あのスノーデンさん、どうなるのでしょうか?まさか中国のハニトラに掛かったのでは?
米国は、政府をあげて、米情報収集プログラムを暴露した中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)を国内に引き戻し、逮捕しようと躍起になっているようだ。
そもそも、この話、6月7・8日のオバマと習キンピラとの米中首脳会議が始まる前、スノーデンは上司に病気治療の為との理由で休暇を取り、5月20日に香港に到着し、ホテルに滞在して、香港メディアに今回の件を暴露した。
そして当初の香港紙とのインタビューでは、NSAは世界中で6万1000件以上のハッキングを行っており、そのうち数百回以上が中国大陸と香港の政治、ビジネス、学術界を目標として行われ、香港中文大学もターゲットの一つだったという。中国へのハッキングは2009年以降に活発化したとした。
ちょうど、オバマは、以前から大問題となっていた、中国政府・軍による様々な米国政府・企業へのサイバー攻撃が明白になって来て、合計8時間掛けた会談の中で、・・・・・
米国が受け続けている凄まじいサイバー攻撃の被害について、今年2月19日、セキュリティー会社の米マンディアント社が、攻撃にPLAが関与しているとする詳細な報告書を発表した。高度で執拗な攻撃(APT攻撃)を仕掛けてサイバースパイ活動を展開している犯行グループ「APT1」は、調査で得た証拠からPLA総参謀部第3部第2局の第61398部隊と関連していると、具体的に指摘している。
この問題に対して会談で、オバマは習キンピラに強く抗議したが、いやいや中国だってこのサイバー攻撃は受けていて、被害側なんですよとノラリクラリだったとか。腹の中では、いやオバマさん、報道を見てくださいよ、お宅のCIAとNSAは世界中の情報を盗み見していたそうじゃあー、ありませんかと。今その告発者がウチの香港にいますよ、それも3台のパソコンに証拠資料を保存して、・・・・とかなんとかだったのだろう。
あまりにもタイミングが良すぎ、総合的に見ればこの顛末は、中国政府側の工作がミエミエに見える。これで米国は、この件について表立っての反撃は出来なくなってしまったようだ。フランス・ドイツも公式にこの件で米国を非難した。まぁ、こんなことは、パソコンやインターネットがない時代から、公然の秘密として行なわれて来た。国の秘密を盗み取られるほうが悪いが常識だ。007の映画の世界では当たり前だった。
ソ連時代は、モスクワのホテルに外国人が泊まると、盗聴器が仕掛けられているなんてのも常識だった。まぁ、客室の天井に付いている、火災検知器を盗聴器と間違えたのもいたが。2000年に上海に長期滞在してインターネットを使ったが、速度がやたらに遅い。中国スタッフに聞くと、これ中国の情報部に一旦入り、そこから届くので遅くなるんですとか説明を聞いた。だからeメールでも情報部に覗かれていることは覚悟してくださいだって。
スノーデンは報道によれば、現在もロシアのシェレメチェボ空港のトランジットエリアにいて、ここで雪隠詰めとなっていると云われ、ウィキリークスの仲間が、21か国に亡命申請っを出したが、ほとんどの国が受け入れ拒否か、保留となっている。最初勇ましかった反米国のエクアドルやベネズエラは、米国の反撃が怖いのか腰砕けになってきたようで。
米国は彼を確保して、中国側工作員との関係があるのか、100%ないのか徹底的に調べたいだろう。とにかくこれだけ有名になってしまって、彼を口封じで消すことは出来なくなってしまっている。米国の法律では、死刑にも出来る第一級の国家反逆罪になると云われている。
ところで、日本の場合、もし国の重要な秘密情報を集め、これをどこかの国に行って公開したら、どのような罪になるのだろう。戦前からあって今も生きている、外患誘致罪(死刑)・外患未遂罪ぐらいしか、大きな罪刑はないだろう。それだって使うことができるだろうか?なんたって日本は平和ボケで来たから、どこの国にもある情報局やスパイ罪もない。あの元総理を肩書きにして、中国に行って中国側に都合の良いことを言いまくっている、ルーピ何とかをどうにも出来ないでいるからね。
さてさて、このスノーデンこれから先どうなるのか?まさかずっとトランジットエリアに住むことは出来ないし、米国政府によってパスポートは失効されてしまうし、すんなり亡命先になってくれる国が出てこない。また報道ではそのメディアがそのトランジットエリアを探したが、見つけることが出来なかったと。ロシアとすれば、彼のパソコンにある秘密情報をなんとしてでも得たいのは山々でヨダレが垂れてくるのだが、スノーデン自体が、ロシア亡命は拒否していると。
まぁ、突然急病や事故で急死したなんて報道に近々出会うかもしれないかも。
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コメント
こんにちは。スノーデンさんは、自分の身に万一のことがあったら世界に散らばっている支持者に予め送ってある機密情報のコピーを、一般公開するよう頼んであるらしいです。ウィキリークスのアサンジの入れ知恵でしょう。アメリカもどこの国も彼を殺せはしない。ブラッドリー・マニング上等兵のように刑務所に入れられて、非公開の裁判に掛けられるのでは。アメリカという国がいざとなれば何でもする手段を選ばない独裁国家さながらの国だということが分かってしまいました。アメリカ人も、今のアメリカはもう自分が若かった頃のアメリカとは別物だと嘆いています。(-_-X)
投稿: | 2013年7月 5日 (金) 14時32分