現代中国の三国志。権力闘争真っ最中だ。汚職公務員2万5千人以上
昨日は、蘇州のイサ坊が盆休みで熱海にやってきて、恒例となっているウチのミカン段畑のBBQプレイスで、午後一杯食べたり飲んだり喋ったりをしました。彼は月の内半分は中国に出張しています。イサ坊の仕事仲間で国営商社のゴンちゃん。彼とはオイラが中国に行く度に会っている。南京にある彼の戸建ての住宅にも招待されたことがある。数年前からサイドビジネスで、スペインのラマンチャ地方のワインを輸入して国内で販売しているのだが。
で、ゴンちゃんは元気?と聞いたら、イサ坊云わく「彼、今刑務所だよ」と。なんでも彼に用事があって電話したら、彼の秘書が出て今はいないと。しつこく聞いたら、今勾留中とのこと。何でも春と秋に開かれる世界最大級の広州交易会で、世界中の企業が自社ブースを有利に出したい。そのなかで「魚心に水心」、慣例化してはいるのだが、その間に入ってリベートを取って収賄をしたことが、芋ずる式に見つかって、ゴンちゃんもということになったらしい。ゴンちゃんも一応準公務員だからね。この動きは昨年から公安が動いていたらしく、最近になって身柄を拘束され、立件されたらしい。だから現在も拘留中で裁判待ちとか。
この期間中は周辺のホテルの宿泊費が5~10倍に跳ね上がるくらい人気があるそうだ。イサ坊のところも出店をしたことがあるとか。・・・・・・・
習キンピラ政権の汚職撲滅政策で「トラもハエも徹底的に取り締まる」のハエのランクなのだがと、イサ坊ポツリと言った。彼は共産党員ではないと言っていたから、江沢民派とは関係はないのだろう。
イサ坊は、この頃よく中国の十大港湾の一つの貿易港を有している連雲港市によく行くそうだ。ここから中央アジアを通ってヨーロッパ各地に繋がる鉄道が古くからある。まぁ、彼が行くのは、日本人会の会合とゴルフ会が目的なのだが。西遊記では孫悟空が生まれた地ということになっている。「今度連れてってね」とお願いしておいた。
話は戻るが、さらに汚職撲滅のもとの権力闘争は進んでいるようで、
“上海閥”の企業元トップを逮捕 中国検察当局、公金横領などの疑い2014.8.13 19:45
【上海=河崎真澄】中国の上海市人民検察院は13日までに、国有食品大手、光明食品集団の王宗南前董事長(会長)を公金横領と収賄の容疑で逮捕した。中国国営新華社通信が伝えた。
王容疑者は上海市黄浦区などで要職にあった1990年前後に、2006年に汚職で解任された陳良宇元上海市党委書記(元政治局員)の直属の部下として行政に関与した。王容疑者は1996年に流通業界に転じたが、政界との関係を続けて“上海閥”の一翼をなし、業容拡大を図った。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA、電子版)は、王容疑者が江沢民元国家主席にも近かったと指摘したが、習近平指導部が江氏まで捜査の手を伸ばす可能性は低いとする専門家の声も紹介した。習指導部は7月29日に、「重大な規律違反」で最高指導部の前メンバー周永康氏の立件を決めるなど、大物政治家への追及を強めている。
王容疑者は、上海の流通大手、百聯集団の総裁時代に傘下スーパーの経営陣による自社買収(MBO)に関連し違法行為があったとされる。周氏立件決定前日の28日に身柄を拘束されていた。同スーパー幹部数人もすでに調査を受けた。 王容疑者は2006年に百聯集団総裁を退任し、光明集団の会長に就任したが昨年11月に突然、病気療養を理由に辞任していた。
まぁ、目玉の周永康が立件され、さらに江沢民の後押しでのし上った上海閥の人物をしらみ潰しのように逮捕しまくっているようだ。ゴンちゃんがハエなら数千匹のハエを捕らえているのだろう。また、
中国「汚職公務員」2万5千人以上、日本では考えられぬ不祥事国家…「周永康」が不正の“トラ”なら、腐敗の“ハエ”は無数に2014.8.12 07:00
これが日本なら、トップの首がいくらあっても足りない“仰天不祥事”のオンパレードだ。中国の超大物政治家、周永康・前共産党政治局常務委員の汚職疑惑がついに事件化。反汚職キャンペーンをテコに求心力を強めたい習近平国家主席の路線が鮮明になった形だが、中国のあちこちに不正の温床はべっとり染みついている。英紙フィナンシャルタイムズなどが報じた中国審計署(会計検査院に相当)の年次報告書によると、米国が重要なエネルギー戦略物資と位置付けたシェールガス調査に赴いたはずの中国の地質学者らはラスベガスに寄り道…。中国国家ファンドとして恐れられる中国投資(CIC)が経営不備で損失を出していたことも発覚した。「トラもハエもたたく」と汚職根絶に意気込む習氏だが、むしろ無数のハエの方がやっかいかもしれない。 ・・・・・・・・・・
今判明している汚職公務員は2万5千人以上だと! たしかに無数とも云える。もう十数年前から中国に行くと、この賄賂の世界を見聞きしてきた。どんなことにも賄賂が必要だと。それが当たり前だったのだが、これを無理やり習キンピラは撲滅しようとしているが。しかし捉える相手は江沢民派が多い。つまり官僚を総入れ替えしようとしているのでは?
