イギリス漫遊-4。いよいよ鉄道でロンドンに向かった。現地で現金の引き出しやロンドンへの鉄道ターミナル駅と地下鉄
台風27号が日本に接近中です。ここ数年本格的に日本を大型が縦断して大被害ということは少なくなりましたが、過去を振り返れば、このようなことは毎年年中行事のようでしたね。おまけに地震。大小地震に限らず常に既存建物は揺すられる。それに比べて今回滞在したイギリスは、ほとんどそのような心配のない国です。
だから、あんな地震に弱い構造の建物が数百年健在だし、2階建てバスがうじゃうじゃ走っている。これ日本のように台風で強風に煽れれたら横転してしまいます。ただ歴史的には、それは残虐な歴史であったことも事実。イロイロな民族が、イロイロな王国がこの地を奪い合い、残虐な殺し合いをして覇権を争い、その流れのなかで今日のイギリスがあります。今日のヨーロッパがあります。そこから比べたらその規模や残虐性では、歴史的には日本は子供のケンカ程度とも云えるかもしれません。そのひとつの理由として、地形的に日本は70%が山ばかりで、清々と当時の戦力で戦争をするにはある意味困難だったこともあります。
さて続きです。
ホテルで預かってもらっていた荷物を引き取り、やはり事前にネット予約と決済をしていたチケットで、ウィンダミア駅からオクセンホルム・レイク・ディストリクト(oxenholme lake district)駅で乗り換え、ロンドンのユーストン(Euston)駅行きの本線に乗り込みました。ウィンダミア駅からユーストン駅まで直線距離は368km前後あります。・・・・・
今回イギリスに行くに当たって、日本円をパウンド(£)に両替しなければならないが、成田空港は手数料が高い。現地では、ほとんどVISA決済だが、やはり現金がいる。以前ドルの時、両替現金が余ってしまった。そこで今回は£120成田で両替して(£1=171円もした)、後は現地でネットバンキングのカードを使って、現金の引き出しをしてみた。1回やればすぐ慣れるが、まず預金口座カードを差込み、ENTER PIN(暗証番号を入力)で暗証番号。→SELECT TRANSACTION(取引内容を選択)の画面でWITHDRAWL(引き出し)を選択、→SELECT SOURCE ACCOUNTの画面でSAVINGS(預金)を選択、→次の画面で金額を押を選ぶ。これで現金が出てくる。但しタッチパネルにはなっていなく選択は両側にあるボタンを押す。PINという文字が出たら暗証番号と覚えておけば良い。但し左右後ろにカッパライがいないか現金に注意をする事です。
詳しくは知れば安心海外ATMの操作方法
事前にその口座の銀行のHPにその場合のやり方があり、シュミレーションもできるようになっている。日本語も選択できる機械もあるが、それは運の良い時だけ。一般には英語で進むことになる。で、イギリスでは必要に応じて手数料の幾分安い£を数回に分けて引き落とし、最後の残った数£をヒースロー空港で現金とVISAの混合支払いで、処理しました。
鉄道に関して
イギリスもドイツと同じで、都市を離れると郊外の駅には改札口はありません。もちろんプラットホームには自動券売機はありますが。ですからプラットホームと駅前広場は柵なしで繋がっています。その光景は日本と比べると奇異に感じてしまいます。しかし、チケットなしで乗ったり、キセルをしたりすると、車内検閲で見つかった場合、相当な金額を請求され、拒否すると警察沙汰になるそうです。それでもインチキは発生しやすいでしょう。また都市部の駅でも改札があっても、それは乗車する通路だけで、降りるときには改札がありません。ですからチケットは記念として持つことが出来ます。
ロンドンには、ターミナル駅(終着駅)が沢山あります。例えば、東京駅、品川駅、渋谷駅、新宿駅、上野駅、がそれぞれ終着駅で本線として繋がっていない状態と考えて良いでしょう。そしてそれぞれは地下鉄で繋がっていると云う、遠距離乗車者には不便なシステムとなっています。昔上野駅がやはり東北地方の終着駅となっていましたが、今は本線で繋がり、その不便さも解消されています。
それに反して、ロンドンは19世紀のイギリス議会がロンドンの中心部まで各ローカル本線を引き込み1本化するのを拒否した結果だと。その結果ロンドンには18ものターミナル(終着)駅がある現在となっている。オイラが今回馴染んだ終着駅は、ユーストン(Euston)駅、ロンドン・ブリッジ(London Bridge)駅、パディントン(Paddington)駅、ウォータールー(Waterloo)駅、ヴィクトリア(Victoria) 駅で、他には13もの終着駅を持つ都市だ。そしてそれらの駅は皆、映画にも出てくるような大規模な駅でびっくりしてしまうような。但し大荷物を持って、地方からロンドンを中継して他都市に向かう場合、地下鉄で乗り継ぎなくてはならないので、不便なことは不便だ。もちろん他の方法としては、駅から駅へとイギリス・タクシーを大半が使うのかもしれないが。
地下鉄はバスとも共通の”オイスター”との名称のカードで乗り降りをすることが一般だ。一枚一枚のチケットもあるが大変高くなる。他に1日チケットもあるが。
