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2014年9月20日 (土)

スコットランド独立投票。反対が多数で否決となった。ロジカルとエモーショナル、ロジカルが勝利した。

昨日19日は、例のスコットランド独立の是非を問う住民投票の開票状況を、日本でも大きく取り上げていました。NHKのBSでは朝6時より9時までBBC放送を中心にぶっ続けで番組を組んでいました。その後も判明する午後までも繰り返しで放映していました。日本時間午後ごろには全て開票が終わり、独立反対が約55%、独立賛成が約45%という結果で、独立は実現しませんでした。

これは、ロンドンオリンピックが行なわれた2012年に、それまであまりにもロンドンを抱えるイングランド地域への優遇と考えていたスコットランド側が怒って、より強い自治権の拡大を迫った経緯があり、キャメロン首相がそんなに言うのなら、独立の是非を問う住民投票をしてみたら?てな具合が本当に住民投票に進んできた経緯があるとか。

UK全体がオリンピックで盛り上がっている中で、「どうせやったところで、独立賛成が過半になんてなる訳がない」と油断したのだろう。UKとしては本来、間接民主主義なので、直接民主主義(住民投票)でこんな大事なことを決めてしまうなんてことは本来なかったことだ。・・・・・

スコットランド独立賛成派のリーダーであるサモンド・スコットランド民族党党首は、それ以後着々と独立賛成になるように行動を起してきた。有権者の最低年齢は18歳以上だが、さらなる年少者は上手く煽ることが出来そうだと16歳以上と下げた。これって自由にできるらしい。そもそもUKとして住民投票を想定していないので多分自由に出来たのだろう。

スコットランドが独立の賛否の住民投票だと。歴史的に世界の民族は離合集散を繰り返して来た。今、流れは離散の方向に向かっているのか?2014年9月 1日 (月)

この件は9月1日に記事にしたのだが、結果としては案の定、独立は否定された。この住民投票の怖さは、たった1票差でこのような、国を左右する大きな案件が決まってしまうことだ。投票に於いて、有権者はロジカル(論理的)な考え方の人、エモショナル(感情・観念的)な考えの人の集合となるわけだが。

スコットランドが独立して国が別になると、様々なロジカルな問題に直面するわけで、使用通貨の問題から始まって、年金・健康保険など社会保険と制度問題、EUにそのまま留まれない現実、頼みの北海油田の取り分問題(全部スコットランドのものにはならない)、UKのGDPの内スコットランドは8%しか(北海油田分は入らない)ない中で、とても国として今の水準は保つことは出来ないだろう。もちろん50年ぐらい頑張ればなんとかなるかもしれないが。

しかし、エモーショナルな考え方とすれば精神論では可能と錯覚したのだろう。またそのようになるよう誘導したに違いない。特に16歳からの若者とすれば、これらロジカルな問題に対する知見は皆無に近い状態なので、まるでサッカーのサポーターのような勝ち負け論争になってしまうのは当然なのだ。自分が16歳の時、いや20歳代の時、どの程度の知見と判断力があったのか、自問すれば非常に分かる。エモーショナルにしか考えることしか出来ないが、独立さえすればあとはスコットランドの有能な人々が、なんとかうまくやってくれるだろうというファンタジーが根本にある。それほど甘くはないのが現実なのだ。

投票日が近くなって、メディアがもしかして賛成が過半になるかもしれないと煽るので、9月になってからUK特にキャメロン首相は慌て出し、もし独立しないのなら、スコットランドの希望するように大幅に強い自治権を与えるとまで宣言してしまった。夏に毎年エディンバラの別宮に避暑に来るエリザベス女王も政治的発言は控えているのに、UKは一つに纏まっていることに価値があるとまで言わしてしまった。

メディア空間では、とかく攻撃派(独立派)が目立つので、流れは独立に賛成が大勢に錯覚しまうことが多くある。今回の場合独立反対は、サイレントマジョリティーとなってしまう。現在の日本でも、原発反対運動はメディア空間では話題性が大きいので、大きく取り扱われ、放射能風評も放射脳に人々によって撒き散らかされる。朝日新聞の連載の「プロテウスの罠」シリーズでどのくらい誤解や錯覚を生ませる結果になったことか。

さて、独立は回避されたが、これからUKは大変だ。もしスコットランドに特別な自治権を与えることになれば、ウェールズ、北アイルランドも黙ってはいないだろう。ひと悶着ありそうだ。それに依って、さらにUKが発展していくことになるなら良いが、多分他の3国(地方)にバラマキを多くしなければならなくなる。嘗ての大英帝国の凋落になるのかもしれない。

昨年、エディンバラ、湖水地方(ウインダミア等)、そしてロンドンに滞在したが、皆ゆったりした地味な生活をしていたような印象だった。広い牧草地帯、広い農作地帯などなど。欲望渦巻く人々は、かなりが兄弟国の米国、カナダ、オセアニアに移住してしまったのだろう。まぁ、これは数百年前からでもあるが。逆にロンドンなどは移民が非常に多く、それも世界中の低開発国からが多い。能力のある国民は先祖代々兄弟国に去っていく。これが現代のUK(英国)の姿のような印象だった。

また民主主義は比較して良いというだけの主義であって、今回のキャメロン政権の判断は”行過ぎた民主主義”の顛末なのかもしれない。一翼の運動団体に国全体が左右されてしまうという”行過ぎた民主主義”は危険なものを秘めている。

やがて来る日本に於いての憲法改正問題。これは直接民主主義(住民投票)で行なわれる。いままでロジカルでは、改正すべきなのだが、エモーショナルでは護憲で来て、1947年5月3日以来一字一句改正されていない。世界を見渡して、こんな国はほとんどない。9条の会や左翼系の改正反対の弁を聞くと、まさにエモーショナルそのものだ。ファンタジーなのだ。それら人達は日本国と日本国民を怖いと考えているようだ、同じ日本人なのに。そろそろロジカルに憲法改正を実行するべきとサイレントマジョリティーは思っている。

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