放射能汚染?のマンションが発見されて大騒ぎ!台湾の先例で症例結果は出ているのに!児玉・小出・武田よ、煽るのはいい加減にせよ!
またまた放射線怖いの騒ぎが始まった。なんでも、福島県二本松市内で昨年7月に完成したマンションの1階の室内で、0.9~1.24マイクロシーベルト/時の屋外より高い放射線量が計測された。これの基礎部分のコンクリートには、計画的避難区域となっている浪江町にあった砕石場の砕石が使われていたそうだ。
そして、その砕石会社は、3月11日~4月22日までに5200トン(10トンダンプで520台分)の砕石を県内の生コン業者や建設会社に出荷したとのこと。
問題のこの建物は3階建てで、基礎部分に生コンとして57.5立米が打たれた。この生コンの砕石が、放射線に汚染されていたというもの。まぁ、この調子では、県内の工事のかなり多くの個所に、この砕石は使われていることが想像される。福島県内のみならず、宮城・岩手・千葉と広範囲になるだろう。こりゃまた大騒ぎに発展するのか。
オイラのブログは、放射線怖いを煽る、小出や武田や児玉の信仰者達からは、完全に嫌われているかも知れないが、1㍉シーベル/年以上禁忌信仰には組みしていない。あくまでも実態の科学的、臨床的見地から、この放射線汚染問題を解決しないと、副次的被害はますます大きくなり、無価値に税金が莫大に使われ、精神的な被害者が益々多くなると警笛を鳴らしているのだが。・・・・・・・・
このマンションについて
マンション室内、高線量 新築、汚染石使用か 福島:2012.1.16産経
福島県二本松市は15日、昨年7月に完成した同市内のマンション1階の室内で、毎時0・9~1・24マイクロシーベルトと屋外より高い放射線量が検出されたと発表した。コンクリートの基礎部分は、東京電力福島第1原発事故により計画的避難区域となった同県浪江町の砕石場の石が使われており、市や国などは原発事故で汚染された石が原因とみて調べている。 市による子供の被曝(ひばく)線量調査で、このマンションの1階に住む中学2年の女子生徒の線量が昨年9~11月の3カ月で1・62ミリシーベルトと高かったことから判明した。
市などによると、マンションは3階建てで12世帯が入居。線量が高かったのは1階の4部屋で、うち2部屋は、県の借り上げ住宅として南相馬市と浪江町からの避難住民が生活している。県が転居先を手配する方針。 マンションの周辺の放射線量は地上1メートルの高さで毎時0・7~1・0マイクロシーベルト。2、3階の室内では毎時0・1~0・3マイクロシーベルトだった。 (以下省略)
最高値1.24マイクロシーベルト/時とは、10.862㍉シーベルト/年となる。放射能汚染建物となり、住むには不適格で住民は移転することになり、この建物は壊される運命になるのだろうか?あくまでも、この建物に24時間、365日いた場合の計算なのだが。
そもそも、放射線1㍉シーベルト/年以下でなければ、健康に被害が出るという説は、科学的に、臨床的に正しい説なのだろうか。未だにラジウムが床下で発見されたあの家の住人の健康状態に関しての顛末が発表されていない。この家に親子数名が10年以上住んでいて、なんの健康被害もなかったと云われている。
放射能汚染建物については、先例がある。マスコミもこの有名な事例をもっと調べてほしい。
台湾北部で1982年に完成した約1万人が居住する1,700戸の大規模マンションであるが、鉄筋コンクリートにコバルト60放射性元素が混入していて、住居内放射線レベルが極めて高いことが1992年に発見された。
γ線の測定で、明らかにコバルト60によって汚染されていることがわかり、居住初年度の1983年には、最高で1年間1Sv(通常の1,000倍)近く被ばくをした住民がいたことが推測されている。放射線レベルの特に高い部屋に住んでいる人は1,000名程度で、この人達の受けた初年度の平均年間線量は525mSv、つまり通常の約500倍であった。このマンション居住者の1983年頃に受けていた平均年間線量率は約73mSv/年であった。
マンションの放射線レベルがこのように高いことが発見されたのは完成後10年も経過してからで、原因がコバルト60によることも確認されているので、完成直後はどのようであったかについてはコバルト60の5年あまりの半減期から逆算したものである。もちろん、現在は年間の放射線レベルは1983年当時の1/10以下になっている。
