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2011年9月14日 (水)

年金の話。生涯における年金の収支決算

社会保険として、オイラもちろん厚生年金とその健康保険に入っており、毎月自動的に法人の預金から引き落とされるわけだが。ご承知のように厚生年金は納付本人の分+同額の法人納付分となる。一般の給与受給者は源泉徴収で、所得から換算された年金保険料を払っているわけだが。もちろんぼんやり納めた保険料と同額を勤めている法人が払っていることは知っている。

日本年金機構から送られてくる”ねんきん定期便”の詳細を見ると、いままで納付した厚生年金保険料は、自分の納付分だけの合計で、同額納付の法人分は算入されていない。これおかしいなと思って電話で問い合わせをしてみたら、この法人が納付をした分は、年金保険全体の運営費とか、保険料を納めていない障害者年金受給者用とか、年金運用資金とか、個人の元金としてではなく、付加価値のほうに使われるとのことの答えだった。

ここからはオイラの想像だが、昔だったらあの大損失を出した豪華ハコ物施設の建設費だとか、無駄な経費とか、明らかに出来ない経費とかに使われてきてのだろう。だから国民年金の場合では、それがなくモロ元金となるので、これに入らないのが多くいても実際には大して困らないのかもしれない。中途半端(25年未満)の納付分は給付資格なしということで没収ということになるからね。ウハウハなのかも。・・・・・・

簡単に言ってしまえば、個人納付分は元金のようなもの、そして同額法人納付分は、勝手に使える余剰分の扱いできたわけだ。オイラのところは、自分のカネも、法人のカネも同じようなものでやっている。自分に給料を出している限り、70歳までこれを納付し続けなくてはならない。よく今まで納めた保険料額と見合う年金受給額というのがあって、大体80歳前後ま生きていればトントンだとか云われているが。

オイラの場合、最初勤めたアトリエ的建築設計事務所(新宿在)が、厚生年金に入っていなくて(当時法人でも条件があったので)国民年金だった。29歳で生意気にも独立し事務所を構えた。30歳で、現在の地元に帰り、個人事務所としてやってきた。もちろん年金は国民年金を納付し続けた。そこで気になったので、国民年金の納付額の推移を調べてみた。

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確か27歳ごろ初めて国民年金に加入したようだ。この時は保険料は月1,100円で年間13,200円。カミさんの分を入れると年間26,400円だった。そこから毎年上表のように上がっていったわけだ。何たって子供3人、不如意になるときもある。ある年には届けを出して免除をしてもらった時もあった。ちなみに、2005年では、カミさんと2人分は年間325,920円となる。

後半においては、数社の顧問をしたこともあり、その時はその会社の厚生年金に入ったりと出入りがあった。また途中から個人事務所を法人化したのだが、厚生年金には加入しなかった。小規模法人は今でも加入していないところは膨大にあるようだ。それでも6年ほど前に、国民健康保険料が高いのと、先々の年金給付をもっと受けたいと卑しい根性から、厚生年金に加入してこんにちに至っている。この手続きがちょと面倒くさいが。もちろん自分の役員給料を最低に抑えてだ。

よく小会社の社長が、「オレは従業員より給料が安いトホホだよ」なんて聞くが、ありゃタクラミがあってのことが多い。国民健康保険は、納める固定資産税の28%が加算されたり、他項目も高かったりして、全体として厚生年金の健康保険料(安くした)より数段高くなることが多い。また個人としてのキャピタルゲイン(分離所得)がその年極端に大きくなると、所得税は仕方がないとしても、国民健康保険料も最高の(以前の場合)年間60万円近くなる。それを逃れるためが多い。

厚生年金は平成14年(2002年)から、従来の65歳から70歳まで納付するように改正がされた。つまりオイラも70歳まで納付し続けることになる。ところで話は最初に戻るのだが、法人が厚生年金を納め、給料から源泉徴収として引くわけだが、この同額の法人納付のカネの行方がはっきり理解できないので、年金機構の相談窓口に聞いた次第。

そこで、EXCELを使って、”ねんきん定期便”の記録を転記して、

Aタイプ:個人として70歳まで納付する全納付額

Bタイプ:Aタイプ + 法人が納付したのを合わせた全納付額

そして、年金機構で調べてもらった60歳~64歳、65歳~69歳、70歳~100歳までの年別給付額を一覧にしてみた。まぁ、100歳まで生きようとは思わないが、もしもの場合も考えてだが。(笑)それを見ると、オイラの場合は、・・・・

Aタイプの計算では、

70歳までの全受給額は全納付額の1.22倍、75歳までは2.30倍、80歳までは3.38倍、85歳までは4.64倍、90歳までは5.54倍、95歳までは6.62倍、100歳までは7.72倍となった。

Bタイプの計算では、

70歳までの全受給額は全納付額の0.85倍、75歳までは1.60倍、80歳までは2.35倍、85歳までは3.37倍、90歳までは3.16倍、95歳までは4.61倍、100歳までは5.36倍となった。

以上はオイラ限定であって、様々人によって形態はかわるのだが。

一見もの凄く得をする年金なのだが、貨幣価値の下降は考慮していないので、上の表のように、1975年の月1,100円と2005年の月13,580円は貨幣価値としてどのようになるのだろうか。それがわからない。仮に難しい計算をして「80歳前後でトントンだよ」とういことになれば、全納付額を貨幣価値推移を見てAタイプで3.38倍するのが妥当ということなのか。

まぁ、、過去の納付したカネのことは忘れて、これから給付金のことだけを考えればいいか。大企業退職でオイラより桁はずれに多く年金をもらえる友人知人の話を聞くと、うらやましくなるが、現役当時はオイラよりもっと保険料を納付していたわけで、まあどっちもどっちということか。

しかしそうやって来て、65歳を前にして死んでしまうと、本当に残念でしたという悲劇が襲う。その分までの納付金は理論上、他の給付に回されることになるからね。オイラの知人も多くいるよ。もちろん遺族年金はあるが、減額されるし、様々な条件がある。

そしてやがて子供が、ボケた親の面倒を見るために、現実的にはその給付金を管理することになる。親が痴呆で寝たきりなんてのになると、急に介護している子供の金回りが良くなったなんてこともよくある話だ。しかしそれで良いと思う。親とすればなるべく子供に自分のことで迷惑を掛けたくない。せめてカネの面だけでも、子供の肥やしになれば、親として本望だろう。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

ちなみに、国民年金(基礎年金)だけの受給額は・・・・・・

65歳以上の年間受給額。

(40年間満額納付した人は少ないかもしれないが)

Kaytsaku2

 

以下は、国民年金(基礎年金)だけの納付額と給付額の差

ただ給付額が何歳までの合計なのか、これには明示されていない。

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コメント

そういえば、2009年の総選挙。民主党の詐欺マニフェストに乗せられ、民主党に投票したバカが一杯いたね。

身近にもいたよ。そいつら、国民年金は数年分ぐらいしか納付していなく、そこに「最低保障年金月7万円」だ。
国民年金を収めていなくても、民主党政権になれば、この政策が実現して、毎月死ぬまで7万円がもらえると大喜びだったよ。

その彼、今はすっかり落ち込んでいる。まったく民主党は犯罪とも言える選挙をしたものだ。民主党に投票した我欲の強い有権者は、ほとんどそのようなものだったろう。

投稿: アイヤー | 2011年9月15日 (木) 15時17分

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