”オイスター”って牡蠣(カキ)のことだが、面白い名前を付けるものだ。で、これは改札機の傍にある券売機で買う。
いくらチャージするか。オイラ最初£20入れた。その後£10→£10チャージして最後£1.25残してデポジットの£5は放棄して記念に持ち帰りをした。
日本のスイカと同じで、丸い黄色にペッタっとタッチさせると、残額を示す表示(これ慣れないと見落とすが)が出て、前の観音扉が開く仕掛け。残額は券売機の黄色丸にタッチしても表示がされる。チケット用はその下に入れ込み口がある。
これはバスも共通でバスの方が引き落とされる値段が安いそうだ。各レーンも大変分かり易い。各線が色分け表示をされていて、何レーン(線)かを頭に入れ、どちら方向の電車かは、壁に停まる駅名が順番に羅列して表示されているので、それを確かめる。もちろん車内にも停まる駅名が表示されているので、それを注意しながら目的駅で降りれば良い。
地下鉄に下り、上がりするにはエスカレーターがもちろんあるが、イギリスのエスカレーターも右側が立ち位置で、左側は歩く人用。東京など関東と反対となっている。大阪など関西と同じだ。
さらにエスカレーターにはこのように表示が置かれている。「右側に立ってください」と。各外国の都市の空港に着くと、成田空港からの日本人のお客は、惰性でぞろぞろ左側に立ち並び、他国の人で駆け上がる人は戸惑ってしまう。これ毎回だ。そもそも日本では未だに国土交通省がエスカレーターでは歩かないことを規制としているので、国際的な右側に立つことを指導が出来ない。さらに何となくの習慣で東京圏では左側に立つことが続いてきた。2020年の東京オリンピックで多くの外国人を迎えることになり、余計な混乱を防ぐ為にも、グローバル的習慣の右側立ちを指導するべきだろう。その点大阪・関西は以前から左側立ちが徹底しているので問題はないが。まぁ、それとも、東京は異国情緒を味合わせるために、現在の左側立ちを堅持するか?
で、話は遠回りをしましたが、電車はユーストン(Euston)駅に着きました。荷物があるので構内のタクシー乗り場に行き、タクシーに乗り込みました。イギリス以外のタクシーは、荷物がある場合、運転手が出てトランクを上げ、そこに荷物を入れ込み、その分のチップは別口で払うことになるが、イギリスのタクシーの車体は違う構造になっていて、後部座席がトランク側に目一杯奥にあり、前の空間が十分広くなっている。折りたたみの座席が二つあり、荷物がなければ4人収容できる。自分のバケージは自分でどうぞという方式だ。運転席と客席はアクリル板でしっかり遮断されている。これ防犯のためだろう。
ここからパディントン(Paddington)駅から数分という便利なところに予約したホテルに着いた。
このスタイルのホテルはヨーロッパに非常に多いスタイルです。ウィンダミアでのホテルでも記述しましたが、大きな1棟の建物が縦割りで区画されていて、そこに各ホテルが横並びで共存している。日本の法規では”長屋”ということになります。ホテルではなくても、住宅の場合もあります。店舗の場合もあります。それらの混合の場合もあります。過去この方式が、米国やカナダ、オーストラリアなどに伝わりました。謂わばその原点(オリジン)です。ホテルという名がついていますが、だいたい全部で20室前後のB&B(ベッド&朝食)です。
このパディントン駅の周辺もレストラン街、雑貨店、インタネットカフェなどと大変便利だ。地下鉄もベーカールー(bakerloo)線、セントラル(centrel)線、サークル(circie)線、ディストリクト(district)線が集っていてどこに行くのも便利なところ。またホテルから歩いて数分でハイドパーク(hyde park)の縁にたどり着ける。そこからすぐ、乗り降り自由の周遊ツアーバスの停留所、マーブル・アーチ(marble arch)がある。
翌日このマーブル・アーチに行き、歩道で威勢よく売っているチケット案内人から、チケットを購入した。3社のツアー会社が客を争っていたが、オリジナル・ツアー(the original london sightseeing tour)に決めた。ここだけが、日本語のイヤホン聴案内解説がある。48時間有効、無料リバークルーズもついて、シニア料金£25で決めた。
やがて待っていると、T2と表示されたバスが到着して、チケットを運転手に見せ、入り口で貰ったイヤホーンを耳に付け、チャンネルを日本語に合わせて、都内観光を開始した。・・・・・
続く
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の音楽動画
さて音楽休憩です。
このロッド・スチュアートのシャガレ声
たまんないですね。
彼はスコットランドの家系のイギリス歌手ですね。
オードリー・ヘップバーンの”麗しのサブリナ”の主題歌です。
Rod Stewart - Isn't it romantic
これも最高ですね
Rod Stewart - Smile
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