« トッピッピのTPP。日本の富が奪われそうな協定だね。この際逃げるが勝ちだよ。 | トップページ | ギリシャ。ポピュリズム民主主義の成れの果て。ユーロに踊った楽天(ラテン)民族国家の成れの果てか? »

2011年10月31日 (月)

EU首脳が、ギリシャを破綻させない本当の理由はCDSの金融核爆弾を爆発させないため。ユーロも”カジノ的ねずみ講的詐欺金融”にズッポリだった。

10月29日には、米国でニューヨークを含む東海岸北側地域に、この時期としては1869年観測開始以来初めての雪が降って大混乱だったようだ。約1ヶ月半前にはハリケーンが同じコースで襲って、同じ地域に大雨による洪水を起した。丁度1ヶ月前、ニューヨークにいたのだが、未だ記憶が鮮明なセントラルパークにも3.3cmの雪に見舞われていた。これ記録として142年間なかったことだ。記録開始以前まで含めれば200年以上で初めてとも考えられる。原因は単純で、北にある寒気団が南下、そこに大きな低気圧が、前ハリケーンが通ったコースで移動した結果らしい。

米東海岸に季節外れの雪嵐 死者3人、停電200万世帯:011.10.30 Sun

世界温暖化説に洗脳されている人達は、これも温暖化現象に依るとか云っているが、もうこの説は破綻している。世界は少しづつ寒冷化傾向を迎えているのではなかろうか。原因は何度も記事にしているが、太陽の活発化・不活発化(太陽の黒点数に表れる)で、地球上の雲の量による気候変動というのが信憑性があるのではないか?もちろんこれが複雑に絡み合ってのことだが。政府のカネ欲しさに、煽りに煽っていた国立環境研究所等のおヴァカさん達、またテレビで一説ぶってみてくれ。CO2の量なんて関係ない。

10年・20年後、今より寒冷化が顕著になれば、今年70億人に達した世界の人口は農産物の不作で、食料危機、食料の奪い合いが始まる。自国の食料は自前で賄うが、歴史的遺言なのに、TPPで食料自給率を減らすつもりなのか、今の民主党政権は。

さて本題

ギリシャ問題で、右往左往していたメルケル・サルコジとEU首脳会議だが。大きな障害になっているのが、詳しく報道されないが、実は米国と同じ”時限爆弾”なのだ。

2008年の米国の金融危機。サブプライム関連からリーマンショックに繫がるのだが、あの時の最大の問題は”カジノ的ねずみ講的詐欺金融”が作り出したモンスター”CDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)”による処理が出来なくなったことだ。AIGにしてもシティーバンクにしても、金男サックスにしても。それでFRBを通して財政で救助してもらったのだが、リーマンブラザーズが、その餌食になって破綻させられた。

まぁ、”カジノ的ねずみ講的詐欺金融”の究極はCDSということになる。ご承知のようにこれは、取引で相手が破綻した場合の保険のようなもの。そのためには、それを取り仕切っている投資銀行に保険料を納め、もしも支払ったカネが回収できない場合、それを主管した金融機関が支払う。その保険料の価格が、CDSスプレッドという、相場で決定される。

GEが破綻したときも、一番大きな問題はCDSの処理だった。仮に50億円融資して、相手が破綻した場合、そのCDSを取り扱った金融機関が全額代わりに返却しなければならない。まぁ、形を少し変えれば、死亡保険で、保険料を納めるが、その間死亡しなければ、金融機関はウハウハのやらずぶったぐり。しかし死亡したときにはその契約したカネは支払われる。受取るのは相続人か保険を掛けた人。この満額のカネがいわばバーチャルなカネとして、金融経済の中で大きなウェイトを占めてきているのが現状だ。

またこれは相対契約なので、実態としてどのくらいの規模なのか、金額を計ることが出来なくなってきている。またこのCDS市場には、直接利害関係のないファンドなども参加できるようになっているので、なお複雑化して、各金融機関がWEB状に関連している。それだけならまだましだが、それが組み込まれたデリバティブ商品が大量に世界中にばら撒かれている。

これ、2008年・2009年の危機後、オバマは法律改正、規制改正などで改善するのかと期待をしたのだが、改善は出来なかった。つまり以前のままなのだ。一方に破綻させてはいけないという力と破綻歓迎でCDSでの回収をしようという力が働く(レバレッジも掛けているからね)。今回のギリシャの国債についても、国債を買う機関は当然保険を掛ける。これがCDSだ。もしギリシャが破綻したら、莫大なカネを回収できる。すると今度は相手の金融機関はそのカネを工面して支払わなければならない。当然莫大なカネだ。その金融機関は破綻する。するとその金融機関に融資していた別の金融機関は、こんどは相対契約していた、また別の金融機関にその保証を求める。CDSのらせん状の破綻への地獄の連鎖だ。

結局10月26日のEU首脳会議で、27日未明に欧州債務危機克服に向けた包括策を決定した。そのなかで重要なこととして、ギリシャ国債の50%減免ということになった。そしてそれは国債を購入した金融機関の自主的は債権放棄をさせるという、曖昧な結論になった。(これ破綻なのか?破綻ではないのか?)もちろん50%債権放棄ということになれば、莫大にギリシャ国債を購入した金融機関は破綻への道だ。それを防ぐために、ユーロ圏国全体出資して基金(欧州金融安定基金:EFSF)をつくりそこから破綻しそうな金融機関を救おうと、まるで絵に描いた餅のような決定をしたらしい。それを賄うほど資金が集まらないのに。

