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2011年12月 2日 (金)

シンガポールでの食卓事情と自動車と教育について。グルメのオイラにはたまらない国だ。

前記事の続きです。

事前にシンガポールの天気予報をネットで調べたら、滞在期間中は連日30℃以上で、毎日雨と表示がされていた。11月・12月は雨季なようだ。覚悟してゴルフで着るレインパーカーと折りたたみ傘をもっていったのだが、結局使わず仕舞いだった。まず気温だが、空気が乾燥しているのだろうか、日本の夏のようなジメットとした暑さはほとんど無く、もちろん建物に入ればエアコンが効いているが、建物内に入ると日本のようにヒヤッとした違和感がない。だから、天井が高く、天井扇風機、そして多くの外部開口部があれば、エアコンなしでも苦にならない。現にエアコンなしのホーカーズで食事をしたときも爽やかな気分でした。

ホーカーズというのは、もともと英語のホーカー=路上屋台のことですが、それらが1か所に集まって、その中に客席としてテーブルとイスが配置され、各屋台で気に入ったものを買い、テーブルまで持ってきて食べるというシステム。もちろん雨がよく降るので、大きな建屋の中に設置されている。これを真似したのか分からないが、ハワイのオワフ島のアラモアナ・ショッピングセンター等にもにもありますね。

庶民的価格で、ビールと食事で約600円以下で満腹になります。・・・・・・

シンガポール人の食事について

厳密にいうと、ホーカーズ・センターとも云います。そして、ショッピング・ビルの中にあるのを、フードコートと云うようです。また店が2~3軒と少ない場合には、コーヒー・ショップと云われているようだ。オイラには、珍しい1品料理ばかりで、その種類も膨大にある。なんたって、中華風、インド風、マレー風。中華だけでも、広東・福建・四川・上海・北京・潮州料理。合併料理としてプラカン料理まで。ここに住んでいても、味見が仕切れないと思う。

ちょうど、オイラの滞在したホテルと隣接して地下鉄に繫がるモール通路に、フードコートがあり、2回ほどここで食事をした。店内の周囲に各調理販売ブースがある一般的なものだ。とりあえず各所に掲げられているメニュー看板をカメラに収めた。1S$=65円で計算してみてください。(実際の今日の名目為替レート表示では60円だが)

Dscf9137_r フードコートの入り口

Dscf9138_r_2 店内の様子

以下、店内の1品料理とその値段。だいたい1品とライスで女性は満腹になる。300円前後で仕上がる。

(以下画像クリックで大)

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ホーカーズでも同じようなもので、種類はもっと多いかもしれない。このような店が大変多くあるのは、そもそもシンガポール人の一般家庭では、キッチンはあるが、夫婦共働きが多く、家庭で野菜や肉・魚を買ってイチから料理をするのは、普段ないそうだ。家庭で食べる場合にも、これらの店でテイクアウトとして家に持ち帰ることが多い。もちろん、たまには奥さんの手料理をすることもあるそうだが。Fさんの家でもそのようだ。しかし子供はやはり母親の手料理(お袋の味)を楽しみにしているとか。日本でもスーパーでは、惣菜コーナーで買って、家でオカズの品数に入れることも多くなってきたが。

こちらは、ホーカーズ。エアコンなしでも結構涼しい。

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この合理的な方法は、台湾や中国各地で同じように見られる習慣のようだ。だから同地では、食べ物屋が日本と比べて圧倒的に多いことになる。需要が莫大にあるので、経営が成り立つ。様々な種類の料理を毎日味わっているのはグルメのオイラとしては、羨ましい限りである。いわば料理の分業化ということになる。

シンガポールでは、GST(消費税)は2007年に増税となり、全てにインボイス方式で7%の消費税が掛かる。但し住宅用不動産の売買などには掛からない。ホテルの宿泊ではそれに10%のサービス料が加算される。但し米国のようにチップはないので、15%~20%の米国でのチップ代を考えなくてもいいので大変助かる。

シンガポールと自動車 *以下赤字は、後日、Fさんからの訂正です。オイラがいい加減でした。

山手線内の面積しかないシンガポールは、経済の発展とともに、自動車の台数が増えていくが、皆が自動車で動いたら身動きが取れなくなる。その道路の交通量と伴う駐車場も必要だ。もちろん現在は地下鉄網も増え、地下鉄・バスで移動することが楽になってきた。ここでは、自動車を持つということは、制限をされていて、自動車価格以外に罰則的ともいえる程のカネを払わなければならない。

まず車両購入権(COE:Certificate of Entitlement)が必要だ。この価格は入札によって決定される。新車の場合にはネットを通じて行なわれる入札となる。車種によって変わるが、中型車で、1万S$~1.5万S$(65万円~100万円)。リーマンショックのころは値下がりして5千S$まで落ちたが、2009年の夏には1.9万S$(125万円)にもなった。現在も100万円ぐらいの値を維持しているとか。これは既存の車両購入権も売買される。

