胡錦濤・温家宝さんたち、今回は野豚の方が勝ったみたいだが。もうやめてほしい反日教育と反日恫喝。卑しいヤクザのような!
前記事に引き続き、尖閣問題の中国騒乱なのだが。今年6月下旬に中国に行ったときだが、オイラのポン友の経営する企業の中国人スタッフと話をした。彼は日本に行ったことはないが、正確な日本語が出来る。で、生まれを聞いたら、黒龍江省だそうで、ハルピンから近い都市だそうだ。歳は31歳だった。話のなかに兄さんがいると。すかさず、「確か、あなたの歳だと、もう一人っ子政策になっていたのでは?もしかしたら、農民戸籍(2人以上の子供可)ですか?」と聞いたら、少し気分を害したようで、「いや、私は1981年生まれだが、この制度は1979年に決定して、1980年から実施されたのだが、私が翌年生まれてしまったので、親は罰金を払って地方政府に認めてもらった」と。
2000年の時、上海にあった日系企業の顧問をやった時には、そこの中国人総経理と話したが、やはり、子供が2人いると。地方政府筋の裏を動かして、罰金(確かおおよそ日本円で30万か60万円)で、戸籍上もOKにしたと豪語していた。
しかし、これらの例は、地方政府とコネがあり、多少の金持ちだから可能だったわけで、ほとんどの都市戸籍の中国人で現在32歳以下は、一人っ子なので、一般的にはわがままで育ったのが多い。これ、日本でも一人っ子育ちがいるが、熟年・老年になっても性格的に何か欠けているのが多いのと似ている。もちろん多くの例外もあることは付言しておくが。
まして、1990年ごろから、当時の江沢民国家主席が、教科書を通じて日本に対する反日教育を徹底していった。・・・・・・・・・・
元国家主席である江沢民は1998年8月「(日本に対しては)歴史問題を始終強調し、永遠に話していかなくてはならない(=プレッシャーをかけ続けなければいけない)」と外国に駐在する特命全権大使など外交当局者を集めた会議で指示を出していた。
その背景として、江沢民は、天安門事件で経済制裁を受けたうえに東欧革命やソ連崩壊の影響によって自国の共産主義政権が崩壊することを恐れ、国民に対して中国共産党による統治の正統性を再確認させるとともに、政治への不満から目を逸らせる為に愛国主義教育(反日教育)を推進したのである。
とにかく、多くの捏造も含めて、教科書に延々と日本軍によって虐げられた歴史満載で、幼児のころから、青年に至るまで延々と反日教育をされた世代が、今のおおよそ30歳前後以下の若者全員なのだ。今回の9月18日の”国辱の日”、満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件も、この反日教育で憎にくしく焼き付けられている。これ、孫文と蒋介石の中華民国であった時代で、やがてこの政権に敵対した今の毛沢東の流れの中華人民共和国が出来たのは1949年だ。つまりこの件については正統性がない。それだったら、清朝時代のアヘン戦争の英国にも怒るのが筋だろう。それこそ国辱だと。
中国北方民族清朝を倒したのが、中華民国。その時代に起こった事件を、その中華民国を倒した中華人民共和国が、未だに”国辱”だと日本を攻めるのも、なにか見当はずれのような気がしないでもない。敵の敵は味方と言う言葉もある。毛沢東は日本に「いや、中国を撹乱してくれた日本軍のお陰で、今の中華人民共和国が出来た」と感謝したというお話があるくらいだ。
