オーイ!どこにいるのかキンピラさん。生きているのかキンピラさん。何か政変の予感がジワジワと。
なんでも、中国の次期国家主席とされている現副主席のシュウ・キンピラ(習近平)が、9月1日を最後に公の場に姿を見せていない、また彼の動向も伝えられていないと、騒ぎが大きくなってきている。姿を見せないという根拠は、5日に予定されていたクリントン米国務長官や、シンガポールのリー・シェンロン(李顕龍)首相、ロシア代表団などの要人会談を直前に取りやめた。また10日に予定されていた、デンマークのヘレ・トーニングシュミット首相との会談もまたキャンセルされ、代わりに王岐山副首相が会談に参加した。全てドタキャン続きだ。
その件について洪磊報道官は、記者に対して納得のいく説明を逃げているようだ。だから中国のネット界では、「水泳中に背中を痛めた」とか「サッカーで負傷した」とか出ているようだが、現在は習氏の会談中止に関するニュースの読者コメントの欄が閉鎖されている。ミニブログ最大手の新浪微博では、「習近平」「習副主席」「背部負傷」などのキーワードが現在ブロックされているそうだ。
今年中国に行って、ホテルのパソコンでインタネットをいじ繰り回したが、中国政府に都合の悪いことはブロックされるということを実感してきた。Youtubeは全てブロックされていて、中国の若者はYoutubeなんで動画サイトがあることさえ知らない。まぁ、オイラのこのブログは、アチラで見ることは出来たが。・・・・
まぁ、もうしばらくして、「なーんちゃって」で何事もなく出現するかもしれないが、時期が時期だけに、世界の報道界はミステリーの世界に入っているようだ。・・・・・・
米国本部の中国語サイト・博訊ネットは8日、習近平・国家副主席と賀国強・中国共産党中央紀律検査委員会主任の両氏が、相次いで不審な交通事故に遭ったと報じた。これにより習氏は一時意識不明の重傷を負い、賀氏は重体とも伝えられている。
博訊によると、4日夜、2台のジープが習氏を乗せた車両を追尾し、故意に衝突。後部シートに座っていた習氏は、すぐさま中国解放軍総医院の301医院に搬送された。一時、意識不明に陥ったが、現在、意識は回復しているという。
その約1時間後、賀氏も不審な交通事故に遭った。同氏を乗せた車は大型トラックに追突され横転。賀氏も、習氏と同じ病院に搬送されたが、重体と伝えられている。
これ大紀元からなのだが、結構まとを得ているのかもしれないし、ガセネタかもしれないし。とにかく、中国の中枢に関しての情報はわからない。これが事実とすると、つい最近、もうすぐ更迭される、元伊藤忠の丹羽大使の乗った大使車が襲われたパターンと多少似ているような。
博訊ネットは消息筋の話として、中央指導部はすでに事件に関する情報を入手していると伝えた。それは、薄煕来氏を支持する軍隊と警察関係の勢力が、胡錦濤主席、温家宝首相、習副主席、賀紀律検査委員会主任らの、薄氏に対する処罰に不満を持ったため、秘密裏に暗殺計画を実行したという衝撃的な内容だ。
前出の4人の中で、胡主席と温首相の警備に比べて習氏と賀氏の警備はわりと緩やかであり、この2人が暗殺のターゲットに定められたのではないかと同サイトは伝えている。現在、事件に関わった2人の軍人が拘束され、取り調べを受けているという。
また指導部の中には、政治局常務委員の周永康氏が事件に関わりがあるとして、彼に説明を求めるべきと主張する者もいる。周氏は7日に大連で開催され、出席を予定していた「全国公安庁局長座談会」に出席せず、文章だけが読み上げられた。
現在、この「習・賀暗殺計画」に関連する情報は厳密に封鎖されている。両氏が入院しているとされる病院は厳重警戒が敷かれており、多くの患者は他の病院に移動している。また、新しい患者の受け入れも行っていない。それに伴い「中央の他の指導者への警備も一段と厳しくなった」と同サイトは伝えている。
あまりにも衝撃的なこの記事は、サイトからまもなくして閲覧できなくなった。その理由は不明だ。しかし、この情報は米国などに本部を置く他の中国語系メディアの間で大々的に伝えられている。
現在日本国内では、尖閣国有化に対して、中国が怒り狂っているという報道が主で、この手の報道は控えめに押えられているようだ。なんたって次期国家主席、中国共産党の最高指導者に、10月行なわれる中国共産党全国代表集会で就任が本命視されてきたのだから、こりゃ一大事だ。尖閣どころの騒ぎではない。
9日に閉幕したウラジオストックAPECで、胡錦濤も参加して、尖閣問題で野豚と廊下で立ち話をしている写真があったが、この時も胡錦濤は何か覇気が無いように感じた。ここのところ、政権末期のためなのか、何か重要な問題を秘めているのか、顔に覇気がないようにオイラは感じる。
