小沢被告裁判の小沢証言で、小沢一郎という虚像が白日のもとに晒されました
小沢被告12回公判(10日)の(1)~(11)、13回公判(11日)の(1)~(11)を産経で読んだのだが、やはり、この男、予想通りの政治屋(議員ゴロ)だったね。
【小沢被告第12回公判(1)】「剛腕」ついに事件を語る…秘書は「手足」「すべて任せた」
【小沢被告第13回公判(1)】ビニールに包まれた4億円「どこの銀行か」指定弁護士の追及再開
いまさら、何をおっしゃいますかだが。国会での証人喚問でも、司法における裁判でも、禁治産者の真似をして、「私は知らない」、未だに「報告書は一度も見ていない」、「記憶にない!」、「私は忘れっぽい」などを連発。
ママから毎月3,000万円贈与されていた鳩ポッポも、禁治産者の振りをして、「皆さん信じられないかもしれないが、そのようなことがあったのです」と。小沢真理教信者の皆さん、未だに目が覚めないのか?
そういえば、オウム真理教の麻原らに洗脳された信者の一部は未だに脱却できないらしいが。小沢の場合は、多分カネが行き渡っていて、そのカネがニコチンのごとく作用していたと見るが。媚小沢の江川紹子はどっちなのだろう・・・・・・・
もう数年前から、この問題が起こっているのに、自分に不利なことを質問されると、急に記憶が無くなってしまう。
まぁ、裁判というのは、無罪になるか、有罪になるかの攻めぎ合いで、”善意”と”悪意”が重要な決め手となる。善意とは、全く知らないで、行為を行なうこと。悪意とは知っているのに知らないふりをして行なうこと。そのどちらかで有罪・無罪が判定される。小沢はこの善意のふりをして、知らぬ存ぜぬを突き通した。
政治資金規正法違反も過去数え切れないほど問題になり、国会で追及され、自殺した国会議員もいた。そんなことはご承知な筈なのに、その報告書を未だ見たことがない、感心がないと平然と居直り証言だ。また秘書の会計責任者についても、会計業務は全くの素人だったと。だから秘書が間違えたのであって、自分には責任はないと。全て秘書のせい。
本来小沢には、その会計責任者について、採用責任と監督責任があるのに(罰則規定もある)、そんなことにはかまっていられなかったと。自分はそのようなチマチマしたことではなく、天下国家を考える大きな仕事があると。立法府、行政府の一員が、国民の浄財も入っている政治資金について、それを司る法律を無視して、何が天下国家なのだろう。まったく笑っちゃうね!
4月に判決となるようだが、もし仮に小沢が無罪との判決が出ても、この公判での証言から、道義的に無実ではない。あくまでも裁判では、決定的な証拠のない場合、裁判官の恣意裁量で判決が出されるからだが。磁器の皿を石張りの床に落とした場合に、割れるか割れないかで判断がなされる判決を願うのみだが。
この公判をよく纏めてある◎小沢裁判、深まった「疑惑の心証」さんから引用すると
民主党元代表・小沢一郎の弁護団は、2日間にわたる被告人質問について「証言がぶれなかった」と無罪への手応えを感じているようだが、何を聞かれても「記憶にない」「秘書がやった」を繰り返させておいて「ぶれなかった」もないものだろう。焦点は事件への小沢の関与を浮かび上がらせることが出来たか、裁判官に「疑惑の心証」を深めさせたかにある。その点では小沢は土俵際徳俵で体勢を辛うじて維持している状態だろう。
「語るに落ちた」と言う言葉があるが小沢の場合は「語らずに落ちた」という側面が濃厚だ。知らぬ存ぜぬまではいいが、いくらなんでも、今現在に至るまで「収支報告書は見たこともない」はあり得ないだろう。過剰防衛が裁判官の心証に作用することは間違いない。追及側の指定弁護士にしてみれば、もともと小沢が「秘書任せ」で逃げ切ると踏んできたのであり、裁判長以下3人の裁判官に「クロ」へと傾かせる材料を提供できれば十分な成果であったと言える。結果はどうかと言えばカネの流れの不透明さは一段と深まり、4億円もの大金の扱いを「すべて秘書任せ」であることの不自然さを浮き彫りにさせることに成功している。
中略
さらに4億円の原資について前日、印税や議員報酬などを挙げたが、指定弁護士の指摘によれば、印税や議員報酬の払込口座から億単位の出金はなかった。加えて自分が原資を用意したにもかかわらず、利子を支払ってまで銀行から4億円の融資を受けたという、怪訝(けげん)きわまりない行動についても、小沢自身が自ら融資書類にサインしていることが明らかになった。これらの新事実は小沢の関与を濃厚に印象づけ、冒頭述べたように「語らずに落ちた」ものと推定しうることであろう。
こうして、小沢の秘書一任戦略と知らぬ存ぜぬ答弁は“馬脚”を現していると見ざるを得ないのだ。こんごは2月に、焦点の元秘書らの調書を証拠採用するかどうかを経て、3月の論告求刑、4月の判決へと進むが、小沢にとって土俵際のうっちゃりは極めて困難になってきたと推測する。
野豚首相は、9月後半の判決で小沢の秘書3人が無罪判決になるかもしれないという憶測から、小沢の子分の一川と山岡を党内融合とかなんとか言って、組閣に入れたが、その後有罪判決が出た。もう小沢に媚を売ることは止めたのだろう。そして、小沢派の反対する消費税増税に舵を切った。これで小沢被告公判は、11日に終わり、情勢とすれば、五分五分かもしれないが、小沢の証言から、国会議員としての、政治家としての評価は、奈落の底に落ちたようなもの。共産党は小沢一郎を証人喚問せよと息巻いている。
もう野豚の頭から、小沢はぶっ飛んでいるだろう。13日、明日予定している内閣改造は、小沢と癒着してきた議員は排除で決定となるだろう。まさに民主党は真っ二つに割れることになる。
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オザーサン!
