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2013年8月14日 (水)

苗木が日照りで水、水と叫んでいる。戦後の翻訳の間違いから戦犯に対する誤解が大問題になった。

真夏日、猛暑日が続いています。オイラの地域では、8月1日の夜中に雨があったきりで、もうすぐ雨なし日照りが2週間続くことになります。こうなると柑橘類の苗木の水遣りが必要となってきます。6年前から毎年数本づつ苗木を植栽してきて現在28本あります。果実を着けても大丈夫なのもありますが、なるべく小さい内は果実を撤果して、それより木の生長を早くさせることを優先しています。それでも同時期に植えた苗木も、それぞれ成長の度合いが違うのには、多少驚きもあります。なぜなのか分かりません。倍ぐらい成長の度合いが違うのです。

苗木たちが、早く水をくれーと叫んでいる夢を見たせいもあり、一昨日午後から、軽トラにタンクとエンジンポンプを積み込み、水遣りをしてきました。タンクには250Lの水を満たしたのですが、苗木半数ぐらいのところでタンクは空。自宅に戻ってまた250L満たして再度の水遣り。フウフウでした。これでしばらく安心です。豪雨でも良いから、ひと雨ほしいところです。突然の豪雨に見舞われた東京の一部が羨ましい。

さて、明日は終戦記念日というか敗戦記念日です。昭和天皇陛下が、国民にラジオを通して、終戦(敗戦)を宣言した日ですが、厳密に言えば、9月2日に戦艦ミズリーで、降伏文書調印式を行なった日が終戦記念日だと思う人も多いです。もちろん今からは変えることは出来ないでしょうが・・・。その後GHQによる占領政策が始まり、極東軍事裁判も始まりました。・・・・・・・

これいくつもあるのですが、英語を日本語に翻訳するのに、結構いい加減なのか、後に問題を残す翻訳の事例はいっぱいあります。携わった外務省の担当者が、愚かなのか、作為的だったのか、検証がされていませんので、分からず仕舞いなのですが。

象徴的なのが、A級戦犯、B級戦犯、C級戦犯という翻訳の仕方です。極東軍事裁判は1946年4月29日(天皇の誕生日)に起訴が行なわれ、1948年11月4日に判決の言い渡しが始まり、11月12日に刑の宣告を含む判決の言い渡しが終了しました。

その刑には3種類あって、判決原文の日本語訳では

(イ)平和ニ対スル罪

即チ、宣戦ヲ布告セル又ハ布告セザル侵略戦争、若ハ国際法、条約、協定又ハ誓約ニ違反セル戦争ノ計画、準備、開始、又ハ遂行、若ハ右諸行為ノ何レカヲ達成スル為メノ共通ノ計画又ハ共同謀議ヘノ参加。

(ロ)通例ノ戦争犯罪

即チ、戦争ノ法規又ハ慣例ノ違反。

(ハ)人道ニ対スル罪

即チ、戦前又ハ戦時中為サレタル殺人、殲滅、奴隷的虐使、追放、其ノ他ノ非人道的行為、若ハ犯行地ノ国内法違反タルト否トヲ問ハズ、本裁判所ノ管轄ニ属スル犯罪ノ遂行トシテ又ハ之ニ関連シテ為サレタル政治的又ハ人種的理由ニ基ク迫害行為。 上記犯罪ノ何レカヲ犯サントスル共通ノ計画又ハ共同謀議ノ立案又ハ実行ニ参加セル指導者、組織者、教唆者及ビ共犯者ハ、斯カル計画ノ遂行上為サレタル一切ノ行為ニ付、其ノ何人ニ依リテ為サレタルトヲ問ハズ、責任ヲ有ス。

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この種類分けについて、英語原文ではクラスA(ClassA)、クラスB(classB)、クラスC(ClassC)となっていたらしい。また別の英語原文では、カテゴリーA(KategoryA)、カテゴリーB(KategoryB)、カテゴリーC(KategoryC)ともなっていた。

Classとは確かに等級もありますが、階級、科目、分類などを表す一般名詞

Kategoryとは、事柄の性質を区分する上でのもっとも基本的な分類のこと

で当初の日本語への翻訳では(イ)、(ロ)、(ハ)とした。内容的に比較してみれば、どれが一番罪が重いかなどといった種類ではないので妥当な翻訳だろう。classについての訳は、等級ではなく科目、分類となるのは、中学生にも分かること。ましてKategoryの訳を見れば歴然としている。

それをいつの間にか、誰か分からないのだが、 ”級”という漢字を当て嵌めた。オイラ一級建築士なのだが、二級建築士より 広汎な設計を法的に出来る。これが”級”に対する誰もが思うイメージなわけで、本来罪の重さの区分けでもないのに、”A級”となると一番重い戦犯という区分けのイメージを持たれてしまう。

中国語でも、”A級”という漢字が使われ、意味も同じように見られるので、一番重い戦犯を靖国神社に祀って、それを参拝する閣僚はとんでもないと内政干渉をされる原因になっている。

この戦後のどさくさで、多分朝日新聞などが、これを日本のみならず、世界中にA級戦犯は、一番罪の重い戦犯だとこんにちまで振りまいてきたのではないだろうか。まぁ、政府も馬鹿というか、不感症というか、こんにちまで、何も訂正しないで来て、この結果日本が無意味に糾弾され続けられることになっている。詳しくない人はA級戦犯を永久戦犯と間違って覚えている人もいるほどだ。

