みんなの党代表渡辺喜美、もうかなり雪隠詰め状態。もともと賢くない政治屋だとは思っていたが。DHC会長も同沈覚悟なのか?
みんなの党の代表、渡辺喜美の件なのだが。今や雪隠詰め状態になりつつある。以前からこのブログでは、この渡辺代表のことは胡散臭く見ていたわけだが。いや、自民党時代からだったかも知れない。当時よくテレビのコメンテーターにも登場していて、例の銀行や証券会社がバタバタ潰れ、日経株価が16,000円を切る段階だった。まぁ、これらについて他の専門家と一緒にコメントをしていたが、コイツ知ったかぶりばかりで、ほとんどマクロ経済は知っていないと思った記憶がある。
この専門家でもないオイラが感じたのだから、そうとう経済オンチなのだろう。「株価が10,000円を切れば、日本は戦時モードに入る」なんて意味不明なことを、さも専門知識があるかのように語っていた。
父親が渡辺美智雄、ミッチーで2代目ボンボン国会議員だった。美智雄も政治家としては、パフォーマンスに頼る特徴を感じていたが、息子も意外性を突いた言葉を選んで、注目を集めるという、謂わば王道から外れた戦法が多かった感がある。
で、今回の件となるのだが・・・・・・
このDHCの会長、吉田嘉明が、この喜美が自分の言うことを聞かないと、合計8億円の貸し出しをしたことを週刊誌にリークして、さらに借用書や振込み書まで証拠として公開、喜美から明らかに選挙の為に5億円貸して欲しいとの携帯メールがあったと現物まで公開した。カネを提供した側が、会社の信用をも落としかねないスキャンダルを、いくら怒ったとは云え、ここまでオープンに晒すとは、前代未聞なことじゃないか?下手をしたら、その矛先は自分に返ってくることさえありえるのに。そこまで渡辺喜美に怒り狂ったのか。愛想も小想も尽き果てた状態なのか?
「金額は渡辺氏が指示。明らかに選挙目的」 DHC会長が証言2014.3.30産経
みんなの党の渡辺喜美代表(62)が化粧品販売会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長(73)から8億円を借り入れた問題で、吉田氏が産経新聞の取材に応じ、「金額は渡辺氏から指示があった。明らかに選挙目的」と話した。
借用書のない5億円分については返済期日の取り決めもなく、ずさんな契約だったことも証言した。一連の金の貸借については検察当局も情報収集を始めており、捜査に着手するか検討している。
吉田氏は平成21年、知人の紹介で自民党を離党した渡辺氏と知り合い、月1回程度会食をするなどして親交を深めていたという。
吉田氏によると、渡辺氏からの依頼を受け、22年6月30日に3億円、24年11月21日に5億円を個人口座に振り込んだ。渡辺氏は「個人的な借り入れで選挙目的ではない」と主張しているが、吉田氏は「みんなの党の議員数を増やすために貸した。選挙資金だと認識していた」と強調した。
具体的な返済予定の取り決めはなく、不定期に約7万円~約8千万円が渡辺氏から吉田氏の口座に振り込まれた。吉田氏は「返済はあったが、一方的で利息分か元本分かも連絡はない」と説明している。
渡辺氏は辞職などを否定しているが、貸借をめぐっては東京地検特捜部には渡辺氏への告発状が提出された。吉田氏は「事実は事実として認めたほうが(刑事処分も)軽く済む。まだ若いのでやり直しもできると思う」と語った。
このDHCの会社って良く知らないが、この会長も随分思い切ったことをする。処理を間違えは自分の方も巻き添えになるかもしれないのに。謂わば皮を切らせて骨を切るってやつか?
そういえばこのブログで過去このDHCについて記事で触れたことがある。 コレ!
