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2013年7月 5日 (金)

スズメバチの巣の退治とエジプトのクーデター。シリア内戦のようにならないためにも、必要なことだったかもしれない。

梅雨時で、涼しい内にと、ウチのミカン段畑の手入れをしている。今年になって2回目の草刈りだ。特に苗木を毎年増やしているので、雑草はその成長に悪く影響する。先祖から受け継がれたミカンの木なので、例え大赤字でも運動と思って年間栽培をしている。だいたいミカンの木は4~50年で、手入れが悪いと枯れてしまう。カミキリ虫に木の根近くに卵を産みつかれると、そこから腐って、やがて木がボロボロになり終期を迎える。

で、その場所に新たな苗木を植えるのだが。これが苗木によって早く成長するのと、遅いのと様々あって手を焼かせるわけなのだが。今年はプロの助言通りに苗木の根元回りの土を改良した。あとマメに除草して苗木の根を守ること。これがいままでなおざりなことが多かった。ゴルフのクラブを草刈機に変更して精を出している。午前中は事務所にいて、午後農作業というスケジュールだが。

そして苗木には水やりだ。1週間晴れが続いたらやはりタップリ水を施す。昨日の大雨でその必要はなくなった。まさに恵みの雨。水が大好きなブルーベリーの木も喜んでいるだろうと思いを巡らす。あと今週は夏肥を撒いたし、全木の半分の撤果も済んだ。来週は7月の防除と残りの撤果だ。なにか暑くなりそうな天気で気が滅入る。

これも今週のことなのだが、ミカン貯蔵庫と倉庫を兼ねている小屋の入り口の軒に、直径20センチぐらいのスズメ蜂の巣があるではないか。・・・・・・

ここ2週間ぐらいで出来たようだ。放っておくと、夏過ぎにはもっと大きくなり、蜂の数も数百匹になり危険だ。すぐその場で高ハサミ棒を伸ばして、壁に隠れながらしゃがんで叩き落とした。ところが、2日後行ったら、同じ場所に同じくらいの巣がまた出来ている。信じられない。で今度は急遽蜂撃退専用のスプレーを買って来て、それを併用しながら、再度叩き落とした。で、また次の日に行ったら、なんと、その近くにまた10匹程の蜂が集って巣作りを始めている。残りのスプレーを念入りに噴霧して、落ちた蜂を踏み潰してほとんど処分した。危険は小さい内に潰した方が良い。

そこで、今回のエジプトのクーデターをダブらせて思いを巡らした。どんな理由があるにしても、隣国シリアの内戦のことを考えたら、すばやくエジプト軍が騒動の小さい内にクーデターと云われようと、今回の政変に至ったのだろうと。

モルシ大統領拘束、10人以上死亡 2013.7.4 15:52 産経

エジプト軍司令官を兼務するシシ国防相は3日夜、国民向けに緊急演説し、反政府デモ拡大による混乱を収拾するため、憲法停止を宣言、モルシ大統領の権限を剥奪したと発表した。国政に大きな影響力を持つ軍によるクーデター。フランス公共ラジオによると、モルシ氏は国防省で拘束されているという。  

マンスール最高憲法裁判所長官が4日、暫定大統領に就任し、暫定政権づくりが本格化。ムバラク政権を崩壊に追い込んだ2011年の革命後、初の自由選挙で選ばれたモルシ氏は就任わずか1年で政権の座を追われ、エジプトの民主化はさらに混迷が深まった。  発表後に国内各地でモルシ氏支持者が反対派や治安部隊と衝突し、ロイター通信によると、少なくとも14人が死亡した。(共同)

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まぁ、エジプトはまた蜂の巣を突っついたような状態になってしまったようだ。もともと、エジプトは軍部の力が大変強い。ほとんど砂漠の地形で、中東諸国のように豊富な地下資源には恵まれていない。主に観光業とスエズ運河の通行料収入と綿花などの農業。それらで、人口8,300万人を養っているわけで。

そして、1953年以降、王国から共和国家となったわけだが、常に政変は軍部のクーデターによって成し遂げられて来た。そしてそのリーダー的将軍が大統領になることで治めてきたと云えよう。ナーセル政権⇒サーダート政権⇒ムバーラク政権⇒2011年の”アラブの春”政変⇒ムルシー(モルシ)政権(2012年選挙で~)⇒今回の軍事クーデター

この特に北アフリカ・中東のイスラム圏というのは、先進民主国と同じ物差しでは理解できないことが多い。このエジプト人の約9割はイスラム教でそれもスンナ派がほとんどだと。このイスラム教は、血で血を洗うイスラム教徒

イスラム教は630年頃にモハメット(ムハンマド)が開祖したから1400年 近い歴史がある。当時、日本は大和時代で538年に仏教が伝来、遣唐使が 始まり、中央集権国家を目指す645年の「大化の改新」を控えていた時期 である。

