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2012年2月19日 (日)

十数年来の”天井裏のお化け”から開放されました。”幽霊の正体見たり枯れ尾花”

十数年間の”天井裏のお化け”から開放された。父親が逝去して、街なかにあった従来からの事務所を処分して、自宅の父親棟の旧応接間などに移してから6年経つ。

ところが、この”新事務所”で仕事をしていると、時々天井裏から、ゴソゴソ、ドタンと物音がする。2階に上がってみても、誰もいない。こんなことがずっと続いていた。カミさんも、当時いた三女もそれを知っていて、不気味がっていた。今は時々遊びに来る孫も、「ジージ、なにか上で変な音がするね、オバケ?」なんていっている。皆、もしかしたら、”トトロ”に出てくる”お化け”の一種かと思い始めていた。

ここは、16年前に父親と一緒に増改造をしたものだ。父親の担当する範囲とオイラの担当する範囲というように分けた。そもそもウチは、約30年前にオイラの建てたオイラ棟と旧来からの父親棟(築55年)を2階で渡り廊下で繋いであり、なお且つ、父親棟の2階の部屋はオイラ家族で使っていた。

この件についてオイラ、冷静に考え続けた。この建物の平面図・断面図・矩計図を頭に描き、また建物周囲隅々を見回しても、天井裏に何かが進入する隙間は一切ない。さて、つい一週間前の午前中に、また天井裏のお化けの物音が始まった。試しに2階の床を足踏みしてみたり、1階の天井を、ドンドンと突き上げたり。すると「ミャーゴ!ニャーゴ!」と初めて声を聞いた。猫だった!

そこで、再度考えた。確か改造する前には、2階には、トイレがあったのだが、そこをも含めて、オイラ側が担当して娘の4帖ぐらいのクローゼットルームに変えた。だからトイレは撤去した。2階床は鉄筋コンクリート造だ。その汚水管貫通の穴はどうしたか?ここはいわばハネ出し床(キャンティースラブ)となっている。そしてその下に、勝手口を雨から保護するための簡単な庇を儲けた。それが邪魔して、確認が出来なかったのだ。そこで脚立を立て、下から上げ裏を眺めると、なんと直径20センチぐらいの穴がポッカリ、そのままになっていた。

_rアクリル板で汚水管用の穴塞ぎ完了

この16年前の改造時には、カネが絡むことになるので、父親の担当とオイラの担当を分けて、設計と施工を行なったのだが、その中間的存在のこの穴塞ぎについて、お互い云わば野球で云う”お見合い”をしてしまい、オイラは父親が、父親はオイラが処置するだろうとそれぞれ勝っ手に判断していたのだ。

そうこうするうちに、下に庇が出来てしまい、周囲からは簡単に検査が出来ない状態となってしまい、それが16年続いていたわけだった。その後、猫が庇の上に上がり、そこから背伸び立ち上がりで、その穴で天井裏に出入りしていたことになる。その間に1階に居住していた父親も、物音には気づいていたかもしれないが、2階に誰かいるのだろうぐらいに思っていたのだろう。その件の話は父親から一切なかった。

まぁ、これこそ”紺屋の白袴”のようで。

そこで、これを塞ぐための処置として、アクリル板を四角に切り、接着してみた。しかし問題が発生した。翌日もまた天井裏から「ニューゴ!」と「ゴトリ」の物音が聞こえるではないか。猫は天井裏から未だ出ていなかったのだ。どうしよう・・・・・・・・・。

このままだと、猫は外に出られず、やがて天井裏で餓死をすることになる。かといって、広い天井裏のどこにいるのかもわからない(随時移動しているようだ)。もちろん天井を一部剥がして、天井裏から追い出す方法もあるが、大変狭いので無理だろう。また仕事が大きくなる。

寝ながら考えたのだが、春と共に猫の死体が腐って、ウジと悪臭だ漂い、不愉快な年となるのも厭だなーと。まぁ、ミイラになってしまえば、悪臭が納まるかもしれない。

ふと、一昨年18歳で大往生をした、ウチの猫を思い出した。様々な理由から、外には一切出さない飼い方をしたのだが、それでもちょっとしたスキに家から脱出して大騒ぎだ。捜しまくって見つけても、その瞬間は素直な愛猫ではない。逆にに威嚇して寄せ付けない。そこでハムやソーセージの出番となる。それを見せるとツカツカ寄ってきて、それで御用となる。そんなことは、数十回あった。人間がカネに弱いのと同様に、猫はエサに弱い。

そうだ、ソーセージだ。急いでコンビニに行き、1本100円のソーセージを買い、アクリル板を剥がし、穴を露出させ、下の庇の上にソーセージを細かくちぎって置いたみた。案の定夕方見たらそのソーセージは無くなっていて、下屋の屋根上に猫がいるのを見つけた。一瞬成功だと思ったが、いや別の猫かもしれない。とりあえず、その穴に物を突っ込み、入れなくして、翌日まで様子を見ることにした。

その翌日は1日中観察したが、過去のような物音は一切しなくなった。それでもう1日置いて、完全にまたアクリル板を接着して、且つ納まり上発生した隙間をも、シーリングを食らわせて(ハチや虫のことも考えて)、完璧に塞ぐことで完了した。

ここ16年、あるときは野鳥、あるときは猫、もしかしたらスズメ蜂の大きな巣も出来ていたのかもしれない。ここ数日は、この”屋根裏のお化け”のトラウマから開放されたのか、すこぶる気分がいい。

ちょうど、改造時には、オイラと父親は多少対立もあったりして、それが原因で最低限プロ同士なら気がつく処置を、忘れてしまったのだ。これが全ての原因だったのだ。あの時父親は、やがて身近に来るであろう死を見つめて(翌年癌の手術)、自分の棟の大改造をしたのだろう。葬式はこの部屋で行い、また自分が病気で寝たきりになってもスムーズに事が運ぶようにとか。道路との塀も造り直し、路地庭も造り変え等の、おのれの死ぬ準備をしたのだろう。今から思うと頭が下がる。几帳面に父親分の各工事費の積算書も残っており、それを見ると約1500万円とあった。こんなに工事費が掛かったのかどうも訝しいのだが。多分オイラ担当の分の工事費の一部も見てくれたのかもしれない。どおりでオイラの出費分の工事費が少なかったわけだ(感謝)。

もう、今年で父親が逝去してから10年目だが、この父親棟に設けた事務所にいると、父親との、語りが無く黙示的なことを思い出して、「あの件はこういうことだったのか」とか追憶に浸ることが今も時々湧き出てくるのです。

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