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2012年8月 3日 (金)

ロンドンオリンピック雑考と再生エネの広告塔、飯田哲也が県知事選だって。そして見事に落選だよ(哂)

丁度ロンドン・オリンピックたけなわで、どのテレビ・チャンネルも、オリンピック競技が真っ盛りだ。オイラ結果だけ分かればそれで十分。あとはネットで問題になった競技シーンを知ればいい。動画もぼんぼんネットに上がってくる。

英国人というのは、緻密で合理的で、さぞや素晴らしい運営を見せてくれると、多少は期待していたが、もちろんEUの、また自国の経済低迷があるにしてもだ、しかし明らかに英国人は劣化してきているんじゃないかと思われることが全開しているようだね。

開会式で日本選手団全員行進の先、そのままフィールド内に誘導されると思ったら、そのまま会場外に誘導されたんだって。もうマンガの世界。事前に会場を離れたい選手だけが、会場外に誘導されるのだが、誘導員の手違いで全員外に誘導されてしまったんだって。

その外、試合の審判の判定でも、問題続出。観客席の空席が毎日6万席発生で、みっともないから急遽軍隊や設営班の余人が動員されて席を埋めたり。開会式イベントの録画はまだ全部観ていないが、ポール・マッカートニーやMr・ビーンなどの過去物を使った演出もダサク、全然迫力や感動がなかったよ。会場周辺から離れると、街は閑散としているそうだ。こりゃ大赤字になりそうだね。

英国はゼニ転がして儲ける金融立国が行き過ぎて、優秀な生産をする優秀な英国人の大半が、他の英語圏の国々に皆逃げてしまって、民度の低い移民ばかりが増えすぎて、これらが、開催の底辺を支えての運営なので、こんなことになっているんじゃないかと邪推する。

さて本題。

こんな中、山口県知事の選挙が、28日にあったが。・・・・・・・・・

結果は、

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この選挙は全然知らなかった。当選した山本繁太郎ってのがどのような人物か全然知らないが、また興味もないが、驚いたのはちゃっかりあの再生自然エネルギーの広告塔、ペテン師飯田が立候補していたんだ。この男はこのブログでも何回も扱ったが、あまりにも自分勝手な数字を取り出し示して、原発なしでも再生エネルギーの増設と省エネで電力供給は賄えるとこの1年、テレビや他のメディアで煽りまくってきた。

山口県民は、クレバー・賢者だったのよ。こんな飯田哲也なんて相手にしなかった。まぁ、一部愚衆が相手にしただけだ。

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当初強気で橋下徹が、関西電力は原発なしでも問題がないと吼えまくっていたのも、コイツが1月に大阪市の特別顧問になり、大阪府市エネルギー戦略会議で皆を洗脳していたのが原因。しかし本当の専門家達に、彼の発言はおかしいと疑惑を持たれ、橋下も疑うようになり、いたたまれず、6月13日に特別顧問を辞任して、今度は6月17日に今回の選挙に立候補表明をしたとか。大飯原発再起動で、橋下が半ば了承のような発言に変わったのは、実際の電力供給の実態の説明を本当の専門家達から受け、飯田説が嘘だったのがやっと理解できたからだろう。

なぜこんなことがいえるのかというと、テレビを通して彼の発言を数々観てきたからだ。彼を初めて見たのは、4月の”朝生生テレビ”からだ。

朝生バックナンバー から

4月:激論!東日本大震災から50日!~今、何をすべきなのか?~

この時彼について感じたのは、語り口があの在日東大教授の姜尚中とそっくりのような印象をもった。ボーっときいていると説得力があるんだよ。しかし、出てくる裏づけ数字が、随分恣意的だなって感じだった。

翌月の5月も彼は出演

5月:激論!”脱原発”と日本の未来

6月は彼はいないが、あのペテン師:上杉隆が出演

6月:激論!脱原発?菅政権の行方

7月になってまた出演

7月:徹底討論!原発

その後、他の話題の番組が続き12月にまた出演。パネリスト名も最上段になっている。ペテン師:上杉隆も一緒に煽っていた。

12月:激論!福島発・原発事故からの復興

2012年になってからは

ここでは、彼お得意の話題なのだが出演していない。

3月:激論!原発事故から1年・教訓と課題

結局今年になってからは、彼は出演はしていない。多分橋下陣営で特別顧問活躍を始めて忙しくなったのか、又は、あまりに彼に対して専門筋からの批判の目が向けられ始めて、番組側も避け始めたのかもしれない。ついでに、上杉隆は、相変わらず6月朝生までチョコチョコ出演していた。

これに沿って、飯田は他の報道番組、討論番組にも引張りだこの様に出演して、再生自然エネルギーの風力・太陽光・地熱・自家発電などの合計で、原発及び火力発電の不足分を十分賄えると主張してきた。飯田哲也 (環境学者)

NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)の所長ということなのだが。

そして未来の電力政策に関しては、

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つまり、2020年には、原発をゼロにして、石炭・石油を減らし、天然ガスはそのままで、省エネ・節電を大きくして、その先2050年には、省エネ・節電をさらに大きくし、発電は自然エネルギーだけで、この日本の電力を賄うとしている。まるで、何の専門知識のない、高校生がお絵かきしたような案を、恥ずかしげもなく専門家も見る世界で力説してきた。妄想と現実はおおいに違うのに。

彼は電力生産の現場を知らない素人だということがバレてしまったようなものだ。日が陰っている日・夜は太陽光は発電しない。風が吹かなきゃ発電しない風力。蒸気を取り出すパイプが詰まって、また次のパイプを掘らなくてはならない特性を持つ地熱。これらの時、それらをバックアップする、基幹電力が必要なことは、素人なるがゆえ、ほとんど頭にない。

