IPCC第5次報告書の第1作業部会の報告書が27日に公表されます。またマスゴミは大騒ぎをするのかしないのか。
暑さ寒さも彼岸までとは良く云ったもので、本格的に涼しくなりました。昨日は農作放棄地約1,000㎡を1人で草刈機を振り回し草刈りをしました。今日は草刈機でトィストをやりすぎて腰がおかしくなっている。ここは何ていう種類なのか、つる状に地面を這う葉が大きめの雑草で、その分他の雑草は抑えられていいのだが、そのつるが入乱れて幾重にも重なっている。また隣地にまで触手を伸ばしていく。まぁ、寒くなると皆枯れてしまい具合がいいのだが、ふと思うことがあり、草刈りをした。今年の10月末ごろミカンの苗木を植えることにした。
というのは、この土地の周りは住宅が建ち、宅地化されてきたので、農作放棄地は、謂わば罰則として雑種地並の固定資産税+都市計画税が掛かってくる。地価が下がってきたとはいえ、毎年十数万円だ。ここには北米式のタウンハウスを建てようと、設計図は完成しているのだが、いまさら借金して・・・・と思うようになり、ゆくゆくは処分しようと考えている。あと20年若ければ行け行けドンドンなのだが。とりあえず農作放棄地でないように、ミカンの苗木を植え、耕作すれば、固定資産税から開放される。
さて、このブログでは、数え切れないほど、”人為的CO2温暖化”怖いの世界的キャンペーンに対して、懐疑的であり、その矛盾をついてきたが、これの出元はIPCCの報告書からだ。特に2007年の第4次報告書が、人為的CO2の排出の量の爆発的増大により、世界的に平均温度は上昇して、とんでもない世界になってしまうと、アル・ゴアさんの映画でやっていましたね。それを受けて、日本のテレビも大騒ぎで煽っていた。シロクマちゃんが溺れて死んじゃよ!ヒマラヤの氷河が融けちゃうよ!ミカンは東北でも栽培できるようになる!オランダは水没してしまう!まぁ、上げ切れないほど・・・・・・
忘れもしないのが、2009年の民主党政権交代の衆院選のあった8月末に、田原総一朗の”朝までテレビ(朝生)”の番組だった。これに激しく肯定派の国立環境研究所の江守を筆頭のグループと懐疑派との論争が行なわれた。
で、その後例のクライメット・ゲート事件が起こり、どうもIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書の世界気候の平均温暖化のグラフは、ある目的を持った捏造らしいと。またCO2との関係でも、CO2が増えたから温暖化したのではなく、逆に温暖化したから、海に融けていたCO2が大気に大量に出てきたのでないか?などの疑問が噴出してきた。
そして、その後も世界は、非常に温暖化したところもあるが、非常に寒冷化したところもあり、温暖化したところの取材では、「これは、温暖化の証拠だ」と、しかし寒冷化したところの取材に関しては、ただ単純に報道するだけ。一昨年あたりからは、日本のテレビ報道でも、猛暑が続いても、台風が来ても、人為的CO2温暖化説を取り上げなくなって来た。
2010年の夏の猛暑続きも、当時はまだ人為的CO2温暖化説と結びつけた解説も多少あったが、今年の猛暑続きについては、ほとんど出てこない。ただやたらに太平洋の海水温度が高いと解説するが、ここ5~6年日本に上陸して大被害を及ぼした台風はほとんどない。台風は海水温度30℃で発生して、その後日本周辺の海水温が高ければ、ドンドン勢力が大きくなり、日本にやって来るわけだが・・・。大騒ぎするほど歴史的に日本周辺の海水温は高くはないのではなかろうか。
一説によると、この人為的CO2温暖化説は、あのイギリスのサッチャーが、放射脳怖いの原発反対大運動の中で、対抗戦略としてIPCCの設置構想とその後の育てをしていったとも。またそれに乗じて、CO2排出権取引やそれを材料としたデリバティブ化をして、誰かが大儲けをするための道具とされたのではとか。
で、2007年のIPCC第4次報告書にあった矛盾点があまりにも多く、世界中の専門家から叩かれてきたのだが、やはり無謬性を誇るのか、IPCCの議長パチャウリも未だ健在なのか。なんたって2007年のノーベル平和賞は、アル・ゴアとこのパチャウリ議長率いるIPCCだからね。
さて、この第5次報告書なのだが、
IPCCが開幕 気候変動の第5次評価報告書公表へ 2013/9/23
