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2012年1月 4日 (水)

新年おめでとうございます。今年最初の記事は大晦日の”朝までテレビ”からです

新年おめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

年末からの3日間は、家族全員集合で大変賑やかでした。大晦日は、全員でクラッカーの合図とともにジャスト新年を迎えました。1歳・2歳・7歳の孫共に居間が占領され、おもちゃ類で足の踏み場もないほどでした。まるで動物園に来ているような。正月は、人生の変化とともに、過ごし方が毎年変わって来ました。父親が健在の頃の正月、逝去した後の正月、孫のまだ居ない頃の正月、孫が幼児のころの正月(今ココ)、そしてやがて孫が少年少女の頃の正月。一度とてまったく同じ正月はないだろう。やはり家族は最高の宝物なのだと、しみじみ感じます。3日の午前に全員帰りまして、玄関に紙おむつを入れたビニール袋がところ狭しと、数多くヒカリ輝いて並んでいました。これらも小さな宝物かもしれませんね(笑)。

3日の午後は、みかん段畑のBBQ場で、中国蘇州からのイサ坊と三島のトシ坊と夕方まで3人でBBQをしながら、ワインで飲み語らいをしました。傍の焚き火場でガンガン火を燃やしながら。農作従事者しか出来ない特権です(自畑枝木を燃やすことは違法にはなりません)。野外ですから、他の人に気兼ねなく大きな声でヨタ話が出来ることは貴重です。火を見つめながらのお喋りは、テンションが上がってきます。

さて本題

やっと、今日から平常運転となりました。大晦日の”朝まで生テレビ”の録画を観たのですが。・・・・・・

今回は福島のスタジオで行なわれたとか。原発問題に絞って討論された。

司会: 田原 総一朗

パネリスト:

石原洋三郎(民主党・衆議院議員、福島市)

森まさこ(自民党・参議院議員、いわき市)

飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

石川正純(北海道大学大学院教授<医学研研究科>)

上杉隆(社団法人 自由報道協会代表)

木元教子(評論家、元内閣府原子力委員)

高妻孝光(茨城大学大学院教授<応用粒子線学>)

澤昭裕(国際環境経済研究所所長)

たくきよしみつ(作家、「裸のフクシマ」著者)

奈良林直(北海道大学大学院教授<原子炉工学>)

蓮池透(元東京電力原子燃料サイクル部部長)

藤田浩志(地元農業経営者)

山本太郎(俳優)

その他、県内出演者約30名

折角のこの番組に少しは期待をしたのだが、まったく空振りだった。出演者の顔ぶれは、毎回、番組スタッフと田原が決めるだろうが、どのような選考基準があるのか知らないが、山本太郎・たくきよしみつ・上杉隆なんては最悪だった。毎回この番組は少しオカシイのも入れておくのが恒例なのだが、昨年そして今年も重要な原発・放射能問題に、マッチポンプのような風評をさらに盛り上げるような方向にもっていったように感じた。

こいつら、これらの問題を利用して、一旗挙げようとしているかに見えて、不愉快になりながらも、断続的ではあるが最後まで録画を見通した。この3人に共通していることは、原子力・放射能問題に関して、ロジカル(理論的)ではなく、終始エモーショナル(感情的・観念的)な発言しか出来ない。それを厚顔無恥のパフォーマンスで理路不整然に喋り捲る。まるで時代のヒローにならんとしているように。

番組では、この世には、このようなどうしようもないヴァカもいることを示すつもりなのか、又は、まともな考え方の一つとして採用しているのか。前者だとすれば、賢明だが余計なお節介であるし、後者だとすれば、この番組制作者達は、どうしようもないヴァカの集まりなのか。

田原総一朗も、入れ歯なのか喋りがフワフワしてきて、聞きとれないことが多くなった。彼なりのポリシーはあるのだろうが、討論の内容も質的に大変低下していて、単なる被害者の会的討論に終わったのが残念だったね。

事故から9ヶ月経って、未だに微量放射線量の恒久的被爆による現実的な人体に対する影響から逃れるには、1㍉シベルト/年以下でなければいけないのか?20㍉シーベルト/年以下でなければいけないのか?50㍉シーベルト/年以下でなければいけないのか?100㍉シーベルト以下でなければいけないのか?