長かったね。
オイラ達、一般庶民は、
あんたを、ただ笑いものにするしか力が無いんだよ!
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コメント
いまだに豪腕小沢の幻影を抱く者達よいい加減に目を醒ませ。
未だ小沢に幻影を抱く者達は、この裁判は勝てるとか無罪判決を勝ち取れるとか思っているようだ。
裁判に勝さえすればそれでよい、裁判に勝てばそれが正義だと思っているようだ。
だがお天道様はちゃんと見ている。
推定無罪と言うのは一般人に対してだけ有効である。
政治家に対しては推定有罪で臨まなければ政治倫理は糺せない。
麻原が世界を救う救世主ではないように小沢が首相になったとしても政局はすきでも政策能力が無い小沢はなにもできず経済は好転しない。
投稿: 赤犬 | 2012年1月13日 (金) 11時55分
小沢氏が、自身が代表を務める資金管理団体、陸山会の政治資金収支報告書について、これまでも自身の公判が始まった後も「見たことも、内容について報告を受けたこともない」と言い切ったことです。
あるいは法廷戦術であるのかもしれませんが、これは小沢氏のこれまでの主張に照らすと許し難い言いぐさです。小沢氏はこれまで、
「私の政治資金の処理においては、使途不明の資金や他の経費の付け替えなど不正や虚偽記載は一切ない」(平成19年1月23日付産経)
「大事なのはディスクロージャー、オープンにすること。違法行為は司法が取り締まる。妥当性はオープンにすることで、税金を納めた国民、献金した国民が判断する。オープンにされていなければ国民は、判断のしようがない」(同年2月28日付毎日)
などと繰り返し強調し、自身の政治資金収支報告は国会議員の誰よりも透明だと主張してきました。これを真に受けた小沢氏シンパのジャーナリストなどは、自分で調べもせずに、小沢氏は誰よりも情報公開をしているなどど書いていましたが、なんのことはない、小沢氏自身が自分の収支報告書のチェックも何もしていないというわけです。なんとばかばかしい。
鳩山由紀夫元首相は幹事長時代の平成21年3月に、小沢氏の政治資金について
「小沢代表はすべての政治資金の収支、入りと出を1円単位まで、非常に厳密にオープンにされている。まさに政治家の鑑のような存在で、ディスクロージャーを旨として行動されている政治家代表だ」
と臆面もなく持ち上げ、後にフジテレビ番組で、実は小沢氏の政治資金収支報告書を見たことはないと「告白」していましたが、結局、東京地裁での証言が事実ならば小沢氏も鳩山氏と同じレベルでものを言っていたということになります。ああ、くだらない。自身の収支報告書も確かめないで無謬を誇り、無罪を主張してきた?……はいはい、何とでもおっしゃい。
ちなみに、小沢氏は平成21年3月の党代議士会で、近藤洋介氏から
「素性のなかなか分かりにくい団体から、なぜ長期間にわたって数千万円を超える献金をもらい続けたのか」
と聞かれた際、文書で次のように答えました。
「収支報告書に正確に漏らさず記載させていただいております。収支報告書は総務省のホームページでご覧いただけますので見ていただければと存じます」
……収支報告書をいくら見たって、「なぜ」という問いに対する答えなど見つかりません。この肝心の収支報告書を小沢氏は見たこともないと胸を張るわけですが、この人を小馬鹿にしたようなやり方こそが、小沢流ディスクロージャーの正体であり、その実、有権者にも所属議員にも何も本当のことを公開しようなどとしていません。
阿比留瑠比さんより
投稿: 陳湖臭 | 2012年1月13日 (金) 16時21分
ここまで来ても、ネットでは、小沢真理教信者は小沢一郎待望論に期待している。まぁ、私は小沢一郎筋の書き込み要員の仕業だと思っているが。1コメント500円が相場だそうだ。
証人喚問を逃げまくっている御仁が、なんで内閣に入れるの。小沢が首相以下閣僚になったら、毎回国会で追及されるよ。もちろん偽証罪に問われることはないにしても、1ヶ月は持つまい。小沢自身だってそんなことは百も承知だ。
せいぜい、党三役しかないが、それとて追求されることになる。ということは、首相はおろか閣僚になるなんてことは今や無理。
多分次の選挙では当選は果たせなく、単なる国民の一人になるだろう。それが一番良い。お前は政治とカネで、ここ20年間日本の政治を歪めさせてきた張本人なのだから。
投稿: ジジババ | 2012年1月16日 (月) 12時03分