さて、このマンション居住者のがん死亡者はわずかに7名であり、これは驚異的な値である。なぜかといえば、この台北地域のがん死亡率は年間10-3あまりで、この死亡率から20年間にマンションの住民約10,000人のがん死亡者数を計算すると200名程度ということになるから、これに比べると7名というのはがん死亡者数が5%以下になってしまったということになる。
以下補足
初年度1983年に、高放射線量平均525㍉シーベルト/年を住民の約1000名が受けていたと。また約1万人が平均72.9㍉シーベルト/年を受けていたことが、1992年約10年後に発覚された。そして19年後に臨床統計を取ったら、ここの住民については、ICRPの癌になる想定確率から計算すると、1万人中、270人は発祥するだろうという予測に反して、7人しか癌死亡者は出なかったそうだ。因みに台湾での癌死亡率で計算すると、206人の予測値なのに。これは、実際の検証からだ。
もう過去に放射線による健康被害は、偶然ではあるが臨床的に人体実験的に記録が為されている。なにか不思議だが、ある程度の線量までなら、返って体には良い効果を及ぼすことが推測されていて、ICRPの勧告データは、過剰安全率過ぎるのでという根拠にもなっている。ナンセンスだとも云われている。
また、最近の考え方としては、年間累積という考え方はナンセンスだという考え方も出ている。
癌のメカニズムから考えても「毎時*μSvだから年間*mSv」という計算には意味がなく、放射線が大量のDNAを一挙に破壊する瞬間の最大値が問題である。したがって年間線量を基準にするICRP勧告には科学的根拠がなく、「内部被曝」で生涯に何Sv被曝するといった数字にも意味がない。
その放射線の最大値が、いままでの臨床記録では、年間積算の100㍉シーベルト⇒11.42マイクロシーベルト/時が、一つの目安で、それ以下の線量では確実に大量にDNAを切断して修復力を損なうような事態にはならないだろうという説の方が説得力がある。これは、広島・長崎、チェルノブイリ事故の検証データでも一致している。
民主党政権もICRPの過去の勧告などに囚われないで、科学的な見地からこの放射線線量における、適切な基準線量を科学者、医学者と一緒になって世界に向かって発信すべきと思う。オイラの考える安全を見た基準線量は、10マイクロシーベルト/時が適正だと考える。
結論としては、今回の放射能汚染と云われているマンションに永久に住んでも、健康に影響することはありません。もしかしたら、返って健康状態は良くなるかもしれません。
一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の動画
オイラとしては
中川恵一氏(東京大学医学部附属病院 放射線科 准教授 緩和ケア診療部 部長)
の説の方が正しいと思う。
1時間半の講演動画だが、是非ご覧いただきたい。
東大には、逆説の児玉教授もいるが、
上品に彼を否定しているところが面白い。
東大・中川氏 正しい放射線・放射能・被ばくに関する対応とは
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コメント
こんにちは
うーん、ここでのあなたの言う
科学的、というのは
赤の他人の、それほど危険でない
と言う結論の出せるデータを
鵜呑みに飲む、という意味のようですね。
(同じ鵜呑みでも、危険である、とのデータを
信じる方が、どちらかというと
より合理的ですよね。)
なんというのか、東電から9億もらってる人の
ことをとやかく言うよりも
「疑われて当然」という前提のこの状況下で
安全であること、それほど危険でないことを
信じてもらうためには、
何をすれば良いか、
ということを真剣に考える必要があると思いますね。
「何を言えば」「どんなデータを並べたら」
が有効だとはとても思えません。
私は、総理大臣がそのコンクリで作った
マンションに一家諸共住んで見せること
ぐらいしか思いつきませんが。
投稿: | 2012年2月 3日 (金) 12時53分
私は、この説の方が説得力があると思うが。もともと反原発・反核の多い民主党政権だから、このような混乱を引き起こしているのだろうと考える。もっと「放射線と癌」の専門家が、テレビメディアに出てくるべきだ。
以下引用
宇宙で地上の100倍もの放射線を浴びる宇宙飛行士たちは長命で元気
ICRPの2009年の放射線の安全基準値勧告では、緊急時20~100mSv/年で、平常時は1mSv年未満。しかし、日本は福島原発事故が起きる以前から宇宙や大地から浴びる放射線、あるいは食物から取り込む放射性物質は年間平均で1.5mSv。世界平均では2.4mSv年。宇宙では地上の100倍もの放射線を浴びることになるが、皮肉にも、大量の放射線を浴びて帰還した宇宙飛行士たちは元気で、総じて長命であるといわれている。
