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2011年12月 3日 (土)

旧市街地と開発地域とのアンバランスなシンガポール。それだけに面白いことが満載な国なのだ。

前記事の続きです。

このシンガポール島は、東京山手線内のエリアと面積が同じくらい小さいのだが、それでも山なぞなく、ほとんど平地なので、よく想像して見れば結構広いものだ。まぁ、全島一周するには、車で2時間もあれば足りてしまうと云われるが。この島の南端にあるマリーナ地区、オーチャード・ロード周辺、近隣にあるセントーサ島と結びつき、超高層のホテル、オフィイスビル、商業ビルが立ち並んで、もっとも現代的開発区となっている。

北側、マレーシアと河のような海峡に近い地域は、HDB(公団住宅)の高層ビル群、工業団地となっているようだ。しかし南部中心地には、いくつも旧市街地地区は残っている。もちろん観光のため、エスニックな空間を楽しめるようにとの戦略もあるのだろう。過去リー・クワンユーは、「全てを新しく」をポリシーにしていたが、例えば従来から広大な面積として残っていたチャイナタウン地域も全て取り潰して、再開発をしようとしたが、住民の反対で地下鉄チャイナタウン駅周辺は、保存地域としたようだ。

エスニックな雰囲気を味わうために、このチャイナタウン・アラブ街・リトルインディア(インド街)も訪れた。南端の開発区よりチョイ内部にあるが、観光客には面白い雰囲気だった。アラブ街では、18S$払って、水パイプで煙を吸った。45分ぐらい吸っていられるのだが、時間がないので、15分ぐらいで止めたが。弱いニコチンが含まれているとのことだが、全然オイラの脳には、変化がなかった。・・・・・・・・

(以下画像クリックで大)

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シンガポールでは、清潔を旨として、ゴミの路上でのポイ捨てなど厳しい制裁があるというので、身構えていたのだが、それは主に南端地域の開発区が中心なようだ。取り締まる警官がいるわけでもない。まぁ、初期の啓蒙中は厳しく取り締まったのだろうが。

また、特に旧市街地では歩きながらタバコを吸っているのも多く見かけた。しかしタバコは結構値段が高く、平均1箱700円前後か。

Dscf9116_r このようにポイ捨ても、たまに見かけた。

Dscf9093_r タバコの値段は、10S$前後でだいたい700円前後

旧市街地のゲイラン地区に行くと、かなり庶民的というか、清潔さとは縁遠い雰囲気となっていた。丁度季節的には、あの美味しいが匂いが強烈なドリアンの季節。この匂いのせいか、どこにでも売っているわけではなく、このゲイランともう一つの旧市街地のみで売っているとか。

Dscf9048_r オイラ、日本の”クサヤ”も大好きだから、ドリアンの匂いなど屁でもない。実だけ取り出したのを注文して、テーブルでむしゃぶりついた。濃厚なネットリとした味だ。

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地下鉄に関しては、メインラインが4ラインあり、枝ラインが他に4ラインあり、全土を網羅している。比較的に新しいので、大変現代的であり、構内規模も大きく、清潔である。

Dscf9109_r 自動改札。チャージできるカードを購入して、そのカードをポイントに当てると、遮断が開閉する。

Dscf9094_r ホームは、ドア開閉。危険防止、飛び込み防止が図られている。

Dscf9096_r ホームには、この線の停車する駅名が表示されていて、外国人にも大変分かり易い。もちろん車内にも同じような表示がされる。東京の地下鉄より分かり易いと思った。

Dscf9099_r エスカレーターの乗り方は、左側が立ちで右が歩行の関東式で、逆の米国や関西式ではない。ここはラインが重なる駅で規模も大きくなる。

Dscf9108_r 地下鉄でも駅によっては地上にあることもある。

さて、南端地区の開発地域なのだが、こんなに急激に投資をしていいのかよ!って程、急速に開発がされている。昨年完成した”マリーナ・ベイ・サウンズ”にも行って来た。これ以上の高層なランドマークはない。

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地上階・地階には、カジノがあり、会議場やらもあり、上階はホテルとなっている。屋上にあるあの有名なプールは宿泊のみ利用できる。一般客は、この船のデッキをイメージした船首部のデッキに行くことができる。エレベーターで一気に最上階へ。10S$の切符を買うことになる。カジノはシンガポールでは、こことあともう一ヶ所ある。

Dscf9037_rラスベガス・マカオと変わらない風景だった。

面白いことに、カジノだが。シンガポール人は中に入るのに100S$(約6,500円)を出さなければならない。もちろん年間パスを買えば、1回当たりのコストは安くなるが。外国人はパスポートを見せて、無料で入場できる。政府としても、自国庶民が”木枯し紋次郎”のようにバクチ打ちになっては困るのだろう。しかしそれでもお客はシンガポールの華人が多いそうだ。華人は賭博が好きな民族性なのか?いやもしかして、日本人もそうかもしれない。オイラの友人でも1人いる。

