橋下徹・大阪維新の会のパフォーマンス政治は、嘗ての民主党マニフェストのパフォーマンスと変わらない。国民はもう懲りてきているのだ。
現在、あまりにも膨大な数の問題が沸き起こっているわけで、このブログを作っているオイラとしても、何を取り上げるか迷ってしまい、頭が混乱してくる。ギリシャそして予定通りスペインで顕著になってきたことを原因とする本格的ユーロ危機、野豚政権の行く末、小沢真理教の信者達の動き、生活保護受給に関しての制度の問題、原発再稼働問題、相変わらずの放射線怖いの放射脳問題、もう民主党政権に任せられない早期解散総選挙, 鹿野道彦農水大臣と筒井信隆農水副大臣の問題(new)・・・・・・・・・。
橋下徹もそろそろ化けの皮が剥がれてきた。といっても日本で一番問題の大きい大阪市を変革するのは、彼ぐらいのパフォーマンスがなければ変えることは出来ない。だから特に大阪市役所内の改革には多いに期待するのだが、一市長が、大阪維新の会とやらを作って、これ大阪市の改革に精出すのではなく、国政の微妙な問題までにも、パフォーマンスを繰り返すのは、如何なものだというものだ。
どのような成り行きで集まったのかわからないが、彼のブレーンには相当いかがわしいのが集まっているように見られる。特別顧問として飯田哲也とか・・・・・・・・
まぁ、そんな彼らの提案で、それらを咀嚼した上で橋下徹が、テレビや講演や首長会やら、ツィッターやらで、声を大きくしているわけだ。確かに彼は弁舌爽やかだ。あの北海道大学の山口二郎や、政治好き精神科医香山リカとか従来から胡散臭い論客をなで斬りにしてきた。
しかし、今回の原発再稼働絶対反対は、特別顧問の飯田哲也や、古賀茂明の入れ知恵に従ったのだろう。古賀茂明は、経産省で虐められ、内部告発の勇者だと、昨年から同情の意味もあって、テレビ出演の回数がうなぎ登りだった。しかしそれに調子づいて、専門でもない問題にまで言及し過ぎて、ボロが出まくりになって来た。
特に、最近のバラエティ報道番組で、関西電力は本来、原発稼働をしなくても、十分この夏を過ごせるはずだと。関電は原発を再稼働したい為に、嘘のデーターを作ってそれを根拠にしていると。多分原発無しでこの夏を迎えたら、もしかしたらわざと関電は火力発電を故障させ、見せしめに停電を起こさせるかもしれないと。まるで反原発のヨタブログか2ちゃんねるでのヨタコメントのようなことまで言う始末だ。
確かに、自民党時代 古賀茂明
当時の渡辺喜美行政改革担当相の下で、「年功序列人事の廃止」「天下り規制の強化」「事務次官廃止」など急進的な公務員制度改革に取り組んだ。
しかし、民主党政権となり、彼への迫害は強くなっていって、国会答弁で仙谷に恫喝に近いことを言われたりした。まぁ、癌手術もあったりで、余命にも自覚があるのだろうが、彼のテレビ出演での発言はだんだん劣化してきている。もともと彼の資質に問題があるのかもしれない。また一挙にスターになってしまって、調子に乗っての無理やりの発言に至ってしまうのか。
現市政の特別顧問
橋下市政 府市統合本部関係
◆上山信一(慶應義塾大学総合政策学部教授)2011年12月27日~ 橋下府知事時代の大阪府特別顧問、大阪維新の会政策特別顧問を歴任しており、現在は大阪府特別顧問を兼務。
◆古賀茂明(経済産業省OB)2011年12月27日~
◆堺屋太一(元経済企画庁長官)2011年12月27日~
◆原英史(経済産業省OB)2011年12月27日~
◆橋爪紳也(建築学者)2012年1月12日~
◆飯田哲也(環境学者)2012年1月27日~
◆余語邦彦(実業家、経営コンサルタント)2012年2月8日~
◆安藤忠雄(建築家、東京大学名誉教授)2012年2月21日~
府市(大都市制度)関係
◆山田宏(元杉並区長)2012年1月27日~
◆金井利之(行政学者、東京大学大学院法学政治学研究科教授)2012年2月24日~
◆佐々木信夫(行政学者(地方自治論)、中央大学経済学部教授)2012年2月24日~
◆土居丈朗(経済学者(財政学)、慶應義塾大学経済学部教授)2012年2月24日~
◆赤井伸郎(経済学者)2012年4月26日~
橋下の原発反対の源流はこの飯田哲也だ。この男、昨年からテレビ・雑誌でウォッチしているのだが、再生自然エネルギーの広告塔な奴で、確かに弁は立つのだが、常に自論に都合のよいデーターで皆を丸め込むのが得意だ。オイラにはお見通しだ。
暴走する大阪維新の会は自滅の道を歩むのか。ニューズウィーク日本版 5月21日(月)10時28分配信
こうした活動の中心になっているのは、大阪府市の特別顧問である古賀茂明氏(元経産省)だ。彼はきのうワイドショーで「関電は『停電テロ』を仕掛けようとしている」と述べ、これに対して関電は次のような異例の「お知らせ」を出した。
