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2012年9月14日 (金)

用語としての”道州制と地方分権”。このお題目が花盛りなのだが。実は中央集権国家こそが、統一達成した国家とも云える。

総裁候補者の石原 伸晃が、

13日のTBS番組で、東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌について「校庭に放射能を浴びた土の表面を取り除いてシートを掛けている。1カ所に集めたら放射線濃度は高まる。間抜けな政策だ」とした上で「それを運ぶところは福島原発第1サティアンしかない」と述べた。

従来からオウム関連で”サティアン”という用語がよく出てきたが、思考停止で受け流していたわけで。オイラは、上九一色村のイメージとして”建屋”という意味と思っていた。きっと伸晃も同じようなイメージで来たのではないかと自分勝手に思う。で、調べて見ると、サティアンとは、サンスクリット語で”真理”という意味だと。初めて知りました。まぁ、口の運びが軽快な彼が言いそうなことだが。

ブログの記事を作るとき、用語の意味や使い方は十分注意してないと、とんでもない恥じをかく事になりますから、記事を公開した後、再度校正チェックを繰り返しているオイラです。まぁ、今はちょこっとネット検索を入れれば正解が出てきますから、楽になったものです。伸晃も思い込み用語には気をつけた方がいい。彼の場合”一事が万事”というか、発言の軽さが目立つ。やはり国政を任せるなら、石破か、失敗経験のある安倍がいいのかもしれない。

ところで用語と云えば、今、再度盛んになってきた、”地方分権”と”道州制”という政策構想案がある。「明治時代からの中央集権の解体をしよう」ということらしいが。・・・・・・・・

今、日本の中央集権と似た体制なのが、フランスと云われている。日本は正確には、明治4年(1871年)の廃藩置県の行政改革から始まった。それ以後ずっと中央集権国家だったわけでわかりやすい。しかしフランスの場合には、王政国家からフランス革命によって、第一共和制国家(1792年)から復古王政国家になったり、変遷が複雑で、現在は第5共和制国家(1958年~)が安定的に続いているとか。で、いつの頃から中央集権国家になったのか、オイラの調べものでは解らない。誰か教えてください。

さて、日本でも従来から、現在の”1都1道2府43県の47都道府県”はエリアが狭すぎるので、これを10前後の大きなエリアに再編成すべきという”道州制”と合わせて、中央集権からの脱却として、それらに現在の国が握っている権力を分権しろとの”地方分権制”の構想があって、ここに来て橋下徹の”維新八策”に見られるように、再度盛り上がってきた。

これを以前から強く主張してきたのが、大前研一の今は消滅したが”平成維新の会”の構想案だった。今回の”日本維新の会”は、大前研一の”平成維新の会”からとったものだろう。橋下徹らは、この大前研一と密接な関係があると聞いている。

さて、中央集権国家に相対するのは、地方分権国家ということになろう。この究極が米国のような、合衆国となる。米国人に「どこから来たの?」と聞くとほとんどが「 United States」又は「 United States of America」と答える。各州は自治権を持っていて、州の憲法や州兵まで持っている。「アメリカ国から来た」なんて答えるのはほとんど皆無だ。

ご承知のように、実は日本のような、エリアの狭い地方行政に分かれて、その上が中央政府という国は大変少ない。実はどちらの制度が将来の日本にとって良いのか、オイラは解らないのだが。明治4年の廃藩置県から始まった中央集権国家体制によって、富国強兵が成し遂げられ、数十年で、隣の清国やロシアと対等な国になれたことは確かだと思う。

もしこのタガが無ければ、従来からあった藩の合併が大きくなされ、九州・四国州・長州・関西州・関東州・東北州などの、従来の藩を基本にして、方言や文化を基に競い合った”道州分権自治体制”になったかもしれない。当然、それに伴う弊害が多く発生して、紛争まで起した可能性もある。あの時代はそのようなことをやっていたら、先進国家(覇権国家)の餌食になって、一時的にも植民地にされてしまう可能性もあった。とても富国強兵どころではなかっただろう。

ドイツにしても、スペインにしても他の先進国の歴史は、言語も違う、民族も違う、文化も違う国民を一つにまとめ挙げることに四苦八苦して来た。米国もそうだが、そのために国内戦争まで延々と起してまでも纏め上げてきた。昨年スペインの各地を訪れたが、この国は17の自治州からなり、その下に50からの県に分かれている。

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カタルーニャ州にあるバルセロナで高級レストランに入った。メニューが2冊あって、1冊は標準語、もう一冊は英語かと思ったら、なんとカタルーニャ語だった。どちらも全く読めない。あてずっぽうで選ぶこととなった。

今、この自治州で運営されているスペインは、ほとんどの州で財政破綻になって、財政緊縮政策を行なっている。お互いの自治州同士が競い合って、バブルに突っ込み、そのツケが回ってきている。特にユーロ圏になってからのバラマキ・バブルが祟っているようだ。

嘗て、スペインはフランコ独裁政権(1939年~1975年)で中央集権国家を目指したこともあったが、やはりその壁は厚かった。このように、その国は、歴史的な各民族の結集なので、まず自治州から成り立って行く。

