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2011年10月 2日 (日)

さすが、米国首都ワシントンDCは、太っ腹だね。誰をも安全に満足させる都市だった。

さっきまで、9月朝生番組を自動録画してあったのを見たのだが、パネラーの1人孫崎 享(まごさき うける、1943年 - )ってのどうしようもない男だねー。確かに発言は自由かもしれないが、度を越している。今年になってこの朝生でちょくちょく出てくるが、元外交官にしては、言及が威圧的だし、あちらこちらから自分の発言に都合のいい資料を引っ張りだして、一方的に言い張るマナーの悪さ。外務省の局長クラスの単なる勉強会での記録を、その決定事項だと専門家を相手に上から目線で断言するインチキ男。さすがに数人から注意されていたが屁のカッパってヤツだった。反論で「もっと、勉強しなさい!」だって。こんなのが外交官としてえばり腐っていたんだ。あと、宋文洲(そう ぶんしゅう、Song Wen-Zhou、1963年6月25日 - )ってヤツ。またコイツも中国人特有なのか、唯我独尊、マナーの悪い発言が全開な男だった。まぁ、このようなピラニアみたいな極端なヤツを入れるのも、この番組の毎回の作戦なのだろうが。

さて本題。

世界中で、やはり横綱級の都市となれば、ワシントンDC、ニューヨーク、パリということになる。まぁ、何をもって比べるかは難しいところだが。今回、所用があってワシントンDCとニューヨークに行って来た。その為このブログも更新をお休みしていました。この2つの都市の最新情報を旅行記仕立てで記事にしてみます。都市計画や、建築物にも触れたいと思います。この時の現金は成田で交換したのだが、1ドル=約80円だった。円高でまことラッキー・・・・・

成田空港からワシントンDCのダレス空港までは、約13時間半のフライト。機内で映画3本と音楽と睡眠で現地午前10時半の到着。ホテルまで、タクシーかシャトルバスなのだが、タクシーだと約60ドル+チップとなり、そのチップが料金の10%~20%で合計70ドル(5600円)前後になってしまう。もちろん各指定ホテルまで回ってくれるシャトルバス料金29ドル(2,320円)を選ぶことになる。まぁ、トランク一個1ドルのチップは渡すことになるが。

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チェックイン時刻は、午後3時だったが1時には部屋に入れてくれた。ホテルに用意が出来ていれば、時刻前でも部屋に入れる。ホテルはメトロ(地下鉄)のあるデュポン・サークルから歩いて15分ぐらいのところで、3階建て棟割り長屋(タウンハウス)の多い住宅街にあった。

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基本構造はレンガ組石造やRC造(鉄筋コンクリート造)の地上3階建+半地階が標準で、それが隣家と隙間なく、くっ付いて一体として建てられている。これがいわゆるタウンハウスの発祥のスタイル。これだと両側面の外壁の仕上げの必要がなく、一体の建物として大きく豪華に見える。地震が滅多にない地帯なので、建物の持ちはいい。これらも多分築100年以上のものをリノベーション(改装)しながらこんにちまである。

日本との時差は、夏時間(3月第2日耀~11月第1日耀)でマイナス13時間となっている。ここは緯度的には仙台ぐらいの位置にある。9月下旬ということで、夜明けが7時ごろで、日没が7時ごろ。昼と夜間が12時間づつの振り分けということになる。日本のオイラの地域では、夜明けが5時頃、日没が5時頃となる。因みに夏至では日の出が4時半頃、日の入りが7時頃となる。まぁ、日本でも夏時間制度を取り入れるともっと昼間の有効活用が出来ることになるのだが。

ワシントンDCに滞在中、数々のミュージアムに行ったが、さすが米国の首都。太っ腹だね。数々の美術館・博物館等が全て無料で見学が出来る。それもチャチなものではなく、一つ一つをしっかり見るには半日~1日掛かるだろうという規模なのだ。日本だと差し詰め2,000円~3,000円以上の見学料金は取られる内容だよ。また特例を除けば、ほとんどフラッシュなしなら、写真は撮り放題。

ホテルから歩いてデュポン・サークル近くにあるフィリップス・コレクションという美術館に行った。ここは、米国最初の現代美術館としての歴史的意味をもつ。ダンカン・フィリップス(Duncan Phillips)の自宅を増築してギャラリーとして御先祖からの秘蔵の作品を公開している。自宅といっても相当広い。もちろん無料なのだが、監視員の数たるやまことに多い。約5~10作品に1人の監視員という感じだ。だから合計すればもの凄い数の監視員ということになる。それが無料で見学できる。

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絵画としては、ゴッホ、シャガール、ドガ、ルノワール、ブラック、ココシュカ、セザンヌ、クレー、マチスなどほとんどが有名な絵画ばかり。それが何気なく陳列されている。全てで3,000点以上所蔵している。特にここで有名なのはRenoir / Dejeuner des Canotiers (1881)(舟遊びをする人々:ルノワール)。