面白いことに、中国人のほとんどは漢民族(漢族・漢人)ということになっている(人口の94%)が、典型的な遺伝的血統があるわけでもなく、異民族でも漢族の伝統文化を受け入れれば、漢族となるわけだ。早い話が、中国にいる、元(モンゴル)の末裔も漢字を使えば漢族っていう感覚だ。
南京30万人虐殺捏造もここから彼らの脳裏に焼き付けられていった。学童・生徒・学生時代に必ずここを訪れなければならない。親日家の南京の国営商社員のゴンちゃんは、それが厭で妹が行った時に、自分のカードに印(行った証拠)を頼んだと言っていた。まぁ、イサ坊・ゴンちゃんの3人でここを訪れた時に聞いたのだが。
過去だが、中国の一人っ子制度について記事にしたことがある。
これから世界は一人っ子人種の中国と付き合っていかなくてはならない。2009年9月 6日 (日)
9月9日のウラジオストックAPECの、胡錦濤と野豚の廊下での15分立ち話で、胡錦濤は「尖閣を国有化するな!」という断言をやはりしたようで、10日には温家宝首相も同様な恫喝をしていたところに、稚拙な野豚が正式に11日に国有化をしてしまった。まぁ、そこから中国国内的には、あの強面政府報道官が、まるで宣戦布告のような恫喝主張をテレビを通して繰り広げたのが顛末だ。
そして、中国国内100ヶ所以上に、日本に対する官製デモを指令して、その結果15日・16日の暴力騒動に至ったわけだ。胡錦濤政権も政権末期となると、野豚政権の稚拙さと似てきたのか。
なんたって、参加者はほとんどが30歳前後以下の、正社員でないニートが主流。毎日安い賃金で働かされ、または失業中なんてのがウンカのごとく参加した。まして大学を卒業しても職にあぶれている人口は莫大な人数だ。
そして、その中には、反政府活動家も相当多く混じっている。我がままで育った小皇帝達が世に出て、まともな職にありつけず、インターネットを通して「愛国無罪」のもと、日頃の鬱憤の捌け口で、今回の暴動まで発展していったのであろう。
前出の中国人スタッフと話したとき「もうすぐ、中国の不動産バブルは崩壊するかもしれないよ」と言ったら、彼は「本当に早く崩壊してほしい。そしたらやがて自分にも買えるような分譲価格になるだろうからと」。実は一般的には結婚に際しては、特に中国では、男側が”家”を提供するのが常識で、”家”が提供できない男は、まともな結婚が出来ないことにも通じる。とても今の分譲価格では所得からいって手が出ないそうだ。
大躍進政策で、国民数千万人を餓死させたり、より貧困化させたり、文化大革命で事業家や知識人を虐殺したり、これまでの伝統文化や歴史的建物を破壊したりの過去を持つ毛沢東を、未だに中国最高の人物として、でかい肖像画を天安門正面に飾り、100元札にも印刷して、まさに神のごとく崇める、この中国共産党政権って、いったいなんだろうと思う。
まして、今回のデモには、あらかじめ準備されていたかのように、大きな毛沢東の肖像画が、尖閣問題のプラカードと同列に出現していた。尖閣の「愛国無罪」+反体制の「造反有理」の騒乱が結論だ。しかし、これ以上胡錦濤政権は、国内デモで尖閣問題にイチャモンをつけることは、限界に達した。次には自分達に跳ね返ってくる。ザマー・・・ロ!
