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2014年9月23日 (火)

長年懸案だった娘の家の欠陥を解決し、さらに時々不具合のあった汎用エンジンを解決として、脳内麻薬ドーパミンが出て満足感に浸りました。

先週と先々週はやることが多くてブログも落ち着いて作ることが出来ませんでした。同じ市内にある次女が嫁いで早や10年の家なのですが。これ1987年に先代が新築したのです。丁度建築ラッシュのころで、この建物あちらこちら欠陥が発生し、その都度ジージが有料で修繕したり、リノベイションをしたりしてきました。3階建てで1階がピロティーとなっていて賃貸駐車場にしています。2階・3階を住まいにしているのですが、その新築後数年経ってから、浴室付近下にあるRC天井のあちらこちらか漏水が発生したらしい。元請建設会社と下請設備業者が念入りに調査をしたらしいが、原因を究明できないでいた。

その天井下は賃貸駐車場となっていて、各車の屋根に滴り落ちる。その水滴にはコンクリート成分が入っているらしく、車を洗浄しても簡単にその成分が取れないので借主からクレーム続出。そこて当時元請建設会社は、天井の漏水個所に大きい吊り庇を設け水滴をかわした。そんなカ所は4つもあった。それでも根本原因を解明できないでいた。次女が結婚してこの家に入り、しばらくすると別のところからも漏水が発生した。この件がこの建物の一番重要な瑕疵問題だった。

そこで一級建築士のジージ(嫁の父)の出番となったのだった。・・・・・・

浴室の浴槽やタイル等もかなり汚れて来ているので、この際、浴室をリ・モデルしようということになり、詳細施行設計をして、浴槽も替え、防水工事も完璧にやり直して、浴室を新品にした。ジージの直営工事として約300万円前後掛かった。一般施行なら500万円前後は掛かったと思うが。この工事は2004年の2月の完了でした。

それ以後この問題は解決したように見えたが、2012年の12月ごろから、再度漏水が始まった。今度は以前が浴槽の配水菅床スリーブ(穴)周囲が多かったが、今度は洗い場の配水菅床スリーブ周囲からだ。とりあえず業務用ポリバケツの底よりチョイ上に穴を空け、水道部品のパイプを取り付け、長いホースを取り付け、下の排水路に導いた。丁度問題のカ所には以前設置された吊り庇があったので、その上にポリバケツを置いた。2013年1月だった。

それ以後順調に漏水は流れて、他の場所には行かなかった。漏水の量をしらべると、特に大雨になった後が多くなったように感じた。もちろん水道メーターで漏水があるかどうか調べたが、その時はメーターは動いていなかったと判断した。2階の屋敷の周りが庭になっているので、その雨水がこちらに集って来ているのでは?と考えていた。設計図を見ると外構は簡単なウレタン防水下地となっていたので、その一部カ所が決壊して屋内の床下に集ってきているのではないかと考えた。

Dscf3008_r多少の漏れでもこのメーターの中の小円盤のようなのが動きます。

2014年の今年の5・6月頃になって、娘からより酷く1階天井から水滴がアッチコッチから発生していて、下の契約車には別の場所に移ってもらうことにしたと。「なんとかしてよ!」調べると、例のバケツにはより多い漏水が湧いて来ている。いろいろ考えたが、天井のヒビを止める材料を探したりして、とにかく秋になって雨が降らなくなって、漏水が無くなってからにしようとしていた。そのために被害を受ける契約車は別の場所に代えるようにしろと。

ところが今月8日になって、また娘から電話。天井の漏水が今度は別のエリアにもどんどん広がって来て、車の契約者からクレームが来たと。急いで現場に行ってみたら相当大きな漏れに広がっていた。家の中に入って、3ヶ所ある床ハッチを開いて驚いた。浸水しているのだ。特に浴室の隣の物入室の床ハッチを開いたら、なんと深さ20センチ近く水が溜まっているではないか。

もうこれは庭の雨水の浸透ではない。どこかの給水管の漏れだ。で、ハッチの奥をライトで探ったら、かなり先に給水管を包んでいる保温材のコーナーから、ポットン、ポットンと水滴が落ちている。これが原因だったのだ!急いで障害となる壁板を撤去して奥に入れるようにした。もちろん溜まった水は水中ポンプを手配して排出した。さらに業務用大スポンジで残水を取り去った。

そのカ所に入って、問題の保温材をカッターで取り払うと銅管(CP)の給湯管だった。さらに基礎の立ち上かりの穴から浴室に行っているところから僅かに水がしみ出している。結論は、新築時、または2004年の改修時に多分この銅管の繋ぎ目に僅かな欠陥があり、そこから水が僅かに漏れていた。もちろん当初想像した浴槽の排水口と受ける排水口にも問題があって、浴槽周りに排水の水が溜まってそれも原因という二重の欠陥だったかもしれない。

