永遠に続くこの靖国参拝問題。これまでの国家としての弱腰外交と朝日新聞などのご注進記事騒ぎが原因なことは分かっているのだが。
またまた、国会議員の靖国参拝で、中国、韓国が恒例の大騒ぎをしている。この問題は、左系政党の云う話し合い解決なぞという次元ではない。なんたって両国共に、日本を脅す材料としていて、何か日本からの便宜を要求するときのネタにするという伝統の軌道が引かれてしまっているわけだからね。過去は中国にとってODAの引き出し金額をアップさせるとか、今は尖閣問題で日本に譲歩させるとか。韓国はやはり資金援助だったり、技術援助だったり、竹島問題だったり、スワップだったり。
それにしても、今も延々と続くこの問題の火種を作って、中国様、韓国様にご注進、ご注進と媚を売って世論を巻き起こした朝日新聞の罪は大きくて計り知れない。南京大虐殺の捏造、従軍慰安婦問題の捏造、創始改名の捏造、教科書検定の捏造、・・・・・・。まぁ、嘗ての簡単に言えば、サンゴ礁KY捏造とまったく同じような次元で世論形成をしてきた。その中心が朝日新聞で、素直にテレビ朝日が従軍する。そしてその糾弾に小朝日の毎日や北海道新聞・東京新聞などのローカル新聞が続く。
本来なら、外患誘致罪すれすれのようなことを正義の旗をふりふり築地踊りをしてきたわけで。毎年靖国参拝問題の中韓とのこじれは、年中行事なのだ。自分の国の問題に批判が来ると、これは内政問題で内政干渉だとやり返すのだが、日本にはまるで保護者のように内政干渉を繰り返す。もう、中国・韓国はドアホかと。この問題もここまで来ると突っぱねるしかないだろう。・・・・・・
この靖国参拝も中曽根政権の半期までは、何の問題もなく天皇も参拝していた。それが当初は、憲法上の政教分離に合致していないと、キリスト教団体や他の宗教団体、弁護士グループからの批判と裁判だった。まぁ、クソみたいな小さな国内問題だった。オイラ、地鎮祭や竣工式、初詣をいわゆる宗教とは思っていない。日本人の慣習・儀式の一部だと思っている。屋久島の千年杉には畏怖を感じ、拝礼をする。鹿児島の知覧では戦死者の、その人間の壮絶さに畏怖を感じ、哀悼をする。靖国にも3回ほど行ったことがあるが、参拝もし哀悼もした。いや哀悼のほうが強かった。これを宗教の範疇には含めてはいない。靖国は一般の日本人には哀悼の場なのだろう。そもそもここを民間の宗教法人とすることが、そぐわないのだ。
それを朝日新聞はA級戦犯が祭られていると大騒ぎをして、それが中国政府のネタ探しに引っかかり、中国政府の中で大騒ぎとなり(もしかしたら、朝日新聞は中国政府の操りに引っかかったのかもしれないが)、中国政府の日本批判は南京大虐殺に加えて靖国問題が加わった。両方とも朝日新聞の成果となったわけだ。
昭和天皇は、戦後は数年置きに計8度(1945年・1952年・1954年・1957年・1959年・1965年・1969年・1975年)靖国神社に親拝したが、1975年(昭和50年)11月21日を最後に、親拝を行っていない。 この理由については、昭和天皇がA級戦犯の合祀に不快感をもっていたから等の意見があったものの具体的な物証は見つかっていなかったが、宮内庁長官であった富田朝彦による「富田メモ」に、これに符合する記述が発見されたとする意見がある。 平成の現在も今上天皇による親拝中止は続いている。なお、例大祭の勅使参向と内廷以外の皇族の参拝は行われている。
戦争勝利者が勝手に裁いた東京裁判で、後付けで出来た法、特に”平和・人道に対する罪”これが”A級戦犯”と命名された。A・B・Cと続くから一番重いものと誤解されているが、単なる種類分けに過ぎない。で、これら東京裁判で判決を受け、それも当時皇太子だった誕生日に合わせて絞首刑になった7名が、靖国に祀られているということが気に食わないらしい。その後B級戦犯、C級戦犯も祀られたのだが、このことについては無知なのか問題にされてはいない。
今回は、靖国にとって特に重要な春の例大祭において、安倍首相が真榊を奉納、麻生太郎副総理兼財務相は21日夜に、古屋圭司国家公安委員長兼拉致問題担当相が21日午前、20日には新藤義孝総務相が共に私人として参拝した。また続く23日には 超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」168人の国会議員の参拝があった。100名を超えたのは平成17年(2005年)10月以来だそうだ。