ここのところ、ネットで色々なサイトを除くと、やたらめったら、”DHC”とかのロゴの女性下着の広告が入る。数週間前に最初に見つけたとき、よせば良いのに、オイラ好みの女性の下着姿をクリックしたら、女性用ショーツ(パンティー)がいくつも出てくる。これが運の突きなのか、それ以後、この広告が、どのサイトを開いても追いかけるように出てくる・・・・・
これに追っ掛けまわされる。 オイラ男だから、こんなの買うわけがないのにとブツブツ言いながら、ついまたクリックしてしまう。だんだん、この広告の4人の下着姿に近親感だ出たのか、またクリック。これがいけないようだ。どうやらある期間があるらしく、今日当たりはやっとその広告が出なくなった。
このブログは一切広告は入れないのがポリシーで、しかし各サイト(ブログも含めて)多少カネになるので、広告を入れ込んでいるのが多い。あれ1クリックすると何円になるとか聞いている。
昨年7月24日の記事なのだが。まぁ、そんなことはどうでも良いのだが、
このDHCと言う会社を調べて見ると、この吉田嘉明が、1972年の創業した会社だそうだ。もともと大学などの洋書の翻訳委託業から始めたと。DHCとは、大学・翻訳・センターの略だそうだ。1983年から、基礎化粧品の通信販売事業を開始して、・・・
1983年から基礎化粧品の通信販売事業を開始し、後に「DHCオリーブバージンオイル」と同オイルを主成分としたDHC薬用ディープクレンジングオイルを販売する。現在では、健康食品の取扱品目373を有する最大手企業に成長、美容・健康食品通販売上No.1の実績を誇っている。(2013年1月1日 日本流通経済新聞通販・通教・EC売上高ランキング)化粧品・健康食品のほかに、医薬品、海洋深層水、アパレル等の製造販売、ホテル事業など幅広く事業展開し、従業員数は国内2,947人、USA、中国、台湾、韓国、フランス支社などを含めると4,639人の従業員が働いている(2013年1月現在)。また、2012年には会員数が1081万人を突破する。2013年1月現在、国内直営店は171店舗存在している。
それらの中に、上のネットバナー広告もあったわけだ。まぁ、ここまで利益があるのなら、8億円なんてのはハシタガネで、謂わば会長としてはポケットマネーかもしれない。
で、この善美は麻生政権の時には内閣からはずれ、これに恨みを思ったのか政権批判を繰り返し、2009年1月には自民党を離党した。そして、自民党が大敗した2009年総選挙には、当時無所属だった江田憲司を入れ込んで”みんなの党”を創立(8月8日)してその後政党議員を5名として政党条件を獲得し、野党として動いてきたのだが。
この吉田会長との出会いは、2009年(平成21年)とある。つまり彼が離党してみんなの党を創立するのに、このスポンサーはDHCの会長がなることで話が進んでいたのではなかろうか。そして2010年(平成22年)の参議院選挙前の6月30日に3億円を、また2012年(平成24年)11月21日には、12月に行なわれる総選挙が決定した後に5億円だ。まさにこれを選挙用資金と言わずして何なのか。
昨年、この喜美と江田との仲が決定的に悪くなり、12月には江田派が離党して、ヒト悶着があり、結局党はみんなの党と結いの党に分裂した。その間にこの吉田会長と喜美代表とは、内輪ではもめに揉めていたのだろう。そして決定打が会長の週間新潮へのリークとなり、それを受けてマスゴミが一斉に取り上げ今回の大騒動になった。
27日のBSフジのプライムニュースで、初っ端15分ぐらい飛び入りで、喜美代表が弁明の会見をしていたが、聞いていて何の説得力も感じなかった。猪瀬は現金だったが、私の場合は銀行口座振込みなので、追跡が明瞭だとか。まぁ、浅知恵で口座管理をしていたのだろうが。猪瀬借りた5000万円はそのまま返したが、喜美は5億円は手元にないと。使い道が徹底的に調べられることになる。このシーンで気になったのは、やたらに咳き込みながら喋っていたことぐらい。そうとう緊張していたのか?