実際の絵はもっと華やかな色彩で、嘗てフリップ夫妻の一番のお気に入りの絵だったそうだ。

Photo

あまりにも有名な絵画が、何気なくあるので、だんだん感動が麻痺してくる。もったいない、もったいないというところなのだが。

次に夕食も兼ねて、ジョージタウンの方へ向かった。やはりデュポン・サークルでウロウロして蛍光チョッキを着た黒人に”オールド・ストーン・ハウス”に行くバスはどこかと聞いたら、運よくそのバスの運転手だった。運賃は1ドルでとても安い。降りたところが、ジョージタウンの中心地。

ここはワシントンDCで一番古い街並みだそうだ。ポトマック河畔にあり建国以前からタバコの運搬船の港だった。古きヨーロッパの小さな町といった感じ。ここにあるシンボル”オールド・ストーン・ハウス”はここに残っている一番古い中産階級の家で、現在みやげ物店となっている。また近くに1789年設立のジョージタウン大学があるので学生の街とも云える。

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そのまま、ポトマック河畔に降りた。河畔はウォーター・フロントの開発公園になっており、のどかな雰囲気だった。

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また、レンタル自転車のセルフ施設があり、これは便利だ。自動チケット機の説明を読むと24時間で5ドル、5日間で15ドル、1時間で1.5ドルとなっていた。ただ時間オーバーしたときの担保はどうなっているのか分からない。

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夕食は、ここの中クラスのイタリア風レストランで摂った。この辺のレストランはシーフード料理を出す店が多い。メインのスパゲティーの上に立派なロブスターが乗った一皿が、19ドル、サラダが7ドルでその他ワインやコーヒーを加えて、1人割で38ドル。州消費税が7.5%、そしてチップが15%~20%。結局1人割では49ドル(約4,000円)。まぁ、日本より安く仕上がったかもしれない。そこからまたバスでホテルに帰った。

次の日から、ワシントンDCの何と云っても中心地、スミソニアン地域に挑んだ。とりあえずグーグルアースで自分なりに、場所記入をして俯瞰地図を作ってみた。拡大するとちょと大きくなるが。

(クリックで大)

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ユニオン駅⇒国会議事堂⇒ワシントン・モニュメント塔⇒第2次世界大戦記念碑⇒リンカーン記念館で構成されている。またワシントン・モニュメント塔より北側にホワイトハウスがある。この国会議事堂~リンカーン記念館までの広場の両側に、スミソニアン協会が運営する各種ミュージアム館が位置している。ここに10の博物館と美術館、この地域以外に6の博物館・美術館・動物園があり、年間予算は6.9億ドル(560億円)で70%が国会、その他が寄付で賄われている。だからすべて見学料は無料という太っ腹なのだ。もともと英国の科学者ジェームス・スミソニアンによって始められ、彼の遺産が基金となっている。だからスミソニアン協会が設立され運営母体となっている。これ設立が1846年のことだと。

ホテルからデュポン・サークルにあるメトロ駅まで行き、そこからこの地域の駅で降りた。メトロの構内は、天井のデザインがローマ的で半ドーム型になっており、大空間となっていた。もちろん降りるのはエスカレーターということになる。だからか、暗いが欧州の夜間の街路のような雰囲気となっている。チケットの自動販売ではまごついたが、なんとか10回の回数券を買うことが出来た。メトロの料金は日本の半分ぐらいの価格で大変交通費が安い。

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Dscf8915_r_2 これを自動検札機に入れ、出できたのを抜くと遮断が開く。

とりあえず、メインの施設を歩きながら見学した。

ワシントン・モニュメント塔は、普段は塔の内部にエレベーターがあって、頂上まで上がれるらしいが(高さ169m)、8月23日にM5.8の地震で、外壁にヒビがはいったとかで、内部見学は閉鎖されていた。まぁ、M5.8なんて日本では屁みたいな地震なのだが。

ユニオン駅                  国会議事堂

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ワシントン・モニュメント塔        第2次世界大戦追悼碑

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リンカーン記念館             内部にあるリンカーン像

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そのスミソニアン協会の施設としては、

まず、航空宇宙博物館。ここは、宇宙関係のロケットや関係展示物が盛りだくさん。”月の石”も展示があったが、まぁ、どおってことはなかったが。数々の飛行機が空間に吊り下げられていたのには圧倒された。日本のゼロ戦、ドイツのメッサーシュミットもあった。ここだけで、全部丹念に観ていたら、1日掛かるほどの量だった。またライト兄弟の飛行機も展示されていた。今回行かなかったが、ダレス空港近くにある同系列の”ウドバー・ハジー・センター”には、もっと規模の大きいのがあるそうだ。

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ゼロ戦機とその説明

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美術館としては、国立美術館とアメリカ近代美術館にいった。4月にスペインに行って、各所美術館を回ったが、圧倒的に聖母マリア・キリスト系絵画を鱈腹観ることとなったが、ここでは、そのような宗教色の濃い絵画は少なく、セザンヌ・ゴッホ・ダリ・ミロなど誰でも知っている絵画が満載で、それもカメラOK、触れられるほどの状態で観ることができた。国立美術館だけでもコレクションとしては11万点以上はあるそうだ。(見切れません!)