また、省エネは従来より進むだろうが、節電は日本の産業を、電力供給の点で雁字搦めにしてしまって、衰退の道を歩ませることになるので、経済は奈落の底へ向かってしまう。日本沈没だ。もちろんそうなれば、電力使用量は減ることになるが、企業は生産増加なんてことは夢になってしまう。また自家発電が、実は相当量埋蔵されていると。自家発電なんてのは、企業が最悪時一時的に利用するのがほとんどで、燃料タンクの関係で、数日も持たないし、公的電線への接続などもしていない。

今はどうか分からないが、安定電力が不足しやすい、グァム島などのホテルには設置されていて、時々うなり音を出し、石油の匂いを発して、臨時運転をする自家発電のことなんだがね。

まぁ、、彼の発言を散々聞いたが、納得できることはほとんどなかった。それをつい最近まで、NHKなども彼を出演させ、相反する専門家無しに一方的に喋らせていた。みのもんたの朝ズバから、モーニングバードから、いわゆるバラエティーショー番組ほとんど。古舘伊知郎の番組なんか横に座っていた。

1年間こいつらに洗脳されれば、愚衆の視聴者は、間違えなく脱原発という考えをもつだろう。現在の官邸での脱原発集会や、先の脱原発10万人集会デモは彼らの成果物なのだろう。そしてこれらは皆、地下茎で繫がっている。

彼を売り出したのは、朝日新聞、テレビ朝日といったところで、後追いで毎日新聞ってところだろう。これに従属して各週刊誌、ネットブログ、ネット掲示板と輪が広がって行く。

彼は、視聴者は知らないと思って、やれスウェーデンでは、やれドイツでは、やれスペインではと、この問題の”光と陰”の内”光”の部分だけ抜き取って、過大な評価で煽りまくる。ところが、朝生のように一方的に喋れるのではなく、専門家との討論だと、もっと海外の事情に詳しいのもいるわけで、そこで突っ込まれて、先が話せなくなってしまうことしばしば。

2011年5月 朝生について その1 飯田哲也のニヤニヤ発言に説得力なし:

ドイツ、スペインは、EU全体で同じ周波数の電力を賄いあっている上に、この風力、太陽光に力を入れ、補助金を出し、電力買取制度を10年前から発足させているが、その結果再生エネルギーバブルを起し、政府の買取負担やら、その結果の電気料金の上昇で、買取価格は、どんどん下げてきていることを、彼は知らないのか、知っていても言わない。やがてドイツでもユーロ経済の劣化で、ビビッたメルケルの決めた2022年全原発廃炉も反故になるかもしれないだろう。または無期限延長に。今やネット住人の方が、世界のことはデーターを取り寄せ正確に知ることが出来る時代になっている。返ってテレビで知ったかぶりで喋っているほうが遅れていることが多い。Baid5_
さて、この飯田、何を考えたのか、山口県知事選に立候補だと。まぁ、出身が山口県だから、イチャモンはつけないが、上り坂だった自分の現在を有効利用しようと、チャンスだとでも思ったのだろう。テレビで散々顔は売れているはずだ。また反原発のグループの協力も多いに期待が出来る。朝日新聞、毎日新聞系も付いている。

県知事になってしまえば、安定収入と莫大な再生エネ利権が待っている。一言で言ってさもしいんだよ!選挙前の新聞記事を探すと”山本繁太郎”と接戦だと。結果何が接戦だ。一馬身離れている結果じゃないか。残念でしたね、再生エネの広告塔の捏造、嘘つき飯田哲也さん。

まったく、最近はやがて選挙に出るために、目立つ発言をして、テレビに多く取り上げられ、その知名度の実績を作って選挙に勝つというビジネスモデルが大流行だ。その生産をするのは、この朝生テレビということもにもなる。ここから各テレビ番組への出演が拡散していく。メインで動いて来たのは、司会者、電波芸者の田原総一朗。まぁ、彼は結果としては手配師のようなものだ。それが口を開けば、報道の自由を強弁する。そして発言は一切責任をもたなくてもいい。まったくいい商売だね。結果古くは、枡添要一、田中康夫、辻元清美、福島瑞穂、そのまんま東などなどのヤカラ。まぁ、他に落選も多いが。有権者もヴァカだからね。

ペテン師野郎の上杉隆や、人物資質に多いに問題があるこが分かってきた、古賀茂明なども総選挙狙いなのかもしれない。そしてそのバックアップは、朝日新聞系であったり、毎日新聞系であったりするんだよね。北海道では松山千春が立候補だって。彼はどちらかと言うとヤッチャン組だろう。稲川さんとも仲が良かった過去がある。あー厭だ、嫌だ!

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コメント

3・11以降、飯田氏は時代の寵児になる。弁が立ち、雰囲気も明るい。そして議論を正邪で捉える単純な二分論が横行する中で原発と電力会社を攻撃する彼の姿が目立った。反原発派の論理力は総じて低い。多少まともなことを言う彼に注目の集まるのは当然だった。

ところが、内容がとんでもないものになっていった。彼は次の主張をした。「近日中に原発の発電は自然エネルギーでまかなえる」「電力は足りている」「原子力ムラの謀略だ」「ヨーロッパは理想の地」「埋蔵電力はたくさんある」。言うまでもないが、全部間違いだったと現時点では明らかだ。

投稿: kopipema | 2012年8月 4日 (土) 10時50分

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