早速、中国の報道官:華春瑩・副報道局長(42)が、強烈な非難を出した。
エクボがあって顔は可愛いが、言わされているにしても、にく憎しげな声明をよく出す。「あの声で、トカゲ喰うかやホトトギス」ってところか。
中国CCTVニュースは、世界の主要国では引っ切り無しに放送している。スペイン・フランス・ドイツ・米国・カナダ・・・・。毎日これらの国ではこれら中国報道官の声明を受けているわけで、これら国の人々はどのように受けているのか。因みにNHKなぞ、これら国では霞んでいるほど放送時間も少ないし、主張なぞ一切ない。
韓国はまたお得意の声明だ。「靖国参拝問題を受けて、韓日外相会談は中止ニダ!」と。まだ具体的日程も決まっていない外相会議を取り止めだと。韓国経済の凋落や、北朝鮮問題に関して、日本を頼りにしなくてならない現在なのにこの態度だ。まぁ、韓国が泣きついてくるまで、日本政府は相手にしなくて済んだ。
ワシントンDCにあるアーリントン墓地にしても、ハワイのパンチボール墓地にしても、たとえ戦時中、日本人を兵士だけでなく一般人をも虫けらのように殺した兵士が眠っている墓地に、日本の閣僚もその前に立ち哀悼をする。これは国際的な常識なのだ。だから過去米国を含め、ほとんどの国の代表が靖国に哀悼に来ている。中国・韓国・北朝鮮を除いて。まぁ、最近分かったことは嘗て日本に留学していた周恩来は日記で、靖国に参拝しておおいに感動したとか。
戦争とはむごいものだ。だから兵士達は、極限の境地のなかで戦友・仲間と励まし合い、僅かな光を共有しあう。なぜ「靖国で会おう」が共有されていたのか。日本の宗教の主なものは仏教だが、それぞれの菩提寺は違うし宗派も違う。形而上なのだが、死んだら会うことは出来ない。それを叶えてくれるのが当時靖国神社だったのだ。ここは名前だけで祀られているし、仏教、神教、キリスト教も関係ない。まぁ、護国寺の一種だった。
そして、仲良し兄弟のような関係を経て、共に死ぬことが分かっているなかで、死んだら靖国でまた会って仲良く遊ぼうと約束した、サンクチュアリ(sanctuary)聖域・聖地だった。そしてその担保は日本国だったのだ。不条理とも云えるはかない命を差し出したこれら数百万柱と云われる戦死者に畏怖を感じ、その魂を慰めることは、日本国の努めであろう。戦死者と約束をしたのだから。
一昨年ワシントンDCにあるアーリントン墓地を訪れたが、鎮魂の意味があるだろう、その中の高台ステージで、無名戦士の墓の前で、衛兵交代式をやっていた。これ毎日雨の日にも行なうとか。
各国、戦死者への哀悼や鎮魂のやり方はいろいろある。重要なのは国家の本意を示すことだ。
主に朝日新聞の左系思想を原発として、それが中国に脅され、韓国に脅され、北朝鮮に脅されの続く日本政府なのだが、小学校のころから国定教科書で徹底的に反日思想を埋め込まれている彼らには、これまでのように話し合いや議論を無限にしても解決はつかないことを、理解したほうが良い。
それより、戦前は戦争を煽り、戦後は一転して自虐史観による反日思想、また捏造してまでも、その世論作りをしてきた朝日新聞の沿革を時系列的に国民に分かりやすく開示することから、再度この問題の見直しをするべきだと考える。これは報道の自由を侵すものではないだろう。「アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む」の朝日新聞は今も健在だ。
声高らかに、田原総一朗は、また左系タレントは、日本は「未だ戦争の総括をしていない!」と糾弾するが、果たして戦争の総括なぞ出来るものなのか?時代のどの時点から切り取ればいいのか、その切り取った時点でそれぞれ総括は変わる。また何処の立ち位置から眺めて検証するのかに依って、結果は違ってくる。また誰が総括するのか。その総括を誰が認めるのか?まさか田原のような電波芸者がするのかい。明治から昭和20年連なる戦争の歴史なぞ誰も総括なぞ出来るはずがない。もうこれは歴史学者の神学論争の世界に入っている。
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コメント
これに対して日本のマスコミは、相も変わらぬ自虐史観を根底におき、靖国参拝の批判を繰り返している。どうしたことか読売までが、社説で麻生の参拝を「より慎重であるべきだった」と批判している。読売の信頼すべき論説が一瞬朝日の社説かと思った。その朝日にいたっては2日間にわたり社説で参拝を批判している。中国も、韓国もこの日本の世論を“利用”して、日本の政権に揺さぶりをかけるという、戦後一貫したパターンの繰り返しだ。