巷では、EUを始めとする対輸出が大幅減少、輸入原材料の膨大な在庫、住宅建設バブルの崩壊、地方公共事業バブルの崩壊、金融機関の不良債権の大増加、地方政府の財政赤字の堆積、外国からの投資の減少、粉飾決算の発覚、人民元の刷りすぎ、公害の増加とその反対運動の増加、あらゆる問題に拠る地方住民の反体制運動の激化、地方政府の反乱の兆し、大富裕層・役人の大金、持ち逃げ移住。まぁ、キリがないが胡錦濤政権が末期になり、いままでツボに中に見えないように隠していたものが、ここに来て一気に噴出してきたような景色を感じる。
「早く出て来い、キンピラさん」だね。因みに習近平って英語ではXi Jinping(シー・ジンピン)だそうだ。
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コメント
習の父は解放軍の幹部であったが反主流にされ弾圧されたようで、薄の父親が軍主流。習は昨年、毛に殺された劉少奇の息子を軍の大幹部に抜擢。毛派を一部左遷。宿敵薄一族の追い落としに成功したかに見えたが・・周・薄連合がクーデター計画という話が薄逮捕時に出ていたが、まさかまだ其の計画がまだ生きていたとは。これが本当なら東アジアの動乱の可能性も。。とか想像してしまった
投稿: 平和希求 | 2012年9月12日 (水) 17時53分
こりゃ、単なるガセネタとは違うようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/chn12091301220000-n1.htm
【北京=川越一】NHK国際放送のニュース番組が12日夜、今月1日以降、動静に関する報道が途絶えている習近平国家副主席に関する情報を伝えようとしたところ、テレビ画面が真っ黒になり視聴が不可能になった。
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に反対して、北京、上海、広州で行われた反日デモの様子が伝えられた後、中国に絡む関心事として、習氏の名前が出た瞬間、放送が遮断された。
中国では引退者を含め、国家指導者の死亡情報や健康状況が国家機密とされている。しかし、当局が外国人向けの報道にも過敏な反応を示したことで、習氏の健康状況をめぐる憶測はさらに拡大しそうだ。
投稿: 陳湖臭 | 2012年9月13日 (木) 05時16分
朝日新聞の国際ニュースでは、現在、この件は未だ取り上げていませんね。あの毎日新聞さえやっと取り上げたのに。
やはり、媚中国の朝日新聞は、中国に都合の悪いニュースは、取り上げないか、遅らせますね。
もうミエミエで、嗤ってしまいます。
投稿: 久美子 | 2012年9月13日 (木) 05時51分
9・13の産経新聞に石平氏が書かれていた記事は重要でしょう。朝日や琉球新報などが長年、沖縄の各種反対運動を煽り、大きく報道してきたことが中国の対日戦略の一環だったことが明らかになってきました。中国は「琉球は歴史的に中国の属領であった。現在でも琉球人民は本土政府に反対ばかりしているではないか。彼らの民族自決権を尊重することを中国は後押ししたい。」つまり沖縄占領を目論んでいるということです。
投稿: 平和希求 | 2012年9月13日 (木) 12時13分
次期中国大使に内定していた西宮伸一氏が渋谷区内の路上で倒れているのが今朝発見され重体とのことです。ロッキード事件の直後に、内幕を知っていたコーチャンに近い日経の記者が路上で倒れて死亡しました。工作機関は特殊薬剤など各種暗殺手段を発展させてきています。たとえばゲーレン自伝など読めばはっきりします。この筋書きなら中国は本気で戦争する気の可能性も捨て切れません。
投稿: 平和希求 | 2012年9月13日 (木) 14時17分
またまたきな臭いニュースが入っています。令中央弁公庁主任が9月3日降格させられていた。このポストは中国では要人警護の特殊部門で超重要ポストのようです。令は胡錦濤の腹心。しかも子供の交通事故がらみ。今回の事件の伏線かも。金の価格も妙です。8月半ばまで1600ドルだったのが9月に入り急伸。50ドルづ階段状に上昇してきて現在1770ドル。
投稿: 平和希求 | 2012年9月14日 (金) 10時12分
この記事は何て書いてあるんですか?
破傳言! 習近平精神奕奕露面 http://t.co/4yDUr8Kx
どなたかわかる方…(>_<)
投稿: 通行人 | 2012年9月15日 (土) 18時42分