ギリシャ国債が破綻すれば、CDS相対契約は発動となり、多く関係していたフランスを筆頭に多くのCDS主管の金融機関は、お約束のカネを支払わなければならない。しかし、そうならないように50%の減免で済めば、ギリシャ国債は破綻ではない。そうなればディフォルト・イベントは起こらないと。CDS金融核爆弾は爆発しないと。・・しかし・・・・

EU金融機関がギリシャ国債を50%減免することについて、格付け会社のフィッチはデフォルトイベントになると報じた。 こうなると、50%のギリシャ国債減免によるEU金融機関の損失は約9兆円とEU各国の損失が約3兆円で合計約12兆円であったわけですが、ギリシャのデフォルトイベントとなるとCDSの保険支払額は少なくとも60兆円~80兆円になります。

ギリシャ国債減免による直接損失の5倍~6倍以上になります。このようなCDSを掛けているのはイタリア、スペイン、ポルトガル等々の国債も同様でしょうから、ユーロ圏17ケ国全体では少なくともギリシャの10倍~15倍程度のCDSが掛けられているものと推測できます。 そのCDS合計は1200兆円~1800兆円となり、その保険支払は50%としても600兆円以上になります。

先日、EU金融機関70行の自己資本率を9%に強化するために必要な資金が10兆円だと発表されましたが、その60倍以上の損失が発生する危険性が高まってきました。

これは「既にお前は死んでいる」ということです。今の段階でEUのほとんどの金融機関は「死んでしまった」ということです。この影響はアメリカ、中国、日本だけでなく世界中に及びます。残念ながら、世界金融経済恐慌へのシナリオに変更は無いということでしょう。

この金融大災害を防ぐファイアーウォールはありません。元々金融にレバレッジやCDSを組み込んだことで、金融の博打化とモラルハザードが発生していたわけですから、それらを禁止し葬り去らない限りはいずれこのようなことが起こるのは避けられないことです。

シナリオ通り、14年前にニューヨークで仕込まれたCDSという金融核爆弾がいよいよ世界中で爆発します。(勝寛舟)

オイラ、素人なので、どこまでこれら数字が的確なのかわからないが、メルケル・サルコジそしてEU首脳たちの狼狽ぶりを見せられると、CDSなどの詳細を知らされていない庶民としては、とんでもないことが起こりそうだという洞察が働く。そう、まさにCDS市場は丁半バクチのモンスター化で世界を覆っているかのような気がしてならない。

まさに、いまや世界各国VS無国籍化した投資銀行(ヘッジファンド)のような世界になっているのではないか。前文の通りとしたら、金融工学を駆使したコンピューター稼動で生み出された、架空マネーが数京円という世界に世界の経済は押しつぶされるような事態になっているのではなかろうか。

カネを転がし、レバレッジで膨らませ、またそのカネを転がしの米国・英国発の”カジノ的ねずみ講的詐欺金融”はやがて実体経済を殺してしまうのではなかろうか。ギリシャは、今回救われても、ますますの財政赤字が続き、結局ユーロ圏離脱をせざるを得ないだろう。サルコジがいみじくも言った。「ユーロにギリシャを参加させるべきではなかった」。やがてイタリア・ポルトガル・スペインへの波及は大きくなる。10年以内にはユーロ経済圏は崩壊するシナリオが見えてきた。

ほら、日本は対外債権はこんなに多く持っている、金持ち国なんだよ。

(クリックで大)

Khyg23yd

米国もユーロも日本のカネが欲しくて仕方がない。TPPも日本のカネを掠め取る手段に使われること大なりなのだ。

CDSについては、以下をご参考に!

世界金融恐慌・CDSについてのお勉強:2008年10月21日 (火)

今の”どじょう内閣”また民主党政権では、どの道、大きな失敗を繰り返すだろう。この2年半のペテン師・素人政権はいったいなんだったのだろう。早く国民の審判を受けてほしい。これもお約束のひとつじゃなかったのか?詐欺鳩ポッポよ!

|

« トッピッピのTPP。日本の富が奪われそうな協定だね。この際逃げるが勝ちだよ。 | トップページ | ギリシャ。ポピュリズム民主主義の成れの果て。ユーロに踊った楽天(ラテン)民族国家の成れの果てか? »

コメント

2007年末からのCredit Crunch(信用崩壊)の規模を致命的にした犯人はデリバティブであった。信用取引の信用の部分は仮需要である。成長がなくなった時、仮需要は存在しない。

EU(欧州連合)はEFSF (欧州金融安定ファシリティー) にデリバティブ機能を持たせ今後問題化することが決まっているイタリアなどのデフォルト救済に備えようとしている。過去の借金は将来の成長の結果で払うしかないのに成長が有りえない国を有りえない仮需要を証拠金にして作った資金で救おうとしている。

2011年10月27日の欧州首脳会議は「ユーロ体制崩壊を決定付けた記念日」として記憶すべきだろう。欧州首脳会議で成長戦略が議論されなかったと市場関係者は批判する。イタリアもスペインも成長の兆しなど微塵もない。欧州の成長を念頭に置く全ての救済策は無意味であることを知るべきである。

投稿: 陳湖臭 | 2011年11月 1日 (火) 18時00分

債務不履行(デフォルト)の危機が迫っていたギリシャ国債保有のヘッジのためクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を購入した金融機関や投資家は、突然CDS契約の支払いを受けられなくなる雲行きとなっている。

http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_280826

投稿: CDSチャン | 2011年11月 1日 (火) 18時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« トッピッピのTPP。日本の富が奪われそうな協定だね。この際逃げるが勝ちだよ。 | トップページ | ギリシャ。ポピュリズム民主主義の成れの果て。ユーロに踊った楽天(ラテン)民族国家の成れの果てか? »