ICRP(国際放射線防護委員会)wikiより

国際放射線防護委員会(こくさいほうしゃせんぼうごいいんかい、英: International Commission on Radiological Protection、ICRP)は、専門家の立場から放射線防護に関する勧告を行う民間の国際学術組織である。ICRPが出す勧告は、日本を含む世界各国の放射線障害防止に関する法令の基礎にされているが、実際の資料に基づいていないため、虚偽の情報と指摘されている。

ICRPはイギリスの非営利団体(NPO)として公認の慈善団体であり、科学事務局の所在地はカナダのオタワに設けられている。 助成金の拠出機関は、国際原子力機関や経済協力開発機構原子力機関などの原子力機関をはじめ、世界保健機構、ISRや国際放射線防護学会(International Radiation Protection Association; IRPA)などの放射線防護に関する学会、イギリス、アメリカ、欧州共同体、スウェーデン、日本、アルゼンチン、カナダなどの各国内にある機関からなされている。

ここでの勧告が、今回の日本での基準となっているようだが、まぁ、これが”神の声”扱いになっている。しかし、過去の臨床例の蓄積でも、100㍉シーベルト/年以下では、確実に将来これが原因で、ガンを発生させたという事例はなく、あってもその確率は限りなくゼロに近いという結果が出ている。つまり他の原因の間に埋もれてしまって、臨床結果を出しようもないということ。

また、次々普及化している放射線治療における被爆との比較上の矛盾なども多く出て来ている。現在での勧告は2007年に出されたのを採用しているが、大元の根拠は1928年ごろからの理論を延々使っている。

自然放射線被爆では、世界各地には、イランのラムサールのように100㍉シーベルト/年の場所で、子供が生まれすくすく健康に育っている場所も沢山あるし、宇宙飛行士は、宇宙に滞在している数ヶ月には、おびただしい量の被爆をし続けていても、その影響でガンが発生したなんて存在していない。国際線の客室乗務員も大量の被爆をしていることになるが、20年のベテラン乗務員にこれが原因で発祥した記録もない。

毎日食する食べ物、とくにカリウムの量の多いバナナや乾燥海草も多くの放射線を放つ。だから、常時人体は100ベクレル/㎏の食物放射線を体内に持っている。体重70㎏なら7000ベクレルを体内に持っていることになる。

世界一の長寿国となった日本は、それに比例してがんの発祥率も当然高くなる。

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これら以外に常体温36.0℃以下の低体温症の人も、がん細胞が低体温を好むため、また低体温で免疫力が低下するため、がんになる確率は増えるのが定説だ。

これ以外に、学説として放射線治療の被爆も考えられるが、これらは臨床的には、まず問題がないということになっている。これを危険だと煽る学者も従来からいた。胸のレントゲン撮影やバリウム検査でがんになる確率が増えると。

100㍉シーベルト/年以下の被爆とは、そのような範疇にはいるのではなかろうか。福島産の農産物が、何々は***ベクレル/㎏以下は市場に出してはならない、それらは国が買い上げ保証するとかやっているが、来年は、再来年は、これずっとやっていくつもりなのか?何か、根拠の曖昧なものに、物理的不可能な数量(常識的に食べられない量)を掛け合わせて、これが危険だと。掛け算、割り算、引き算、足し算の世界でもおかしな理論がまかり通って、やれ賠償だの保証だの除染だのと、数兆円の血税がばら撒かれる結果に邁進している。マスゴミもそれを煽る。

微量放射線量の恒久的被爆は、100㍉シーベルト/年以下では、明確に癌などを発祥した症例はないという、今回の出演した研究者もいたのだが、そのような声は消されてしまって、なんの進展もない結果で討論は終わってしまった。本来はこの一番重要であり、基本ともなりえる微量放射線の人体に与える影響について、集中的に議論を進めて欲しかった。

最後に田原を無視して山本太郎が「後ろの福島の人に聞いてみましょうよ!」と煽ったのが最後のシメとなってしまった。以後このような鬱陶しい人物は出してもらいたくないというのが、オイラの感想だ。スタジオ内なのに、この男、ベレー帽被って、マフラー巻いて、・・・・・。お前は一体何しに来たんだよ!それほど目立ちたのか?アホタレントよ!

