今度は家具購入まで引っ張り出された。久しぶりのIKEAなのだが。
次女の家の事務室への改造が完了まじかで、それに合わせて家具を買う必要から、また引張りだされた。必要なのは収納棚とデスクなどなど。これ寸法を間違えるととんでもないことになる。合理的に配置するのは、やはり専門家のジージがいなくてはということだろう。旦那がちょうど休日だったので、バーバも一緒に横浜港北のIKEAに車2台で出かけました。幼児孫も一緒に。
事前に次女はIKEAに問い合わせをして、配送料について聞いたのだが、東京・神奈川県以外の地域(静岡県熱海市)の場合には、3万円~5万円掛かると聞いてビックリしたようだ。レンターカー屋でトラックを借りてなんて案もあったが、自宅の近くのレンタカー屋は、数日経たないとトラックは間に合わないとのこと。そもそもIKEAのポリシーは、家具は全てノックダウン形態(現場組み立て方式)で、お客は自分の乗用車に積んで帰るのが基本。「配送依頼は特別だよ!」だから非常に高い配送料となる。
で、2台の車なら全部とはいかなくても、ほとんどなんとかなるだろうと、ウチを巻き込んだ。バーバも目の保養にもなるし、何か気に入ったものを買えるし・・・、といったところ。車も2台ともヒッチバック式なので後部座席を倒せば、結構物は入る。・・・・・・・
館内での昼食代はもちろん次女側の支払いで、オイラはサーモンのマリネとローストビーフ。もちろんこれもセルフサービスのビッフェ形態だ。で、館内では2時間ぐらい掛けて物色して、巾1.6m高さ2mの下段がダイヤル錠付き引き違い扉の付いた棚、上段は普通の棚の1品とその横にと、巾0.8mで高さは同じ収納棚。デスクは最大奥行き部分1.2mの変形で巾1.8m+サブが巾0.6mの社長用然としたデスク。また背もたれの高いイス。その他小物が数多く。
IKEAのシステム的には、小物は黄色い大袋(IKEAから借り)に入れ、家具のように大きいものは、用紙に品名を書き取り、担当係りにチェックしてもらい、レジに行く途中にある大空間にある大棚から自分で引っ張り出して、専用カートに積んでレジに行く。それより大きいものは、別ルートでその時の担当係りの指示で出て来て、それらもやはり自分でカートに積む。
結局4台のカートを押して、積み込み場まで車を持ってきて、自分らで積み込む。次女の方の車に大物は積み込んだのだが、最大巾1.2mの変形デスクの甲板が、間口で引っかかって入らない。そこで梱包を破って両側にある保護材を撤去して入れてみたら、3次元的工夫によって入れることが出来た。これだけのものが、ほとんど1台の車に納まった。もちろんこちらの車にも、小物は満載だったが。次女の自宅に帰り、車から家の中に全て運び終えるのも結構な仕事となったが。結局これらを組み立てるのもジージの仕事となるわけだが・・・・。
このIKEAはスウェーデンの世界規模展開の企業なのだが、1995年ごろ、そのころカナダから自分が設計した建物に必要な建材をカナダのバンクーバーから輸入していた頃、当時まだ日本には進出していなかったIKEAに連れていかれ、数回ここの家具類も一緒に輸入したことがある。しかし日本で完全に一般のお客となって購入に付き合ったのは始めてだった。
北米では完成品の家具と、このようなノックダウン形態の家具があり、当時は若者家庭では、金額的に完成品は高いし、また運搬も自家用車(ピックアップ・トラックではなく)では運び難いので運送費が高くなるので、このようなIKEAなどで購入する流れになっていた。また北米では昔から、”Do it Yourself”で、建築仕事の簡単なものは、自分で行なうのが常識で、その知識や技術をもっているのが大半だ。中には住宅1軒を休日を利用しながらほとんど自分らで造ってしまうなんていう豪傑も多くいる。友人の建築の手伝いなんてのも、そのための経験を積むために相互で協力し合っている。またあるテレビ局はそれ専門の”造り方”教育の番組を1日中流している。
まぁ、当時の評価は、IKEAは安物家具と見られていたが、完成度も向上してクオリティーの高い、まして自分で調達して組み立てをすることにより、値段が大幅に安く仕上がる家具という評判で、世界中に展開しているようだ。2000年に上海に長期滞在していた時には、規模はまだ小さかったが、IKEAが進出していた。今はかなり規模の大きい店となっていることだろう。
ただ重要なことは、組み立てに適格な最低限の知識と技術があるかどうかで、それが欠けた施工となると、後々支障が発生する恐れがある。まぁ、その辺は商品もさらに向上して、不器用な人でもなんとか組み立てられる水準には達しているだろうが。
さらに北米に行かれた節には、今度は建材までありとあらゆる建築マテリヤルが揃っている”ホームディポ(Home Depot)”(超大規模ホームセンター)に一度行かれることをお勧めします。
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