【パリ=竹内康雄】気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第1作業部会会合が23日、スウェーデンのストックホルムで始まった。気候変動の原因や影響を分析した第5次評価報告書について、科学者や政府関係者の最終的な検証を経て、27日に公表する予定。
最新のデータに基づき、地球温暖化と人間活動との関連や、気温や海面が将来どのくらい上昇するかといった見通しを示す。 評価報告書の改定は2007年以来6年ぶり。第1作業部会は気候変動を科学的に評価する役割を持つ。
第4次評価報告書では、地球温暖化は人間の活動で温暖化ガスが増えたことが原因とほぼ断定。100年後には気温は最大6.4度、海面は同59センチメートル上昇すると分析した。
これは、たしか4つの作業部会でそれぞれテーマごとに分かれて報告書が作られる。今回はその第1作業部会の報告書について専門家や政府関係者の検証を受け(査読)正式には27日に世界に向けて公表される。詳細については、正式公表まで一切秘密を貫く方針で来たので、詳細は未だ分からない状態だ。
ところが、これまでIPCCの報告書に対して懐疑派の科学者達は、様々な立場でクレームを付けている。
世界のトップクラスの気象学者たちは、地球の気温が最後の15年間上昇していない事実を「隠蔽」することを促された
気候変動に関する最も権威のある研究に取り組んでいた科学者たちは、世界の気温は過去 15年間にわたり上昇していないという事実を「隠蔽」するよう促されていたことが語られた。 リークされた「気候変動に関する国連の政府間パネル( IPCC )」の報告書によると、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、米国の政治家たちから最終案についての懸念が提起されたことが示されている。
この報告書は科学者数百人がまとめたものだ。 来週発行される報告書は、1998年が最も暑い年だったという事実に対処することが期待されており、科学者たちは説明に苦慮している。 この報告書は IPCC による6年間の作業の結果として、気候変動と、その要因について書かれたものとしての世界的な権威として見られるはずだ。そして、これは英国の「緑の政策」を含む各国の政府に対しての権威となる。
しかし、昨日から AP 通信上で閲覧することのできるリークされた文書によれば、この数年間の「地球温暖化の不足」に対して政治家たちは深い憂慮を示していることがあきらかにされた。 ドイツでは、わずか 10年や 15年の期間を見て判断するのは「誤解させる」ものだったとして、数十年から数世紀のスパンに焦点を当てるべきだということで、温暖化説の削除に向かっている。
ハンガリーでは、この報告書が、人的な要因による気候変動に否定的な立場の人たちにとって有利な材料になるのではないかと懸念している。 米国の代表団も議論に加わり、低いレベルでの温暖化が海洋によって吸収されることによって、さらに熱を低くしているという、科学者たちによる「仮説」を引用して、温暖化の不足を説明した。
これまでの最後の IPCC の「評価報告書」は 2007年に発行されたが、そこには、「ヒマラヤ山脈は 2035年までに溶けてしまうだろう」というような当惑させるような主張があり、これらを修正しなければならくなった後に、大きな論争の対象となってきた。 その後、 IPCC は「クライメートゲート事件」のスキャンダルにまみれる。しかし、最終的には不正行為が発見されることはなかった。
来週発行される今回の最新の報告書は 2,000ページに及び、ストックホルムにおいて、全世界 195カ国の代表団に提示される。 しかし、この報告書が6月に各国政府に発表されて以来、科学者たちの調査結果をまとめた政策立案者たちから何百もの異議が提出されている。 たとえば、この報告書には、 1998年から 2012年の間の温暖化の率は 1951年からの平均値の半分だったとされている。ここには、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などの海洋のサイクルと火山噴火による冷却効果などの自然変動について記されている。