昨年までは、このスカイ・トップのデッキでは、プールサイドの通路から、プールを眺められたらしいが、今回船首にあたるデッキにしか開放されていなかった。水着のプール客がきっと嫌がったのだろう。

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ともかく、これだけの投資を、特にここ15年ぐらいで急速にやってしまっている。これ完全に不動産建設バブルではないだろうか?各ビルのテナントは埋まっているのだろうか?余計な心配が先に経つ。また競い合っての斬新というか奇抜なデザインの超高層ビル群だ。

華人系は香港も同様に、”風水”の考え方もデザインに繁栄させる。だから建物の中間に龍が通り抜ける開口を設けよ!とか、ここに出っ張りを設けよとか。それによってますます奇抜なデザインとなるわけで。まぁ、面白い建物が多い。

Fさんが面白い建物があると連れていってくれた。まこと奇抜な商業住居ビルだった。カメラの腕前が悪いわけではなく、建物は湾曲しているのだ。

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で、なにか窓に柄が入っているようなので、注意してみると

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なんと、内側に日差しを防ぐ為に新聞紙を貼ってある。売れて人が入っていれば、カーテンかブラインドのはずなのだが。多分ほとんど売れていないのか?または投機で買ってほっぽり出しているのか?このマンション、またはテナントなど、ほとんど売れてはいないのではないかとオイラ訝った。あまりにも奇抜すぎて人気がないとか・・・・。売れなければ、融資をした銀行やファンドが危なくなるのではないか?まぁ、外構工事の職人が数人何やら工事をしていたようだったが。

その他、セントーサ島のユニバーサルやリゾート・ワールドの入り口周辺、動物園にもブラブラ行って来た。家族連れなら結構楽しめる施設満載だった。

オイラ、今回注目していたのが、ラッフルズ・シティーにある”ラッフルズ・ホテル”だ。

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このホテルについては、過去にこのブログで記事にした。

ラッフルズ・ホテル物語:

この上品だった女性は、日本軍占領の3年半、このホテルの支配人だった両親のもとに、ここのどこかの一室で誕生したそうだ。山下中将にも抱っこされたこともあるとか。このスナックには、オイラ2回ほど行ったが、三島のポン友、トシ坊に聞いたら、昨年の暮れか、今年の初旬に、ご病気で逝去されたとか。彼女の両親は懐かしく想い、このホテルに晩年1回だけ訪れたそうだ。しかし、宿泊料があまりにも高いので、このCAFEテラスで、ジュースを飲んだだけだそうで、娘の彼女は訪れることはなかったらしい。ここでなんとなく彼女の顔と、彼女の話を思い出してしまった。彼女は”ジューリー・ロンドン”のボーカルが好きだったみたいだった。合掌

あと、大林組が嘗て施行をした、丸い円筒形の超高層ビルTemasek Towerも見てきました。

私の駐在時代に当社の施工で竣工したビルは最盛期だったため数多くあります   ・DBS ビル   ・トレジャリービル( Temasek Tower ) ・トウンセンタービル   ・NOL ビル   ・チャンギエアーポート コントロールタワー   ・日本人小中学校   ・シンガポールエアーラインビル   ・MRT(地下鉄)の数駅   ・海岸埋め立て工事 等々

日本の建設会社も、多いにこのシンガポールの開発に関与してきたようだ。同じアジア人として、”繁栄の弧”ではないが、今度は各国公平な条約による”大東亜共栄圏”が出来れば理想とも思う。まぁ、EUやユーロでもこんにちなってそのほころびが顕著になってきて、なかなか理想どおりことは運ばないようだ。下手をすると、来年あたりには、EU・ユーロ崩壊、米国、中国を巻き込んだ第1陣の金融・経済不況が訪れるかもしれない。もしそうなった場合には、嘗ての大恐慌クラスだと。

米国・英国発祥の”カジノ的ねずみ講的詐欺金融”の波及で、世界的にカネころがしのバーチャル・マネーに翻弄されて、実体経済がないがしろにされてきた結果が、ここまで事態を悪化させてきたのだとオイラ考える。そうなると、やはり金融立国・貿易立国で近年急速に栄えてきたこのシンガポールにも、そのシワ寄せが相当大きく押し寄せることになるだろう。しかし、そう思ってシンガポールの国債について調べてみると、

Kashita

現在シンガポールの10年国債の利回りは1.7%。日本は1%、米国が2%、スイス1.3%。それに対して、イタリアが7%、フランスが3.2%、小国ベルギー5%、スペイン6.3%などから比べれば、十分余裕のある国家の一つに入っている。このまま金融不況の嵐を持ちこたえることが出来れば、ますますシンガポールは栄えていくだろうと素人考えではあるがそう思う次第です。偉大なる小国、シンガポールに期待します。

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コメント

トレジャリービル、懐かしいですね。建設のため、半年間滞在して図面書いてました。

投稿: しおじぃ | 2014年5月28日 (水) 10時07分

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