朝日は北のミサイル挑発を前にして日中韓が結束して事に当たるべき時に、靖国で事を荒立てるのは方向が逆であると強調している。テレビのコメンテーターたちもこれを真似した“論調”だ。
しかし日中韓が北への外交で結束できたことなど一度もない。北の攻撃を一番懸念すべきは韓国であり、外相が訪日を延期するなどという子供じみた対応をして、いまそこにある国益につながるのか。大統領・朴槿恵も訪日よりも訪中を優先するという説があるが、外交は女の恋の駆け引きではない。
韓国新政権は冷厳に自分の置かれた立場を見極めるべきだ。弱小国韓国が万一朝鮮戦争になれば頼りになるのは米国と日本だけしかない現実を知るべきだ。安倍はこれまで歴代政権が躊躇(ちゅうちょ)していた、強気の外交に出たが、アベノミクスと同じで国民に“やる気”をもたらす効果を生む。内政も外交もいいところを突いている。
投稿: 加油加油 | 2013年4月24日 (水) 16時38分
マスゴミは麻生をターゲットに絞って
叩こうと画策してるんだろうけど
前回のようにうまくはいかないみたいですねw
【政治】麻生副総理が靖国参拝、中韓両政府が反発する可能性がある-毎日新聞★2
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366548751/
【政治】閣僚の靖国参拝 内外に波紋を広げる可能性 と共同通信
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366546564/
【毎日新聞】 「靖国の閣僚参拝で、韓国は"今月中に予定していた"尹炳世外相の訪日を中止した。安倍政権はは無神経だ」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366682827/
【朝日新聞】 「靖国問題…近隣諸国との関係改善が必要なときに、安倍政権はいったい何をしているのか。なぜ火種をまくのか」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366678908/
【NHK】「パク・クネ大統領の就任式にも出席した麻生副総理の靖国参拝が、より強い反発を買った面もある」という見方も出ています
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366700093/
【テレビ朝日】 「麻生副総理の靖国参拝で、日韓の外相会談も首脳会談も行われません。影響は非常に大きいと言わざるを得ません」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366692158/
【政治】 中国「麻生副総理の靖国参拝…日本は東アジアの隣国関係のトラブルメーカーで挑発者である。わが国は反撃すべきだ」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1366685331/
投稿: チャネラー | 2013年4月24日 (水) 16時45分
リベラルメディアによる靖国参拝批判は、日中・日韓関係におけるトゲとなってきたのが靖国問題であり、靖国問題がなくなれば、他の外交課題が前進するというものだった。靖国参拝は国益に反する、というのが、保守派を取り込むためのロジックだったのである。
しかし、民主党政権で行われた“実験”の結果を見れば明らかなように、靖国問題は外交問題ですらない、ただのイチャモンだった。以前も書いたように、「靖国参拝閣僚ゼロ」を実行した民主党政権で尖閣事件が起こり、日中関係は過去最悪となった。
投稿: | 2013年4月24日 (水) 16時57分
靖国神社を参拝しようがしまいが、日中・日韓関係における外交課題は前進しなかった。むしろ、靖国問題譲歩で中国・韓国からの要求がエスカレートし、日中・日韓関係は悪化した。靖国問題とは、歴史認識問題などというセンチメンタルな話ではなく、日本人の心の問題、日本国内の価値観問題に対して、外国の介入を許すかどうかという深刻な問題となっているのだ。内政干渉を許せば、外交においても日本は不利となる。