イスラム教はアラーの他にいかなる神も認めない「妥協を知らぬ一神教」 で、聖典のコーランは信徒の義務、道徳的規範、戒律、刑法、民法の法律 などを含み、信徒の信仰生活のみならず実際生活のあらゆる部分、生まれ てから死ぬまで、箸の上げ下げにいたるまで厳しく支配している(甲斐静 馬「中近東」)。

教祖が死ねばタガが外れて教団が分裂するのはよくあることで、現在、イ スラム教には72の宗派がある。日本の伝統仏教は「十三宗五十六派」と言 うから、イスラム教の宗派が特に多いというわけではないだろう。 イスラム教の宗派で代表的なのがスンニ派とシーア派だ。教義の多少の違 いはあるが、基本的にはモハメット死去後の後継者争いで、スンニ派は人 物本位、シーア派は血統重視で、1400年近くも争っている。日本の南北朝 時代のような敵対がずっと続いているのだ。

まぁ、あちらでの一神教同士の対立というのは、2,000年以上行なわれてきて、さらに宗派の対立から殺戮まで発展し、これが未だに続いている。多神教の日本人には奥深くは絶対理解できないだろう。

で、エジプト政変に戻るが、このモルシ大統領は選挙での公約がほとんど守られず、失業者はさらに増え、物価は急上昇、その上、背後にいるムスリム同胞団の影響から、より一層のイスラム色を出してきたと。イスラム教における禁忌をさらに押し付けるなというのが若者達の言い分だ。エジプトはトルコと同じように、イスラム教の世俗派を望む国民も多い。スカーフ無しの女性やアルコールを呑みたいのも多くいる。この点はトルコの過激デモとよく似ている。

また軍部はもともと親米で、多額の援助も受けてきたし、企業もほとんど国営でその実権は軍部が抑えているそうで、モルシ政権になってからさらに経済の低迷も、この軍部系が協力しないで、さらに悪化させて、今回の内紛に導いていったのではなかろうかと。またこれまで援助してきた米国もイスラム原理主義じゃ厭だと援助を辞めた。今回のエジプト全土でなんと1,000万人を越えるデモの発生は、影で軍部が介在したことはミエミエだろう。まして若者は失業中が数千万人いる。

これが、長引くと体制派、反体制派に近隣の紛争で余った武器が双方に流れる。そしたら第2のシリアの内戦がここでも始まることになる。ちなみにシリア内戦の死者は6万人を越えている。遺跡破壊もそうとうな規模になっている。もともとこの周辺が古代文明の発祥地だ。オバマや他の先進国は、民主主義の破壊だとかなんとか声明を出しているが、内心はほっとしているのではないだろうか?

さて、今度は体制派の反撃が始まるようだ。

エジプト軍、同胞団に警告 きょう全土で反クーデターデモ、衝突の懸念 2013.7.5 09:59 産経

【カイロ=大内清】モルシー政権をクーデターで転覆させたエジプト軍は4日夜、声明を出し、「平和的なデモは国民の権利だ」とする一方で、社会秩序を乱す行為を強く戒めた。エジプトでは5日、モルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が全土でクーデターへの抗議デモを計画、団員らは反対派や軍・治安当局に対する敵意をむき出しにしていることから、軍として警告を発した形だ。  

一方、モルシー氏の地元である北部ザガジグでは4日、モルシー氏支持派と反対派の衝突があり、政府系紙アルアハラム(電子版)によると約80人が負傷した。  声明で軍は「いかなる勢力に対しても恣意(しい)的な対応はしない」とも述べ、デモが平和的なものである限りは同胞団側のデモを静観する姿勢を示した。  

ただ同胞団は、最高指導者のバディーア団長やアーキフ前団長らが4日、「デモ隊殺害を扇動した罪」などで当局に逮捕されたことに強く反発。反対派側も5日、首都カイロ中心部タハリール広場などでクーデターを支持するデモを行うとしており、衝突に発展する可能性もある。

まさに混沌、カオス状態になっている。これが武器入手の破壊的内戦にならなければ良いが、とりあえず軍部がそれを抑えているようだ。シリアなどの様に武器戦が始まれば、ピラミットもルクソールも無傷ではすまないことになる。さらにエジプト人もトルコ人も今やインターネットを通して、世界中の情報を手にすることが出来、TwitterやFacebookで簡単に集合・連帯が出来る時代となっている。宗教的禁忌は不可能になりつつある。

最終的には、完全なる宗教分離の政治と特権・利権政治からの脱皮に集約して行くににしても、まだまだその過程を我ら日本人は見守ることしか出来ない。あのイスラム原理主義的なイランでも、今回の選挙で変わりつつあるそうだ。これも若者の宗教に対する変化がおおいに関係していると聞く。

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コメント

エジプトはスエズ運河を抱えているから、もしここで武力衝突が起これば、世界の半分の海運貿易が止まってしまう。そしたらどうなるか。

エジプト軍はその監視と防衛という安保もになっている。そこも指摘しないで、お花畑を煽っている自称専門家はアホ過ぎる

投稿: 陳湖臭 | 2013年7月 6日 (土) 07時48分

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