クラスB、クラスC戦犯については、

A級戦犯約200名が、巣鴨拘置所に逮捕監禁されたのと同時にBC級戦犯約5,600人が各地で逮捕投獄された。横浜、上海、シンガポール、ラバウル、マニラ、マヌス島等々南方各地の50数カ所の牢獄に抑留され、約1,000名が軍事裁判の結果、死刑に処された。

人道に対する罪(クラスC)戦犯は、主にニュルンベルグ裁判で、ドイツ国民であったユダヤ人を虐殺したことに対して事後法で裁いた。というのは、被害者のユダヤ人もドイツ人で、自国の国民を虐殺した罪を裁くということは、国際裁判では内政干渉となるので、この項目を創ることで、裁けることになったわけで。比較は出来なくても、このクラスC戦犯の方が罪が重いと考える人は多いくらいだ。

政府もマスメディアもこの”級”について相応しいのか相応しくないのか完全に思考停止でこんにちまで来ているが、この際改めて、原文日本語翻訳の(イ)種戦犯、(ロ)種戦犯、(ハ)種戦犯とかに、ある日をもって一斉に変えるべきではないだろうか。政府もマスメディアも全て責任がある。

これこそ、「戦後レジームからの脱却」、「敗戦レジームからの脱却」なのだ。

過去記事での靖国参拝について

お盆と終戦記念日・オイラの靖国考

特に激しい戦場となれば、戦友との世界が唯一となる。もともと知らなかった同士が、様々な試練のなかで、それは命を賭けた友情が芽生えて行く。身の上話を話したり、聞かされたり。血を吐くほどの苦しいなかでお互い助け合い、一心同体のようなものになっていく。それは集団スポーツでの友情なんてものではなく、はるかに超える友情だ。

皆、死ぬことは覚悟しているが、死んだ後も一緒に会いたい。その当時の常識として、それぞれ仏教でも宗派が違う。他の宗教もある。死んだらまったく別々になってしまう。そこにあったのは、靖国神社だ。宗教・宗派を超えて死んだ戦士の御霊はここに集まる。ここでなら会うことができる。壮大な形而上の世界なんだよ。

もちろんフィクションの世界だ。時の政府・時の軍部が仕組んだのかもしれない。しかし少なくても、死を分かち合うとき、「死んだら靖国で会おう!」という合言葉で兵士達は死んでいった。生き残った兵士も、戦死者の子孫もそれを頼りに靖国にお参りをする。そこには、A級戦犯も戦争責任もない世界なんだよ。

そんなものはどうでもいい世界なんだよ。 当時まで、数十年にも渡って、日本国・日本国民は、兵士達に「死んだら靖国でまた会うことができる」と約束したんだよ。そして、後世の人々がその御霊を参拝して弔うことを約束したんだよ。 そう、国や、親族や、友人のために死んだ人たちとの約束なんだ。そのような約束は必ず守ってあげる。それが国、後世の国民の責務だと考える。だから靖国神社でなくてはならないのだよ。もし「友愛」という言葉を使うなら、これこそ真の友愛だろ。・・・・・・・・

・・・・・・・「死者との約束」はとても大事だと思う。生きている同士では、言い訳をして、約束を変えたり、反故にできるが、死者とは出来ないからね。もう理屈を超えて大事なものだ。無宗教のオイラでも、宗教を超えてこの事は大事なことだと思う。だから靖国神社じゃなければならないんだよ。

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コメント

日本の各都市に米国は無差別空襲で数十万人虐殺、広島・長崎での原爆で数十万人虐殺は誰もが認める事実です。またドイツ国内でもハンブルグ・ドレスデン・その他多くのの都市への無差別爆撃空襲で、数十万人虐殺した米国・英国。

「人道に対する罪(クラスC)」こそ、重大な犯罪だったわけで。なぜ裁かれないか?それは勝者だったから。だから、勝者が敗者を裁いた裁判なのだ。

ドイツ人が、日本人観光客に特に親切なのは、同類の心情なのだからと思う。

投稿: aiyaa | 2013年8月14日 (水) 16時59分

日本の政府高官や政治家は一度で、いいから韓国に言って欲しい。
「韓国と似た例で、ドイツの併合国家であったオーストリアは”加害者として謝罪”している。
日本がドイツの謝罪を見習えというのなら、韓国もオーストリアを見習ってはどうか?」と。

韓国に関しては、更にベトナム戦争で民間人30万人を殺戮している事や
レイプ孤児ライダイハンは、スルーしているのも腹立たしい。

終戦時の朝鮮半島からの日本人引揚者8万人の殺戮とレイプの謝罪も全く無い。
終戦時に朝鮮進駐軍と名乗り日本人1万人を殺戮した在日もだ。

更に、朝鮮戦争で中国軍に106万人も殺戮されて焦土にされたのに、
中国には謝罪も賠償も求めていない。

中国に関しては、現在進行形で、チベットやウィグルに侵略し、虐殺やレイプの
やりたい放題の状況がありながら、どの面下げて70年前の日本を非難できるのか?

ウィグルでは45回の核実験と1000万人の民族浄化が行われた。

「中国人の大人達に殴る蹴るの暴行を受けるウィグル人の子供」の動画が
今、Youtubeで、話題になっているが、これは今現在も起こっている事なのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=TtwLH6JVQ-w

人権活動家は何してるの?

投稿: | 2013年8月14日 (水) 18時05分

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