オイラのスペイン人の知り合いが、スペインが駄目なのは、中央集権国家として国が纏まっていないから、いつまでも自治州同士の足の引っ張り合いで、これ以上の発展が停止しているんだと。一つに纏まって、自治州体制でない日本が羨ましいと言っていた。

9月11日にはバルセロナでなんと150万人のデモが発生したらしい。150万人とは!今までの自治権よりもっと多くの自治権を寄こせと。

バルセロナで150万人デモ…緊縮策に反発

【パリ=三井美奈】債務危機に揺れるスペインのカタルーニャ州バルセロナで11日、自治権の拡大を求める大規模デモが行われ、地元警察によると150万人が参加した。  

ラホイ首相の中央政府が地方に求めている緊縮策への反発の強さを示した。  カタルーニャ州は8月に中央政府に約50億ユーロ(約5000億円)を支援要請すると発表し、中央政府は要請に応じる条件として、州に財政赤字の削減を求めた。州側は、「州の課税権を拡大すれば財政再建は可能」と主張して中央政府に反発している。  

11日のデモでは、赤と黄の州旗がバルセロナ中心部を埋め尽くした。9月11日は、18世紀にカタルーニャがスペイン軍に敗れて自治権を剥奪された日で、独自の文化を再確認する日とされている。 (2012年9月12日18時17分  読売新聞)

これは、実際にはカタルーニャ州の分離独立国家への願望が火を吹いていると感じる。差別感の強いバスク州(言語が全く違う)などは、昔から独立への気運が強い。

現在経済的にも安定しているカナダも、自治州国家なので、問題も多い。オイラのポン友は、バンクーバーから郊外のメイプルリッジ市にいるが、いろいろカナダ国家について尋ねたことがある。

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カナダは10の州と3つの準州に分かれている。例えば、いわゆる消費税は各州比べると大変複雑になっている。まず連邦税(GST)7%と州税(PST)があり、この州税は各州で違い、アルバーター州などはゼロだ。またこれには別個に宿泊税も加わる。

例えば、バンクーバーのある、ブリティッシュ・コロンビア州は、連邦税7%+州税7%で14%となる。またホテルに泊まると宿泊税は10%獲られる。各州によってバラバラなのだ。地下資源の豊富なアルバータ州に旅行に行くのが一番安く済むといった具合。

そして、このカナダでも、フランス語圏のケベック州のカナダからの独立願望が昔からあり、1980年・1995年には、ケベックの独立に関して国民投票が行なわれた。1995年の時は、当時カナダから北米の建築材を輸入していたので、国民投票で可決になれば、カナダドル・レートが、大安になる噂があり、チョイ期待をした記憶がある。

カナダのポン友ロイドも言っていたが、確かに州の自治権を小さくして、連邦国家に財政を集中させれば、各州の各無駄が少なくなり、国民が統一され、効率化した国家に飛躍することは出来るが、それにしてもカナダは国土の面積が広すぎするし、各民族を州として纏めるのに四苦八苦しているところに、それを国家規模へとは大きな問題すぎると言っていた。まぁ、その必要も今のカナダにはないのだろう。

本来のパターンは、まず自治州の地方分権国家があり、そこから中央集権に移行するの順序が普通なのだろう。日本は当時の時代事情と、あくまでも国土が比較的に狭いことから、すんなり、短期無血革命で中央集権国家になることが出来、北海道から沖縄まで、比較的均一な国民、単一民族国家となることが出来たように思える。

”道州制”も”地方分権”も用語としては成り立つが、現在の県の単位をもっとエリアを拡大しての”道州制”なのか、分権を他の国家のような自治州に近いものにするのが目的なのか、非常に曖昧に聞こえる。

全体の財政について言うのなら、足算引算で考えると、中央集権国家の方がどう考えても、たとえ無駄があったとしても、比較すれば全体としての無駄が少なく効率的であろう。今巷で「道州制と地方分権を進めよう」と叫んでいる議員たちも、どこまで理解して主張しているのか、まったく解らない。ただ選挙目当ての”見果てぬ夢”のお題目なのか。もっと具体的に未来の日本を見据えて、その予想される短所・長所を詳細に説明してほしいと思うのだが。各国の事例も参考にして、その光と影を詳細に分析し、解説して欲しい。

韓国のように、差別意識をもった、対立しがちな、”道”に分かれている、その弊害を考えると真似はしたくない。

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コメント

私から言わせてもらえば、この症状は、金持ちの家に育った男兄弟のわがままな長男坊がよく発症する「病気」なのです。

伸晃は 小さいときからわがままに育てられ、かつ将来の家長として弟やお手伝いなどには絶対服従をしいて、日常から常に上から目線、小帝王として家の中で君臨してきたのです。

 他人と話すときに何の配慮も必要のない環境で育ってしまった金持ち長男は、人様がどのようなことで怒るのか、傷ついてしまうのか、一般人なら当然身に着けるべきその常識というモノサシを持っていないのです。

投稿: suiccyo | 2012年9月15日 (土) 17時21分

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