古賀茂明氏の「火力発電所でわざと事故を起こす、あるいは事故が起きたときにしばらく 動かさないようにして、電力が大幅に足りないという状況を作り出してパニックをおこすことにより、原子力を再稼動させるしかないという、いわば停電テロという状態にもっていこうとしているとしか思えない」というインタビューが紹介されましたが、当社として、そのような事を検討している事実は一切ありません。
関電の全発電量の48%をまかなう原発がすべて止まったままで、真夏のピークを迎えるのは危機的な状況だ。関電は老朽化した火力発電所を稼働してぎりぎりの運転を続けており、大阪府市が危機を乗り超えるために協力しなければならないパートナーである。それをテロリスト呼ばわりするのは、危機管理を放棄したと受け取られてもしかたがない。
古賀氏とともに大阪府市の特別顧問をつとめる飯田哲也氏は、福島第一原発事故の前から「すべての原発を廃止して再生可能エネルギーで100%まかなう」という計画を宣伝していた。彼にとっては今回の事故は原発を廃止に追い込む千載一遇のチャンスなのだろう。そういう政治的な目的のために、彼が危機を拡大するのは合理的な戦術である。
昨年から飯田は、まず東京電力は、原発に頼らなくても十分電力に余裕がある。だから原発を廃絶してもなんら問題がないと。結局は、福島第一・第二・女川などの原発なしに、東電は火力発電をフル稼働させ、また休業中のもフル稼働させ、今は余裕のある体制にすることが出来た。これ飯田の言った通りなのだが、そのために膨大な燃料を買うことになり、化石燃料が命の体制になってしまっている。だから世界からの化石燃料の買い付け価格で、兆円を越す余分なコストを見なくてはならなくなった。老朽化した火力発電を最悪フル稼働せざるを得ず、もし故障があっちこっちで発生したら、大停電になる可能性もある。それを飯田は軽く十分余裕があるんです。東電の嘘なんですとテレビで語る。
それを橋下徹は、専門家として飯田を特別顧問に迎い入れた。昨年は、大阪の家庭には太陽光発電の設置を義務付けますとまで言わした張本人だ。菅チョクトの辞任の条件”再生エネルギー法案”可決に至る立役者の一人だ。政商:孫正義の存在も大きい。そして7月1日から将来手枷足枷になるであろう、電力買取制度が施行される。
ドイツ・スペインで失敗した再生可能エネルギー買取制を、4周遅れで日本はやるという愚かさに絶望をしてしまいそうです。2012年5月 7日 (月)
そもそも、関西電力大飯原発3号機・4号機の再稼働に関しては、近隣首長の同意など必要なく再稼働は法律的にはできることになっている。まぁ、このような事態なので、広域連合会の知事達に計ったわけだが。
停電回避 焦った関西 大飯再稼働 一転容認の舞台裏2012年06月01日
「意思決定のボールは本来、国が持つもの。知事や広域連合が握っていると思われ、責任を負わされるのは筋違いなのでお返しした」、滋賀県の嘉田知事が図らずも吐露したように、そもそも政府がこの方々を相手にするのが筋違いなんですね。
橋下市長いわく「上辺や建前論ばっかり言ってもしょうがない」、いままで言ってきたことはポピュリズムに根ざしたポジショントークだったわけで、これが「脱原発」の本質なんだというお話です。
問題は、こうした国民の生命財産に関わる電力政策や安全保障政策を、行政を担う政治家がポジショントークに使って良いのかということです。
鳩山由紀夫首相が「国外県外」で大失敗したように、「脱原発」な首長さんらも大きく威信を損ねたと思うのです。 安全を十分配慮した上で稼動してもらいたい、せいぜいこの程度にとどめておけばマシだったのに、大衆のウケを狙って「脱原発」を装うから傷がつくのです。
その意味で、民主党政権の手腕が奏功したのでなく、橋下氏らが火中の栗を自ら拾って大火傷したという実にマヌケな騒動に過ぎません。
民主党の「地方主権」も空疎なスローガンでしたけど、地方も左翼活動家みたいに無責任な野次を飛ばすだけじゃ国から権限や予算なんて委譲されませんよ。
「暫定的」やら「限定的」やらの言葉遊びはやめて、地方行政として地域振興を確実にやっていく、そうした土台がないといくら「地方主権」だと叫んだところで誰も相手にしなくなります。
ここに来て、橋下徹は、それなら夏場3ヶ月だけ稼働させればいいなどと素人はだしのことを言い出した。まず原発は稼働を再開するのに数週間掛かる。また一旦稼働させたら、次の周期停止まで原則停止させることはしない。なまじっか無理に停止させれば、返って人的事故を起こす原因にもなる。従来からあった原発事故の原因は全て人的操作ミスなのだ。