だから相当数の腐敗官僚が米国などに高飛びしていることは数年前から有名だった。
中国の腐敗官僚“高飛び”150人 米司法当局に引き渡し要請へ 中国公安省2014.8.12 21:02
【上海=河崎真澄】中国公安省は150人以上の腐敗官僚が米国に逃亡しているとして、米司法当局に身柄の確保と引き渡しを求めていく方針を決めた。12日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報などが伝えた。習近平指導部が進める綱紀粛正の一環だ。
米中は犯罪人引き渡し条約を結んでいないが、中国側は米司法当局とのハイレベル協議開催などを通じ、捜査への協力を要請する。 中国公安省国際協力局長の廖進栄氏によると、収賄事件にからむ腐敗官僚の海外逃亡先は米国が最多だが、過去10年間に米国が中国に引き渡した逃亡者はわずか2人。廖氏は「米国は中国の司法関連制度や手続きを誤解している」などとして、米側が人権問題などを理由に身柄引き渡しに慎重な姿勢を示していることに強い不快感を示した。
中国では職権を利用して家族を海外に移住させ、個人資産を移した上で自分だけが国内に要職で残る“高飛び予備軍”への批判も強まっている。「裸官」と呼ばれており、逃亡ルートに使われやすい香港に隣接する広東省では先月、2190人が「裸官」の烙印(らくいん)を押され、このうち866人が閑職に追われている。
収賄したカネを海外に持ち出し、一部を香港を通してマネーロンダリングってのは今や有名だ。多分これら裸官が海外に持ち出したカネは、天文学数字、数兆円、数十兆円、数百兆円になるのかもしれない。 不動産バブル・金融バブル・地方政府バブルの三位一体バブルに高飛びバブルが加わるとこの先どうなるのか?
イサ坊の話では、先述の連運港も他の都市同様、不動産バブル、公共事業バブル真っ最中とか。この習キンピラ政権主導の江沢民派追い落としの権力闘争、この後には胡錦濤派との一騎打ちとなるか手打ちになるのか?国民を巻き添えにすれば、やはり幾つかの国に分裂するしかない運命が待っているように感じる。
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コメント
昨日は終戦記念日の15日。
NHKの9時のニュースで、あの媚中国・媚韓国の
大越健介キャスターがどんなコメントをするのか
楽しみにしていたら、盆休みで出演なし。
NHK会長から直々に出演させてまた問題を起こすなで
休みを取らさせたと思うよ。
ただ英語が喋れるだけの浅薄な男を重要な9時のニュースで使うな!って。もう彼は降板させよ。前科が多すぎる。
投稿: らんらん | 2014年8月16日 (土) 10時29分
責任のがれには間接話法が便利。ある人物に勝手な事を有る事無い事喋らせておいて、それを大々的に繰り返し報道。キャンペーンをはる。その人物と新聞社・TVの報道グループは裏で繋がっている。意図を持った報道キャンペーンは情報工作ともいう。戦後一環してやってきた多くの事例の中で、1つの事例(慰安婦捏造キャンペーン)が、ごまかしきれなくなった。朝日などは、何で自国(日本)がこれほどまでに憎いのだろう?自国を貶め続けることが楽しいのだろう?ガチガチの労組は、自分たちが会社から給与をもらって生活出来ていることを棚に上げ、自分の会社がいかに酷いかとばかり、言い募る。恥も外聞もない良心のないクズ程、影響力を持つ。朝日なども同じ構図なのだろう。
投稿: | 2014年8月18日 (月) 20時31分