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あと、リンカーン記念館から、西にポトマック川に架かる橋を渡って、アーリントン国立墓地に歩いて行けた。墓地園内は、遊覧バスが出ていて、周遊してくれる。おびただしい数の戦没者の墓があった。

 

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こんな風景が延々続くのだが、その墓石の数は、数万か、数十万、数百万かわからない。面白いのは、この中の墓で希望があれば、家族がその奥さんと一緒の墓石に変えてくれるみたいで、下に奥さんの名前を彫った墓碑もあった。上に戦没者名、下にHIS BELOVED WIFE(彼の愛妻)と彫られ、その愛妻の名前が彫られていた。(イイネー!)

夫婦で一つの墓碑というケースは多いそうだ。因みに中国でも多い。オイラも先々これがいいと思うだが・・・・・。

(クリックで大)

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そして、J・F・ケネディーの墓だが、左に”ジャクリーン・ケンディー・オナシス”という彫りで、仲良く墓碑が並んでいた。それも大変質素に。これも米国人らしい思いやりということか?そして真ん中に永遠の炎。また近くには、弟のロバート・ケネディーの墓碑もあった。オイラ中学時代、早稲田大学の大隈講堂に来たロバート・ケネディーの真っ赤だった顔を見たのを覚えている。ケネディー家は結果として、なぜか呪われた家族になってしまったようだった(他にも親族は悲劇的死が多かった)。

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また、無名戦士の墓の地域があり、そこでは1948年から、毎日24時間雨の日も風におい日も”オールド・ガード”なる衛兵によって警護されている。

衛兵はライフル銃を片手に墓前を21歩で往復する。1歩を1秒で踏みしめる規則正しい動作で、ちょうど21秒で方向転換を行なう。この21という数字は国際的な儀典礼式にならって敬意を表している

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どの国も戦死者にはいつまでも敬意を払うものだよ。それにつけても、靖国参拝を拒否する腑抜けの我が日本の閣僚は、いったい何を考えているのだろうか。A級戦犯がどうたらこうたらと。

ところで、ニューヨークでも同じ光景なのだが、今や日本ではほとんど見られなくなった、ウィンド型エアコンが全開だった(既存の窓にはめ込む)。若い方々は知らないだろうが、今から30年ぐらい前まで、日本でもこのウィンドウ型がほとんどだった。しかしこれだとコンプレッサーの音が大きいく騒音に問題があり、今の屋外機・屋内機のセパレート型に変わっていった。しかし、ニューヨークもそうだが、ほとんどが大昔建てられた建物で、屋外機を安全に置くことができない。また置いたとしても、外壁の美観を壊すことになる。それで古い建物は、ほとんどこのウィンド型のエアコンとなっている。あちらでは、個人の建物でもキツイ美観上の制限を受けるようだ。

各室のエアコンは、ウィンド型     これ室内側から見たエアコン

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そんなこんなで、日にちも過ぎ、ワシントンDCを発って、ニューヨークに行く。

今回、ユニオン駅から、AMTRAK鉄道のチケットを事前にインターネットで予約決済をしてあり、その返信プリントを、自動改札機に掛け、ボーディングパスに変えるというシステムで行なった。イメージとしては、旅客機に乗る手続きとほとんど似ていた。

ユニオン駅の構内。さすがに凄い!さすがよく映画の舞台に使われることだけある。まるで博物館か美術館の雰囲気だ。

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面白いのは、運賃だ。詳しくはAMTRAK TIMETABIESを開いて、左欄の出発欄にWashington - Union Station, DC (WAS)選び、到着欄にNew York - Penn Station, NY (NYP)選ぶ、日時は適当、人数は1人でGOをクリックすると、各便の時刻と金額が出てくる。値段の高いAcela Expressは直行で超高速で2時間46分だが、運賃は凄く高い。139ドル・162ドル・186ドル・209ドル・232ドルと時刻によって金額が違う。各駅停車の特急Northeast Regionalは3時間25分かかるが値段は安い。49ドル・78ドルとこれも時刻によって違う。 日本では考えられない値段設定がされている。もちろんオイラは安いほうだ。混む時刻は高く、空いている時刻は安くという考え方を鉄道にも使っている。まぁ、これが資本主義そのものだろう。

てなことで、New York - Penn Stationに一路向かったのだった。次回はニューヨーク編に続きます。

一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の音楽動画

 

ワシントンDCとニューヨークをイメージする曲とすれば♪Smile♪のような。

Elvis Costello - Smile

Rod Stewart - Smile

Smile though your heart is aching

Smile even though it's breaking

When there are clouds in the sky

You'll get by

If you smile

With your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You'll find that life is still worthwhile

If you just...

Light up your face with gladness

Hide every trace of sadness

Although a tear may be ever so near

That's the time you must keep on trying

Smile what's the use of crying

You'll find that life is still worthwhile

If you just...

Smile though your heart is aching

Smile even though it's breaking

When there are clouds in the sky

You'll get by

If you smile

Through your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile

That's the time you must keep on trying

Smile, what's the use of crying

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile

Smile - Barbra Streisand

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