*中小型車で現在(2011年)は非常に高く、S$50,000 (約300万円)となっています。

その他、自動車購入税が価格の100%・消費税7%・登録料・道路税なども加わり、初期投下だけで、車両価格(関税はゼロ)の4倍程度かかるとのこと。だから、1500CCの自動車で、600万円前後の支払いということになる。排気量の大きい高級車となると10002000万円は軽く超えそうだ。日本のように若造が偉そうに車を運転しているなんてことはあまりない。自動車は、住宅に次ぐ宝物なのだ。

また、中心地以外の道路には、両側路上駐車スペースが設けられているが、決して無料ではない。あらかじめ各種金額のクーポン券を購入してあり、駐車予想時間のパンチを、抜いて、フロントボードの上に載せておく。交通警察が時々チェックして、時間オーバーやそれをしていない車があれば、違反切符を切られ、自宅に送られる。まぁ、自己申告ってヤツだ。

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また、車には日本で例えればETCみたいなものが着いていて*トップアップ方式のキャッシュカード(日本のPASMOのような) 、駐車場の出入りは、これにて自動清算がされる。また中心地の一部では、通行するのに”ここからカネを取ります”の表示があり、これも自動清算で口座から落とされるようになっている。まぁ、金額はビックリするような額ではないが。まったく合理的になっている。交通量に関しての印象だが、だいたい東京都内の道路の交通量とそんなに変わらないと感じた。

ついでに余談だが、シンガポールでは、自動車は英国・日本と同様に左側通行だ。これタイ・豪州・ニュージーランドと同じだ。じゃあなぜ左側通行になったのか?Fさんから面白い話を聞いた。昔英国騎士は左側にサーベルを差していた。右側通行だと、すれ違いにサーベルが当たってしまう。それを防ぐために、サーベルがすれ違い時には外側になるように左側交通としたことから、車にも転用したとか。日本も武士は刀を左側に差していたからね。じゃあ米国はなぜ、右側通行なのか、ピストルは右腰にあるからだと。だけどフランスや欧州大陸は右側通行ってのが疑問に残る。この問題に誰かコメントで解答を下さい。

*英国は馬車道が基本になっていたがその時代、2頭立ての馬車を引く馬が隣の馬を見て興奮しないように眼帯を右目につけていた。このため反対側を通り馬に興奮しないよう左側通行となった。 では米国では右側通行なのかという説明は難しいが元来、米国では2頭立ての馬車が発達しなかった?からかもしれないが良く分からない。フランスなどの欧州t大陸国も米国と同じ理由も考えられるが文化的な違いかもしれない。

シンガポールでの教育について

このFさんには、22歳と18歳の男の子がいる。そこで教育についていろいろ聞いたのだが。まず、小学校は6年制。これは日本と同じだ。中学校は3年制だが、成績のいい子は、2年で卒業できる。いわゆる飛び級ってヤツ。次の高校となると、昔の日本に於ける旧制中学というのか、4年制のジュニアカレッジとなる。ここでも飛び級があり成績のいい子は、3年で卒業できる。そして、その卒業前に英国連邦共通試験というのがあり、この成績をもって、各大学への入学資格が選別される。

そして、誰もが2年間の徴兵を受けることになる。この間に各大学のどこに入学するのか、申請をすることになる。これはシンガポールの大学のみならず、英国連邦内全ての公立大学が対象となる。だから英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどの大学がそのための試験勉強なしで徴兵退役後、そのまま入学することが出来る。大学では、ジュニアーカレッジの時一般教養課程は済ましているので、4年ではなく2年又は3年で卒業をする。

まぁ、このように大学に進む学生は、全体の10%ぐらいだそうだ。ジュニアーカレッジに行かない生徒は、ポリテクニックへ行き、短期大学を出て就職の道を進む。もちろん中学だけで、就職する生徒はかなりいることになる。

*中学校は4年制と5年制の2つにグループに分けられる。(小学校6年の時に受けるシンガポールの共通テスト、PSLEの成績によってどちらのコースに入るか自動的に決まる)4年制に入っても成績が悪くなると5年制に編入変えとなることもあるし、その逆の5年制から4年制に変わることもある。この後、成績の良い子はジュニアカレッジ(日本の高校に相当)に入るがここは3年制。

*ジュニアカレッジに入れない子は専門学校(日本の高校プラス専門課程)であるPOLYTECHNICへ入る。こちらは4年制。POLYTECHNIC終了後は就職する子が多いが一部は大学に進学する。シンガポールの大学に入れる子は全体の10%程度しかいない狭き門。コースによって年数が異なるが一般的には4年制。一部私立大学では2年または3年で卒業できるところもある。海外の大学(イギリス圏のUSA,オーストラリアなど)もほぼ同じだができのいい子はいい大学、学科で4年のところを3年で卒業もあるとのこと。

因みに多民族国家としては、語学が重要で、まず英語をみっちり教えられ(授業は英語)、中学からは、第2語学をみっちり学ぶことになる。第3語学まで取ることもある。国内では同じく公用語の中国標準語・マレー語・タミル語など。もちろん日本語・フランス語・ドイツ語等を選択できる。だからシンガポール人はバイリンガル・トライリンガルということになる。しかし、その教育を受けていない老人は、英語も満足に理解できない人もいるとか。

長くなりましたので、次回に続きます。次回はシンガポール内の各地区についてです。

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