オイラの柑橘園の手入れ。マシン油噴霧やら、野草・雑草刈りやら、新緑の息吹を吸いながら楽しみます。
気温が上がったり、下がったりで、まだまだ天気が安定していません4月です。仕事の合間、合間にウチの柑橘段畑の手入れをしています。普段事務所でパソコンの前に座り、運動不足気味ですが、合間を見つけて約半日掛けて、運動不足解消に柑橘木の手入れをしています。
3月末には、ハダニ・カイガラムシの防除の為、マシン油(アタックオイル)60倍希釈を、エンジンポンプで圧水しながら噴霧をしました。なぜマシン油なのか?オイラもこの畑を受け継いでからその理由が分からなかった。ただそうするものだと惰性で行なっていたのですが、あらためて調べると、マシン油の粘着性により、冬を越した、目にやっと見えるほど小さいハダニやカイガラムシなどを動けなくして殺してしまう目的で行なうそうです。
ミカンハダニは、みかんの葉の裏に潜み、葉の養分を吸いまくります。葉を枯らす原因となります。特に苗木の葉は柔らかいのかよくやられるとか。そして・・・・・・・・・
やがて、葉だけでなく成果にも影響を及ぼします。
これでは捨てるしかありません。これ実の全部というわけではなく、一部の枝のミカンがやられることが多いです。
あと、カイガラムシですが、これはウチの地域には、あまりいないようです。ミカンの実に黒ゴマが着いたようになります。これは頑丈な殻をもていて、殺虫剤が効きにくいのですが、マシン油の粘着性で気門を塞ぎ呼吸が出来なくすることで防除することになります。
面白いことに、ミカンハダニにしても天敵というのがいて、
これら天敵が宿敵のハダニを食べ殺しをしてくれるのですが、春~秋に掛けての防除に殺虫剤を混ぜると、運がわるいとこの天敵様をも殺してしまって、効果が上がらないということにもなります。だから殺虫剤を混ぜる時には、時期・種類が指定されているのです。
これらの防除は、4月・6月・7月・8月とオイラは行なっています。もっと細かくやることをJAは推奨してますが、農薬代が掛かり過ぎますし、いままでこれで大きな問題も起こりませんでしたので。
ところで、今週の土・日は雨の予想があったので、昨日春の天気に恵まれていましたので、今年初めての除草を行いました。長いエンジン草刈機を操りながら。これはまことにストレス解消に効果があります。憎らしい雑草がみるみるうちに刈り込みされます。昼1時ごろから6時頃まで約5時間掛かりました。それほど体力は必要ありませんが、良い運動となります。
同じ時期でも毎年雑草の種類や繁殖割合は変わることがあります。よく見慣れた雑草でも名前の分からない種類は多いです。名前を知る必要性がないからかもしれませんが。ネットのコンテンツがどんどん増殖していて、今やその気があれば調べることが可能な時代となりました。
今回一番気になった雑草で、大変繁殖していたヤツです。毎年見慣れた雑草ですが。
で、これはなんという名前か、野草・雑草検索図鑑を使って調べてみました。季節:春をクリックして調べました。当初このサイトでの”スイバ”ではと推測しました。 これは日本古来の野草だそうで。
ところが、スイバは葉の先が丸みを帯びている。当野草は葉の先がいくぶん尖がっている。そこで再度調べました。 すると”ナガバギシギシ”という野草がありました。
ウム、ウム。これなら葉の先が尖がっているので、当野草ということになりそうだ。それにしてもナガバギシギシとは面白い名前だね。ナガバとは長い葉、そして茎をしごいたときにギシギシと音が出るとか。
まぁ、これが段畑一面繁殖していまして、すべて刈り取りました。
さて、来月はどのような野草・雑草が繁殖しているのか、楽しみです。
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