一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の動画

 

誰かが、昨年の地震発生の状態を、動画として作成してくれた。これが一番わかり安い。気象庁も莫大な予算を使っておきながら、やることはチンケだからねー。

 

特に3月9日から、11日の大地震に至る過程でどのようなことが起こっていたのか。またその後、余震がどのように続いたのか大変分かり易い。

 

少なくても、3月10日の時点で、政府筋は大地震に繫がりそうだと一報を発表さえすれば、津波で1万人は、少なくても数千人は助かったのではないのか?まことに残念だった。

 

9日の日から、動画停止をしながら注意深く観て欲しい。

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コメント

原発事故の当事者である日本で、本格的に放射線が人体に与える影響を科学的、生理的、臨床的に明確に確立できないということは、それだけ劣化しているというこではないのでしょうか?

これは今の民主党政権が非常に劣化しているということの証明にもなるかもしれません。民主党議員の半数はこれまで、とにかく放射線はケガレで怖い怖いを煽ってきた連中です。米国の原子力船が日本に来れば、なんとかあらを探そうと、船に近づいて計量するぐらいでしからね。

日本の初の原子力船むつは、とうとう潰されてしまいました。技術力はあっても、これらの反対で原子力船を造船できませんでした。

とにかく、この問題でも、民主党政権は、ボタンの掛け間違いをしたのです。

投稿: 久美子 | 2012年1月 5日 (木) 08時03分

飛行機事故と原発事故は、確率が低いという点でよく似ているが、大きな違いがある。

共産圏という特殊な条件で起こったチェルノブイリを除くと、原発事故の死者はゼロなのだ。それが数百人の死者を出す飛行機事故以上に騒がれるのは、アリソン氏もいうように冷戦時代の古い線量基準で被害を「想像」しているからだ。おまけに日本では、役所の事なかれ主義が問題をさらに悪化させる。

医療用の画像診断に用いられる放射線は、患者に対し内部または外部の放射線源から照射することで、1回当たり5~10mSvの被曝量である。

日本政府が最近定めた放射能セシウムの基準値まで汚染された肉を食べて、この放射線量と同じ量だけ被曝するには、およそ4ヶ月の間に1トンの肉を食べなくてはならないのだ。

投稿: 陳湖臭 | 2012年1月 5日 (木) 14時23分

これ読むと放射線について勉強になります。

http://gepr.org/ja/

これら論文は、福島原発事故以前のものです。

投稿: aiyaa | 2012年1月 5日 (木) 15時01分

山本太郎に関して言えば、善意なのかどうなのか?
本当に熱くて、正義感でやっている行動なのかもしれませんが、その行為が実は福島県民を傷つけているということを理解していないのなら、とんだ馬鹿野郎ですね。

申し訳ないですが、彼の家庭環境が、彼をそのような性格にしてしまったのかも…と思わずにいられません。
私的には太郎のような、でしゃばりで、トンデモ勘違い男は迷惑な存在です(苦笑)

投稿: ノラネコ | 2012年1月 6日 (金) 16時46分

山本太郎がベレー帽を被ってのスタイルは
完全にバズビー教授にあやかってのこと。つまり彼の真似。

で、このバズビーって最近とんでもない詐欺師であることが発覚した。どうするのかね、山本太郎君

http://green.ap.teacup.com/pekepon/638.html#comment

投稿: hyoutann | 2012年1月18日 (水) 11時15分

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