買いされている現状で、事業を開始しているのは総申請のごく一部でしかなく、申請だけで未だ着工もしていない方が圧倒的に多い。現在申請契約している総発電量は、なんと7000万キロワット、原発の70基分となってしまうことになる。

それも、日中の日照が最大になる時間だけなのだ。電気というのは、少なすぎると停電してしまうし、逆に多すぎるとブラックアウトしてしまうから発電量を減らさなくてはならない。ソーラー発電は一時的に集中発電という宿命を持っている。また発電量が気ままに変化するので、それをサポートする基幹発電(火力・原子力など)が無ければ、安定的に利用することができない。性能の良い蓄電池の実現が急がれているようだが、生産した電気の内、どのくらいの量が蓄電(入電)され、以後有効に利用(出電)出来るのか分からない。たぶん半分以下しか利用出来ないのでは?最大発電量は瞬時でしかなく、発電出来ない時間があまりにも多すぎるからね。雲りや雨の日はゼロに近いし、日没後の夜はゼロだ。

また新興の地なので、大量の電流を送る送電線も、変圧器も増設しなければならない。とてもじゃないが、ただでさえ、高額で電気を買い取らさせられ、それプラス新たなインフラを電力会社は負担しなければならないのだ。もちろんそれは電気料金の増額ということになるが、そしたら国民や政府はすんなり受け入れてくれるだろうか。2012年と比べて、我が家の電気料金は現在3割も値上がりしている。

実はオイラも昨年自分の土地に野立てのソーラー発電をと設計をして見た。もちろん20年契約ということで収支計算をしてみた。しかし、施設内の保全に関して意外なほど設備費が掛かり、今回の泥棒や、またはパネルごと盗まれることもあり得ると考えると、とてもじゃないが、バカバカしくなってやめてしまった。農地転用にもぶち当たる。

太陽光バブルって何? 当初からソーラー発電の固定価格買取り制度に懐疑的だった池田信夫

今あちこちの電力会社で、太陽光発電の接続申し込みを受けつけないという騒ぎが広がっています。これは2012年から始まった固定価格買い取り制度によって、大量に発電設備が設置されたことが原因です。・・・・・・

結局この固定価格買取り制度で、得をしたのは2012年(42円)2013年(37円)2014年(32円)で20年契約して現在稼動しているソーラー事業者ということになりそうだ。しかしそうは行かない。施設内の泥棒や、台風時の破損、パネルの清掃経費などなど、初期に想定してなかった問題が降りかかることだろう。まぁ、赤字にはならないだろうが、性能がとことん落ちるであろう、10年後、20年後、30年後、40年後がどうなっているのか楽しみでもある。

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