大阪維新の会が、次の総選挙に打って出ると公言しているが、あんた大阪市長になったばかりだろうが。まず国政に口を出すのは10年早い。それより、あまりにも酷かった、大阪市の行政を立て直すことが先決だろうが。役人の高待遇の問題、役人の刺青問題、あまりにも甘い生活保護支給の問題。まずは大阪市を普通なまともな行政区に改革することが、あんたの役目だ。暇があればツィッターで書き込みをしているようだが、首長ならそんな危ないことはしないものだ。ついうっかり誤解され易い表現を使ってしまうからね。
橋下はこの件に関して、6月1日「負けたと思われても仕方ありません」とかなんとか。お前は、原発反対運動団体の長のつもりなのか?もし2010年の夏のようになれば15%の節電が予想されると言われる。経済・産業界からだけでなく、医療界も一般も大変困る事態が発生することが予想される。また自発的節電とはあくまでも性善説であり、どこまで徹底できるか分からない。こんなあやふやで行政が行われたら国民はたまったものではない。
今回の福島原発事故は、簡単なことだ。津波の高さを過小評価していて、非常用発電施設が津波にやられてしまったことから、連鎖的に水素爆発に至った。より震源地に近い女川原発や、福島第二原発は、それには至らなかった。
また今一番の問題とされている4号炉の水素爆発で建屋が吹っ飛び、重量のクレーンも落下して、使用済み燃料棒プールが、剥き出しになっている。再度強い地震が来れば壊れて大量の放射性物質が飛び散るとか大騒ぎになっているようだが(小出説)。しかし構造補強はしてあるし、構造力学的には、上屋がなくなり上荷重がゼロに近い建物になったのだから、柱・梁に問題がなければ、より地震に強い建物になっているはずだ。
ともかく、飯田哲也や古賀茂明などのアドバイスに従った論法での、パフォーマンス発言が逆に橋下大阪市長の首を絞める結果となったのだろう。今回の事故を教訓とした対策で、ほとんど全ての原発は再稼働しても問題はないと考える。
世界は今回の原発事故の検証で、逆にこの教訓を生かした対策をしっかりすることにより、従来から予言されていた原発事故は防げると確信をもったようである。また一部”放射能”な専門家の、今回の被曝で先々莫大な人数の癌が発生するという妄言も、瞬時100ミリシーベルト以下の被曝では、過去の臨床上のデーターではその影響はほとんど皆無であること。年間累積計算の内部被曝量も、人体の体外排出により、その計算結果は根拠がなく、たとえ年間累積計算100ミリシーベルトであっても、影響は発生しないことが、国際的な研究での発表がされてきている。将来はICRP(国際放射線防護委員会)などの勧告基準も変わることが予想される。
つまり、放射線量は1ミリシベルトが危険だとかという対策は無駄なことになっていくであろう。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
これ、備忘録ね!
事故調査委員会での証言
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コメント
TV・新聞でやっている「街の声」の感じでツイートを集めてみました。
【 著名人 】の声。
【 「容認しないと言い続ければいいだろ。負けるとか関係ない」 】という街の声。
【 橋下徹さんって「原発が電灯みたいにスイッチON・OFF出来ると思ってるのか?」「馬鹿か?」 】という街の声。
【 「責任をちゃんととれ!」「今更、変節した責任は重大!」 】という街の声。
【 「さすが、天才詐欺師だな」「芸人としては超一流!」 】という街の声。
【 「裏切られた!」「ふざけるな!」「ガッカリした…」 】という街の声。
【 「最初から分かってた」「やっぱりな…」「出来レース・既定路線」 】という街の声。
【 「言い訳するな!」「勝ち負けの問題じゃないだろ!」 】という街の声。
【 その他 】の声。
という順番でまとめております。
投稿: hyoutan | 2012年6月 3日 (日) 18時20分
ここまでの橋下氏の変節ぶりは際立っている。
・橋下氏は昨年11月、脱原発を公約に市長に当選。
・4月13日に大飯原発の「安全宣言」に対して、「本当におかしい。このプロセスで(再稼動を)許したら本当に怖いことになる。政権を代わってもらわないと」と息巻いていた。
・4月26日、「原発を再稼働させなくても(今夏の電力需要を)乗り切れるかどうかは関西府県民の努力次第。その負担が受け入れられないなら、再稼働は仕方がない」と一転、「民意」に従うという、お得意の無責任な態度に転換。
・5月14日、政府が今夏の関西の電力不足は15%になると公表。15日に関西の経済3団体トップが橋下氏に会い、再稼動への理解を求めたところ、19日には橋下氏は態度を軟化し、「1~3カ月の限定稼動」に言及した。
不思議なのは、いつもは政治家の揚げ足取りばかりする新聞等マスコミが、これだけ無節操な橋下氏に対して、ほとんど批判らしい批判をしないことだ。
投稿: アイヤー | 2012年6月 4日 (月) 11時03分