Dscf2985_r

新築時の設計図を見ると、勝手口・浴室隣の脱衣洗面所・そしてこの浴室隣の物入れ室には床ハッチを設けるようにはなっていない。推測するに新築後数年で起こった最初の天井面での水漏れの原因を探る為に、それら床ハッチを設けたのではないか。物入れ室の床を剥がして中を見ると、前回もこの床下には同じように水が溜まっていて、それをかい出してから、新たに床ハッチを設け、また木部が腐らないように防腐材を塗ったようだ。しかし担当業者は床下をもっと検査するために、階段下の殺し空間になる仕切り壁を剥がしてまではやらなかったようだ。だから原因が解明出来なかった。

とにかく、ガス湯沸機にある水栓バブルを締めて、給湯管には水が行かないようにして、新築時、改修時も担当した設備業者の社長を現場に呼び、打ち合わせをした。浴室の床で防水層の下をこの給湯管は這っているので、掘り起こしは大きな面倒くさい工事となる。これら既存の給湯管は殺してしまって、湯沸機の給湯管から新しい管を家の外を引き回して、洗い場湯水栓と浴槽の湯水栓に繋げる改修施行とした。

16日に工事人が2人と補助1人で半日掛けて完了した。試験もして完璧を確認。以前の給湯管は問題の床下で切断してプラグ止めとした。昔は高級な施行として、給湯管に銅管(CP)をよく使ったが、これは施行が大変難しいことが多い。今は大変優れた給湯管が普及していて、施行も大変簡単になっている。

Dscf2989_r既存給湯管は切断してプラグ止めにした。

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結局この給湯管の漏れは、当初は大変僅かだったことが悪い結果となったのだろう。まず浴室床はガラでかさ上げされているので、その隙間空間に溜まる。今回洗い場配水菅の床スリーブ(穴)の周りからポトポト下に抜けていたが、給湯管の漏れが段々月単位で酷くなって来て、この物入れ室の床にまで、基礎の給湯管スリーブを通って、どんどん流れてきて溜まりが激しくなり、それが基礎で分けられた他のブース別になっている床下にも連鎖的に流れていって、1階天井のあちらこちらから漏れ来たのだ。

今年の3月には別の改修工事をした時、床下をアッチコッチ見る機会があったのだが、その時点では水気はなくコンクリート面は乾燥していた。しかしその後、5月頃から給湯管の漏れがなお一層激しくなって来たという原因結果だった。まぁ、多分これで長年懸案だった問題が解決しつつある。もう一週間様子を見て、剥がした壁や床仕上げを修復する。これは完全に工事を行なった設備業者の瑕疵担保責任となる。両方とも同じ設備業者で良かった。違うと責任の押し付けで揉めるもとになる。

亡先代が何度も元請建設会社にクレームを出しても、解決できなかった、または解決しなかったことを、嫁の父親が解決してあげました。

もう一つは、ミカン耕作で噴霧で使う圧水ポンプがあるのだが、それを動かす汎用エンジンというのがある。ウチの場合約30年前、亡父親が揃えたのだが。三菱のメイキG500Lというエンジン。これで、12日に除草剤噴霧をしていたら、数分でブウォーン・ブウォーンというエンジン音に代わり、止まってしまう。作業を終るわけにもいかないので、走りながらエンジンのところまで往復し起動しなおし、これを十数回繰り返して作業だけは終えた。

ネットやメーカーに電話で調べたが、分からない。キャブレターの詰りが考えられるが、その場合には最初からエンジンは掛からないことが多いと。とりあえずこの同じエンジンをオバーホールした様子のこのサイトを見つけたのでこれを参考にしながら、キャブレター外しまでやってみました。これは初めての経験です。

Dscf3023_r Dscf3027_r_2

キャブレタークリーナーで清掃したのですが、そんなに汚れていなく、これはキャブレターが原因ではないのではないかと半信半疑状態になり、再度メーカーに電話したら、名古屋の中古を扱っているところを紹介され、そこでいろいろ聞くことが出来ました。大変威勢のよい早口でしたが、燃料タンクとの接続になにか問題があって、それで数分で詰まってしまう状態ではないかと。

そこで、タンクから行くゴミ処理の付いた金具を外して見ると、先端についているかさ上げパイプが腐っているかのように陥没していた。このパイプ直径3.5㍉程度でホームセンターで探しても合うものがない。ふと見たら自転車の空気取り入れ部の金具に嵌める”虫ゴム”が合いそうだと感じ、家に帰り孫の自転車用に購入してあった”虫ゴム”を嵌めてみたら丁度合う。これでやって見ようとしました。

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さらにライトを照らして内部を見ると、一部錆というか腐りというか特に燃料取り出し金具部分はタンク底が落ち込んでいるせいか、汚れなのか黒くなっている。そこで錆止め剤も入った塗料があったので、内部をそれで再塗装してみた。その後、実際エンジンを動かしてみたら快調に動いた。

この二つの案件はイロイロ遠回りをしたが、なんとか解決をしたようだ。オイラの脳内部では、この解決に刺激されたのか、脳内麻薬ドーパミンがどっと出て、大変満足の境地に達したかのようだった。

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