三朝温泉地区はラジウムやトリウムなど放射性物質を含む花崗岩が土壌に多い。ここで浴びる放射線・放射性物質の累積は4-5mSv/年、当然、土壌からの作物や飲用での内部被曝もある。三朝温泉では岡山大学三朝医療センターと共同でがんや難治性の疾患に取り組んでいるが、近畿大学などの協力も得て、37年間の疫学調査を解析したところ、全国および温泉地区周辺と温泉地区との比較では、とくに温泉地区のほうが全がん、肺がんなどの死亡率が半分近いことが明らかになっている。他にも、中国陽江地区は5.4mSv/年、ここでは中国の他の地域に比べ、肺がん死亡率が73%、胃がんは48%と低いことが報告されている。
「直線仮説」を否定するかのように放射線・放射性物質の累積値が高いほどがんの発生率が低くなっている。わざわざ、がんを治すために、ラジウム温泉のメッカである、玉川温泉やオーストリアのバドガシュタイン温泉のような高放射線の所に長期滞在で詰め駆ける人々も大勢いる。これを国際放射線防護委員会(ICRP)はどう説明するのだろうか。自然放射線も人工放射線も、放射線の性質に違いはない。
1927年のH.J.MullerによるDNA修復能の無い雄ショウジョウバエの実験から、放射線は微量でも毒とする「直線仮説」を50年来押し通してきた国際放射線防護委員会(ICRP)。一方で、この30年間に蓄積された、低線量・低線量率の放射線量が人体に有効であるという検証報告は3000にものぼる。原発の是非を巡る報道ばかりがされ、肝心の放射線の安全基準値がどのように設定されているのか、あるいは放射線・放射性物質の健康効果については、ほとんど表にでることがない。
メディアは、ニュートラルな立場で報道を行うべきである。それこそが、放射線・放射性物質に対し、「正しく怖がる」という国民の意識の確立に繋がるわけであるから。 ・
投稿: 名無しのゴンベイさんへ | 2012年2月 4日 (土) 16時21分
今回の原発事故直後、大学教授や評論家によって「安全」、「大したことはない」といったことが繰り返し報道されたが、その多くは、自説を事実であるかのように説くばかり。政府や東電の意向をくみして発言する「御用学者」の存在も明るみになった。
上記動画の学者がそうとは言わないが、殊更安全ばかりを強調して懸念すべきことに触れない姿勢はどんなもんでしょう?
放射能被害の結果が出るのは数年後以降のこと。
心配な人に強要してもしょうがないと思う。
投稿: | 2012年2月 4日 (土) 19時34分
「がん死亡率」は低くても癌の発生率がけた違いに多かった。そしてそのマンションは健康な若いニューファミリー層が多く入居。もう一度調べなおしてみることをおすすめしますよ。http://japan.nonukesasiaforum.org/japanese/backno/no29/con3.html
投稿: 名無し | 2012年2月13日 (月) 20時27分
名無しさん
http://japan.nonukesasiaforum.org/japanese/backno/no29/con3.html
これは、原告側の報告ですね。もう少し客観的な報道でないと、反論にはなりません。そして反論の事例データーもないですし、判決文の概要もありません。他の理由で勝訴ということもよくあります。
2審がどうなるかですね。
投稿: あずき豆 | 2012年2月14日 (火) 18時09分
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: ビジネスマナー | 2012年4月18日 (水) 15時11分
はじめまして。ネガ台湾と申します。
台湾の放射能問題について調べています。
台湾の放射能汚染マンション問題は深刻なのです。
真っ先に除染が行われたのは、何と台湾電力の社宅でした。
台湾電力は原子能委員会(台湾原子力委員会)と並んで、推進派です。
もし本当に安全であるならば、そのまま放置しておくでしょう。
今や原子能委員会でさえも、年間1ミリシーベルトを遵守しています。
他国の原子力委員会が下した判断、そして行われている除染活動を「放射線怖い」と愚弄するのはいかがなものかと思います。
リンク先は放射能汚染マンションに関する原子能委員の頁です。
http://www.aec.gov.tw/category/輻射安全/輻射屋查詢/4_30.html
投稿: ネガ台湾 | 2013年2月 8日 (金) 21時30分