リベラルメディアは、靖国参拝は国益に反すると主張しながら、靖国参拝ゼロで国益を損なう事態が起きても、そこは見なかったことにする。結局、リベラルメディアにとっての靖国問題とは、中国や韓国というガイアツを利用して、自分たちのイデオロギーを主張したいだけなのだろう。
投稿: | 2013年4月24日 (水) 16時59分
民主党政権が靖国参拝をやめた大いなる成果。
韓国→竹島に大統領上陸、天皇陛下侮辱、靖国放火犯引渡し拒否、仏像返還拒否
中国→尖閣漁船衝突、尖閣不法侵入、反日デモで略奪、破壊
投稿: 陳湖臭 | 2013年4月24日 (水) 17時04分
中国(共産党1党独裁北京政府)と韓国は、日本に何かを「おねだり(物乞い)」するときは、必ず「靖国神社」問題を武器に浸かってくる。あるいは「歴史教科書」「歴史認識」問題を取り上げてくるのだ。そして、日本政府の責任を厳しく追及し、責め立ててくる。日本政府の「弱み」につけ込むのを常套手段にしており、日本政府は、この弱みを突かれるとぐらつく。否、これまでは、中国、韓国が本当に欲しがっているものを与えてきたのである。日本政府は、中国、韓国の「乞食外交」を知っておりながら、「恐喝」には弱かった。
中国、韓国の「恐喝」を手段とする「乞食外交」が始まったのは、文部省記者会所属のマスメディア各社が、歴史教科書の記述をめぐり、「大誤報」したときからであった。産経新聞だけは、「大誤報」を認めて、謝罪した。だが、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、共同通信、時事通信などは、奇妙な言い訳をして、その場を繕ったり、口を拭ったりしていた。
投稿: aiya- | 2013年4月25日 (木) 11時56分
■ 靖国神社へ公式参拝をした国
「アジア」
台湾、マレーシア、インド、スリランカ、インドネシア、パキスタン、イラン、
ベトナム、ミャンマー、タイ、チベット、ソロモン諸島
「アジア以外」
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、
フィンランド、ポーランド、スイス、ルーマニア、リトアニア、アゼルバイジャン、
トルコ、スロベニア、オーストラリア、ニューギニア、パラオ、トンガ、アルゼンチン、
ブラジル、ペルー、チリ、エジプト、パナマ、イスラエル
■ 靖国参拝に反対してる国
中国、韓国、北朝鮮
投稿: harusame | 2013年4月25日 (木) 17時24分
朝日が「日本の国力を落とそう」と戦後一貫してキャンペーンを張ってきたのは事実です。戦後の名政治家に岸信介がいます。日米安保を断行して日本平和の礎石となった人。一般には知られていないが所得倍増政策も池田より早く岸が手を打っている。また竹下も大政治家で調べれば立派な「名君」だった。彼らに悪罵を浴びせ引きずりおろしたのは朝日。日本の発展する筋道がよほど気に食わないらしい。中国が望まないことは、朝日も望まない。そう見える。姫のトラ退治と盛り上げたて楽屋を覗けば醜い実情。朝日に同じことが言えるかも。
投稿: | 2013年4月26日 (金) 08時45分
靖国神社に参拝すると中国が怒ってくるけど、あれ、いつからか知っている?
中国は、昭和60年まで何も言っていなかったんだよ。
昭和60年、8月15日、中曽根首相が参拝に行った時、
中国は抗議の姿勢を見せていなかったにも関わらず
朝日新聞の加藤千洋っていう記者が
「中国、日本的愛国心を問題視」という記事で
中曽根首相の参拝について批判記事を書いたんだ。
10日以上過ぎて、社会党の田邊誠が中国へ行って中国政府に吹き込み
中国の副首相が初めて批判したんだ
社会党の田邊誠って奴、覚えてる?
南京大虐殺の記念館を作るように仕向けた奴ね。
ちなみに、加藤千洋って、あのテレビ朝日「報道ステーション」に
古舘と一緒に出ていた人で朝日新聞編集委員。
ちょっと身奇麗な男で見た目紳士的だったからいい人に見えたかも知れないけど
こういう奴らが、裏でとんでもない行動をしてくれてるのよ。
投稿: copipema | 2013年4月26日 (金) 10時16分
靖国の本殿の前で、このアーリントン墓地でやっている衛兵交代式をやったらいいね。きっと中国政府や韓国政府は口から泡を吹いて狂い卒倒をするかもしれないが。
投稿: 加油 | 2013年4月27日 (土) 08時25分