海洋の表面に関しての章を記したドイツの気候科学者、ステファン・ラームストルフ博士は、温暖化の減速への対処について、「公開討論」による圧力を感じ続けていたことを昨日認めた。 この報告は新しい調査ではなく、世界中の科学者によって行われてきたすべての作業の集大成であるため、会議では高度に争われる可能性がある。
また、報告書では、人間による炭素排出が地球温暖化を引き起こしているという説に対して、 2007年には「非常に可能性が高い」という表現だったものが「極めて可能性が高い」という表現に変わっているが、そのようなケースもあるかもしれない。 しかし、科学者たちは、 2000年から 2010年までの 10年間が暑さとしての記録を作ったのに、なぜ、それが 1998年の水準を越えていないのかということに対して説明する必要に迫られている。
IPCCのスポークスマンのジョナサン・リンは昨日、以下のように述べた。「これは数百人の科学者たちの働きによる4年間の集大成です。そして、これは政府が政策立案者のために、これを書いた科学者との対話の中で、明確かつ簡潔に、その概要を保証する機会を得ることになります」。
実は、問題は1998年に世界平均気温が最高点に達したが、それ以後の気温上昇は大幅に鈍化してきている結果が出ている。CO2の増加は顕著なのに、これどうしたの?さらに気温上昇予想に反して、ここ15年ちっとも平均気温は上がっていないじゃないか。これを指摘しても、取り上げてくれないじゃないかと。
IPCCの第4次報告書では、平均気温の上昇を確信をもって予想していた。赤線と青線が平均予想だった。ところが1998年以降の実際の観測地からの平均気温は、黒線で、予想した一番低い気温を低迷していた。これをどうやって説明するんだIPCCさんよ!
CO2の増加により、気候が変化するのではなく、太陽の活動やその他の要因で気候は変化しているのではないか?と。これいままで散々云われてきたことだが。もっとも、IPCCは人為的CO2温暖化は間違いでしたとは言えないよね。そしたらIPCCの存在価値が無くなってしまうからね。解散という未来もあるわけだ。
さて、27日に公表される第一作業部会は、上手くまとまるのか?まぁ、この辺で・・・と妥協の産物になってしまうのか。非常に気になるオイラなのだが。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の動画
言論アリーナの討論
20130903 地球は本当に温暖化しているのか? IPCCの第5次報告書について
江守も2009年の朝生の時より、かなり勢いが落ちてきたような。
かなり言い訳が目立つのだが。
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コメント
熱帯域の太平洋の海面水温がこの10年ほど低い傾向にあるために、今世紀に入って世界の平均気温の上昇ペースが鈍っているとする研究結果を、米カリフォルニア大サンディエゴ校の小坂優研究員らのチームがまとめた。海面水温は将来、再び高温傾向になる可能性が高く、その時は、地球温暖化が急速に進む恐れがあるという。高知県四万十市で8月、観測史上最高の気温41度を記録するなど、日本は近年、猛暑の印象が強いが、世界的に見ると年平均気温は2000年ごろからほぼ横ばいで推移している。一方で、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は一貫して増え続けていることから、温暖化の仕組みと矛盾しているように見え、専門家の間で何が原因なのか議論になっていた。
投稿: | 2013年9月26日 (木) 13時56分
◇IPCCと温暖化国際交渉の経過
1988年11月 IPCC設立
90年 8月 1次報告書「予測には多くの不確実性がある」
92年 5月 国連気候変動枠組み条約採択
95年12月 2次報告書「人為的影響が地球全体の気候に表れていることが示唆される」
97年12月 京都議定書採択
2001年 4月 3次報告書「過去50年間の温暖化の大部分は温室効果ガス濃度増加による可能性が高い」
05年 2月 京都議定書発効
07年11月 4次報告書「温暖化には疑う余地がない」「20世紀半ば以降の気温上昇のほとんどは人為起源による可能性が非常に高い」
12月 IPCCにノーベル平和賞
08〜12年 京都議定書第1約束期間
13年 9月 5次報告書第1作業部会(ストックホルム)
投稿: | 2013年9月26日 (木) 14時01分