デモ工作はこの辺で、ペンディングでまた次の機会だ。安倍の靖国参拝や、尖閣に工作物を造り始める時まで長期お休みとするだろう。
6月から9月まで、東シナ海での漁業は休漁で、9月16日から解禁と。報道では約1000隻が尖閣周辺に向かったとの中国報道から、それを受けて日本の報道は怖い怖いの大騒ぎなのだが。尖閣列島にこれら1000隻の漁船が押し寄せると恐怖を煽る。
落ち着け、餅つけ。彼らは、一刻も早く漁獲をしたいのであって、そんな暇はない。燃料代も相当な出費だ。もちろん、高級魚群(アジ・サバ)が尖閣の領海内(22キロ)に大量に集って来ているのなら、近づくだろうが、まずそのようなことは無いだろう。現在これらの魚場は形成されていないとか。
今、中国の海洋監視船10隻が、尖閣列島の領海内(22キロ)、接続水域(44キロ)をウロウロ徘徊しているらしいが、これは多分、もし意に反して跳ね返り漁船が尖閣に突入なんてことになった時用に、中国側が監視しているのだろう。胡錦濤政権もこれ以上恥はかきたくない。
ただ、工作として2・3隻突入を試みさせて、それを中国監視船が追い返すというような演技をするかもしれない。いかにも日本に恩を売るかのように。だが、例えば50隻の漁船が尖閣の島に入って来たとして、それからどうするのよ。船上で”バンザーイ、バンザーイ”と吼えるのか?上陸して中国国旗を50本立てて、それからピクニックでもするのか?なんのメリットもない。日本の巡視船は笑いながら見守れば良い。
南シナ海でもそうだが、中国は海軍力増強で、これら海域を制覇したいと、これに尽きる。尖閣周辺の豊富な海底資源の話も、どこまで確実な話なのか、どうも不確実なようだ。ありゃ、発見が40年以上も前の話で、それも、国連の調査というがどうも如何わしい。
まぁ、テレビでは専門家が「尖閣国有化は、時期が最悪だった」とか、「稚拙な野豚の采配」なんて言っているが、この稚拙さが巻き起こしたことで、逆に尖閣問題は、日本に有利に運んだのではないだろうか。長年自民党が中国を気遣って出来なかったことだ。いわば政治の素人だから出来ることもある。
次期政権政党は自民党となり、旧社会党の残党が多かった民主党、福島瑞穂に代表される、お花畑思考の社民党などの憲法9条ヴァカどもからの束縛も解き放たれそうで、日本国民も目覚めて来つつある。
世界で普通の国防軍備の持てる憲法改正を成し遂げ、普通の抑止力が行使できる国の体制(少なくとも韓国のように)に、なることこそ”敗戦レジーム(体制の縛り)”からの脱却だと思う。
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コメント
中国では、一般国民の武器の調達ができないので、”アラブの春”なんてことは無理でしょう。ただ、重慶での薄熙来書記の更迭などのように、地方政府からの反乱がどのようになるのかとか、さらに上海閥と北京閥。太子党と共産主義青年団出身派との対立がある一線を越えるかでしょうね。
未だに10月に行われる予定の全国共産党大会の詳細日程も決まらないようで、重慶の薄熙来問題からの影響がかなりありそうですね。
地方政府はかなりやりたいようにやってきて、財政問題も粉飾決算をしまくりのようで、これがいつか露出してきます。GDPが日本を抜いたといっていますが、果たして本当なのか疑っています。
投稿: 加油加油 | 2012年9月19日 (水) 15時40分
9日の胡錦濤と野豚の15分間立ち話の備忘録
●野田総理
「(尖閣諸島問題をめぐる)現在の情勢については、大局的観点から対応したい。中国の発展は日本や地域社会にとっていいチャンスで、日中国交正常化40周年を控え、戦略的互恵関係を深化させたい」
●胡主席
「中日関係は釣魚島(中国呼称)問題によって厳しい局面にある。中国側の立場は一貫しており、明確である。日本側が行ういかなる方式の「釣魚島(中国呼称)購入」も違法かつ無効であり、中国は断固として反対する。中国政府の領土保全と主権維持における立場は確固たるものである。日本側は事態の深刻さを十分に認識する必要があり、誤った決定を行ってはならず、中国とともに中日関係の発展の大局を守るべきである」
投稿: アイヤー | 2012年9月19日 (水) 16時31分
中国のなんとなく毛沢東崇拝、もそうだけど、
過去から、南京30万人大虐殺、従軍慰安婦、文化大革命賛美、自虐史観の煽り、北朝鮮礼拝、極めつけは珊瑚KYいたずら書き、などなど捏造や嘘にまみれ敗戦レジームをしっかり国民に植え付けてきた、あの朝日新聞をいまだにカネを払って購入している日本人500万人以上も、中国の毛沢東賛美とたいして変わらないね。
投稿: 彼岸 | 2012年9月20日 (木) 07時23分