そういえば、みんなの党の分裂後からそれまで自民党政権を糾弾していたのに、急に媚を売るような行動が目立ってきて、気持ちが悪かったが、バック背景には、今回の件が大きくなってきて、自民党政権になんとか助けてもらいたいという媚だったかもしれない。コイツの件で覚えているのは、自民党が野党の時、党首討論で自民党の時間を貰って討論をしたのだが、その時間をくれた自民党をけなす発言をした件があった。これを見ていてコイツの人間性を疑った。
2011年2月、第22回参議院議員通常選挙後初めて行われた党首討論において党首討論への参加を希望したが、渡辺が国家基本政策委員会の委員ではないことを理由に拒否された。同年4月11日に自民党から国家基本政策委員会委員ポストを借りる形で出席して、党首討論に参加した。
今まで、散々正義の批判を繰り返してきたのが、それと同じような事例が自分に発覚すると、今度はいかに言い逃れをするかが見えてくる、こんな人物は、徹底的に嫌われる。これが、猪瀬であったり、鳩山・菅チョクトであったり、の繰り返しだった。ネット用語ではブーメランと言われている。
もう、みんなの党代表、渡辺喜美は詰んでいる。”酉の市の熊手”が今年の流行大賞になるかもしれない。過去”何とか還元水”と言って自殺した議員もいた。いままで問題議員を糾弾していた言葉が今度は全部自分に振りかかって来ることになる。党内議員も、活動資金が欲しい。なぜか喜美はカネがある。「おかしいーな?」だっただろう。カネの出し入れは女房の専権だったとか。だからみんなの党は個人商店で喜美が商店主という話が下界に流れてきたのだろう。そして彼の女房が女帝のようだという噂も、億円を超えるカネの出し入れの実権は女房が握っていたからだろう。
喜美の目算は、吉田会長からカネを借りて、党の当選者を増やし、それに伴う政党助成金収入から返済を少しずつ繰り返す。これをいかにバレない様に画策しながらやっていくかだったのではなかろうか(これは法律違反です)。果たしてどこまで検察が動くかだが、失点続きの検察はもしかしたら本格的に動いてその仕組みを解明するかもしれない。
まぁ、どちらにしてもみんなの党には未来がないかもしれない。国民新党の二の舞になるかもしれない。
ところで、同じようなことをやっていた舛添要一については、検察はどうするのだろうか。これは安倍政権の胸三寸ということになるのか?「言うこと聞かなきゃ、お前もどうなるか分からないよ!」舛添要一多いにチビルかもしれない。
この話は続きそうですね・・・・・
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コメント
みんなの党 渡辺喜美代表がしっかり頭に入れてほしいのは、かつて小沢一郎氏の収支報告偽造記載の件では「国民をだますことになる」と小沢氏を厳しく批判し、又、鳩山由紀夫氏の母親からの子ども手当、月1500万円、1年間に1億8千万円を何年も受け取りながら検察審査会が不起訴相当と議決した時も「証人喚問に応じて説明すれ」と厳しく指摘した。
細川護煕元首相が東京都知事選に出た1月には佐川急便からもらった5000万円についても言及していた。又、猪瀬前都知事の5000万円問題でも「潔く身を引くべきだ」と述べていた。
こうしてみるとみんなの党 渡辺喜美代表は、「他人のことには厳しく」「自分には優しい」と思わざるをえない。
それならば政治家は自分の言った言葉に責任を持つべきでみんなの党渡辺喜美代表は証人喚問なり政治倫理審査会に進んで出て説明責任を果たすのが当然ではないか。
投稿: 陳湖臭 | 2014年3月30日 (日) 16時52分
平成19年4月13日の
厚生労働省医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 広告専門官の事務通達
『 いわゆる健康食品について 』
この通達で、健康食品業界は、大パニックにおちいり
『効能効果』を暗示する事が出来なくなり、一気に低迷が始まる。
この通達の影響で、今でも、健康食品業界の低迷縮小は、続いており、
健康食品(特に通販)最大手であるDHCの投売り乱売で、価格競争が激化する一方に。
健康食品業界では、アガリスクなどで末期がんの患者に詐欺的な高額販売を
行う等の、悪質な商法が横行していた。更に脱法ドラッグや脱法サプリなどの問題も
出始めていた。 当然、組織犯罪の影も見え隠れしており、警察もその点をかなり
問題視していた。
その為に厚生労働省は、健康食品の表示規制を強化した。
だから、DHCの吉田会長は、この事務通達をなんとか覆そうとしていたのではないか?
また、みんなの党の喜美代表も、借入をする際に、
この通達を覆す旨の善処を約束したのはないか? そういう疑惑が思い浮かぶ。
投稿: lmknh2 | 2014年4月 2日 (水) 06時18分